国立感染症研究所

ハンセン病研究センターでは、感染制御部を設置し、ハンセン病・結核・非結核性抗酸菌症の検査・診断・治療・予防・疫学・フィールドワークなどについて、基礎から臨床に亘って国内外の研究者と連携し研究を推進している。さらに、ハンセン病の診断・治療効果判定などのための行政検査サービスも実施し、同時に抗酸菌感染症流行地であるアジア諸国の若手医師や研究者を対象とした研修等も行っている。感染制御部には、以下の 8 室が設置されている。

第一室(分子細菌室)

抗酸菌の微生物学に関する調査研究;特に抗酸菌により発症する疾病の診断法及びワクチン開発の研究を行っている。

第二室(病態生理室)

抗酸菌の物質代謝・殺菌機構・治療薬開発・末梢神経障害誘導機構に関する調査研究;特に抗酸菌とマクロファージの相互作用の解析を行っている。

第三室(分子薬理室)

抗酸菌の分子生物学的調査研究;特に抗酸菌の薬剤耐性機構の分子機構の解析と分子疫学的研究を行っている。

第四室(病態治療室)

抗酸菌に起因する疾病の病態解明及び予防・診断・治療方法に関する調査研究;特に抗酸菌感染症に関する微生物学的及び免疫学的研究を行っている。

第五室(発病予防室)

抗酸菌の生体内感染機構及び抗酸菌感染症の発症機構に関する調査研究;特に抗酸菌と宿主の相互作用に関する分子生物学的及び動物実験学的研究を行っている。

第六室(病態制御室)

抗酸菌の慢性持続感染に関する調査研究;特に抗酸菌の潜伏・再燃・慢性化機構に関する病原体因子と宿主因子の解析及び病変増悪因子の解析を行っている。第七室(分子疫学室)

第七室(分子疫学室)

抗酸菌感染症の臨床細菌学的及び社会医学的要因に関する調査研究;特に抗酸菌感染症の疫学的調査研究を行っている。

第八室(感染診断室)

抗酸菌感染症の病理学的調査研究;特に抗酸菌に対する免疫応答機構の解明及び診断法と治療法に関する病理学的研究を行っている。

 

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