(IDWR 2005年第8号掲載) インフルエンザ(influenza)は、インフルエンザウイルスを病原とする気道感染症であるが、「一般のかぜ症候群」とは分けて考えるべき「重くなりやすい疾患」である。
2011年第36週~2012年第25週の累積では、AH1pdm09が10都道府県から14件、AH3亜型が全47都道府県から5,005件、B型はビクトリア系統株が40都道府県から1,086件、山形系統株が39都道府県から541件、系統不明株が36都道府県から354件報告されている(図2)。
直近の2012年第21~25週の5週間では、AH1pdm09が茨城県から1件、AH3亜型が6道府県から7件、B型はビクトリア系統株が9府県から12件、山形系統株が4県から4件、系統不明株が3県から3件報告されている(図3)。このうち、輸入例からの検出が3件(AH1pdm09シンガポール1件、AH3ベトナム、中国各1件)報告されている。
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