国立感染症研究所

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埼玉県で発生した腸管凝集付着性大腸菌耐熱性毒素遺伝子(astA)保有大腸菌による大規模食中毒事例について

(IASR Vol. 43 p117-118: 2022年5月号)

 

 耐熱性毒素をコードするastA遺伝子以外に特徴的な病原性遺伝子を持たない大腸菌が患者から共通して検出された食中毒事例が各地で報告されている1-4)。この耐熱性毒素の下痢発症メカニズムは明らかでないが, 埼玉県においても喫食者6,762名, 発症者2,958名にのぼる学校給食を原因とする大規模食中毒が発生したので報告する。

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