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先天性風疹症候群の臨床的特徴:ベトナムにおける経験

(IASR Vol. 40 p129-130:2019年8月号)

風疹ワクチンの定期接種が施行されていない国や, 接種率の低い層がいる国では, 今なお風疹が流行し, それに続き先天性風疹症候群(CRS)が発生している。2009~2010年ベトナム中部カンホア省での出生コホート調査では, 妊婦の30%が風疹に感受性であったが1), 2011年1~7月にベトナム全土で風疹が流行し2), 同年10月より同省の総合病院Khanh Hoa General Hospital(KHGH)でもCRS児を認めるようになった3)

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