令和2年度 希少感染症診断技術研修会
1.目的
希少感染症の診断技術の標準化を目的として、国立感染症研究所が地方衛生研
究所の協力を得て研究開発した検査法について、これを地方衛生研究所へ普及
させるとともに、担当者にその検査手技を習得させることを目的とする。
2.対象感染症・病原体等
マスギャザリングで重要なウイルス感染症、BSL4施設と検査体制強化(バイオ
テロを含め)、蚊媒介性ウイルス感染症、耐性インフルエンザ、急性脳炎・到
死的感染症等、ポリオ・ロタウイルス、精度管理、マスギャザリングにおける
感染症対策、動物関連感染症、リケッチア感染症、食品関連感染症、病原体輸
送等
3.実施時期
令和3年2月9日(火)、10日(水)zoom開催
ただし、新型コロナウイルス感染症のセッションのみ、令和2年12月22日開催
4.プログラムと資料
※掲載資料の無断転載・転用はご遠慮ください。
令和3年2月9日 開催分
<風疹ウイルス>
風疹ウイルス検査と遺伝子解析について 感染研・ウイルス第三部 森 嘉生
風疹の発生動向と予防接種 感染研・感染症疫学センター 多屋 馨子
<エゾウイルス、SFTS>
SFTSに関する治療薬・ワクチン開発 感染研・ウイルス第一部 吉河 智城
エゾウイルスについて 北海道大学人獣共通感染症リサーチセンター
危機分析・対応室 松野 啓太
<バンコマイシン耐性腸球菌>
バンコマイシン耐性腸球菌の最新動向 感染研・薬剤耐性研究センター 鈴木 里和
令和3年2月10日 開催分
<バイオテロに備えて:ブルセラ、類鼻疽>
ブルセラ症について 感染研・獣医科学部 今岡 浩一
類鼻疽について 感染研・細菌第二部 堀野 敦子
<その他細菌>
侵襲性髄膜炎菌感染症 感染研・細菌第一部 髙橋 英之
細菌性赤痢 感染研・細菌第一部 泉谷 秀昌
チフス菌・パラチフスA菌 感染研・細菌第一部 森田 昌知
令和2年12月22日 開催分
<新型コロナウイルス感染症 COVID-19>
新型コロナウイルス病原体検出マニュアルについて 感染研・ウイルス第三部 白戸 憲也
抗原・抗体検査について 感染研・感染病理部 鈴木 忠樹
検体輸送について 感染研・安全実験管理部 河合 康洋
ゲノム解析について 感染研・病原体ゲノム解析研究センター 黒田 誠
ワクチンについて 感染研・インフルエンザウイルス研究センター長谷川 秀樹