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 2017(平成29)年に関東地方を中心に広域的に発生した, 同一遺伝子型の腸管出血性大腸菌感染症・食中毒事案のとりまとめおよび課題に対する具体的な対応

(IASR Vol. 39 p74-77: 2018年5月号)

1.経 緯

2017(平成29)年8月の感染症発生動向調査における腸管出血性大腸菌感染症のうち, 特にO157 VT2(以下「O157 VT2」という)の報告が関東地方を中心に多発したため, 地方自治体において通常の感染症法および食品衛生法に基づく調査に加え, 厚生労働省から配布した曝露状況調査票に基づき患者の行動等の調査を行い, 関係する自治体, 地方衛生研究所や国立感染症研究所の協力を得て, これらの調査結果を分析し, とりまとめた。

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