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赤痢菌分離株の薬剤耐性, 2010~2020年

(IASR Vol. 43 p33-34: 2022年2月号)

 

 赤痢菌Shigella spp.は米国疾病予防管理センター(CDC)のレポート『薬剤耐性の脅威:Antibiotic Resistance Threats in the United States, 2019』において, 深刻な脅威の1つに挙げられている1)。現在わが国では, 赤痢菌の薬剤耐性サーベイランス体制は構築されていないが, 疫学調査に基づいて送付された菌株について薬剤感受性試験を実施している。本稿では, 2010~2020年にかけて主要な薬剤に対する耐性率についてまとめたので報告する。

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