国立感染症研究所

IASR-logo

2015年から検出が続いているG型ムンプスウイルスの分子系統解析―大阪府

(IASR Vol. 37 p.189-191: 2016年10月号)

大阪府では全国的な傾向1)と同様に2015年の夏季より流行性耳下腺炎の患者数の増加傾向が認められ, 2016年第30週まで増加が続いた。流行曲線では2016年第30週をピークとした2年にわたる一つの大きな流行であるようにみえる(図1)。しかし, 検出されたムンプスウイルスの分子系統解析を実施した結果, 流行時期により検出される遺伝子系統が変化していることが明らかになった。

Copyright 1998 National Institute of Infectious Diseases, Japan

Top Desktop version