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エボラ出血熱とは

(2019年03月27日改訂) エボラ出血熱はエボラウイルスによる感染症であり、ラッサ熱、マールブルグ病、クリミア・コンゴ出血熱等とともに、ウイルス性出血熱(viral hemorrhagic fever:VHF)に分類される一疾患である。エボラ出血熱患者が必ずしも出血症状を呈するわけではないことから、国際的にエボラ出血熱に代わってエボラウイルス病(Ebola virus disease: EVD)と呼称されている。以後、EVDと略する。

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スペインにおけるクリミア・コンゴ出血熱(ECDCリスク評価:2016年9月8日現在)

(IASR Vol. 37 p.258: 2016年12月号)

2016年8月31日,スペインのマドリードにある自治コミュニティより2例のクリミア・コンゴ出血熱(CCHF)症例の報告がなされた。最初の1例は62歳の男性で,スペイン国内のÁvila州において,CCHFウイルスへの曝露があった可能性が考えられている。2例目は1例目が入院した集中治療室において当該患者の診療にあたった50歳の医療従事者である。これらの患者はヨーロッパの南西部に位置するスペインにおいては初めての国内例であることから,ECDCは本事例に関して迅速なリスク評価を発出した。

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