国立感染症研究所

平成29年11月21日
 

【続報】最近報告された麻疹患者に関する医療機関への注意喚起

(平成29年11月20日現在)

 

 平成29年10月12日付け「最近報告された麻疹患者に関する医療機関への注意喚起(平成29年10月11日現在)」にて平時よりも麻疹患者発生のリスクが高い状況である件を情報提供させていただいたところです。その後、9月中旬から10月上旬に発症した患者の接触者に対する健康観察期間が過ぎ、また、新規症例の報告はありません。

 これにより、麻疹患者発生のリスクは本件発生前のレベルに戻ったと考えられますが、海外には麻疹が流行している国が多く、昨今国内では海外からの訪問者や海外渡航者が麻疹ウイルスを国内に持ち込む事例が散見されております。引き続き麻疹疑い患者に対する渡航歴・旅行歴・麻疹含有ワクチンの接種歴の確認や、確定例判明時の患者に対する速やかな対応,並びに感染拡大予防策の徹底などをよろしくお願いいたします。

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