分担研究者 |
氏 名 |
所 属 |
職 名 |
高橋 弘毅 |
札幌医科大学医学部内科学第三講座 |
教授 |
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大島 謙吾 |
東北大学大学院医学系研究科 |
助教 |
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武田 博明 |
済生会山形済生病院呼吸器内科学 |
部長 |
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田邊 嘉也 |
新潟大学医歯学総合病院感染管理部 |
准教授 |
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西 順一郎 |
鹿児島大学大学院医歯学総合研究科微生物学分野 |
教授 |
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藤田 次郎 |
琉球大学大学院 感染症・呼吸器・消化器内科学(第一内科) |
教授 |
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丸山 貴也 |
独立行政法人国立病院機構三重病院 |
研究員 |
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笠原 敬 |
奈良県立医科大学大学院感染症センター |
講師 |
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窪田 哲也 |
高知大学医学部・内科学呼吸器内科 |
教授 |
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渡邊 浩 |
久留米大学医学部臨床感染医学部門 |
教授 |
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山崎 一美 |
長崎医療センター臨床研究センター |
室長 |
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砂川富正 |
国立感染症研究所感染症疫学センター第二室 |
室長 |
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神谷 元 |
国立感染症研究所感染症疫学センター第一室 |
主任研究官 |
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福住 宗久 |
国立感染症研究所感染症疫学センター第一室 |
研究員 |
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木村 博一 |
国立感染症研究所感染症疫学センター第六室 |
室長 |
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村上光一 |
国立感染症研究所感染症疫学センター第五室 |
室長 |
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常 彬 |
国立感染症研究所細菌第一部 |
主任研究官 |
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金城 雄樹 |
国立感染症研究所真菌部 |
室長 |
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池辺 忠義 |
β溶血性レンサ球菌の細菌学的検討 |
主任研究官 |
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高橋 英之 |
髄膜炎菌の血清型決定を含む細菌学的検討 |
主任研究官 |
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本研究の目的は、侵襲性肺炎球菌感染症(IPD), 侵襲性インフルエンザ菌感染症(IHD), 侵襲性髄膜炎菌感染症(IMD),劇症型溶血性レンサ球菌感染症(STSS)の感染症法上の発生動向を解析し、届け出症例の患者情報と原因菌を医療機関と自治体の協力のもとに収集し、各疾患の感染症発生動向と原因菌の血清型や遺伝子型等の関連性を明らかにすることにある。
上記4疾患では患者の致命率が高いことから、公衆衛生対策が必要である。本研究では、IPD, IHD, STSSについては国内10道県で、IMDについては全国47都道府県の医療機関と自治体の連携体制により、患者及び病原体の積極的サーベイランスを実施し、ワクチンの効果、感染症発生動向に関連する原因菌の病原性因子の変化を前向きに評価する。
全体計画としては、平成25年〜27年度の厚生労働科学研究費補助金「成人重症肺炎サーベイランス構築に関する研究(H25-新興-指定-001)」で構築した成人IPD,IHDの医療機関と自治体を結ぶ積極的サーベイランス体制を活用して、当該研究期間(平成28〜30年度)内にIPD,IHDに加えてIMD,STSSを追加した精度の高い患者及び病原体の積極的サーベイランスを構築する。
(1)実施場所、研究の流れ、研究対象
(2)研究実施施設
全体計画:平成25〜27年度に10道県で構築した成人IPD,IHDの医療機関と自治体を結ぶサーベイランス体制を維持して、平成28〜30年度にIPD,IHD,IMD及びSTSSに対する成人の侵襲性細菌感染症を対象とする精度の高い患者及び病原体サーベイランスを新たに構築する。平成25〜27年度の研究班に引き続き、成人の市中発症肺炎における呼吸器ウイルスの共感染に関する検討、上五島町コホートでの高齢者の市中発症肺炎を継続して検討する。
1.研究代表者 大石和徳:研究統括
2.研究分担者 砂川富正:発生動向調査の解析
3.研究分担者 高橋弘毅:北海道における登録症例情報収集
4.研究分担者 大島謙吾:宮城県における登録症例情報収集
5.研究分担者 武田博明:山形県における登録症例情報収集
6.研究分担者 田邊嘉也: 新潟県における登録症例情報収集
7.研究分担者 丸山貴也:三重県における登録症例情報収集
8.研究分担者 笠原 敬:奈良県における登録症例情報収集
9.研究分担者 横山彰仁:高知県における登録症例情報収集
10.研究分担者 渡邊 浩:福岡県における登録症例情報収集
11.研究分担者 山崎一美:長崎県、上五島における市中肺炎の疫学研究
12.研究分担者 西 順一郎:鹿児島における登録症例情報収集
13.研究分担者 藤田次郎:沖縄県における登録症例情報収集
14.研究分担者 村上光一:Serotyping multiplex PCR
15.研究分担者 木村博一:二次性肺炎球菌性肺炎に関する検討
16.研究分担者 常 淋:肺炎球菌株の血清型決定・確認、分子疫学的検討
17.研究分担者 金城雄樹:肺炎球菌分離株のPspA cladeの分布
18.研究分担者 福住宗久:侵襲性肺炎球菌感染症の疫学解析
19.研究分担者 池辺忠義:β溶血性レンサ球菌の細菌学的検討
20.研究分担者 髙橋英之:髄膜炎菌の血清型決定を含む細菌学的検討
(1) 研究の意義を明確にし、研究によって生ずる危険性と医学上の成果の総合的判断
本研究は、感染症発生動向調査(NESID)に基づいて得られたIPD, IHD, STSS, IMDの匿名化された患者情報から、患者情報を医療機関に保管されている患者の過去の診療録から調査し、また患者からの分離菌株を収集する。過去の入院患者に追加情報を求める場合でも、新たに患者に侵襲を加えるものではない。通常の診療の範囲を通じて得られた患者情報および患者からの分離株をもとに行う観察研究であり、介入は行わない。医療機関研究担当者はHelsinki宣言に法り、患者の尊厳を守り、症例記録票では患者氏名は連結可能匿名化するため、プライバシーは保護される。
(2) 研究対象者(試料等提供者を含む)個人の情報保護とその家族の人権擁護
本研究は既存情報を基にした後ろ向き研究であるため、患者に対して研究参加の同意を求めるものではない。また、患者情報については診療録から匿名化して情報を抽出し、解析および発表において個々の患者が同定されることはないため、患者に対する不利益は無い。
(3) 研究対象者(試料等提供者を含む)への説明の内容と同意の確認方法
本研究は既存の診療情報を用いる研究であるため、インフォームドコンセントの必要性は該当しない。診療録情報の不足について患者へ主治医から問い会わせを行う場合があるが、過去の診療情報を補完するものであり、疫学研究の倫理指針に照らして研究参加の同意は必ずしも必要ない。研究計画については内容を感染研感染症疫学センターのホームページ(http://www.niid.go.jp/niid/ja/from-idsc.html)に公表し、患者から拒否の申し出があった場合にはこれに対応する。
(4) その他参考となるべき事項
各地域の共同研究機関においては倫理審査を行わず、国立感染症研究所において一括して行う。
平成28年度からの厚生労働科学研究費補助金(新型インフルエンザ等新興・再興感染症研究事業)において指定研究として採択された。