国立感染症研究所

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G2型のA群ロタウイルスによる感染性胃腸炎集団事例, 2016年―大阪市

(IASR Vol. 37 p. 139-140: 2016年7月号)

A群ロタウイルス(RVA)は乳幼児の急性胃腸炎の主要な原因ウイルスであり, 5歳までにほぼすべての小児が罹患すると考えられている。RVAの遺伝子型は, 中和抗原を包含する外殻蛋白質VP7(G型)およびVP4(P型)の組み合わせで示すことが多い。一部の地方衛生研究所ではG型別を実施しており, それによると, 日本で検出されるG型はG1, G2, G3, G9が大部分を占めている1)。各遺伝子型の割合はシーズンによって変動するものの, G2型は比較的検出頻度が低く, 優占型となることは稀である。RVA胃腸炎の集団事例は保育施設での発生が圧倒的に多いが, 2016年春季の大阪市では全年齢層でG2型による?RVA胃腸炎集団事例が発生したため, その概要を報告する。

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