国立感染症研究所

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インドネシア出張中に麻疹脳炎を発症した成人男性の一例

(IASR Vol. 38 p.104-105: 2017年5月号)

2015年3月に日本は麻疹排除状態に至り, 麻疹は輸入感染症としての側面を持つようになった。流行国へ渡航することが多い20~40代の若年者の大部分は麻しん含有ワクチンの接種は1回で終了しており, 2回接種へのキャッチアップはほぼなされていない1)。いまや麻疹の罹患者は半数以上が20歳以上の成人となっているが, 成人における肺炎, 脳炎などの重篤な合併症の頻度は小児全体と比して高い2,3)

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