国立感染症研究所

SARS、MERS、COVID-19を含むコロナウイルス感染症に関する記事がWebサイト全体から集められて表示されます。

 

2021年11月9日

端緒

新型コロナウイルス感染症のワクチン開発は未曾有のスピードで進み、ファイザー社製およびモデルナ社製のmRNAワクチンは大規模なランダム化比較試験で有効性(vaccine efficacy)が90%以上とされ、アストラゼネカ社製のウイルスベクターワクチン1種類も有効性が70%程度とされた1-3。国内外で緊急使用許可や製造販売承認を受け、実社会におけるワクチン導入初期の有効性(vaccine effectiveness)も海外で評価されており、ランダム化比較試験と同等の有効性を認めた4-5。国内においても、国立感染症研究所にて、複数の医療機関の協力のもとで、発熱外来等で新型コロナウイルスの検査を受ける者を対象として、症例対照研究(test-negative design)6を実施しており、この暫定報告の第一報では、国内においても高い有効性が示された7。しかし、前回報告では、B.1.1.7系統(アルファ株)からB.1.617.2系統(デルタ株)の置き換わり期であったため8、デルタ株に対する有効性については更なる検討が必要であった。そこで、今回は、関東において月初めにはデルタ株が9割以上を占め、月末にはほぼ全ての検出株がデルタ株であった8月の調査における暫定結果を報告する。

 

■国際感染症分野のキャリアアップセミナー
感染症に立ち向かうグローバルヘルス人材の拡大〜

  1. 日時:2021年11月12日(金)17:30-19:00
  2. 開催方法:Zoomウェビナーによるオンラインセミナー
  3. 受講料:無料
  4. 申込み方法ウェビナー登録
  5. 主催:国立国際医療研究センター グローバルヘルス人材戦略センター
       国立感染症研究所 感染症危機管理研究センター
  6. プログラム
    17:30-17:40
    開会とグローバルヘルスのランドスケープ
     グローバルヘルス人材戦略センター長/WHO執行理事  中谷 比呂樹
    17:40-18:00
    健康危機管理人材と当面のジョブ・オポチュニティ
     国立感染症研究所感染症危機管理研究センター長  齋藤 智也
    18:00-18:50
    パネルディスカッション
     座長:齋藤 智也
     国立国際医療研究センター国際感染症センター長  大曲 貴夫
     国立感染症研究所感染症疫学センター長  鈴木 基
     国立感染症研究所実地疫学研究センター長  砂川 富正
     厚生労働省健康局結核感染症課 杉原 淳
     厚生労働省東京空港検疫所支所 髙橋 里枝子
  7. 18:50-19:00
    まとめ  中谷 比呂樹

詳細および申込み方法は「リーフレット」をご覧いただきますようお願い申し上げます。

  211112

 

 

 

Copyright 1998 National Institute of Infectious Diseases, Japan

Top Desktop version