国立感染症研究所

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渡航者数を考慮したマラリア症例サーベイランス

(IASR Vol. 39 p170-171: 2018年10月号)

日本人渡航者にとって, マラリアの発症リスクを知ることは予防や発症時の受診行動に繋がる重要な情報である。また, 医療従事者にとっても診断上有益である。原虫種別症例報告数の年別推移や推定感染地域の概要については, わが国のマラリア症例サーベイランスのデータに基づき, 過去に本誌で紹介した1)。今回, 日本人渡航者における, より詳細な発症リスクの評価を行うため, 流行地への渡航者数を分母とした渡航者あたり症例報告率を算出した2,3)

Copyright 1998 National Institute of Infectious Diseases, Japan

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