IASR-logo
 

フィリピン人技能実習生の宿泊研修での麻疹発生事例―富山県

(IASR Vol. 40 p175-176:2019年10月号)

麻疹は, 麻疹ウイルスによる高熱, 発疹, カタル症状を主徴とする急性感染症である。わが国では, 麻しんに関する特定感染症予防指針(2019年4月改正)により, 高い予防接種率を維持し, 国内すべての発生症例を迅速に把握する等, 対策が強化されている。2019年3月に, 富山県内の宿泊施設を利用したフィリピン人技能実習生3名の麻疹ウイルス感染事例が発生した。本事例における検査, および行政対応の概要について報告する。

Copyright 1998 National Institute of Infectious Diseases, Japan