国立感染症研究所

新型コロナウイルス感染症(COVID-19) 関連情報ページ

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航空機内での感染が疑われた新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のクラスター事例

(IASR Vol. 41 p187-188: 2020年10月号)

一般的に航空機内における飛沫感染を感染経路とする感染症に対する接触者調査は, 発症者の前後左右2列を対象とするが, 今回その範囲を超える乗客への感染が疫学調査で疑われ, ウイルスゲノム解析でも矛盾しない結果が得られた事例を経験したので報告する。

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富山県における新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のゲノム解析所見(2020年3月30日~5月18日)

(IASR Vol. 41 p188-190: 2020年10月号)

はじめに

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の全国的な流行が継続する中, 富山県では2020年3月30日に最初の症例が確認された。その後, 8月30日までに385例の症例が報告されている。今回, 3月30日~5月18日までに報告された227例のうち厚生労働省通知(健感発0316第3号)に沿ってゲノム解析を国立感染症研究所(感染研)病原体ゲノム解析研究センターに依頼し, ゲノム確定できた145例について塩基変異を基にしたゲノムネットワークをにまとめたので報告する。感染研では, ダイヤモンドプリンセス号でのCOVID-19のクラスター発生, 国内でのCOVID-19の流行についてゲノムネットワーク解析によるウイルスゲノム解析の評価を実施している1,2)。積極的疫学調査にゲノム情報を統合することで感染経路の解明の一助になることが期待される。

第10回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(令和2年10月13日、厚生労働省)の報告による、我が国における新型コロナウイルス感染症の状況等についてお知らせいたします(第10回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード資料3)。

英語版はこちら

直近の感染状況等

〇新規感染者数の動向

  • 新規感染者数は、4連休後の9月末頃より増加のみられる地域がある。また、散発的なクラスターの発生など、地域によっては様々な動きがあり、今後の感染拡大の動向に留意が必要。
  • とりわけ、8月最終週以降、東京、大阪、北海道、沖縄の実効再生産数は1をはさんで前後しており、全国的にみても直近で1を上回る水準となっており、留意が必要。
    ・人口10万人当たりの1週間の累積感染者数(9/28~10/4、10/5~11)
    全国( (2.78人(3,507人↑)、2.84人(3,589人↑))、東京都 (8.84人(1,230人↑)、8.84人(1,231人↑))、愛知県 (1.95人(147人↓)、1.35人(102人↓))、大阪府 (4.14人(365人↓)、3.94人(347人↓))、福岡県 (0.59人(30人↑)、0.92人(47人↑))、沖縄県(11.08人(161人↑)、10.53人(153人↓))
    ・感染経路が特定できない症例の割合(9/26~10/2) 全国 49.4%(前週差0.8%ポイント↓)、東京都 53.8%(1.8%ポイント↑)

国立感染症研究所 実地疫学専門家養成コース(FETP)
同 感染症疫学センター

掲載日:2020年10月16日

背景

 2020年10月9日現在、国立感染症研究所実地疫学専門家養成コース(FETP)は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)クラスター対策班として35都道府県からのべ120事例のCOVID-19集団発生事例に対する調査派遣依頼に対して、都道府県、管轄保健所とともに実地疫学調査を実施してきた。今後のCOVID-19対策に資する情報提供を目的として、FETPが関わった実地調査結果の中から類似した環境下における感染伝播の状況をまとめて報告していく。今回は、「一般的な会食」(以下、会食という。)における集団感染についてまとめた。

 

IDWRchumoku 注目すべき感染症 ※PDF版よりピックアップして掲載しています。

◆直近の新型コロナウイルス感染症およびインフルエンザの状況(2020年10月4日現在)

 

新型コロナウイルス感染症:

  2019年12月、中華人民共和国湖北省武漢市において確認され、2020年1月30日、世界保健機関(WHO)により「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態(PHEIC)」を宣言され、3月11日にはパンデミック(世界的な大流行)の状態にあると表明された新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、2020年10月4日15時現在、感染者数(死亡者数)は、世界で34,788,680例(1,031,937例)、190カ国・地域(集計方法変更:海外領土を本国分に計上)に広がった(https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_13931.html)。

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札幌市・小樽市における新型コロナウイルス感染症の昼カラオケ関連事例における感染リスク因子

(速報掲載日 2020/10/7) (IASR Vol. 41 p185-187: 2020年10月号)

札幌市では、2020年4月より、日中にカラオケスナックやカラオケ喫茶などでカラオケを楽しむ「昼カラ」に関連した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)クラスターが複数確認され、6月には隣接する小樽市においても確認された。今回、昼カラ関連症例のCOVID-19感染リスク要因を明らかにするため、札幌市・小樽市における昼カラ関連COVID-19症例の昼カラ利用者を対象に症例対照研究を実施した。さらに、店舗営業形態による感染リスクの違いを明らかにするため、昼カラ店舗の営業状況を調べた。

 新型コロナウイルス感染症に対する感染管理(2020年10月2日改訂版)

別添  表. 状況、職種、活動種類に応じた COVID-19 流行時における PPE の使用例

 

【更新履歴】

2020年6月2日

 新型コロナウイルス感染症に対する感染管理(2020年6月2日改訂版)

2020年5月20日

 新型コロナウイルス感染症に対する感染管理(2020年5月20日改訂版)

別添  表. 状況、職種、活動種類に応じた COVID-19 流行時における PPE の使用例(2020年4月27日版)

2020年4月27日

 新型コロナウイルス感染症に対する感染管理(2020年4月27日改訂版:5月1日一部修正)

(2020年5月1日) 下記の箇所を訂正しました

  本文:プロパノール、イソプロパノール → 2-プロパノール
  表:病室、外来診察室での医療従事者 → 病室、外来診察室での医療従事者 (COVID-19患者及び疑い患者を診察する場合)
2020年4月7日  新型コロナウイルス感染症に対する感染管理(2020年4月7日改訂版)
2020年3月19日  新型コロナウイルス感染症に対する感染管理(2020年3月19日改訂版)
  • 「1)上気道の検体採取を実施する場合(鼻咽頭ぬぐい液採取等)」と「4 関係者が感染者であった際の対応について」を追加しました。
2020年3月5日  新型コロナウイルス感染症に対する感染管理(2020年3月5日改訂版)

 

 

第9回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(令和2年9月24日、厚生労働省)の報告による、我が国における新型コロナウイルス感染症の状況等についてお知らせいたします(第9回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード資料3)。

英語版はこちら

直近の感染状況等

〇新規感染者数の動向

  • 全国の発症時点で見た感染状況は、7月末をピークに減少に転じたが、その傾向に鈍化が見られる。8月最終週以降、東京、大阪、愛知の実効再生産数は、1をはさんで前後しており、全国的にも直近で1に近い水準となっている。
  • 接待を伴う飲食店などハイリスクの場における積極的な対応や都道府県による自粛要請へ の協力、市民の行動変容の影響などもあってか、新規感染者数は全国的に減少していたが、上昇に転じる動きも見られ、その動向に留意が必要。 
    ・人口10万人当たりの1週間の累積感染者数(9/9~15、9/16~22)全国( (2.96人(3,731人↑)、2.61人(3,287人↓))、東京都 (9.02人(1,255人↑)、8.05人(1,120人↓))、愛知県 (2.79人(211人↑)、2.52人(190人↓))、大阪府 (6.37人(561人↑)、5.04人(444人↓))、福岡県 (2.27人(116人↓)、0.92人(47人↓))
    ・感染経路が特定できない症例の割合(9/12~18) 全国 48.4%(前週差0.5%↓)、東京都 50.5%(3.5%↓)

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新型コロナウイルス感染症患者からのウイルス分離状況―感染性の評価

(IASR Vol. 41 p171-172: 2020年9月号)

広島市では2020年3月に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の1例目の患者が確認され, 以降5月3日までに再陽性1例を含め, 計84例の患者が発生した。

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沖縄県における新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の家庭内感染

(IASR Vol. 41 p173-174: 2020年9月号)

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)アウトブレイクの8割が家庭内感染との報告があり1), 同居家族の感染防止が重要であるとされている。沖縄県では2020年2月14日にCOVID-19患者が初めて確認され, 5月31日までに米軍関係者や県外診断例を除き, 142人の患者が確認された。今後の家庭内二次感染の発生防止の一助とするため, 本県における5月31日までのCOVID-19の家庭内感染事例についてまとめた。

Copyright 1998 National Institute of Infectious Diseases, Japan

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