国立感染症研究所

IASR 月報 外国

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米国における酢酸メチルプレドニゾロン注射による真菌性髄膜炎アウトブレイク

(IASR Vol. 34 p. 12: 2013年1月号)

 

2012年9月18日、米国テネシー州の救急外科外来において鎮痛用硬膜外ステロイド注射を受けた患者が、初診後46日目に髄液培養陽性のAspergillus fumigatus 髄膜炎と診断された。非定型的な中枢神経系感染症であったため疫学調査が実施され、9月27日までに近隣で他に8名の髄膜炎患者の発生が明らかになった。すべての患者に共通する背景因子は硬膜外ステロイド注射であり、さらに、注射剤はマサチューセッツ州の特定の施設で製造されていた。拡大調査の結果、10月10日までに137名の患者と12名の死亡が確認された。汚染製剤による非定型的感染症であり、一般的にはヒトの神経感染症の原因になる真菌が原因となる。

2012年12月17日現在で620名の患者と39名の死亡が確認されている(http://www.cdc.gov/hai/outbreaks/meningitis-map.html)。

 

(CDC, MMWR, 61, No. 41, 839-842, 2012)

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