(2019年03月27日改訂) エボラ出血熱はエボラウイルスによる感染症であり、ラッサ熱、マールブルグ病、クリミア・コンゴ出血熱等とともに、ウイルス性出血熱(viral hemorrhagic fever:VHF)に分類される一疾患である。エボラ出血熱患者が必ずしも出血症状を呈するわけではないことから、国際的にエボラ出血熱に代わってエボラウイルス病(Ebola virus disease: EVD)と呼称され...
続きを読むラッサ熱は西アフリカ一帯にみられる急性ウイルス感染症であり、いわゆるウイルス性出血熱4疾患の一つである。“ラッサ”とは1969年に最初の 患者が発生した村の名に由来する。ラッサウイルス(Lassa virus)はアレナウイルス科に属し、自然宿主は西アフリカ一帯に生息する野ネズミの一種であるマストミス(Mastomys natalensis) である。
続きを読む(IDWR 2002年第31号掲載) クリミア・コンゴ出血熱(Crimean‐Congo Hemorrhagic Fever :CCHF)は、クリミア・コンゴ出血熱ウイルスによる急性熱性疾患であり、エボラ出血熱、マールブルグ出血熱、ラッサ熱とともにウイルス性出血熱 (Viral Hemorrhagic Fever :VHF)4 疾患のひとつである。この疾患はダニ(Hyalomma 属)が媒介する。上記4 疾患の中ではラッサ熱についで多く、アフリ...
続きを読む巻 | 号 | 年月 | 外国情報 |
32 | 7 | 2011年7月 | ウガンダにおけるエボラ出血熱 |
29 | 8 | 2008年8月 | エボラウイルスの実験室内感染が疑われた者のケアユニットでの管理—米国 |
25 | 7 | 2004年7月 | エボラ出血熱、2004年−南スーダン |
23 | 1 | 2002年1月 | エボラ出血熱の発生、 2001年−ガボン |
22 | 3 | 2001年3月 | エボラ出血熱の集団発生(2000年8月〜2001年1月)−ウガンダ |
21 | 12 | 2000年12月 | エボラ出血熱(2000年11月29日現在)−ウガンダ |
21 | 11 | 2000年11月 | エボラ出血熱(2000年10月18日現在)−ウガンダ |
21 | 11 | 2000年11月 | エボラ出血熱(2000年11月2日現在)−ウガンダ |
ウイルス性出血熱とは、エボラ出血熱,マールブルグ病,ラッサ熱,クリミア・コンゴ出血熱の4種類をさします。個々の疾病については、以下のメニューから選ぶことができます。