国立感染症研究所

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英国での麻疹、風疹および流行性耳下腺炎の診断状況、2013年第1四半期

(IASR Vol. 34 p. 240: 2013年8月号)

 

イングランドでのMMR ワクチン含有疾患の発生状況が四半期ごとに報告されている。2013年1~3月までの発生状況は以下の通り。

麻疹:検査された検体2,222サンプルのうち確定例 673例(口腔液 383例、その他の検体 290例)。前年同時期の262例より倍以上増加。大多数(72%)は18歳までの小児で、麻疹を含むワクチンの接種歴があるのは10%。

流行性耳下腺炎: 948確定例(前年同時期は 478例)のうち、1985~1994年の間に生まれた若年成人が65%を占める。症例のうち約半数はMMR ワクチンの接種歴がある。

風疹:4例確定診断された。18~29歳の成人で、2例は妊娠期間中に診断された女性だった。

 (HPR 7(23), 7 June 2013)

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