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国立感染症研究所 感染症疫学センター
2019年12月27日現在
(掲載日:2020年6月2日)

梅毒は2011年以降継続して報告数が増加しており、2018年は7007例(男性4591、女性2416)であり、男女ともに増加を認めていた(図1‐3)。近年の増加は、男女ともに早期顕症梅毒の増加であった。2018年の先天梅毒は男女合わせて17例だった。

2018年の報告では、年齢は男性では40-44歳の報告が最も多く、2014年以降20代から50代の幅広い年齢で増加してきていた(図5)。女性では20-24歳の報告が最も多く、かつ最も報告数が増加していた(図6)。

2018年の報告を見ると、人口10万当たり報告数でみると男性が7.46、女性が3.72であった(図4)。

2018年の報告では、年齢は男性では40-44歳の報告が最も多く、2014年以降20代から50代の幅広い年齢で増加してきていた(図5)。女性では20-24歳の報告が最も多く、かつ最も報告数が増加していた(図6)。

2018年の感染経路は、男性では異性間性的接触による感染が多数を占め、かつ2013年以降急増していた。また、同性間性的接触による感染も2008年以降増加を続けていた(図7)。女性では、専ら異性間性的接触による感染であり、かつ2014年以降急増していた。

図1.梅毒報告数、2000-2018年
 
図2.男性における梅毒報告数、2000-2018年
 
図3.女性における梅毒報告数、2000-2018年
 
図4.梅毒の報告率(人口10万当たり報告数)、2000-2018年

図5.男性における梅毒報告の年齢分布、2012-2018年

図6.女性における梅毒報告の年齢分布、2012-2018年

図7.男性の感染経路別梅毒報告数、2000-2018年

注)感染経路が異性間・同性間、その他、母子感染の報告は報告数が少ないため省略

 

図8.女性の感染経路別梅毒報告数、2000-2018年

注)感染経路が異性間・同性間、その他、母子感染の報告は報告数が少ないため省略

 

 


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