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molbio 2018 1Identification of characteristic genomic markers in human hepatoma HuH-7 and Huh7.5.1-8 cell lines,

Kawamoto M, Yamaji T, Saito K, Shirasago Y, Satomura K, Endo T, Fukasawa M, Hanada K, and Osada N.

Frontier in Genetics, 111, Article 546106, 2020

研究に使用している細胞が意図したものであるのかを定期的にチェックする作業は楽ではありません。しかし、それを怠り、別の細胞を使用していたことが後から発覚すると、得たデータは使いものにならず、研究者自身の信用も失うという悪夢を招きます。

 

 

日本人男性の摘出肝癌組織から樹立された不死化細胞株HuH-7に由来して、Huh7.5、Huh7.5.1、 Huh7.5.1-8の細胞亜株が分離されており、これらの細胞株はC 型肝炎ウイルをはじめとするいろいろなヒト感染性ウイルスの宿主細胞として広く使われています。感染研の細胞化学部は、北大との共同研究により、HuH-7細胞およびHuh7.5.1-8細胞の全ゲノム配列を決定して、この細胞系列に特徴的な欠失変異を見つけ、さらにはHuH-7系列の亜株を区別できるような欠失変異も見出しました。この成果により、当該細胞系列の確認が研究室レベルで簡単にできるようになりました。

 

molbio 2020 1

Copyright 1998 National Institute of Infectious Diseases, Japan