国立感染症研究所

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梅毒検査法と解釈の注意点

(IASR Vol. 41 p5-6: 2020年1月号)

 梅毒は古くからある性感染症の代表的な疾患であり, 近年特に急増している。1999~2012年頃までは年間約600-800例程度の報告となっており, ごく一部の医療関係者を除いて, 日常診療ではあまり注目されない疾患となっていた。しかし, 2013年に1,228例と1,000例を超えたあとは右肩上がりに増加を続け, 2018年では7,000例を超えた。2019年第46週までの速報値では5,817例となっており, まだ減少傾向に転じたとは言えない1)特集記事図1)。

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