国立感染症研究所

時間:11:30, 13:30, 14:30の計3回。(所要時間90分以内、各3人ずつ)
対象:中学生以上
 

8人の感染研の研究者が、それぞれ専門としている研究内容や業務についてわかりやすく説明いたします。

気軽に質問をしたり、お話しできますので、この機会をお見逃しなく!


このイベントは先着順です。定員になり次第参加を締切らせていただきます。ご了承ください。


セッションA(11:00-12:00) ~実践の扉へようこそ~

神谷 元(感染症疫学センター)

2015Kamiya

『疫学を通して見える世界』   
感染症疫学センターで感染症の疫学の研究を行っています。私たちの周りにはたくさんの情報があふれていますが、「疫学」のコンセプトを通してこれらの情報をながめると普段気づかないことが見えてきたりします。具体例を使って疫学的な情報の捉え方についてご紹介したいと思っています。

 

 

髙木 弘隆(バイオセーフティ管理室)

2015Takagi

『今年もノロ流行シーズン間近!ご家庭でできる感染対策、そのポイントと備えについて』
秋の足音が近づくこの時期、ノロウイルス流行時期に突入間近です。巷には対策グッズやマニュアルなどがいろいろ、さてどれをどう使えばよいのやら…、と思った経験ありませんか?ご家族で罹ってしまったら…。そんな時のポイントや備えについてご紹介します。

 

 

 

セッションB(13:00-14:30) ~人間の命を最も奪っている生き物は~

前川 芳秀(昆虫医科学部)

2015Maekawa

『蚊学特捜隊隊員回顧録,アフリ蚊採集記』
ヤツは、誰にも気づかれずに忍び寄り去っていく。気配に気づいた時にはもう遅い。激しいかゆみに襲われる。しかし、よく考えて欲しい。かゆい~と騒いでいられるのは幸せだと言う事を。世界には様々な蚊媒介性感染症があり、多くの命を奪っている。-ここは、アフリカ。ついに運び屋を追う時がやってきた...

 

 

案浦 健(寄生動物部)

2015Annoura

『忍び寄るマラリア』
蚊は、世界最小・最強の殺人兵器に例えられます。蚊が媒介する病気のうち、死に至るケースの80%以上はマラリアであり、約1分に1人がこの病気で亡くなっている計算になります。そのマラリアについてお話します。

 

 

 

糸川 健太郎(昆虫医科学部)

2015Itokawa

『殺虫剤と抵抗性の話』
恐ろしい感染症を媒介し、また我々の食料を食い荒らしたりもする害虫との戦いにおいて殺虫剤は人類に多大な貢献をもたらした化合物です。殺虫剤はどのようにして虫を殺すのか?また虫たちが殺虫剤に抵抗性を獲得する問題などについてお話します。

 

 

セッションC(14:30-16:00) ~ニュースで見かける感染症~

白戸 憲也(ウイルス第三部)

2015Shirato

『中東呼吸器症候群(MERS、マーズ)ってなんだったの?』
2012年以降、サウジアラビアと中心として発生している重症呼吸器感染症であります。2015年の5月から7月にかけて、お隣の韓国でまとまった発生が見られたのは記憶に新しいかと思います。このMERSについてお話しいたします。

 

 

 

常 彬(細菌第一部)

2015ZhangXi

『肺炎球菌ワクチンの効果と限界』
肺炎球菌は約130年前に初めて分離され、重症肺炎の原因菌として知られています。肺炎球菌感染症を予防するワクチンも開発され、複数種のワクチンが使用可能になっています。しかし、肺炎球菌による肺炎、菌血症、髄膜炎などはいまだに多発しています。これらの病気を予防するために、どの肺炎球菌ワクチンを選び、どのような効果を期待できるか、ご説明します。

 

 

鈴木 仁人(細菌第二部)

2015Suzuki

『薬はなぜ効かなくなるか - 2015』
抗菌薬が効かない薬剤耐性菌が世界中で大きな問題となっています。その危機的な状況を、抗菌薬が細菌を殺す仕組みや薬剤耐性菌が生まれる仕組みと合わせてお話したいと思います。

 

 

 

Copyright 1998 National Institute of Infectious Diseases, Japan

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