デング熱とは

(2014年10月14日改訂) ネッタイシマカなどの蚊によって媒介されるデングウイルスの感染症である。デングウイルスはフラビウイルス科に属し、4 種の血清型が存在する。比較的軽症のデング熱と、重症型のデング出血熱とがある。

続きを読む
IASR-logo

デング熱国内感染症例の積極的疫学調査結果の報告

(掲載日 2015/6/23 更新日 2015/6/25)  (IASR Vol. 36 p. 137-140: 2015年7月号)

デング熱はデングウイルスの感染により引き起こされる蚊媒介性の急性熱性疾患であり、突然の発熱で発症し、発症1日前から発症後おおむね5日目までの有熱期間にはウイルス血症となる。この時期に感染者が媒介蚊に刺咬されると、その蚊はデングウイルスを取り込み、刺咬から7日には次の吸血以降ヒトを感染させることが可能になる1)。ヒトでの感染は約50~80%が症状のないまま経過する不顕性感染といわれている。なお、2014年に発生した国内デング熱事例はヒトスジシマカにより媒介された。詳細は「デング熱とは」http://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/238-dengue-info.htmlを参照されたい。

Copyright 1998 National Institute of Infectious Diseases, Japan