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A Single Adaptive Mutation in Sodium Taurocholate Cotransporting Polypeptide Induced by Hepadnaviruses Determines Virus Species-specificity.

Takeuchi JS, Fukano K, Iwamoto M, Tsukuda S, Suzuki R, Aizaki H, Muramatsu M, Wakita T, Sureaue C, Watashi K.

J Virol. pii: JVI.01432-18. doi: 10.1128/JVI.01432-18. 2018

B型肝炎ウイルス(HBV)はヘパドナウイルス科DNAウイルスである。ヘパドナウイルスと宿主の共進化の歴史は数億年にも及ぶと考えられているが、ウイルスがどのように宿主に適応し、また宿主がどうウイルスから逃れて進化したかは不明である。

本研究では系統学的手法を用い、HBV受容体NTCPの進化速度を解析した。NTCPは哺乳類全体で進化的に保存されており、NTCP機能低下が宿主の生存に不利に働くことを示唆した。一方で、進化速度が速い部位も複数検出され(図・Cyan)、中でも158番目のアミノ酸(図・Blue)がヒトー旧世界ザル間でのHBV感染感受性の違いを決定する単一要因であることをウイルス学実験より明らかにした。これは、ヘパドナウイルスがNTCP進化の選択圧となっていたことを示唆する初の報告である。

virology 2018 6

Copyright 1998 National Institute of Infectious Diseases, Japan