Completion of the Entire Hepatitis C Virus Life Cycle in Vero Cells Derived from Monkey Kidney

Murayama A, Sugiyama N, Wakita T, Kato T.

mBio. Jun 14; 7(3), 2016.

HCVは慢性肝炎の原因ウイルスであり、世界中に多くの感染者が存在する。治療法の開発は進んでいるがワクチンの開発も望まれており、不活化HCV粒子が効果的なワクチンとなることがマウスの実験で示されている。しかし、HCV培養系は、肝癌由来のHuH-7細胞を使用しているため、ワクチン製造には適していない。そこで、様々なワクチン製造で使用されているVero細胞を用いたHCV培養系の樹立を試みた。

Bivalent vaccine platform based on Japanese encephalitis virus (JEV) elicits neutralizing antibodies against JEV and hepatitis C virus

Saga R, Fujimoto A, Watanabe N, Matsuda M, Hasegawa M, Watashi K, Aizaki H, Nakamura N, Tajima S, Takasaki T, Konishi E, Kato T, Kohara M, Takeyama H, Wakita T, Suzuki R.

Scientific Reports, 6: 28688, srep28688, 2016.

C型肝炎ウイルス(HCV)感染に対する新たな治療薬の開発は高い治癒率を達成しているが、予防ワクチンの開発は未だ途上である。本研究では、ワクチン開発の代表的な成功例としてその有効性と安全性のみならず、生産手段も確立されている日本脳炎ウイルス(JEV)の特徴を利用し、JEV粒子表面上に異なる遺伝子型間で保存されているHCV中和エピトープを挿入した抗原を作製した。

日時:平成29年6月27-28日
場所:東京都江戸川区船堀 タワーホール船堀
1.麻疹・風疹 2.薬剤耐性菌 3.HIV関連 4.百日咳・ボツリヌス 5.動物由来感染症 6.インフルエンザ 7.大腸菌 8.エンテロウイルス 9.寄生虫 10.レンサ球菌 11.アルボウイルス 12.ノロウイルス 13.カンピロバクター 14.アデノウイルス 15.レジオネラ 16.結核 17.リケッチア
日時:平成28年7月21-22日
場所:広島県広島市南区 広島市南区民文化センター
1.麻疹・風疹 2.薬剤耐性菌 3.HIV関連 4.ジフテリア・百日咳・ボツリヌス 5.動物由来感染症 6.インフルエンザ 7.大腸菌 8.エンテロウイルス 9.寄生虫 10.レンサ球菌 11.アルボウイルス 12.ノロウイルス 13.カンピロバクター 14.アデノウイルス 15.レジオネラ 16.結核
17.リケッチア

Occludin-Knockout Human Hepatic Huh7.5.1–8-Derived Cells Are Completely Resistant to Hepatitis C Virus Infection.

Shirasago, Y., Shimizu, Y., Tanida, I., Suzuki, T., Suzuki, R., Sugiyama, K., Wakita, T., Hanada, K., Yagi, K., Kondoh, M., Fukasawa, M.

Biol. Pharm. Bull., 2016, 39:839-848.

細胞接着に関与する細胞膜タンパク質オクルディン(Occludin)は、C型肝炎ウイルス(HCV)の細胞への侵入過程に関わる宿主細胞因子の一つとして知られています。しかし、肝細胞でのHCV感染にオクルディン分子が必須であるかは、最終的な結論が出ていませんでした。そこで私たちは、ヒト肝臓がん由来株化細胞Huh7.5.1-8からゲノム編集技術(CRISPR/Cas9システム)を用いてオクルディン遺伝子を破壊したオクルディン欠失細胞(OKH-4株と命名)を樹立し、検討を行いました。

immunology 2016 1Broadening of Virus-Specific CD8+ T-Cell Responses Is Indicative of Residual Viral Replication in Aviremic SIV Controllers

Nomura T, Yamamoto H, Ishii H, Akari H, K. Naruse T, Kimura A, Matano T.

PLoS Pathogens, Published on November 4th, 2015 (doi:10.1371/journal.ppat.1005247)PLoS Pathogens, Published on November 4th, 2015 (doi:10.1371/journal.ppat.1005247)

本研究室ではSIV感染サルエイズモデルによるCTLの解析を行い、HIV複製制御機序の解明ならびに予防エイズワクチン開発を目指している。

Copyright 1998 National Institute of Infectious Diseases, Japan