レプトスピラ症とは

(IDWR 2003年第1・2合併号掲載)  ワイル病、秋やみなどに代表されるレプトスピラ症(leptospirosis)は、病原性レプトスピラ感染に起因する人獣共通の細菌(スピロ ヘータ)感染症である。病原性レプトスピラは保菌動物(ドブネズミなど)の腎臓に保菌され、尿中に排出される。ヒトは、保菌動物の尿で汚染された水や土壌 から経皮的あるいは経口的に感染する。1999 年4 月に施行された感染症法では、レプトスピラ症は届け出疾患に含まれていない(註:2003年11月施行の感染症法一部改正により、4類感染症となった)。

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疫学情報

感染症発生動向調査(IDWR)

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