時間:15:00-15:30
対象:一般向け
講師:西條 政幸
国立感染症研究所 ウイルス第一部 部長
講演要旨
今年に入ってからマダニが感染源となる新規のウイルス感染症「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」が流行していることが明らかにされました。これは,病原体であるSFTSウイルスに、そのウイルスを有するマダニに咬まれることにより感染します。発熱や全身倦怠感なの感染症状で発症し、病状が悪化するにつれて血液が固まりづらくなったり、肝臓や腎臓の機能が低下したりします。時には死亡することもあります。
2011年4月に中国の研究者らにより発表された新規ウイルス感染症SFTSが日本においても流行していることが明らかにされました。本講演では,感染研においてどのようにSFTSが日本においても流行していることを証明したのか、その方法を紹介します。また,今年に入ってからもSFTS患者が発生しています。みなさんと感染症対策についてディスカッションしたいと思います。
2011年4月に中国の研究者らにより発表された新規ウイルス感染症SFTSが日本においても流行していることが明らかにされました。本講演では,感染研においてどのようにSFTSが日本においても流行していることを証明したのか、その方法を紹介します。また,今年に入ってからもSFTS患者が発生しています。みなさんと感染症対策についてディスカッションしたいと思います。