(IDWR 2005年第6号) 中国南部の広東省を起源とした重症な非定型性肺炎の世界的規模の集団発生が、2003年に重症急性呼吸器症候群(SARS: severe acut...
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掲載日:2021年6月24日
第40回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(令和3年6月23日、厚生労働省)の報告による、我が国における新型コロナウイルス感染症の状況等についてお知らせいたします(第40回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード 資料1)。
全国の新規感染者数は、報告日別では、減少傾向が続いており、直近の1週間では10万人あたり約8となっている。感染拡大が見られていた地域では概ね減少傾向となっている。新規感染者数の減少に伴い、重症者数、死亡者数も減少傾向が続いている。また、感染者に占める高齢者割合は低下傾向。しかし、人流の増加傾向が見られ減少速度が鈍化する地域もあり、そうした地域では、今後リバウンドが懸念される。特に、東京を中心とする首都圏では下げ止まりから横ばいとなってきており、リバウンドを起こさないための対策の徹底が必要。
本調査は、厚⽣労働省健康局結核感染症課名にて協⼒依頼として発出された、感染症法第15条第2項の規定に基づいた積極的疫学調査(健感発0315第3号、令和3年3月15日、https://www.mhlw.go.jp/content/000753875.pdf)に基づいて集約された、医療機関から寄せられた新型コロナウイルス感染症(COVID-19)新規変異株患者の疫学情報・臨床情報に関する報告である。第1報として、2021(令和3)年4月23日に記述疫学を報告した1)。第2報ではVOC-202012/01〔B.1.1.7系統の変異株(アルファ株)〕における重症例と非重症例の臨床的特徴を比較検討した。