腸炎ビブリオ感染症とは

(IDWR 2004年第10号掲載)  腸炎ビブリオは、5類感染症定点把握疾患である感染性胃腸炎の起炎菌の一つである。 1950年10月、大阪南部で発生した "シラス干し" による患者272名、死者20名の大規模食中毒の原因菌として、腸炎ビブリオが初めて分離された。腸炎ビブリオによる食中毒の原因食品はほとんどが魚介類 である。現在でも、8月を発生のピークとして、7〜9月に多発する細菌性食中毒の主要原因菌の一つである。以前に国内で主流であった菌型から新しい菌型へ の変化が見られ、1998年をピークに急増したが、ここ数年はまた減少してきている。

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