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WHO西太平洋地域における麻疹排除事業―これまでの20年とこれからの10年

(IASR Vol. 42 p192-193: 2021年9月号)

 
1. 2003~2012年

 2003年, 世界保健機関(WHO)西太平洋地域委員会(WPRC)は, 従来の定期ワクチン接種のみでは麻疹の罹患と死亡をさらに減少させるのは困難であるとして, WHO西太平洋地域(WPR)から麻疹を排除することを決議し, 『WPRにおける麻疹排除行動計画』1)を承認2), 2005年には, WPRにおける麻疹排除を2012年までに達成することを決議した3)

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