日本の梅毒症例の動向について
Notification Trends Among Syphilis Cases in Japan

 更新日:2017年5月23日

■本サイトの目的

感染症発生動向調査により収集されている日本の梅毒症例のデータを適時に還元することがこのサイトの目的です。 

■ 感染症発生動向調査で届出られた梅毒の概要 (2017年4月5日現在)

 (国立感染症研究所 感染症疫学センター・細菌第一部)

感染症発生動向調査において、2017年第13週までに届出られた梅毒の都道府県別、性別・年齢群別、病期別の情報を還元する。2017年第1週から13週に診断され、梅毒として報告された症例数は1105例であった(昨年同時期933例)。東京都においては、昨年同時期より届出数は減少していたが、多くの地域では増加していた。年齢分布として、男性は幅広い年齢層から報告されていたが、女性は20代に多かった。病型は、感染早期の患者動向を反映し、感染性の高い早期顕症梅毒が男女共に多かったが、女性異性間、男性同性間においては、無症候も多かった。2016年末から女性、男性異性間、男性同性間、それぞれ届出数の微減が見られたが、報告数は依然として多い状態が継続している。今後の梅毒の発生動向に引き続き注意しながら、早期発見、早期検査、早期治療が重要である。

詳細な情報については以下を参照ください。

2017年5月23日

日本の梅毒症例の動向について (2017年第1四半期 : 2017年4月5日現在)

xlsx imgAnnex 表1~4(エクセルファイル)

 

(次回更新予定  7月)

 

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