×

警告

JUser: :_load: 次のIDのユーザを読み込めませんでした: 82

腸管出血性大腸菌感染症とは

(IDWR 2002年第6号掲載) 腸管出血性大腸菌(Enterohemorrhagic Escherichia coli ; EHEC)感染症の原因菌は、ベロ毒素(Verotoxin=VT, またはShiga toxin =Stx と呼ばれている)を産生する大腸菌である。EHEC感染症においては、無症状から致死的なものまで様々な臨床症状が知られている。特に、腸管出血性大腸菌感染に引き続いて発症することがある溶血性尿毒症症候群(HUS)は、死亡あるいは腎機能や神経学的障害などの後遺症を残す可能性のある重篤な疾患である。HUSの発生予防につなげるためにも、HUSの実態把握と発生の危険因子を特定することが重要である。

続きを読む

 

IASR-logo

腸管出血性大腸菌感染症 2023年3月現在

(IASR Vol. 44 p67-68: 2023年5月号)
 

腸管出血性大腸菌(enterohemorrhagic Escherichia coli: EHEC)感染症はVero毒素(Vero toxin: VTまたはShiga toxin: Stx)を産生, またはVT遺伝子を保有するEHECの感染によって起こり, 主な症状は腹痛, 下痢および血便である。嘔吐や38℃台の発熱をともなうこともある。VT等の作用により血小板減少, 溶血性貧血, 急性腎障害を来して溶血性尿毒症症候群(hemolytic uremic syndrome: HUS)を引き起こし, 脳症などを併発して死に至ることがある。

腸管出血性大腸菌感染症【更新情報】
















Copyright 1998 National Institute of Infectious Diseases, Japan