掲載日:2023年10月28日

令和5年度感染研戸山庁舎・一般公開は、終了いたしました。
たくさんの皆さまにご来場いただき、誠にありがとうございました。
スタッフ一同、心から御礼申し上げます。
 

館内の様子

「実験体験 ”DNAを細胞から取り出してみよう"」




実験道具を使いこなして、目指せ実験マスター!

「標本展示」



「病原体ストラックアウト」

うまくぶつけて特製缶バッジをGET! 

 


超過死亡の迅速把握
2023年7月30日までの報告

掲載日:2023年8月25日

超過死亡の発生状況を迅速に把握することを目的として、協力可能な自治体(保健所設置市・特別区)より総死亡数を報告いただき、全国および地方ブロック単位の超過死亡数の算出を行いました。過去2017年からの全国および地方ブロックの超過死亡のトレンドのグラフはこちらを参照ください。

参加自治体数と直近8週間の超過死亡の発生状況(単位:人)

期間/参加自治体

全自治体

(22)

北海道・

東北地方(4)

関東

地方(10)

中部・近畿

地方(4)

中国・四国・

九州地方(4)

2023/6/5〜2023/6/11

0–0

0–16

0–0

0–0

0–0

2023/6/12〜2023/6/18

0–0

0–0

0–0

0–0

0–22

2023/6/19〜2023/6/25

0–0

0–0

0–0

0–0

0–0

2023/6/26〜2023/7/2

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0–0

0–0

0–0

0–0

2023/7/3〜2023/7/9

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0–0

0–0

0–0

0–36

2023/7/10〜2023/7/16

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0–0

0–0

0–0

2023/7/17〜2023/7/23

0–0

0–0

0–0

0–0

0–0

2023/7/24〜2023/7/30

0–0

0–0

0–0

0–0

0–0


2023年6月1日以降が本迅速把握で自治体から提供頂いたデータを使用。それ以前は人口動態調査死亡票を利用。

※超過死亡数「XX–YY」の解釈:XX=予測死亡数の95%予測区間上限値と観測死亡数の差分;YY=予測死亡数の点推定値と観測死亡数の差分。この範囲内に実際の超過死亡数はあり得る。例えば、予測死亡数が「点推定値100人、95%予測区間上限値125人」であったとき、実際の観測死亡数が「130人」であれば、超過死亡数のレンジは「5-30人」と提示されます(観測死亡数が予測死亡数を下回る場合には超過死亡数は0人と表示されます)。

備考

  • 本迅速把握は、厚生労働行政推進調査事業費補助金 新興・再興感染症及び予防接種政策推進研究事業「医療デジタルトランスフォーメーション時代の重層的な感染症サーベイランス体制の整備に向けた研究」によって行われています。
  • これまで研究班が行ってきた超過死亡数の算出では、人口動態調査死亡票を利用しており、約3ヶ月の時間を要していました。このたび、有志の参加自治体から直近の総死亡数を研究班に直接報告いただくことで、超過死亡数の迅速な算出を可能にし、3週間から1ヶ月以内で超過死亡が把握できるようになりました。超過死亡数の算出方法は従来の方法と同じです。算出方法はじめ、超過死亡の定義や解釈に関しては、専用のダッシュボードを参照ください。

留意点

  • 一部の自治体におけるすべての死因を含む総死亡数(全死亡)に基づく超過死亡になります。全国の全ての自治体における超過死亡ではないため、本迅速把握はあくまで超過死亡の発生状況(時期と推移)を把握する目的に留まります。
  • 超過死亡数は死亡数のみから算出されるため、超過死亡が発生した要因を特定する機能は有しておりません。
  • 迅速把握は月2回の更新を予定しています(前月末、あるいは同月中旬までの超過死亡の報告)。自治体により報告できる頻度が異なるため、毎回参加自治体数が変わる可能性があります。
  • 迅速な報告ゆえ、死亡届の提出の遅れ等に伴う報告の遅延があり得るため、超過死亡は直近ほど過小評価になる可能性があります。また、死亡日不詳の場合は超過死亡数の算出に勘定されておりません。
  • 人口動態調査死亡票を利用した超過死亡数の算出は、本迅速把握とは別に、今後も専用のダッシュボードにて公開を行います。

SARS CoV 2 thum

掲載日:2022年12月28日

オンライン企画(世界中どこからでも視聴可能!)

国立感染症研究所 主催
令和4年度 感染研市民公開講座 <後期>
知らなかった、感染症の「へぇー、そうだったんだ!」

感染症にまつわる、普段なかなか聞くことができないさまざまな「へぇー、そうだったんだ!」を、感染症研究の最前線にいる研究者が分かりやすくお伝えします。全5回のレポート提出(任意)で希望者には受講修了証を発行します。

webkouza2022 poster jpg
ポスターPDF

受講対象者:高校生以上が理解できる内容としますが、参加に年齢制限はありません

開催日時:隔週火曜日の18:30~20:00
(講義約1時間、質疑応答約30分間)

開催方法:Zoom Webinarを利用したオンライン(ライブ)形式
(当日ご参加頂けない方でも振り返り用配信を約2週間ご視聴頂けます。)

定員:先着500名

参加費:無料

【満員御礼】 (2022年12月28日追記)
定員に達しましたので、受講登録を終了させていただきます。
たくさんのお申込みをいただき、ありがとうございました。

講座内容:

第1回 2023年1月10日(火)
 「動物と楽しく暮らすために知っておきたい動物由来感染症」
 獣医科学部・部長 前田 健

第2回 2023年1月24日(火)
 「感染症予防ワクチン開発における病理学者の役割」
 感染病理部・部長 鈴木 忠樹

第3回 2023年2月7日(火)
 「感染症アウトブレイク対応:素早く見つけて、素早くたたく」
 実地疫学研究センター・主任研究官 福住 宗久

第4回 2023年2月21日(火)
 「意外に多い!?小児の腸管ウイルス感染症」
 安全実験管理部・主任研究官 高木 弘隆

第5回 2023年3月7日(火)
 「実は身近なウイルスの話 :みんな感染しているヘルペスウイルス」
 感染病理部・主任研究官 峰 宗太郎

本講座に関するポスターPDFはこちらです

後期も含めた年間のシラバスはこちらです

お問い合わせ

市民公開講座事務局(国立感染症研究所・戸山庁舎)
〒162-8640 東京都新宿区戸山1-23-1

E-mail: webkouza [at] nih.go.jp([at]を@に変えてください)


※後期(全5回)は、前期とは異なる講師と内容で、2023年1月10日から実施予定です。前期を受講していない方でもご参加いただけます。


※前期と後期の続けての受講も可能ですが、改めて登録が必要です  (前期に申し込んだだけでは、後期は履修できません)。


※ご入力頂いた個人情報は、国立感染症研究所ホームページの個人情報保護方針に則り、適切に管理いたします。ご入力頂いた個人情報は、本イベントを含めまして、国立感染症研究所主催のイベントの管理運営の目的に限り、主催者が適切な管理のもと使用いたします。ご入力頂いた個人情報を主催者以外の第三者に提供することはありません。


※受講修了証は、ご登録いただいたお名前で発行されますので、その点ご留意ください。


syuryosyo

国立感染症研究所
戸山庁舎 広報運営委員会

掲載日:2022年9月27日
(最終更新日:2022年10月17日)

国立感染症研究所 戸山庁舎一般公開は、今年度、以下の企画をオンラインで開催することといたしました。

開催日時: 令和4年10月22日(土) 13:00 〜 16:00

内容

  1. <クイズ企画> 知って肝炎
    肝炎の多くがウイルス感染で起こります。肝炎の正しい知識を身につけよう!
  2. <パネル展示
    • 病原体の種類
      ウイルス?細菌?真菌?寄生虫?について説明します。「細胞」と「免疫」の基礎知識も紹介!
    • 動物由来感染症
      身近な動物からヒトに感染?細菌・ウイルス・寄生虫による感染症を紹介します!
    • ハンセン病
      ハンセン病の医学研究の現状と世界のハンセン病の様相について解説します。
  3. サイエンスカフェ

    「細胞」について解説します。

開催方法

  • Zoom Webinarを利用したオンライン形式(ライブ配信)です。
  • クイズ企画では、Zoom webinarの投票機能を使ってクイズにご回答いただけます。
  • パネル展示およびサイエンスカフェでは、演者の発表後に、Zoom webinarのQ and Aを使った質疑応答の時間を用意しています。

定員:先着500名

申込方法ご参加頂くには事前登録が必要です。
     事前登録を締め切りました。


振り返り視聴

11月7日 (月)まで、振り返り視聴のための配信を行います。
当日、ライブでは参加されずに振り返り視聴のみを希望される方は、以下のURLからご登録願います。
事前登録を締め切りました。
※Zoom webinarへご登録いただいた方は、振り返り視聴用への登録は不要です。

登録期限(Zoom webinarおよび振り返り視聴共通):

 令和4年10月14日 (金) 18時

お問い合わせ

国立感染症研究所 戸山庁舎
〒162-8640 東京都新宿区戸山1-23-1
E-mail: toyama-opencampus[at]nih.go.jp   
    ※[at]をアットマークに変えてください


SARS CoV 2 thum

掲載日:2022年8月3日

オンライン企画(世界中どこからでも視聴可能!)

国立感染症研究所 主催
令和4年度 感染研市民公開講座
知らなかった、感染症の「へぇー、そうだったんだ!」

感染症にまつわる、普段なかなか聞くことができないさまざまな「へぇー、そうだったんだ!」を、感染症研究の最前線にいる研究者が分かりやすくお伝えします。全5回のレポート提出(任意)で希望者には受講修了証を発行します。

webkouza2022 poster jpg
ポスターPDF

受講対象者:高校生以上が理解できる内容としますが、参加に年齢制限はありません

開催日時:隔週火曜日の18:30~20:00
(講義約1時間、質疑応答約30分間)

開催方法:Zoom Webinarを利用したオンライン(ライブ)形式
(当日ご参加頂けない方でも振り返り用配信を約2週間ご視聴頂けます。)

定員:先着500名

参加費:無料

申込方法事前登録をお願いします

定員に達したため、参加申込を締め切りました

講座内容(前期5回)

第1回 2022/9/6(火)「感染症序論」
 脇田 隆字(国立感染症研究所 所長)

第2回 2022/9/20(火)「狂犬病:怖くて謎めいたウイルス感染症の真実」
 井上 智(獣医科学部 主任研究官)

第3回 2022/10/4(火)「マラリア:コロナ禍で悪化する感染症」
 案浦 健(寄生動物部 室長)

第4回 2022/10/18(火)「新型コロナウイルス感染症と抗体」
 森山 彩野(治療薬・ワクチン開発研究センター 主任研究官)

第5回 2022/11/1(火)「口から感染する肝炎ウイルス」
 鈴木 亮介(ウイルス第二部 室長)

本講座に関するポスターPDFはこちらです

後期も含めた年間のシラバスはこちらです

お問い合わせ

市民公開講座事務局(国立感染症研究所・戸山庁舎)
〒162-8640 東京都新宿区戸山1-23-1

E-mail: webkouza [at] nih.go.jp([at]を@に変えてください)


※後期(全5回)は、異なる講師と内容で、2023年1月から実施予定です。参加募集は2022年11月頃から開始する予定です。前期を受講していない方でもご参加いただけます。


※ご入力頂いた個人情報は、国立感染症研究所ホームページの個人情報保護方針に則り、適切に管理いたします。ご入力頂いた個人情報は、本イベントを含めまして、国立感染症研究所主催のイベントの管理運営の目的に限り、主催者が適切な管理のもと使用いたします。ご入力頂いた個人情報を主催者以外の第三者に提供することはありません。


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ハンセン病医学オンライン講座の開催について

ここ数年、毎年約20万人の新規患者が発生しているハンセン病。

このハンセン病に関する最新の知識や国際協力の現状・将来展望などをお伝えすることを目的とした「ハンセン病医学夏期大学講座」は、令和4年度においては、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止の観点から、今般、オンラインで開催することとなりました。

詳細は笹川保健財団ホームページをご覧ください。
https://www.shf.or.jp/information/17101

日 時:2022年8月27日(土)9:00~17:00
対象者:医療関係者ならびに医療系学生
    医学、歯学、薬学、看護学、医療福祉・医療技術を学ぶ学生、
    医師、歯科医師、薬剤師、看護師、臨床検査技師、
    その他医療関係者
受講料:無料 

  ポスターPDF

掲載日:2022年7月25日
(最終更新:2022年7月29日)

令和4年7月30日(土)に予定していた村山庁舎一般公開は、新型コロナウイルス (COVID-19)の感染拡大を防止する観点から、現地開催の中止を7月22日に決定したところです。

そこで、当日予定していた企画のうち、「サイエンスカフェ」をオンラインで開催することといたしました。

(2022年7月29日追記)

Zoom webinarによる参加者数の定員に達したため、以降はYouTube Liveでご視聴頂く方法をご案内いたします。

YouTube Liveでご視聴頂いた場合、質問していただくことはできませんが、Zoom webinarと同様に視聴していただくことができます。

オンライン企画「サイエンスカフェ」

開催日時令和4年7月30日(土) 13:00〜15:30

開催方法

  • Zoom Webinarを利用したオンライン(ライブ)形式です。
  • 各講演終了後に、zoom webinarのQ and Aを使った質疑応答の時間を用意しています。
  • 当日ご参加頂けない方でも振り返り用配信をご視聴頂けます(配信期間は8月15日 (月曜)までを予定しています)。

定員先着500名
   (500名を超える場合はYouTube Liveによる配信を予定)

参加費:無料

申込締切令和4年7月29日(金)19:00
     令和4年7月30日(土)15:30(締め切りました)

講座内容(仮題)

「バイオセーフティって何?」

原田 俊彦  (安全実験管理部)
それは安全に病原体の研究を行うための方法。目立たないけれど大切なことなのです

「エンテロウイルスの複製」

有田 峰太郎 (ウイルス第二部)
ウイルスは感染した細胞の中でどのように増えるのでしょうか?
手足口病等の原因となるエンテロウイルスの複製について紹介します 

「くすりが効かない菌(薬剤耐性菌)ってなんだろう?」 

青木 沙恵 (細菌第二部)
最近、ニュースで耳にする“薬剤耐性菌”について、いっしょに考えてみましょう

「肺炎?風邪?新型?変異?いろんなコロナ」 

竹田 誠 (ウイルス第三部)
コロナはどこから?どうして変異?風邪のコロナ?また来る?

お問い合わせ

国立感染症研究所・村山庁舎
〒208-0011 東京都武蔵村山市学園4-7-1
E-mail: murayama-info2022 [at] nih.go.jp   
    ※[at]をアットマークに変えてください


掲載日:2022年7月25日
(最終更新:2022年7月29日)

令和4年7月30日(土)に予定していた村山庁舎一般公開は、新型コロナウイルス (COVID-19)の感染拡大を防止する観点から、現地開催の中止を7月22日に決定したところです。

そこで、当日予定していた企画のうち、「サイエンスカフェ」をオンラインで開催することといたしました。

(2022年7月29日追記)

Zoom webinarによる参加者数の定員に達したため、以降はYouTube Liveでご視聴頂く方法をご案内いたします。

YouTube Liveでご視聴頂いた場合、Q and Aによる質問をすることができませんので、あしからずご了承下さい。

オンライン企画「サイエンスカフェ」

開催日時令和4年7月30日(土) 13:00〜15:30

開催方法

  • Zoom Webinarを利用したオンライン(ライブ)形式です。
  • 各講演終了後に、zoom webinarのQ and Aを使った質疑応答の時間を用意しています。
  • 当日ご参加頂けない方でも振り返り用配信をご視聴頂けます(配信期間は8月15日 (月曜)までを予定しています)。

定員先着500名
   (500名を超える場合はYouTube Liveによる配信を予定)

参加費:無料

申込締切令和4年7月29日(金)19:00
     令和4年7月30日(土)15:30

申込方法:ご参加頂くには事前登録が必要です。

https://forms.office.com/r/PZEjJrw84r
にアクセスしご登録下さい。登録完了後、ご参加頂く方法が記載されたeメールが送信されますので、ご確認下さい。

* 登録完了後のeメールが「迷惑メールフォルダ」に振り分けられる場合がございます。ご登録受付後すぐに自動返信メールをお送りするシステムになっておりますので、届かない場合は「迷惑メールフォルダ」をご確認ください。

* 村山庁舎一般公開に事前登録して頂いた方々には、ご参加頂く方法を記載したeメールを7月29日(金)にお送りいたしますので、再登録して頂くには及びません。ただし、代表者に登録を依頼し、当日は、代表者と異なる端末で本企画に参加される方につきましては、上記URLから登録をお願いいたします。

講座内容(仮題)

「バイオセーフティって何?」

原田 俊彦  (安全実験管理部)
それは安全に病原体の研究を行うための方法。目立たないけれど大切なことなのです

「エンテロウイルスの複製」

有田 峰太郎 (ウイルス第二部)
ウイルスは感染した細胞の中でどのように増えるのでしょうか?
手足口病等の原因となるエンテロウイルスの複製について紹介します 

「くすりが効かない菌(薬剤耐性菌)ってなんだろう?」 

青木 沙恵 (細菌第二部)
最近、ニュースで耳にする“薬剤耐性菌”について、いっしょに考えてみましょう

「肺炎?風邪?新型?変異?いろんなコロナ」 

竹田 誠 (ウイルス第三部)
コロナはどこから?どうして変異?風邪のコロナ?また来る?

お問い合わせ

国立感染症研究所・村山庁舎
〒208-0011 東京都武蔵村山市学園4-7-1
E-mail: murayama-info2022 [at] nih.go.jp   
    ※[at]をアットマークに変えてください


掲載日:2022年7月22日

7月30日に開催を予定していました村山庁舎一般公開は、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大を防止する観点から、現地開催の中止を急遽決定いたしました。

ご来場を楽しみにされていた皆様には大変申し訳なく、深くお詫び申し上げます。

何卒ご理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。

掲載日:2022年7月19日

村山一般公開の申し込みは終了しました。 

たくさんお申込みいただきありがとうございました。 

抽選の結果に関わらず、7月22日(金)までに、申し込みいただいた方全員にご連絡いたします。 

掲載日:2022年7月15日

「キキカンリ」ってなんだ?

漢字で書くと「危機(きき)管理(かんり)」。

危機っていうのはピンチのこと。

感染症で起こる”危機”ってどんなこと?どんな準備をしておこう?準備は誰がしているの?

パネルで「キキカンリ」を探って、グッズ(文房具)をもらおう!

掲載日:2022年7月14日

病原体BINGO! 〜ビンゴで病原体バッジゲットだぜ!!〜

感染症(かんせんしょう)を引(ひ)き起(お)こす様々(さまざま)な病原体(びょうげんたい)にはどんなものがあるのでしょう?

ウイルス・菌 (きん)・真菌 (しんきん)・寄生虫 (きせいちゅう) のいろいろな病原体をビンゴで遊 (あそ) びながら知 (し)ってみよう。

病原体バッジももらえるよ! 

みんな「D会場(かいじょう)」に来 (き) てね!

掲載日:2022年7月13日

遠心分離をやってみよう

薬や食品の製造や、血液検査やウイルスの分離など様々な技術に使われている遠心分離について学びます。牛乳やジュースを遠心分離して、結果を実験ノートに記録してみましょう。家で作れるかんたん遠心機についても紹介します。


遠心分離するとどうなるかな??

<体験イベント開催時間>
13:30 第1回, 15:00 第2回 , 16:00 第3回
*受付は開始10分前、先着10名です。

掲載日:2022年7月12日

予定しておりました「感染症を楽しく学ぼう」イベントは、新型コロナウイルス感染症対策の観点から新イベントの「病原体BINGO!」に変更いたします。

ご来場されるみなさまが安全、安心に感染症を楽しく学んでいただけるように新しいイベントを準備しております。

ぜひ、ご家族そろってビンゴゲームをお楽しみください。 

掲載日:2022年7月12日

生きてる芸術?微生物アート

普段は目に見えない、身近な微生物によるアートを展示します。

また、インフルエンザ・呼吸器系ウイルス研究センターで行われている

「アートのようで、実は研究のお仕事!」そんな研究手法もご紹介します。

微生物の美しさや、研究者が見ているカラフルな世界を、一緒にのぞいてみませんか。

掲載日:2022年7月11日

バイオセーフティラボ体験

病原体を使った実験をする時は、自分が感染していけません。また、周りの人に感染させてもいけません。

バイオセーフティラボ体験では、怖い病原体から身を守りながら、安全に作業するにはどうすればいいのか、 外にもらさないためにはどんなことが必要なのかを学べます。

マスクや手袋、防護服などを実際に身に着け、実験器具を使って模擬実験をしながら、その答えを体験することができます。

掲載日:2022年7月8日

見てみよう!病気と微生物の世界

小さくて目に見えない細菌はどんな形?からだに入った微生物がどうして病気を起こすの?その世界を写真と顕微鏡でお見せします。

掲載日:2022年7月8日

研究者になりきろう!

普段研究者が使っている顕微鏡でいろいろなものを見てみよう!身近なものや、研究で観察しているものを用意しています。白衣を着た写真をキーホルダーにしてプレゼント。

openhouse2022 m06

掲載日:2022年7月7日

サイエンスカフェ

感染研の4名の先生方が専門のことを分かりやすくお話しします。

ちょっと分からないこと、知りたいことがあったらどしどし質問してください!

「バイオセーフティって何?」

13:30-14:00 
原田 俊彦  (安全実験管理部)
それは安全に病原体の研究を行うための方法。目立たないけれど大切なことなのです。

「エンテロウイルスの複製」

14:20-14:50 
有田 峰太郎 (ウイルス第二部)
ウイルスは感染した細胞の中でどのように増えるのでしょうか?
手足口病等の原因となるエンテロウイルスの複製について紹介します 

「くすりが効かない菌(薬剤耐性菌)ってなんだろう?」 

15:10-15:40 
青木 沙恵 (細菌第二部)
最近、ニュースで耳にする“薬剤耐性菌”について、いっしょに考えてみましょう

「肺炎?風邪?新型?変異?いろんなコロナ」 

16:00-16:30
竹田 誠 (ウイルス第三部)
コロナはどこから?どうして変異?風邪のコロナ?また来る?

掲載日:2022年7月4日

研究者のラボ体験(実験道具)

ウイルスや細菌の研究にはいろいろな実験道具が必要です。では、研究者はどのような道具を使って実験をしているのでしょうか?学校ではなかなか見ることのできない、研究者が使ういろいろな実験道具を実際に使ってみましょう!

掲載日:2022年6月30日

ご来場されるみなさまが村山一般公開を安全・安心に楽しんでいただくためにお願いがあります。

openhouse2022 murayama poster02 2

掲載日:2022年6月25日
(最終更新日:2022年7月12日)

国立感染症研究所・村山庁舎で7月30日に開催される一般公開のイベントが決まりましたのでお知らせします。

子供たちやそのご家族に楽しんでいただけるように、実験体験や展示、サイエンスカフェなど様々な企画を準備しています。

また、感染研のお仕事を知っていただけるようなパネル展示などのコーナーもございます。

openhouse2022 murayama poster02 2

ポスターおよびイベント概要のPDF版

(掲載日2022年6月15日)
(一部改正2022年7月8日)
国立感染症研究所
国立国際医療研究センター国際感染症センター
PDF

サル痘は接触感染や飛沫感染を起こすが、日常生活の中で空気感染を起こすことは確認されていない。ただし、空気感染を起こすと考えられている麻しんや水痘との臨床的な鑑別が困難であるため、発熱と発疹がありそれらの感染症が否定できない間は、サル痘疑いの患者には空気予防策の実施が求められる。

国立感染症研究所
村山庁舎 広報運営委員会
掲載日:2022年6月3日
(最終更新日:2022年7月19日)

国立感染症研究所・村山庁舎で、3年ぶりに一般公開が現地開催されることをお知らせいたします。

内容

  • 日時:2022年7月30日(土)13:00-17:00
             (入場は16:30まで)
  • 会場:国立感染症研究所 村山庁舎
  • 対象:武蔵村山市および東大和市に在住・在学している小・中学生およびそのご家族と感染研村山庁舎近隣に在住・在勤している方
    ※事前予約制 (受付を終了しました)
  • 入場無料
 
ポスター
openhouse2022 murayama thumb
イベント概要
openhouse2022 murayama poster02 2

  ポスターおよびイベント概要のPDF版

今年は新型コロナウイルス感染症対策として、マスクの着用、検温、手洗いや手指消毒、密にならないなど徹底した対策のもと、一般公開の運営に努めてまいります。

ご家族やご友人をお誘い合わせの上、皆さまのご来場をお待ちしております。

詳細は、こちら(村山一般公開公式ブログ)で随時更新していきます。

参加方法

ご参加いただくには申し込みが必要です。

※参加申し込みの受付期間:6月30日(木)10時~7月19日(火)17時(受付終了)
※申し込みが多い場合は抽選をさせていただきます。

抽選の結果に関わらず、7月22日(金)までに申し込みいただいた方全員にご連絡いたします。

申し込みの注意点

・応募人数は1グループ5名までです。その中には必ず申込者(代表者)も含めてください。

問い合わせ

国立感染症研究所・村山庁舎
〒208-0011 東京都武蔵村山市学園4-7-1
E-mail: murayama-info2022 [at] nih.go.jp   
    ※[at]をアットマークに変えてください


令和4年5月20日改訂
国立感染症研究所

サル痘は、サル痘ウイルス感染による急性発疹性疾患である。感染症法では4類感染症に位置付けられている。主にアフリカ中央部から西部にかけて発生しており、自然宿主はアフリカに生息するげっ歯類が疑われているが、現時点では不明である。稀に流行地外でも、流行地からの渡航者等に発生した事例がある。症状は発熱と発疹を主体とし、多くは2−4週間で自然に回復するが、小児等で重症化、死亡した症例の報告もある。

なお、世界の複数の地域でも2020年以降、例年とは異なるRSV感染症の動向が報告された。アメリカ大陸では、COVID-19パンデミックが始まった2020年以来は、RSV感染症の報告数、もしくは検査陽性率が激減したが、2021年になると米国や複数の中南米の国々で報告数・検査陽性率の増加がみられた。(https://iris.paho.org/bitstream/handle/10665.2/55337/InfluRep7Dec2021.pdf?sequence=1&isAllowed=y )。日本や米国(https://www.cdc.gov/surveillance/nrevss/rsv/index.html)、(https://emergency.cdc.gov/han/2021/han00443.asp)と同様に北半球に位置する欧州の英国(イングランド)でも、2020年は2018年、2019年と同様な流行はみられず、2021年に入ってから、RSV感染症の検査陽性数・陽性率の増加とピークの形成がみられた(https://assets.publishing.service.gov.uk/government/uploads/system/uploads/attachment_data/file/1005056/Weekly_Flu_and_COVID-19_report_w29.pdf)(https://assets.publishing.service.gov.uk/government/uploads/system/uploads/attachment_data/file/1062976/Weekly_Flu_and_COVID-19_report_w12.pdf) 。

SARS CoV 2 thum

国立感染症研究所 主催

感染症市民公開講座(全10回)
感染症との闘い―最近問題になっている感染症― シーズン2
感染症対策-ワクチン・治療薬を中心にー

現在、新型コロナウイルス感染症によって多くの人が影響を受けています。感染症に対して改めて興味を持つ方も増えていますが、感染症は新型コロナウイルス感染症だけではありません。

今回は前期の講座に続き、後期の講座を開催致します。本講座では、国立感染症研究所(感染研)の専門家が、感染症との闘いの為のヒトの生体防御の働き、および感染を予防する為のワクチンの効能、またワクチンの安全がどのように確保されているのかを説明し、その中で感染症研究の専門機関、特に国立感染症研究所が果たしている機能について解説します。また、感染症に関する治療薬とその開発についても解説します。。

皆様、よろしくお願い申し上げます。

<講座内容>

1.感染と宿主免疫

2.次世代ワクチンの開発

3.感染症の予防とワクチン接種

4.薬剤耐性と院内感染

5.生物製剤の品質管理

6.インフルエンザワクチン

7.血液製剤

8.肝炎ウイルスワクチンと治療薬

9.エイズ治療薬とHIVワクチン開発

10.ウイルス感染症治療薬とその開発

◆開催日時:令和3年10月から令和4年2月の第二・第四火曜日 18:30~20:00
(10月12日(火)に第1回目がスタート、講義約1時間の後、質疑応答を予定。後期10回を予定しています。)

◆開催方法:オンライン(先着 500枠
個人でご参加下さい。オンラインシステムはZoom Webinarを利用し、YouTubeでの2週間の振り返り視聴が可能です。

◆対象者:どなたでも参加可能ですが、講義は生物を専攻していない大学生の方が理解できるレベルを想定しています。

◆参加費:無料

◆申込締切:10月 8日(締め切りました)多数のお申し込みをいただき誠にありがとうございます。

      

国立感染症研究所 戸山庁舎

162-8640 東京都新宿区戸山1-23-1

E-mail: webkouza[at]nih.go.jp   ※[at]を@に変えてください

* ご入力頂いた個人情報は、国立感染症研究所ホームページの個人情報保護方針に則り、適切に管理いたします。ご入力頂いた個人情報は、本イベントを含めまして、国立感染症研究所主催のイベントの管理運営の目的に限り、主催者が適切な管理のもと使用いたします。ご入力頂いた個人情報を主催者以外の第三者に提供することはありません。

◆受講方法

Zoomウエビナー

YouTube振り返り視聴(限定配信となります。講義後2日ほどでURLを送ります。約2週間の視聴が可能です)

講義毎にレポートがあります。7回以上ご提出をいただいた方に受講修了書を発行致します。

◆講座内容詳細

感染症公開講座(後期 シラバス)

国立感染症研究所
戸山庁舎 広報運営委員会

新型コロナウイルス感染症への国立感染症研究所の取り組み

新型コロナウイルス感染症は、令和2年(2020年)1月16日に国内で1例目が報告されて以降、日本でも流行し、流行は今もなお続いています。ワクチン接種が開始されているものの、新型コロナウイルス感染症の流行状況には依然注意を払う必要があります。

本講演会では、新型コロナウイルス感染症について、国立感染症研究所(感染研)の専門家5名が、それぞれの専門分野からわかりやすく解説します。また、新型コロナウイルス感染症に対して感染研が果たしてきた役割についてもご紹介いたします。

Zoom webinarによる参加者数の定員に達してしまったため、以降はYouTube Liveでご視聴頂く方法をご案内いたします。

YouTube Liveからご視聴頂いた場合には、ご質問頂くことはできませんので、あしからずご了承下さい。

開催日時:   令和3年9月18日(土) 9:00〜12:00

開催方法:

  • Zoom Webinarを利用したオンライン形式です。
  • 各講演終了後に、zoom webinarのQ and Aを使った質疑応答の時間を用意しています。
  • 2週間程度の振り返り用配信を行います。当日ご参加頂けない方でも振り返り用配信をご視聴頂けます。

定員:先着500名

申込方法:ご参加頂くには事前登録が必要です。

https://forms.office.com/r/NsN0vXzcbT
にアクセスしご登録下さい。

登録完了後、ご参加頂く方法が記載されたeメールが送信されますので、ご確認下さい。


* 登録完了後のeメールが「迷惑メールフォルダ」に振り分けられる場合がございます。 ご登録受付後すぐに自動返信メールをお送りするシステムになっておりますので、届かない場合は「迷惑メールフォルダ」をご確認ください。


講演内容(仮題)

  1. コロナウイルス感染症

    インフルエンザ・呼吸器系ウイルス研究センター 室長 松山 州徳 

  2. 新型コロナウイルスの変異ウイルス   

    病原体ゲノム解析研究センター センター長 黒田 誠

  3. 新型コロナウイルス感染症の疫学  

    感染症疫学センター センター長 鈴木 基

  4. 新型コロナウイルスに対する治療薬探索   

    治療薬・ワクチン開発研究センター 治療薬開発総括研究官 渡士 幸一

  5. 新型コロナウイルスに対するワクチンの有効性と安全性

    感染症疫学センター 予防接種総括研究官 多屋 馨子

お問い合わせ

国立感染症研究所 戸山庁舎
〒162-8640 東京都新宿区戸山1-23-1
E-mail: info[アットマーク]nih.go.jp
※[アットマーク]を@に置き換えて送信してください。


* ご入力頂いた個人情報は、国立感染症研究所ホームページの個人情報保護方針に則り、適切に管理いたします。ご入力頂いた個人情報は、本イベントを含めまして、国立感染症研究所主催のイベントの管理運営の目的に限り、主催者が適切な管理のもと使用いたします。ご入力頂いた個人情報を主催者以外の第三者に提供することはありません。


oc toyama2021

2023年3月29日

新型コロナウイルス感染症に対する感染管理は、人々が免疫を持ち社会の在り方が変化してきている中で変化してきており、学会からの推奨も別途出されていることから、当所ホームページで公開していた「新型コロナウイルス感染症に対する感染管理」はその役割を終えたと考えます。

今後新型コロナウイルス感染症に対する感染管理に関しては下記サイト等をご参照ください。

  

日本環境感染学会 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)への対応について

http://www.kankyokansen.org/modules/news/index.php?content_id=328(外部サイト)

 

日本感染症学会 新型コロナウイルス感染症

https://www.kansensho.or.jp/modules/topics/index.php?content_id=31(外部サイト)

 

新型コロナウイルス感染症の病理解剖業務における感染予防策の考え方

https://www.niid.go.jp/niid/ja/2019-ncov/2484-idsc/12002-covid19-83.html

 

 

【更新履歴】

2021年8月6日

 新型コロナウイルス感染症に対する感染管理(2021年8月6日改訂版)

 更新箇所ハイライト版 (更新箇所が黄色でハイライトされています)

別添  表. 状況、職種、活動種類に応じた COVID-19 流行時における PPE の使用例

2020年6月30日

 新型コロナウイルス感染症に対する感染管理(2021年6月30日改訂版)

 更新箇所ハイライト版 (更新箇所が黄色でハイライトされています)

2020年10月2日

 新型コロナウイルス感染症に対する感染管理(2020年10月2日改訂版)

別添  表. 状況、職種、活動種類に応じた COVID-19 流行時における PPE の使用例

2020年6月2日

 新型コロナウイルス感染症に対する感染管理(2020年6月2日改訂版)

2020年5月20日

 新型コロナウイルス感染症に対する感染管理(2020年5月20日改訂版)

別添  表. 状況、職種、活動種類に応じた COVID-19 流行時における PPE の使用例(2020年4月27日版)

2020年4月27日

 新型コロナウイルス感染症に対する感染管理(2020年4月27日改訂版:5月1日一部修正)

(2020年5月1日) 下記の箇所を訂正しました

  本文:プロパノール、イソプロパノール → 2-プロパノール
  表:病室、外来診察室での医療従事者 → 病室、外来診察室での医療従事者 (COVID-19患者及び疑い患者を診察する場合)
2020年4月7日  新型コロナウイルス感染症に対する感染管理(2020年4月7日改訂版)
2020年3月19日  新型コロナウイルス感染症に対する感染管理(2020年3月19日改訂版)
  • 「1)上気道の検体採取を実施する場合(鼻咽頭ぬぐい液採取等)」と「4 関係者が感染者であった際の対応について」を追加しました。
2020年3月5日  新型コロナウイルス感染症に対する感染管理(2020年3月5日改訂版)

 

 

国立感染症研究所
村山庁舎 広報運営委員会

国立感染症研究所の活動を一般の方に楽しみながら知っていただく目的で、戸山庁舎と村山庁舎の両方で年に一回ずつ開催しておりました感染研一般公開。

2021年度は昨年よりの新型コロナウイルス流行を鑑みて、感染研村山庁舎は「オンライン一般公開」という形で開催いたします。また今年度は村山庁舎開庁60周年特別企画です。その半世紀以上の歴史の中で発生した感染症にどう立ち向かってきたのか、危機対応クロニクル(歴史の記録)として紹介いたします。

2021年度 感染研村山庁舎 一般公開
「感染症危機対応クロニクル」
  • 全6回 YouTubeで配信
  • ご視聴いただくには事前登録が必要です。
    https://forms.office.com/r/6CRdP0qU3W
    にアクセスしてメールアドレスをご登録下さい。
    ご視聴方法を記載したeメールを折り返しお送りいたします。
openhouse2021 murayama thumb

ポスターのPDF版はこちら

配信日程と内容
(調整により日時等変更の可能性があります)

第1回 8月10日(火) 感染症の近代史と感染研(30分)

第2回 8月11日(水) ポリオ(30分)

第3回 8月12日(木) インフルエンザ(30分)

第4回 8月13日(金) エボラウイルス病(30分)

第5回 8月16日(月) バイオセーフティ(小学生向け)(20分)

第6回 8月20日(金) 新型コロナウイルス感染症(40分)

中止となってしまった昨年度を残念に思ってくださっていた皆様、気にはなっていたものの遠くにお住まいなどで参加出来なかった皆様、そして一般公開がある事を初めてご存知になった皆様のご視聴を是非お待ちしております。

問い合わせ

国立感染症研究所・村山庁舎
〒208-0011 東京都武蔵村山市学園4-7-1
E-mail: murayama-info [at] nih.go.jp   ※[at]をアットマークに変えてください

 

 

国立感染症研究所では分離されたSARS-CoV-2英国変異株(VOC-202012/01)およびブラジル変異株(501Y.V3, P.1)に加えて、南アフリカ変異株(B.1.351)を試験研究に利用する研究機関等へ分与することといたしました。

 

分与は、感染研病原体等安全管理規程による「病原体等の分与等に関する取扱要領」に書かれた手続きに 従って行います(https://www.niid.go.jp/niid/ja/lab/481-biosafe/7155-bunyo-shogai17.html)。

 

注)本ウイルスは四種病原体です。本ウイルスの取扱いについてはBSL3/ABSL3施設が必要となります。

 

【病原体分与手続きについて】

下記病原体の分与担当研究者にメールもしくはお電話にてお問い合わせください。

 

【病原体の分与担当研究者】

ウイルス第一部第三室 伊藤睦代

電話:03-5285-1111(内線2531)

メール:このメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。

 

【事務担当】

総務部調整課研究支援係

電話:03-5285-1111(内線2040,2052)

メール:このメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。

 

 

 

 

国立感染症研究所では分離されたSARS-CoV-2英国変異株(VOC-202012/01)について分与を行ってきました。この度、英国変異株に追加してブラジル変異株(501Y.V3, P.1)を試験研究に利用する研究機関等へ分与することといたしました。

 

分与は、感染研病原体等安全管理規程による「病原体等の分与等に関する取扱要領」に書かれた手続きに 従って行います(https://www.niid.go.jp/niid/ja/lab/481-biosafe/7155-bunyo-shogai17.html)。

 

注)本ウイルスは四種病原体です。本ウイルスの取扱いについてはBSL3/ABSL3施設が必要となります。

 

【病原体分与手続きについて】

下記病原体の分与担当研究者にメールもしくはお電話にてお問い合わせください。

 

【病原体の分与担当研究者】

ウイルス第一部 部長 西條政幸

 

問合せ担当:

ウイルス第一部第三室 伊藤睦代

電話:03-5285-1111(内線2531)

メール:このメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。

 

【事務担当】

総務部調整課研究支援係

電話:03-5285-1111(内線2040,2052)

メール:このメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。

 

 

 国立感染症研究所で分離されたSARS-CoV-2新規変異株(VOC-202012/01)を試験研究に利用する研究機関等へ分与することといたしました。

分与は、感染研病原体等安全管理規程による「病原体等の分与等に関する取扱要領」に書かれた手続きに従って行います。

注)本ウイルスは四種病原体です。本ウイルスの取扱いについてはBSL3/ABSL3施設が必要となります。

 

【病原体分与手続きについて】

国立感染症研究所ホームページの以下の記事をご参照ください。

病原体分与に関する手続きについて(https://www.niid.go.jp/niid/ja/lab/481-biosafe/7155-bunyo-shogai17.html)

 

【病原体の分与担当研究者】

問い合わせ担当:ウイルス第一部第三室 伊藤睦代

電話:03-5285-1111(内線2531)

 

【事務担当】

総務部調整課研究支援係

電話:03-5285-1111(内線2040,2052)

メール:このメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。

 

 

     日本の梅毒症例の動向について
Notification Trends Among Syphilis Cases in Japan

 国立感染症研究所 感染症疫学センター・細菌第一部

2020年9月30日現在
(更新日:2020年10月29日)

■ 本サイトの目的

感染症発生動向調査により収集されている日本の梅毒症例のデータを適時に還元することがこのサイトの目的です。 

掲載日 
2020年10月29日

日本の梅毒症例の動向について (2020年第3四半期 : 2020年9月30日現在)

xlsx imgAnnex 表1~5(エクセルファイル)

2020年7月30日

日本の梅毒症例の動向について (2020年第2四半期 : 2020年7月1日現在)

xlsx imgAnnex 表1~5(エクセルファイル)

2020年4月20日

日本の梅毒症例の動向について (2020年第1四半期 : 2020年4月1日現在)

xlsx imgAnnex 表1~5(エクセルファイル)

2020年1月28日

日本の梅毒症例の動向について (2019年第4四半期 : 2020年1月8日現在)*3

xlsx imgAnnex 表1~5(エクセルファイル)

2019年10月31日

日本の梅毒症例の動向について (2019年第3四半期 : 2019年10月2日現在)

xlsx imgAnnex 表1~4(エクセルファイル)

2019年8月16日

日本の梅毒症例の動向について (2019年第2四半期 : 2019年7月3日現在)

xlsx imgAnnex 表1~4(エクセルファイル)

2019年4月23日

日本の梅毒症例の動向について (2019年第1四半期 : 2019年4月3日現在)*2

xlsx imgAnnex 表1~4(エクセルファイル)

2019年1月22日

日本の梅毒症例の動向について (2018年第4四半期 : 2019年1月7日現在)

xlsx imgAnnex 表1~4(エクセルファイル)

2018年10月29日

日本の梅毒症例の動向について (2018年第3四半期 : 2018年10月3日現在)

xlsx imgAnnex 表1~4(エクセルファイル)

2018年7月27日

日本の梅毒症例の動向について (2018年第2四半期 : 2018年7月4日現在)

xlsx imgAnnex 表1~4(エクセルファイル)

2018年4月27日

日本の梅毒症例の動向について (2018年第1四半期 : 2018年4月4日現在)

xlsx imgAnnex 表1~4(エクセルファイル)

2018年1月31日

日本の梅毒症例の動向について (2017年第4四半期 : 2018年1月5日現在)

xlsx imgAnnex 表1~4(エクセルファイル)

2017年10月31日

日本の梅毒症例の動向について (2017年第3四半期 : 2017年10月4日現在)

xlsx imgAnnex 表1~4(エクセルファイル)

2017年7月28日

日本の梅毒症例の動向について (2017年第2四半期 : 2017年7月5日現在)

xlsx imgAnnex 表1~4(エクセルファイル)

2017年5月23日*

日本の梅毒症例の動向について (2017年第1四半期 : 2017年4月5日現在)

xlsx imgAnnex 表1~4(エクセルファイル)

 (次回更新予定  2021年1月頃)

*3 2020年1月30日ファイル差し替え
表5の一部に誤りがありましたので修正しました。
*2 2019年8月16日ファイル差し替え
「日本の梅毒症例の動向について (2019年第1四半期 : 2019年4月3日現在)」の表に誤りがありましたので、修正しました。
*2017年7月28日一部修正
記述に誤りがありましたので、下記の通り訂正させて頂きました。
誤) 表3.の55~59歳[(2016年第14~26週:男33例、女6 例)、(2016年第27~39週:男56例)、(2016年第40~52週:29例、女2例)]
正) 表3.の55~59歳[(2016年第14~26週:男43例、女7例)、(2016年第27~39週:男66例)、(2016年第40~52週:男41例、女3例)]
また、該当する図3も訂正させて頂きました。

 

 

opencampus back thumb国立感染症研究所では、普段は入場できない感染研の建物の中で、研究者と来場者が交流しながら、一般の方々に感染研の活動と感染症に対する理解を深めていただく目的で、2009年より感染研一般公開を実施してまいりました。毎年、7月に村山庁舎一般公開、9-10月に戸山庁舎一般公開を開催して、多数の来場者に楽しんでいただき、地域の行事としても定着して来たところです。

今般、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が発生し、その感染拡大防止のため、今年度は、例年と同じ形で一般公開を実施することが、困難であると判断しております。そこで、今年度の一般公開の開催は、例年通りのスケジュールでの実施は一旦休止とし、今後のCOVID-19の感染状況を見極めた上で、適切な感染対策や開催規模の元、早期実施できるように、開催時期、方法を模索してまいります。

一般公開を楽しみにしていていた参加予定者の皆様にはご迷惑をおかけしますが、どうぞご理解・ご協力のほどよろしくお願いいたします。

国立感染症研究所
広報委員会

 

     日本の梅毒症例の動向について
Notification Trends Among Syphilis Cases in Japan

 国立感染症研究所 感染症疫学センター・細菌第一部

2020年4月1日現在
(更新日:2020年4月20日)

■ 本サイトの目的

感染症発生動向調査により収集されている日本の梅毒症例のデータを適時に還元することがこのサイトの目的です。 

掲載日 
2020年4月20日

日本の梅毒症例の動向について (2020年第1四半期 : 2020年4月1日現在)

xlsx imgAnnex 表1~5(エクセルファイル)

2020年1月28日

日本の梅毒症例の動向について (2019年第4四半期 : 2020年1月8日現在)*3

xlsx imgAnnex 表1~5(エクセルファイル)

2019年10月31日

日本の梅毒症例の動向について (2019年第3四半期 : 2019年10月2日現在)

xlsx imgAnnex 表1~4(エクセルファイル)

2019年8月16日

日本の梅毒症例の動向について (2019年第2四半期 : 2019年7月3日現在)

xlsx imgAnnex 表1~4(エクセルファイル)

2019年4月23日

日本の梅毒症例の動向について (2019年第1四半期 : 2019年4月3日現在)*2

xlsx imgAnnex 表1~4(エクセルファイル)

2019年1月22日

日本の梅毒症例の動向について (2018年第4四半期 : 2019年1月7日現在)

xlsx imgAnnex 表1~4(エクセルファイル)

2018年10月29日

日本の梅毒症例の動向について (2018年第3四半期 : 2018年10月3日現在)

xlsx imgAnnex 表1~4(エクセルファイル)

2018年7月27日

日本の梅毒症例の動向について (2018年第2四半期 : 2018年7月4日現在)

xlsx imgAnnex 表1~4(エクセルファイル)

2018年4月27日

日本の梅毒症例の動向について (2018年第1四半期 : 2018年4月4日現在)

xlsx imgAnnex 表1~4(エクセルファイル)

2018年1月31日

日本の梅毒症例の動向について (2017年第4四半期 : 2018年1月5日現在)

xlsx imgAnnex 表1~4(エクセルファイル)

2017年10月31日

日本の梅毒症例の動向について (2017年第3四半期 : 2017年10月4日現在)

xlsx imgAnnex 表1~4(エクセルファイル)

2017年7月28日

日本の梅毒症例の動向について (2017年第2四半期 : 2017年7月5日現在)

xlsx imgAnnex 表1~4(エクセルファイル)

2017年5月23日*

日本の梅毒症例の動向について (2017年第1四半期 : 2017年4月5日現在)

xlsx imgAnnex 表1~4(エクセルファイル)

 (次回更新予定  2020年7月)

*3 2020年1月30日ファイル差し替え
表5の一部に誤りがありましたので修正しました。
*2 2019年8月16日ファイル差し替え
「日本の梅毒症例の動向について (2019年第1四半期 : 2019年4月3日現在)」の表に誤りがありましたので、修正しました。
*2017年7月28日一部修正
記述に誤りがありましたので、下記の通り訂正させて頂きました。
誤) 表3.の55~59歳[(2016年第14~26週:男33例、女6 例)、(2016年第27~39週:男56例)、(2016年第40~52週:29例、女2例)]
正) 表3.の55~59歳[(2016年第14~26週:男43例、女7例)、(2016年第27~39週:男66例)、(2016年第40~52週:男41例、女3例)]
また、該当する図3も訂正させて頂きました。

 

国立感染症研究所からのお願い

英語版はこちら(English version is available at:)

 
横浜港で検疫中のクルーズ船より下船された乗客の皆さま

2月5日から19日までの健康観察の期間について、ご辛抱いただき、誠にお疲れ様でした。皆さまに心より感謝申し上げます。

皆さまにおかれましては、発熱・呼吸器症状等がなく、これまでのウイルス検査で陰性であったことから、新型コロナウイルスに感染しているおそれについての心配はないということで日常生活にお戻りになるわけですが、ご不安を感じておられる方も少なくないと思います。

国立感染症研究所からのお願いとしては、あくまで念のため、今後14日間の間(対象者の下船日の翌日を起算日とする)、対象者の住所地の都道府県等から毎日健康フォローアップが実施されますので、ご協力の程お願い致します。もし体調が通常と異なる等を自覚された場合には、地域の新型コロナウイルスに関する帰国者・接触者相談センターまでご連絡の上でのご相談をお願い出来ればと思います。また、船内で気を付けておられたように、手洗い励行やマスク着用を始めとする通常の感染対策については、ご自身の感染予防の観点からも、ぜひ続けていただくとともに、不要不急の外出はできる限り控え、やむをえず移動する際にも、公共交通機関の利用は避けるようにお願い致します。

★各都道府県の新型コロナウイルスに関する帰国者・接触者相談センター★

(令和2年2月13日時点版)

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/covid19-kikokusyasessyokusya.html

下船される皆さまは、国内への新興感染症の病原体の侵入を防ぐために、長期間に渡ってご苦労いただいた方々であります。国民の皆さまにおかれては、下船された乗客の皆さまの心身の回復を手助けいただくように、最大限のご支援を賜りますようお願い申し上げます。

令和2年2月25日

国立感染症研究所 


 

この記事は古い情報に基づいています。最新の内容はこちらのリンクをご覧ください。

国立感染症研究所で分離された新型コロナウイルスを試験研究に利用する研究機関等へ分与することといたしました。

分与は、感染研病原体等安全管理規程による「病原体等の分与等に関する取扱要領」に書かれた手続きに従って行います。

【病原体分与手続きについて】

国立感染症研究所ホームページの以下の記事をご参照ください
病原体分与に関する手続きについて(https://www.niid.go.jp/niid/ja/lab/481-biosafe/7155-bunyo-shogai17.html)

 

【病原体の分与担当研究者】

ウイルス第一部 部長 西條

電話:03-5285-1111(内線2502)

 

【事務担当】

総務部調整課研究支援係

電話:03-5285-1111(内線2040,2052)
メール:このメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。

 

【関連外部サイト】

国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所(新型コロナウイルスの分離に利用可能な細胞株の提供開始について)
(URL: https://www.nibiohn.go.jp/information/nibio/2020/02/006237.html

国立感染症研究所 バイオリスク管理委員会
2020年1月30日

 

以下のような所内ルールが取り決められましたのでお知らせします。 所内のバイオリスク管理委員会で議論した結果、当該ウイルスの所内での取り扱いについて以下の2点が決定された。

  1. 新型コロナウイルス2019-nCoVの病原体の取り扱いは、BSL3/ABSL3取り扱いとする。
  2. 新型コロナウイルス2019-nCoV感染疑い患者由来の臨床検体はBSL2取り扱いとする。

なお、本ウイルスは、病原性や伝搬性等で知見が蓄積中であり、本取り決めは暫定的な取り決めとする。また、新規ウイルスで知見が蓄積していないことを考慮し、曝露リスクを低減する追加対応をする。

 

2020年2月21日追記

 

暫定的な名称としていた 2019 novel coronavirus(2019-nCoV)は

severe acute respiratory syndrome coronavirus 2 (SARS-CoV-2) となりました。

 

 
   
 
 

 

 

 
   
 
 

 

 

「くらしに役立つ病気の知識」

ハンセン病の理解と制圧に向けて

seminar191102

 

講師:阿戸 学(ハンセン病研究センター感染制御部長)

令和元年11月2日(土)
於:国立感染症研究所 村山庁舎 

10:00〜11:15(受付は9:30~)

参加費: 無料(申し込み不要)

 

 

お問い合わせ
東京都武蔵村山市学園4丁目7番1号
国立感染症研究所村山庁舎
TEL: 042-561-0771
FAX: 042-565-3315

     日本の梅毒症例の動向について
Notification Trends Among Syphilis Cases in Japan

 国立感染症研究所 感染症疫学センター・細菌第一部

2019年10月2日現在
(更新日:2019年10月31日)

■ 本サイトの目的

感染症発生動向調査により収集されている日本の梅毒症例のデータを適時に還元することがこのサイトの目的です。 

掲載日 
2019年10月31日

日本の梅毒症例の動向について (2019年第3四半期 : 2019年10月2日現在)

xlsx imgAnnex 表1~4(エクセルファイル)

2019年8月16日

日本の梅毒症例の動向について (2019年第2四半期 : 2019年7月3日現在)

xlsx imgAnnex 表1~4(エクセルファイル)

2019年4月23日

日本の梅毒症例の動向について (2019年第1四半期 : 2019年4月3日現在)

xlsx imgAnnex 表1~4(エクセルファイル)

2019年1月22日

日本の梅毒症例の動向について (2018年第4四半期 : 2019年1月7日現在)

xlsx imgAnnex 表1~4(エクセルファイル)

2018年10月29日

日本の梅毒症例の動向について (2018年第3四半期 : 2018年10月3日現在)

xlsx imgAnnex 表1~4(エクセルファイル)

2018年7月27日

日本の梅毒症例の動向について (2018年第2四半期 : 2018年7月4日現在)

xlsx imgAnnex 表1~4(エクセルファイル)

2018年4月27日

日本の梅毒症例の動向について (2018年第1四半期 : 2018年4月4日現在)

xlsx imgAnnex 表1~4(エクセルファイル)

2018年1月31日

日本の梅毒症例の動向について (2017年第4四半期 : 2018年1月5日現在)

xlsx imgAnnex 表1~4(エクセルファイル)

2017年10月31日

日本の梅毒症例の動向について (2017年第3四半期 : 2017年10月4日現在)

xlsx imgAnnex 表1~4(エクセルファイル)

2017年7月28日

日本の梅毒症例の動向について (2017年第2四半期 : 2017年7月5日現在)

xlsx imgAnnex 表1~4(エクセルファイル)

2017年5月23日*

日本の梅毒症例の動向について (2017年第1四半期 : 2017年4月5日現在)

xlsx imgAnnex 表1~4(エクセルファイル)

 (次回更新予定  2020年1月)

*2019年8月16日ファイル差し替え
「日本の梅毒症例の動向について (2019年第1四半期 : 2019年4月3日現在)」の表に誤りがありましたので、修正しました。
*2017年7月28日一部修正
記述に誤りがありましたので、下記の通り訂正させて頂きました。
誤) 表3.の55~59歳[(2016年第14~26週:男33例、女6 例)、(2016年第27~39週:男56例)、(2016年第40~52週:29例、女2例)]
正) 表3.の55~59歳[(2016年第14~26週:男43例、女7例)、(2016年第27~39週:男66例)、(2016年第40~52週:男41例、女3例)]
また、該当する図3も訂正させて頂きました。

 

感染研一般公開はじまりました。
天候にも恵まれ、朝からたくさんの方が元気に来場されています(12時時点での来場者数170名)。
夕方4時30分まで入場できます。
お見逃しなく!
 
 

館内の様子

IMG 3316 

「感染症クイズ ”肝炎"」

イメージキャラクターの”肝ちゃん”とみんなで記念写真

 

IMG 3221 

バイオセーフティラボ体験

危険な病原体を安全に扱えるBSL4クラスのセーフティキャビネットを体験。 

 

IMG 3257 

「実験体験コーナー&触ってみよう研究者の九つ道具」

やり方をよく教わって、実験するぞ!!

 

IMG 3201 

写真展

ミクロの世界に驚愕 

 

IMG 3344

サイエンスカフェ

 最前線で活躍する研究者と交流できます。


 一般公開公式ブログへ戻る…

 

 

 

 

食堂利用時間: 11:15-13:45
対象:来場者全員
 
2019年9月28日開催の戸山庁舎一般公開の会場の案内図と、当日営業される食堂で提供される昼食メニューをお知らせします。 
 

会場案内

2019 Venue 

当日の食堂メニュー

 
2017 curry感染研一般公開をゆっくり楽しんでいただくために、感染研食堂の営業を行います(11:15-13:45)。
メニューは下記のとおりです。利用できるのは一般公開のときだけです。
それぞれ数に限りがありますので、お見逃しなく。
 
 
定食 照り焼きチキンタルタルソースがけ、小鉢、ご飯、みそ汁 550円
麺 醤油ラーメン 420
カツカレー

520円

カレーライス

420円

小鉢 80円

  • 食券事前購入、セルフサービスのカフェテリア方式です。
  • 混雑時は譲り合ってご使用ください。
  • 食堂は、営業時間外は休憩場としてお使いいただけます。

 

 

 

2019年9月28日(土)に開催される一般公開のイベントタイムテーブルが完成しました。

楽しくて役に立つイベントが盛りだくさん。お楽しみに!

2019 timetable

時間:終日
会場:1階G会場
 
 
ウイルス、細菌の姿を見てみよう! 電子顕微鏡で見たミクロの世界。

2018 AgentsPhotoS

 

 

時間:終日
会場:食堂
対象:小学生以上
 
saibou ani rogo yokoアニメ「はたらく細胞」の第3話 インフルエンザ を上映しながら、アニメに登場する免疫細胞たちのはたらきについて感染研のスタッフが解説します。

「実はあの細胞さんは・・・」など、アニメを見るだけじゃわからないような裏話や小ネタを交えて、免疫学の専門家の視点でお話をします。
みなさんの疑問にも答えてくれるかも?

1回30分程度、3回の上映を予定しています。(開始時間は目安です)
上映途中からでも参加可能ですので是非立ち寄ってください。

1回目 14:30〜
2回目 15:15〜
3回目 16:00〜 

時間:終日
会場:D会場
対象:小学生以上
 
2018 koromojirami1寄生虫、衛生害虫の実物を観察できます。予防や対策、最新の研究等も紹介します。



 

 

 

写真:人類とともに進化し現代も人類を悩ますコロモジラミ、塹壕熱などの病原体を媒介する。     

 

 

2018年9月29日(土)開催の戸山庁舎一般公開の内容を一部紹介いたします。

バイオセーフティーラボ体験

 

種類:体験コーナー
対象:小学生以上
場所:1階E会場

細菌やウイルスによる病気、その謎解きのながれを体験してみよう!

2016 biosafelab

このイベントは、体験型です。先着順に受け付け/入場するようになっております。混雑時は、待ち時間が発生することをご了解ください。

 

バックヤードツアー「ラボ見学」
 コース1「電子顕微鏡で病原体を観察」
 コース2「お口の中のモンスターを探せ! キンワールドへようこそ」

種類:体験ツアー
時間:複数回実施・所要時間約30分
受付:1Fロビー・見学ツアー受付
対象:ツアーごとに異なります
 2018 dental

日夜、感染研で行われている感染症研究の一部を見学、体験してもらうツアーです。今年度は、2種類のツアーをご用意いたしました。

実施場所の都合上、参加可能人数に制限があります。このツアーに参加するためには事前受付が必要となります。事前受付は午前10時(11:00、11:30、12:00、13:30開始分)と午後1時(14:00、14:30、15:00、15:30開始分)の2回に分けて行われ、バックヤードツアー自体は以下の時間に1階ロビーの集合地点に集合してもらって出発します。

  [写真] 「お口の中のモンスターを探せ! キンワールドへようこそ」を体験する参加者

 
*このイベントは大変人気があり、受付は混雑致します。受付開始までツアーごとの窓口に整列してお待ちください。また、なるべく多くの方にツアーに参加してもらうために、午前・午後の各受付で申し込みができるツアーはお一人様1つのみとさせていただきます。また、一人で複数人数分の申し込みはできませんので、参加を希望される方は揃って列にお並びください。
 

各ツアーの紹介

 

時間:15:20-16:00
会場:B
対象:一般向け
 

2019 JDR maeki講師:前木 孝洋

国立感染症研究所

ウイルス第一部第二室 主任研究官

経歴 

平成16年から6年間、病院で臨床医として勤務した後、平成22年からウイルス学研究に従事。平成28年に、ウイルス第一部第二室主任研究官に着任。現在、ウイルス感染症の新たな診断法開発に関わる研究などを行なっています。 

 

「コンゴ民主共和国におけるエボラ出血熱の流行との闘い」

 

講演要旨

19kouen DRC

2018年5月に、コンゴ民主共和国(以下、コンゴ民)において、エボラ出血熱のアウトブレイクが宣言されました。エボラ出血熱の流行地域が拡大したため、コンゴ民政府は、日本政府に支援を要請し、日本政府は、国際緊急援助隊 感染症対策チームをコンゴ民に派遣しました。感染研職員も、国際緊急援助隊 感染症対策チームのメンバーとしてコンゴ民へ赴き、エボラ出血熱のアウトブレイク制圧に貢献しました。
 本企画では、国際緊急援助隊としてコンゴ民へ派遣された感染研職員が、現地で
行った支援活動を紹介いたします。

時間:13:00-13:30
会場:B
対象:一般向け
 
2019 ebola Fukushi

講師:福士 秀悦

国立感染症研究所

ウイルス第一部第四室 室長

 

経歴 

 2003年に某臨床検査会社から国立感染症研究所ウイルス第一部第一室へ。2018年6月よりウイルス第一部第四室長。ウイルス性出血熱、ヘルペスなど、さまざまな感染症の診断法の開発を行っています。

 

 

「ウイルス性出血熱の最新事情」

講演要旨

 ウイルス性出血熱は致死率の高いウイルス感染症で、アフリカなどの熱帯地域で人々に対する重大な脅威となっています。中でも、エボラはその代表格です。2014年の西アフリカではエボラが急速に拡大して深刻な事態になりました。昨年からコンゴ民主共和国でも流行し、いまでも収束していません。エボラ以外のウイルス性出血熱も世界のどこかでほぼ毎年のように発生しています。エボラなどウイルス性出血熱の最新事情について解説します。

時間:14:00-14:30(開始15分前より整列開始・整列順に入場)
場所:2階B会場
対象:小学生以上
 

2019 outbreakdご好評いただいている「アウトブレイク探偵」が今年も登場!!

あなたは難題を解決して感染症の拡大の危機を避けることができるか?
名探偵となって感染症アウトブレイク発生の原因を突き止めよう!

 

(話題提供:感染症疫学センター)
 
 
 
 
 このイベントは先着順です。会場が満席になり次第参加を締切らせていただきます。ご了承ください。

時間:11:00-11:30(開始15分前より整列開始・整列順に入場)
会場:B会場
対象:小学生以上

 

Kan chan sm肝炎の多くがウイルスによって起こります。肝炎についての正しい知識をつけましょう。

感染研ウイルス第二部と特別ゲストが、皆様に肝炎のことをより理解していただくクイズを行います。親子そろって肝炎やウイルスのことを正しく知ろう!

 

 (写真)「知って、肝炎」イメージキャラクターの「肝ちゃん」

 

  このイベントは先着順です。会場が満席になり次第参加を締切らせていただきます。ご了承ください。

 

Shitte Hep

厚生労働省肝炎総合対策推進国民運動事業

 「知って、肝炎」プロジェクト

 


  • 場所:国立感染症研究所 戸山庁舎
         東京都新宿区戸山1ー23ー1

    ※駐車場はございません。公共交通機関をお使いください。
  • 日時:2019年9月28日(土)10:00-17:00(入場は16:30まで)
  • 入場無料

    ご家族やご友人をお誘い合わせの上、たくさんの皆さまのご来場をお待ちしております

詳細は、こちらのブログで、随時更新していきます

開始時間:11:00, 13:30, 15:00の計3回
所要時間:約30分
場所:H会場
 
 
cafeine感染症に関わる基礎研究について、研究者と飲み物片手に語り合いませんか?
 

このイベントは先着順です。定員になり次第参加を締切らせていただきます。ご了承ください。 


■予定されているサイエンスカフェの時間割りと「タイトル(演者)」を紹介します。

  

 

2019年9月28日(土)開催の戸山庁舎一般公開の内容を一部紹介いたします。

ゲーム・工作「すごろく・模型作り・ジグゾーパズル」

 

種類:ゲーム・工作
場所:2階A会場
対象:小学生以上

昔も今も、いろいろな感染症を運ぶのが蚊ですね。
この暑い時期、よく刺されたりして、私たちを悩ませます。
でも、蚊をよくみるとよくできた生き物です。
みんなで作ってみましょう。
ゲームもあります!

2019年9月28日(土)開催の戸山庁舎一般公開の内容を一部紹介いたします。

スポーツ「病原体ストラックアウト」

 

種類:ゲーム・工作
場所:2階A会場
対象:小学生

2019 baseball struckout薬剤ボールをぶつけて病原体や媒介動物を倒そう!うまくぶつけて特製缶バッジをGET!

 

 

 

  

 

 

 

このイベントは、体験型です。先着順に受け付けします。混雑時は、待ち時間が生じることを御了解ください。

 

2019年9月28日(土)開催の戸山庁舎一般公開の内容を一部紹介いたします。

スタンプラリー

 

種類:ゲーム・工作
場所:会場内3箇所

stamp rally

 

3つのスタンプ探して押すと、感染研 戸山オリジナルグッズをゲット!!

 

 

 

 

 

2019年9月28日(土)開催の戸山庁舎一般公開の内容を一部紹介いたします。

実験体験コーナー&触ってみよう研究者の九つ道具

 

種類:体験コーナー
場所:2階 A会場
対象:小学生以上

2019 GSC IMGt1

これであなたも研究者・・・・・!!?
私たちが普段つかっている実験道具を実際に見て、触って、試していただけるコーナーです。


さらに以下の体験講座では、これらの道具を使って、どのように実験を行うのか学ぶことができます。

ぜひ、研究者になったつもりで楽しんでください!

 

 

時間: 終日
場所:2階A会場、1階ロビー
対象:小学生以上
 

 国立感染症研究所のいくつかの研究部が話題の病原体や感染対策をよりすぐり、わかりやすく解説するパネルを作成しました。パネルの前では、実際に専門の研究者が立ってご説明のうえ、質問にお答えします。ぜひ、お立ち寄りください。

今年度のテーマ

 

2019年9月28日(土)開催の戸山庁舎一般公開の内容を一部紹介いたします。

手洗い実習

 

種類:体験コーナー
対象:全年齢
会場:1階F会場

あなたの手洗いをチェックをしましょう!
あなたの手は本当にきれいになっていますか?

2016 handwash

このイベントは、体験型です。先着順に受け付けします。混雑時は、待ち時間が生じることを御了解ください。

 

     日本の梅毒症例の動向について
Notification Trends Among Syphilis Cases in Japan

 国立感染症研究所 感染症疫学センター・細菌第一部

2019年7月3日現在
(更新日:2019年8月16日)

■ 本サイトの目的

感染症発生動向調査により収集されている日本の梅毒症例のデータを適時に還元することがこのサイトの目的です。 

掲載日 
2019年8月16日

日本の梅毒症例の動向について (2019年第2四半期 : 2019年7月3日現在)

xlsx imgAnnex 表1~4(エクセルファイル)

2019年4月23日

日本の梅毒症例の動向について (2019年第1四半期 : 2019年4月3日現在)

xlsx imgAnnex 表1~4(エクセルファイル)

2019年1月22日

日本の梅毒症例の動向について (2018年第4四半期 : 2019年1月7日現在)

xlsx imgAnnex 表1~4(エクセルファイル)

2018年10月29日

日本の梅毒症例の動向について (2018年第3四半期 : 2018年10月3日現在)

xlsx imgAnnex 表1~4(エクセルファイル)

2018年7月27日

日本の梅毒症例の動向について (2018年第2四半期 : 2018年7月4日現在)

xlsx imgAnnex 表1~4(エクセルファイル)

2018年4月27日

日本の梅毒症例の動向について (2018年第1四半期 : 2018年4月4日現在)

xlsx imgAnnex 表1~4(エクセルファイル)

2018年1月31日

日本の梅毒症例の動向について (2017年第4四半期 : 2018年1月5日現在)

xlsx imgAnnex 表1~4(エクセルファイル)

2017年10月31日

日本の梅毒症例の動向について (2017年第3四半期 : 2017年10月4日現在)

xlsx imgAnnex 表1~4(エクセルファイル)

2017年7月28日

日本の梅毒症例の動向について (2017年第2四半期 : 2017年7月5日現在)

xlsx imgAnnex 表1~4(エクセルファイル)

2017年5月23日*

日本の梅毒症例の動向について (2017年第1四半期 : 2017年4月5日現在)

xlsx imgAnnex 表1~4(エクセルファイル)

 (次回更新予定  2019年10月)

*2019年8月16日ファイル差し替え
「日本の梅毒症例の動向について (2019年第1四半期 : 2019年4月3日現在)」の表に誤りがありましたので、修正しました。
*2017年7月28日一部修正
記述に誤りがありましたので、下記の通り訂正させて頂きました。
誤) 表3.の55~59歳[(2016年第14~26週:男33例、女6 例)、(2016年第27~39週:男56例)、(2016年第40~52週:29例、女2例)]
正) 表3.の55~59歳[(2016年第14~26週:男43例、女7例)、(2016年第27~39週:男66例)、(2016年第40~52週:男41例、女3例)]
また、該当する図3も訂正させて頂きました。

 

2019年7月27日(土)開催の村山庁舎一般公開の内容を一部紹介いたします。

病原体の種類

 

種類:パネル展示解説
対象:全年齢

 

ウイルス?細菌(さいきん)?真菌(しんきん)?寄生虫(きせいちゅう)? 病原体(びょうげんたい)について説明します。

私たちの体が病原体と戦う仕組みを「免疫(めんえき)システム」といいます。どのように戦うの?

生物は「細胞(さいぼう)」からできています。細胞ってなに?

病原体を正しく見分けるクイズもあります(景品付) !

 Kz190620 2019 diseases

研究者がどのような実験道具を使って感染症研究をしているかを体験することができます。
いろいろな実験道具、機器を展示します。
学校では見たことのない道具があるかもしれません。
実際に使っている実験道具を見たり使ってみましょう。

 2019m lab1

 

このイベントは、自由参加型です。混雑時はお待ち頂くこともありますので、ご了承ください。

 

対象:中学生以上

4名の感染研の研究者が、それぞれ専門としている研究内容や業務についてわかりやすく説明いたします。気軽に質問をしたり、お話しできますので、この機会をお見逃しなく!


このイベントは先着順です。定員になり次第参加を締切らせていただきます。ご了承ください。


第一部 身近な感染症

「1歳未満の赤ちゃんには、なぜハチミツを食べさせてはいけないのか」      14:00〜

加藤 はる  細菌第二部

KatoHaru 2019

市販されているハチミツの多くには、「1歳未満のお子様には食べさせないでください」と表示があります。母子手帳にも「ハチミツは乳児ボツリヌス症を予防するため満1歳までは使わない」と記載されています。なぜ? それでは、大人はボツリヌス症にかからないのでしょうか? ボツリヌス症についてお話しします。



  

「ピロリ菌とその仲間たち」       14:40〜

林原 絵美子  細菌第二部

Hayasibara 2019

ヒトの胃に生息し,悪さをするピロリ菌.広く知られるようになり,検査や除菌治療の経験のある人が増えています.実は,イヌやネコの胃にもピロリ菌の仲間がいるんです.ピロリ菌がいる人もいない人もいた人も、知っておいた方がいい知識をクイズも交えて紹介します。



 

 

 第二部 2020に向けて 

「MERSコロナウイルス」   15:20〜 

松山 州徳  ウイルス第三部

Matuyama 2019

中東呼吸器症候群コロナウイルス(MERS-CoV)は、重症の肺炎を引き起こす病原体です。これまでに世界27カ国で約2,400人の感染者が見つかり、そのうち823人が死亡しました。現在でもサウジアラビアと周辺国では週に数人程度の発生が続いています。最新の知見を元に、この病原体の注意すべきポイントは何か、日本国内への侵入に備えて、どのような対策がとられているのかを解説します。



   

「デング熱って怖い病気なの?」 16:00〜

黒須 剛  ウイルス第一部

TakeshiKurosu 2019

2014 年に日本で流行したデング熱。世界中では毎年4 億人近く感染して、そのうち約1億人がより重症化したデング出血熱になると推定されています。この疾患には、2 回目感染で重症化しやすいという他の感染症にはない特徴があります。オリンピックイヤーに向けて、デング熱についての正しい知識を深めましょう。



   

 

国立感染症研究所・村山庁舎で7月27日に開催される一般公開のポスターに、イベント概要が追加されました。当日にどんなイベントが開催されるか知りたい方は、サムネイルをクリックしてPDF版をダウンロードしたうえで、2ページめをご覧ください。

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  • 場所:国立感染症研究所 村山庁舎
         東京都武蔵村山市学園4ー7ー1
     庁舎への
    地図
     バス停「村山団地」からの案内図(写真付・PDF)

  • ※駐車場には限りがありますので、混雑時にはお待ちいただく場合がございます。

  • 日時:2019年7月27日(土)13:00-17:00(入場は16:30まで)
  • 入場無料

ご家族やご友人をお誘い合わせの上、たくさんの皆さまのご来場をお待ちしております。

詳細は、こちらのブログで、随時更新していきます

     日本の梅毒症例の動向について
Notification Trends Among Syphilis Cases in Japan

 国立感染症研究所 感染症疫学センター・細菌第一部

2019年4月3日現在
(更新日:2019年4月23日)

■ 本サイトの目的

感染症発生動向調査により収集されている日本の梅毒症例のデータを適時に還元することがこのサイトの目的です。 

掲載日 
2019年4月23日

日本の梅毒症例の動向について (2019年第1四半期 : 2019年4月3日現在)

xlsx imgAnnex 表1~4(エクセルファイル)

2019年1月22日

日本の梅毒症例の動向について (2018年第4四半期 : 2019年1月7日現在)

xlsx imgAnnex 表1~4(エクセルファイル)

2018年10月29日

日本の梅毒症例の動向について (2018年第3四半期 : 2018年10月3日現在)

xlsx imgAnnex 表1~4(エクセルファイル)

2018年7月27日

日本の梅毒症例の動向について (2018年第2四半期 : 2018年7月4日現在)

xlsx imgAnnex 表1~4(エクセルファイル)

2018年4月27日

日本の梅毒症例の動向について (2018年第1四半期 : 2018年4月4日現在)

xlsx imgAnnex 表1~4(エクセルファイル)

2018年1月31日

日本の梅毒症例の動向について (2017年第4四半期 : 2018年1月5日現在)

xlsx imgAnnex 表1~4(エクセルファイル)

2017年10月31日

日本の梅毒症例の動向について (2017年第3四半期 : 2017年10月4日現在)

xlsx imgAnnex 表1~4(エクセルファイル)

2017年7月28日

日本の梅毒症例の動向について (2017年第2四半期 : 2017年7月5日現在)

xlsx imgAnnex 表1~4(エクセルファイル)

2017年5月23日*

日本の梅毒症例の動向について (2017年第1四半期 : 2017年4月5日現在)

xlsx imgAnnex 表1~4(エクセルファイル)

 (次回更新予定  2019年7月)

*2017年7月28日一部修正
記述に誤りがありましたので、下記の通り訂正させて頂きました。
誤) 表3.の55~59歳[(2016年第14~26週:男33例、女6 例)、(2016年第27~39週:男56例)、(2016年第40~52週:29例、女2例)]
正) 表3.の55~59歳[(2016年第14~26週:男43例、女7例)、(2016年第27~39週:男66例)、(2016年第40~52週:男41例、女3例)]
また、該当する図3も訂正させて頂きました。

 

2019houmonsetumeikai thumb国立感染症研究所村山庁舎では、毎日を健康に明るく過ごすための情報を分かりやすく提供させていただくため、武蔵村山市民の皆さまを対象に訪問説明会を開始いたします。

詳しくは別添PDFをご覧ください

 

 


 

お問い合わせ

東京都武蔵村山市学園4丁目71
国立感染症研究所村山庁舎
TEL: 042-561-0771
FAX: 042-565-3315

     日本の梅毒症例の動向について
Notification Trends Among Syphilis Cases in Japan

 国立感染症研究所 感染症疫学センター・細菌第一部

2019年1月7日現在
(更新日:2019年1月22日)

■ 本サイトの目的

感染症発生動向調査により収集されている日本の梅毒症例のデータを適時に還元することがこのサイトの目的です。 

■ 感染症発生動向調査で届出られた梅毒の概要 (2019年1月7日現在)

感染症発生動向調査において、2018年第52週までに届出られた梅毒の都道府県別、性別・年齢群別、病型別の情報を還元する。2018年第4四半期(第40週~52週:以下、診断週)の届出数は1724例*で、昨年同時期(1471例)の届出数を上回った。東京都においては、2018年第4四半期の届出数も400例を超え、2017年第4四半期を上回っており減少は認められなかった。大阪府では、2016 年第 4 四半期から 2018 年第 2 四半期まで、届出数が継続して増加していたが、2018 年第3、第4四半期は連続して微減した。ただし、大阪府でも届出数の多い状況が続いており、2018年第4四半期の人口当たり届出数は東京とほぼ同程度であった。年齢分布として、男性は依然として20代から40代の幅広い年齢層から届出られており、女性は20代前半に多かった。また、男性においては、2016年、2017年のそれぞれの第4四半期と同様に、40代前半が多かった。15~19歳の女性においては、2018年の第2、第3、第4四半期いずれも50例以上の届出があった。病型は、感染早期の患者動向を反映する感染性の高い早期顕症梅毒が、継続して男女共に多く届出られていた。男性異性間においては、継続して早期顕症I期が半分以上を占めていた。一方、女性異性間、男性同性間においては、共に継続して無症候の割合が高く、それぞれの早期顕症I期を上回った。男性同性間においては、2018年第1四半期以降継続して微増した。また、東京都においては、男性同性間の届出数は、2018年第4四半期は100例を超え、2017年第4四半期、2018年第3四半期を共に上回った。地域的な流行も考慮しながら、梅毒の発生動向について引き続き注視する必要がある。また、早期発見、早期検査、早期治療が重要である。

*1月7日までに届出のあった報告数で、第52週(12月24日~12月30日)までに診断されていても遅れて届出のあった報告は含まない。第1四半期から第4四半期は、以下の週に該当する:
 第1四半期:第1週~13週
 第2四半期:第14週~26週
 第3四半期:第27週~39週
 第4四半期:第40週~52週

 

感染研一般公開はじまりました。
あいにくの雨ですが、朝からたくさんの方が元気に来場されています(12時時点での来場者数187名)。
夕方4時30分まで入場できます。
お見逃しなく!

館内の様子

IMG 7209 

「感染症クイズ ”肝炎"」

スペシャルゲストの田辺靖雄さんと、イメージキャラクターの”肝ちゃん”

 

IMG 1067 

パネル展示「抗菌薬が効かない?」

魚釣りゲームで抗菌薬と薬剤耐性菌について学んでいます。 

 

IMG 1073 

感染症ストラックアウト

当たった!!

 

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ペッパーくん来場!!

 肝炎ウイルスについて、質問を出すよ。


 一般公開公式ブログへ戻る…

 

 

 

 

開始時間:10:30, 11:30, 13:00, 14:00, 15:00, 16:00の計6回
所要時間:約30分
場所:H会場
 
 
感染症に関わる基礎研究について、研究者と飲み物片手に語り合いませんか?

このイベントは先着順です。定員になり次第参加を締切らせていただきます。ご了承ください。


■予定されているサイエンスカフェの時間割りと「タイトル(演者)」を紹介します。

 

 

時間:13:00-13:30
対象:中学生以上
 

2018 Rubella今年は、風疹にかかる患者が急増中!!

クイズで楽しんでいる内に、気付いたらあなたも風しん博士! 今流行の風しんがな~るほど!とわかります。

 
 
  
(話題提供:感染症疫学センター)
 
 
このイベントは先着順です。定員になり次第参加を締切らせていただきます。ご了承ください。

 

 
 
 
 
 
図:感染研の作成した「風疹啓発ポスター」の今年秋の最新版。クリックするとPDFを入手できます。
 

 

時間:終日
会場:1階G会場
 
 
ウイルス、細菌の姿を見てみよう! 電子顕微鏡で見たミクロの世界。

2018 AgentsPhotoS

 

 

時間:終日
会場:D会場
対象:小学生以上
 
2018 koromojirami1感染症を引き起こすのは肉眼では見えない微生物だけではありません。寄生虫や媒介者である昆虫など、たくさんの「大きな生き物」も感染症に関わっています。「標本展示」のコーナーでは、これらの標本や生体を間近に観察することができます。


 

 

 

写真:人類とともに進化し現代も人類を悩ますコロモジラミ、塹壕熱などの病原体を媒介する。     

 

2018年9月29日(土)開催の戸山庁舎一般公開の内容を一部紹介いたします。

スタンプラリー

 

種類:ゲーム・工作
場所:会場内3箇所

2018StampRally3つのスタンプ探して押して、感染研 戸山オリジナルグッズをもらっちゃおう!!

 

 

 

 

 

時間: 11:15-13:45
対象:来場者全員
 

感染研一般公開 食堂メニュー発表!!

 
感染研一般公開をゆっくり楽しんでいただくために、感染研食堂の営業を行います(11:15-13:45)。メニューは下記のとおりです。利用できるのは一般公開のときだけです。
それぞれ数に限りがありますので、お見逃しなく。
 
 
A定食 チキンソテー トマトソース 550円
B定食 白身魚のフライ 550円
麺 醤油ラーメン 420
カツカレー

520円

カレーライス

420円

小鉢 80円
 
  • 2017 curry食券事前購入、セルフサービスのカフェテリア方式です。
  • 混雑時は譲り合ってご使用ください。
  • 食堂は、営業時間外は休憩場としてお使いいただけます。

 

 

 

バックヤードツアー「ラボ見学」
 コース1「電子顕微鏡で病原体の形を観察してみよう!」
 コース2「お口の中はインクレディブル!! キンワールドへようこそ」

種類:体験ツアー
時間:複数回実施・所要時間約30分
受付:1Fロビー・見学ツアー受付
対象:ツアーごとに異なります
 2018 dental

日夜、感染研で行われている感染症研究の一部を見学、体験してもらうツアーです。今年度は、2種類のツアーをご用意いたしました。

実施場所の都合上、参加可能人数に制限があります。このツアーに参加するためには事前受付が必要となります。事前受付は午前10時(11:00、11:30、12:00、13:30開始分)と午後1時(14:00、14:30、15:00、15:30開始分)の2回に分けて行われ、バックヤードツアー自体は以下の時間に1階ロビーの集合地点に集合してもらって出発します。

  [写真] 「お口の中はインクレディブル!! キンワールドへようこそ」を体験する参加者

 
*このイベントは大変人気があり、受付は混雑致します。受付開始までツアーごとの窓口に整列してお待ちください。また、なるべく多くの方にツアーに参加してもらうために、午前・午後の各受付で申し込みができるツアーはお一人様1つのみとさせていただきます。また、一人で複数人数分の申し込みはできませんので、参加を希望される方は揃って列にお並びください。
 

各ツアーの紹介

 

2018年9月29日(土)開催の戸山庁舎一般公開の内容を一部紹介いたします。

スポーツ「病原体ストラックアウト」

 

種類:ゲーム・工作
場所:2階A会場
対象:小学生

baseball struckout薬剤ボールをぶつけて病原体や媒介動物を倒そう!うまくぶつけて特製缶バッジをGET!

 

 

 

 

 

 

 

 

このイベントは、体験型です。先着順に受け付けします。混雑時は、待ち時間が生じることを御了解ください。

 

時間: 終日
場所:2階A会場、C会場、1階ロビー
対象:小学生以上
 

 国立感染症研究所のいくつかの研究部が話題の病原体や感染対策をよりすぐり、わかりやすく解説するパネルを作成しました。パネルの前では、実際に専門の研究者が立ってご説明のうえ、質問にお答えします。ぜひ、お立ち寄りください。

今年度のテーマ

 

時間:14:00-14:30
会場:2階B会場
対象:一般向け
 
Kageyama2018

 講師:影山 努

国立感染症研究所
インフルエンザウイルス研究センター 第2室長 

経歴

2005年に某臨床検査会社から国立感染症研究所ウイルス第3部のインフルエンザ研究室へ、2009年よりインフルエンザウイルス研究センター第2室長。動物インフルエンザの調査やインフルエンザなどの呼吸器感染症の診断法開発などを行っています。

 

 

 

 

Sunagawa2018

 

講師:砂川 富正

国立感染症研究所
感染症疫学センター 第2室長 

経歴

1991年3月 琉球大学医学部医学科卒業
1998年3月〜 大阪大学医学部付属病院小児科 医員(含む大学院)
1999年5月〜 箕面市立病院小児科 常勤医
2001年8月〜 国立感染症研究所実地疫学専門家養成コース(FETP)研修2013年3月〜 国立感染症研究所感染症疫学センター第1室主任研究官(WHO出向期間含む)
2018年8月現在〜 国立感染症研究所感染症疫学センター第2室長
主に従事する分野: 感染症サーベイランス、ワクチン予防可能疾患・インフルエンザ・食中毒等の疫学分野

 

「インフルエンザってなあに?」

講演要旨

冬に流行るインフルエンザは身近な感染症ですが、元々は水鳥などに潜む動物のウイルスです。数十年に一度など、人間に感染出来るようにその姿を大きく変えたとき、多くの人が感染するパンデミックの状態になります。また、人間のインフルエンザになった後も、姿を少しずつ変えることから、人の症状やウイルスの性質などの情報について、厳重に監視していくことが必要です。その動向について、分かりやすい解説を試みます。
 

 

2018年9月29日(土)に開催される一般公開のイベントタイムテーブルが完成しました。

楽しくて役に立つイベントが盛りだくさん。お楽しみに!

Toyama2018 timetable

時間:11:00-11:30(開始15分前より整列開始・整列順に入場)
会場:B会場
対象:小学生以上

 

Kan chan sm肝炎の多くがウイルスによって起こります。肝炎についての正しい知識をつけましょう。

感染研ウイルス第二部と特別ゲストが、皆様に肝炎のことをより理解していただくクイズを行います。親子そろって肝炎やウイルスのことを正しく知ろう!

 

 (写真)「知って、肝炎」イメージキャラクターの「肝ちゃん」

 

  このイベントは先着順です。会場が満席になり次第参加を締切らせていただきます。ご了承ください。

厚生労働省肝炎総合対策推進国民運動事業

「知って、肝炎」プロジェクト

知って、肝炎プロジェクト スペシャルサポーター Shitte Hep
田辺靖雄 さん

来場決定! 

2018年9月29日(土)開催の戸山庁舎一般公開の内容を一部紹介いたします。

実験体験コーナー&触ってみよう研究者の九つ道具

 

種類:体験コーナー
場所:2階 A会場
対象:小学生以上

GSC0

これであなたも研究者・・・・・!!?
私たちが普段つかっている実験道具を実際に見て、触って、試していただけるコーナーです。


さらに以下の体験講座では、これらの道具を使って、どのように実験を行うのか学ぶことができます。

ぜひ、研究者になったつもりで楽しんでください!

 

 

2018年9月29日(土)開催の戸山庁舎一般公開の内容を一部紹介いたします。

ゲーム・工作「すごろく・模型作り・ジグゾーパズル」

 

種類:ゲーム・工作
場所:2階A会場
対象:小学生以上

昔も今も、いろいろな感染症を運ぶのが蚊ですね。
この暑い時期、よく刺されたりして、私たちを悩ませます。
でも、蚊をよくみるとよくできた生き物です。
みんなで作ってみましょう。
ゲームもあります!

  1. Games and Craftスポイトとモールで病原体の運び屋「蚊」の模型を作ってみよう!スポイトだから「血!?」も吸えちゃうぞ~!?
  2. いろいろなジグソーパズルで遊んで、病原体と感染症を学んじゃおう!
  3. 赤ちゃんから小学校卒業まで、いろいろな感染症イベントが待ち受ける!?「パンデミックすごろく」が毎年大好評!!無事にゴールしたら、罹った感染症のカルテももらえます!

 

 

 

このイベントは、自由参加型です。混雑時は、譲り合って遊んでください。

 

国立感染症研究所・戸山庁舎で9月29に開催される一般公開のポスターができあがりました。ポスター裏面では、イベント内容の概要がご覧いただけます。

以下のサムネイルをクリックすると、ポスターPDF版をダウンロードすることができます。

2018Toyama poster

 

  • 場所:国立感染症研究所 戸山庁舎
         東京都新宿区戸山1-23-1
     庁舎への
    地図
    ※駐車場はございません。公共交通機関をお使いください。

  • 日時:2018年9月29日(土)10:00-17:00(入場は16:30まで)
  • 入場無料

  

 

ご家族やご友人をお誘い合わせの上、たくさんの皆さまのご来場をお待ちしております。

 

 

 

裏面の各種イベントの詳細や開始時間につきましては、こちらのブログで発表していきます。チェックをお忘れなきようおねがいします。

2018年9月29日(土)開催の戸山庁舎一般公開の内容を一部紹介いたします。

バイオセーフティーラボ体験

 

種類:体験コーナー
対象:小学生以上
場所:1階E会場

菌やウイルスなどの病原体を安全に取り扱うには、どうすればいいか。実際に体験してみましょう。

2016 biosafelab

このイベントは、体験型です。先着順に受け付け/入場するようになっております。混雑時は、待ち時間が発生することをご了解ください。

 

2018年9月29日(土)開催の戸山庁舎一般公開の内容を一部紹介いたします。

手洗い実習

 

種類:体験コーナー
対象:全年齢
会場:1階F会場

あなたの手洗いをチェックをしましょう!
あなたの手は本当にきれいになっていますか?

2016 handwash

このイベントは、体験型です。先着順に受け付けします。混雑時は、待ち時間が生じることを御了解ください。

 

 
時間:15:00~16:45
場所:1階 食堂
 
contagion

 

 映画『コンテイジョン』をとおして実際の感染症対策を専門家と考えよう。 映画のようなパンデミックは本当に起こるの? パンデミックを防ぐために出来ることは何だろう?

 

首都圏における風疹急増に関する緊急情報:
2018年8月15日現在

国立感染症研究所 感染症疫学センター
(掲載日:2018年8月21日)

2018年第1~32週の風疹患者累積報告数は139人となり、2015~2017年の同時期における報告数を超え、さらに2016及び2017年の年間累積報告数を超えた。過去には2013年に14,344人の患者が報告され、この流行に関連した先天性風疹症候群が45人確認されている。

「風しんに関する特定感染症予防指針(厚生労働省告示第百二十二号:平成26年3月28日)」では、「早期に先天性風疹症候群の発生をなくすとともに、平成 32年度までに風疹の排除を達成すること」を目標としている。先天性風疹症候群の発生を防ぐためには、妊婦への感染を防止することが重要であり、妊娠出産年齢の女性及び妊婦の周囲の者のうち感受性者を減少させる必要がある。また、風疹の感染拡大を防止するためには、30~50代の男性に蓄積した感受性者を減少させる必要がある。

2013年の流行以降は、2014年319人、2015年163人、2016年126人、2017年93人と減少傾向で、2018年は第20週(5月14日~20日)の11人を除き、第29週までは1週間あたり0~6人の範囲で報告されていた。しかし、第30週(7月23日~29日)に19人、第31週(7月30日~8月5日)に22人と増加し、第32週(8月6日~12日)には39人と急増した。地域別には千葉県及び東京都からの報告が多く、第32週までの累積報告数はそれぞれ41人及び39人と、全体の58%がこの2都県からの報告であった。その他の道府県からは10人未満の報告数である。

rubella180821 fig1

報告患者の91%(127人)が成人で、男性が女性の約3倍多い (男性107人、女性32人)。特に30~40代の男性に多く(63%)、女性は20代に多い(41%)。予防接種歴は無し(21人:15%)、あるいは不明(97人:70%)が大半を占める。

rubella180821 fig2

rubella180821 fig3

国外での感染が推定される症例は10人(7%)と少なく、既に、首都圏を中心に国内流行が発生し始めている可能性が高いと考えられる。

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風疹はワクチンによって予防可能な疾患である。今回報告を受けている風疹患者の中心は、過去にワクチンを受けておらず、風疹ウイルスに感染したことがない抗体を保有していない集団である。予防接種法に基づいて、約5,000人規模で毎年調査が行われている感染症流行予測事業の2017年度の結果を見ると、成人男性は30代後半[抗体保有率(HI抗体価1:8以上):84%]、40代(同:77~82%)、50代(同:76~88%)で抗体保有率が低い。今回報告を受けている風疹患者の中心も成人男性であることから、この集団に対する対策が必要である。

rubella180821 fig5

日本において風疹ワクチンは、1977年8月~1995年3月までは中学生の女子のみが定期接種の対象であった。1989年4月~1993年4月までは、麻疹ワクチンの定期接種の際に、麻疹おたふくかぜ風疹混合(MMR)ワクチンを選択しても良いことになった。当時の定期接種対象年齢は生後12か月以上72か月未満の男女であった。1995年4月からは生後12か月以上90か月未満の男女(標準は生後12か月〜36か月以下)に変更になり、経過措置として12歳以上〜16歳未満の中学生男女についても定期接種の対象とされた。2001年11月7日~2003年9月30日までの期間に限って、1979年4月2日~1987年10月1日生まれの男女はいつでも定期接種(経過措置分)として受けられる制度に変更になったが、接種率上昇には繋がらなかった。2006年度から麻疹風疹混合(MR)ワクチンが定期接種に導入され、1歳と小学校入学前1年間の幼児(6歳になる年度)の2回接種となり、2008~2012年度の時限措置として、中学1年生(13歳になる年度)あるいは高校3年生相当年齢(18歳になる年度)の者を対象に、2回目の定期接種が原則MRワクチンで行われた。

rubella180821 fig6

これらのワクチン政策の結果、近年の風疹患者の中心は小児から成人へと変化している。妊娠20週頃までの女性が風疹ウイルスに感染すると、胎児にも風疹ウイルスが感染して、眼、耳、心臓に障害をもつ先天性風疹症候群の児が生まれる可能性がある。妊娠中は風疹含有ワクチンの接種は受けられず、受けた後は 2か月間妊娠を避ける必要があることから、女性は妊娠前に2回の風疹含有ワクチンを受けておくこと、妊娠出産年齢の女性及び妊婦の周囲の者に対するワクチン接種を行うことが重要である。また、30~50代の男性で風疹に罹ったことがなく、風疹含有ワクチンを受けていないか、あるいは接種歴が不明の場合は、早めにMRワクチンを受けておくことが奨められる。風疹はワクチンで予防可能な感染症である。

 

以下の情報は、2018年度の村山庁舎一般公開で提供されたイベントに関する資料です。これらのイベントはすでに終了しております。感染研一般公開の最新情報については、こちらのブログサイトをご覧ください。

2018年度村山庁舎一般公開

  • 開催日:2018年7月28日(土)13:00-17:00(入場は16:30まで)
  • 入場無料

ポスター

イベント紹介

特集記事

 

 

 

 

村山庁舎一般公開の開催に向けて準備を完了しました!

多くの来場をお待ちしております。

村山庁舎一般公開スタッフ一同

 

2018m pre1

2018m pre2

 

2018m pre3

 

村山庁舎一般公開ブログブログ

 

 

 

 

 

平成30年7月27日
国立感染症研究所
村山庁舎 広報運営委員会

 

  国立感染症研究所・村山庁舎一般公開は、予定通り7月28日(土)13時より開催いたします。ただし、台風12号の影響により、交通機関が運行停止となった場合(あるいは予想された場合)、止む無く開催を中止することもあります。

 開催が中止となった場合は、7月28日(土)9時30分迄に本ホームページでお知らせいたします。

 

問い合わせ

国立感染症研究所・村山庁舎

TEL:042−561−0771

FAX:042−565−3315

Eメール:このメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。

     日本の梅毒症例の動向について
Notification Trends Among Syphilis Cases in Japan

 国立感染症研究所 感染症疫学センター・細菌第一部

2018年7月4日現在
(更新日:2018年7月27日)

■ 本サイトの目的

感染症発生動向調査により収集されている日本の梅毒症例のデータを適時に還元することがこのサイトの目的です。 

■ 感染症発生動向調査で届出られた梅毒の概要 (2018年7月4日現在)

感染症発生動向調査において、2018年第26週までに届出られた梅毒の都道府県別、性別・年齢群別、病型別の情報を還元する。2018年第2四半期*(第14週~26週:以下、診断週)の届出数は1735例であった。2018年第1四半期(1501例)より増加し、昨年同時期(1541例)の届出数を上回った。東京都においては、2018年第2四半期の届出数は、2018年第1四半期を上回ったが、2017年第2四半期を下回った。一方、大阪府では、届出数が継続して増加しており、2018年第1~2四半期においては、人口100万当たり届出数が都道府県別最多であった。年齢分布として、男性は依然として20代から40代の幅広い年齢層から届出られており、女性は20代前半に多かった。病型は、感染早期の患者動向を反映する感染性の高い早期顕症梅毒が、継続して男女共に多く届出られていた。男性異性間においては、継続して早期顕症I期が半分以上を占めていた。一方、女性異性間、男性同性間においては、共に継続して無症候の割合が高く、それぞれの早期顕症I期を上回った。2018年第2四半期には、2018年第1四半期と比較して、男性同性間、男性異性間、女性異性間それぞれ届出数の増加を認めたが、特に若い女性において増加した。梅毒の届出数は、2016年、2017年には、それぞれ第2、第3四半期に届出数が増加する傾向を認めたため、梅毒の発生動向について引き続き注視する必要がある。また、早期発見、早期検査、早期治療が重要である。

7月4日までに届出のあった報告数で、第26週(6月25日~7月1日)までに診断されていても遅れて届出のあった報告は含まない。第1四半期から第4四半期は、以下の週に該当する:
 第1四半期:第1週~13週
 第2四半期:第14週~26週
 第3四半期:第27週~39週
 第4四半期:第40週~52週

 

2018年7月28日(土)開催の村山庁舎一般公開の内容を一部紹介いたします。

ラボ体験をしてスタンプを集めよう!

 

種類:ラボ体験
対象:小学生以上

研究者ラボ体験では、研究者がどんな道具を使って、細菌やウイルスの研究をしているかを見たり、体験していただけます。
「実験道具ブース」、「ミニ実験ブース」、「顕微鏡ブース」の三つのブースを体験して、スタンプを集めてみましょう。

各ブースの説明に飛ぶ【実験道具ブースミニ実験ブース顕微鏡ブース

 


 


実験道具ブース

研究者は、様々な実験道具を使って感染症の研究をしています。
このブースでは、たくさんの実験道具や機器を展示します。
実際に、研究者が使っている道具を体験してみましょう。

2018m lab1 2018m lab2

各ブースの説明に飛ぶ【実験道具ブースミニ実験ブース顕微鏡ブース


 

ミニ実験ブース

DNAって何だろう、遺伝子って何だろう。
一見難しそうですが、簡単な実験にチャレンジして、DNAを見たり、遺伝子を増やしたりしてみましょう。

 2018m lab3
遺伝子を増やす実験

 

各ブースの説明に飛ぶ【実験道具ブースミニ実験ブース顕微鏡ブース

 


 

顕微鏡ブース

細胞や細菌、ウイルスを顕微鏡で拡大して見てみましょう。
色々な試薬で染色すると細菌や細胞の中にある核、染色体などを光学顕微鏡で見ることが出来ます。また、ウイルスに感染した細胞の中のウイルスタンパク質を蛍光顕微鏡で見ることも出来ます。

2018m lab4 

 

このイベントは、自由参加型です。混雑時はお待ち頂くこともありますので、ご了承ください。

 

2018年7月28日(土)開催の村山庁舎一般公開の内容を一部紹介いたします。

バイオセーフティーラボ体験

 

種類:体験コーナー
対象:小学生以上

病原体を使った実験をする時は、自分が感染してはいけません。また、周りの人に感染させてもいけません。バイオセーフティラボ体験では、

①怖い病原体から身を守りながら、安全に作業するにはどうすればいいのか?
②外にもらさないためにはどんなことが必要なのか?

マスクや手袋、防護服などを実際に身に着け、実験器具を使って、模擬実験をしながら、その答えを体験することができます。

Biosafe m17 2   Biosafe m17 1

このイベントは、体験型です。先着順に受け付け/入場するようになっております。混雑時には待ち時間
が発生することもありますので、ご了承ください。なお、見学コースは随時実施中です。見学コースでもちょっとした体験ができますので、お気軽にお越しください。

 

国立感染症研究所 感染症疫学センター
平成30年7月10日

はじめに

平成30(2018)年7月初旬、西日本を中心に全国的に広い範囲で発生した豪雨による水害や土砂災害に対して、多くの避難所が設置されています。本サイトは、浸水や土砂災害および避難に伴い起こり得る感染症とその関連情報についてまとめたものです。

被災地において特に注意すべき感染症

避難所等の集団生活で発生しうる感染症
急性胃腸炎/急性下痢
急性呼吸器感染症
災害そのものに起因する感染症
レジオネラ症
レプトスピラ症
破傷風

※なお、麻疹は感染力が強いため、被災地周辺地域での発生状況に注意が必要

リーフレット集

以下は被災地、避難所において感染症予防・消毒等を行う上で参考になると考えられる主な情報のリンク集です。

暫定版ガイダンス_一般家屋における洪水・浸水など水害時の衛生対策と消毒方法/日本環境感染学会
http://www.kankyokansen.org/uploads/uploads/files/jsipc/suigaiji-guidance_zanteiban.pdf
手洗い/国立感染症研究所
https://www.niid.go.jp/niid/images/idsc/disasters/handhygiene_20160424.pdf
咳エチケット/国立感染症研究所
https://www.niid.go.jp/niid/images/idsc/disasters/coughetiquette20160424.pdf
避難所におけるトイレ清掃のポイント/東北危機管理感染症ネットワーク
http://www.tohoku-icnet.ac/shinsai/images/pdf/hotline07.pdf
消毒薬使用ガイドライン2015/東北危機管理感染症ネットワーク
http://www.tohoku-icnet.ac/news/files/post_151002.pdf
がれき撤去作業等の際の感染予防について/国立感染症研究所
https://idsc.niid.go.jp/earthquake2011/IDSC/20110331gareki.html
保育所における感染症対策ガイドライン(2018年改訂版)/厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11900000-Koyoukintoujidoukateik yoku/0000201596.pdf
高齢者介護施設における感染対策マニュアル(PDFリンク集)厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/topics/kaigo/osirase/tp0628-1/
{text}

2018年7月28日(土)開催の村山庁舎一般公開の内容を一部紹介いたします。

手洗い実習

 

種類:体験コーナー
対象:全年齢

 

きちんと手を洗ったつもりでも、まだ残っているかも知れません。手が汚れたままいろいろなものにさわると、汚れを広げてしまいます。また手をよく洗わずに調理をすると食中毒の原因に、汚れた手で物を食べたり目をこすったりすると感染症を引き起こすことにもつながります。

手洗い実習を通じて、手の汚れがきちんと落とせているか実際に目で見て確認しながら、手の洗い方について考えてみましょう。

このイベントは、体験型です。先着順に受け付けします。混雑時は、待ち時間が生じることを御了解ください。

 Handwash m17

対象:中学生以上

4名の感染研の研究者が、それぞれ専門としている研究内容や業務についてわかりやすく説明いたします。気軽に質問をしたり、お話しできますので、この機会をお見逃しなく!


このイベントは先着順です。定員になり次第参加を締切らせていただきます。ご了承ください。


「1月に新聞で見たけど、コリネバクテリウム・ウルセランス感染症ってどんな病気?」      13:30-14:00

岩城 正昭  細菌第二部

Iwaki

「動物からヒトにうつる病気」としてメディアに大きく取り上げられたコリネバクテリウム・ウルセランス感染症。皆さんの関心を引いたのではないかと思います。でも、この病気、いったいどういう病原体が起こすの?「動物とヒト」というけれど、いったいそれってどういうこと?次々と湧いてくるそんな疑問にお答えしようと思います。

 

 

 

「サポウイルスって知ってる??」       14:20-14:50

岡 智一郎  ウイルス第二部

OkaTomo

その正体は下痢や嘔吐などを引き起こす困ったウイルス。ノロウイルスだけじゃない。サポウイルスもいるんです。

 

 

 

 

 

「もりあげよう!2020年東京オリンピックと風疹排除」   15:10-15:40    

森 嘉生  ウイルス第三部

MoriYoshi

がんばれニッポン!2020年は東京オリンピック/パラリンピックだけじゃなく、風疹排除の目標年でもあるのです。それまでに備えておくことを考えてみましょう。

 

 

 

  

「変化し続けるインフルエンザウイルス」 16:00-16:30

板村 繁之  インフルエンザウイルス研究センター

Itamura

毎年のように流行を繰り返すインフルエンザウイルス。ワクチンもあるのに、一体なんで?これまでに分かっていることを紹介するとともに、分かっていないことがまだまだたくさんあることも紹介したいと思います。インフルエンザウイルスについて、しばし一緒に考えて感染症対策だけじゃなくサイエンスとしての面白さの一端を感じてもらえたらと思います。

 

 

 

  

【お知らせ】

2018年7月28日 午前9時現在

国立感染症研究所・村山庁舎一般公開は、予定通り7月28日(土)13時より開催いたします。ただし、台風12号の影響により、予定より早く中断する可能性があります。あらかじめご了承ください。

2018年7月27日

国立感染症研究所・村山庁舎一般公開は、予定通り7月28日(土)13時より開催いたします。ただし、台風12号の影響により、交通機関が運行停止となった場合(あるいは予想された場合)、止む無く開催を中止することもあります。

 開催が中止となった場合は、7月28日(土)9時30分迄に本ホームページ でお知らせいたします。

 

国立感染症研究所・村山庁舎で7月28日に開催される一般公開のポスターの、完全版ができあがりました。裏面に、当日開催されるイベント情報があります。サムネイルをクリックすると、PDF版をダウンロードすることができます。

2018 Murayama thumb

  • 場所:国立感染症研究所 村山庁舎
         東京都武蔵村山市学園4ー7ー1
     庁舎への
    地図
     バス停「村山団地」からの案内図(写真付・PDF)

  • ※駐車場には限りがありますので、混雑時にはお待ちいただく場合がございます。

  • 日時:2018月28日(土)13:00-17:00(入場は16:30まで)
  • 入場無料

ご家族やご友人をお誘い合わせの上、たくさんの皆さまのご来場をお待ちしております。

詳細は、こちらのブログで、随時更新していきます

     日本の梅毒症例の動向について
Notification Trends Among Syphilis Cases in Japan

 国立感染症研究所 感染症疫学センター・細菌第一部

2018年4月4日現在
(更新日:2018年4月27日)

■ 本サイトの目的

感染症発生動向調査により収集されている日本の梅毒症例のデータを適時に還元することがこのサイトの目的です。 

■ 感染症発生動向調査で届出られた梅毒の概要 (2018年4月4日現在)

感染症発生動向調査において、2018年第13週までに届出られた梅毒の都道府県別、性別・年齢群別、病型別の情報を還元する。2018年第1四半期*(第1週~13週:以下、診断週)の届出数は1407例であった。2017年第4四半期(1471例)より微減したが、昨年同時期(1192例)の届出数を上回った。東京都においては、2018年第1四半期の届出数は、2017年第2~4四半期を下回ったが、2017年第1四半期と同程度であった。大阪府においては、2017年第1四半期から第4四半期まで、届出数が継続して増加しており、2018年第1四半期は、2017年第4四半期と同程度あった。年齢分布として、男性は依然として20代から40代の幅広い年齢層から届出られており、女性は20代前半に多かった。病型は、感染早期の患者動向を反映する感染性の高い早期顕症梅毒が、継続して男女共に多く届出られていた。男性異性間においては、依然として早期顕症I期が半分以上を占めていた。一方、女性異性間、男性同性間においては、共に継続して無症候の割合が高く、それぞれの早期顕症I期を上回った。2018年第1四半期には、2017年第4四半期と比較して、男性同性間、女性異性間共に届出数の減少を認めたが、男性異性間においては、同程度あった。また、梅毒の届出数は、2016年、2017年には、それぞれ第2、第3四半期に届出数が増加する傾向を認めたため、今後の梅毒の発生動向について引き続き注視する必要がある。また、早期発見、早期検査、早期治療が重要である。

*4月4日までに届出のあった報告数で、第13週(3月26日~4月1日)までに診断されていても遅れて届出のあった報告は含まない。第1四半期から第4四半期は、以下の週に該当する:
 第1四半期:第1週~13週
 第2四半期:第14週~26週
 第3四半期:第27週~39週
 第4四半期:第40週~52週

 

 

以下の情報は、2017年度の一般公開で提供されたイベントに関する資料です。これらのイベントはすでに終了しております。感染研一般公開の最新情報については、こちらのブログサイトをご覧ください。

2017年度 戸山庁舎一般公開

  • 開催日:2017年9月30日(土)10:00-17:00(入場は16:30まで)
  • 入場無料

ポスター

タイムテーブル

当日の食堂メニュー

イベント紹介

特集記事

 

 

 

 

2017年度感染研戸山庁舎・一般公開は、終了致しました。
最終的な入場者数は、431名でした。
 
たくさんの皆さまにご来場いただき、ありがとうございました。
スタッフ一同、心から御礼申し上げます。

一般公開は、年一回の恒例行事です。この成功に慢心することなく、来年はさらによいものを提供するべくスタッフ一同努力致しますので、ご期待ください。

 


 

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感染研一般公開はじまりました。
朝からたくさんの方が来場されています(12時時点での来場者数200名)。
夕方4時30分まで入場できます。
お見逃しなく!

館内の様子

 

「感染症クイズ ”肝炎"」

kanen1 スペシャルゲストの清水宏保さん(長野オリンピック スピードスケート 金メダリスト)と、イメージキャラクターの”肝ちゃん”

kanen2清水さんを囲んで、クイズ参加の記念写真

 

感染症ゲーム・工作

game親子連れで楽しんでます!

game蚊の模型作成

gameさわってみよう研究者の9つ道具

game実験体験コーナー

gameお口の中へGo!

 


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2017年9月30日(土)開催の戸山庁舎一般公開の内容を一部紹介いたします。

手洗い実習

 

種類:体験コーナー
対象:小学生以上

あなたの手洗い大丈夫?手洗いチェックをしてみよう。

2016 handwash

このイベントは、体験型です。先着順に受け付けします。混雑時は、待ち時間が生じることを御了解ください。

 

時間: 11:15-13:45
対象:来場者全員
 

感染研一般公開 食堂メニュー発表!!

 
感染研一般公開をゆっくり楽しんでいただくために、感染研食堂の営業を行います(11:15-13:45)。メニューは下記のとおりです。利用できるのは一般公開のときだけです。
それぞれ数に限りがありますので、お見逃しなく。
 
 
A定食 バーベキューチキン、小鉢、ご飯、みそ汁 550円
B定食 五目かき揚げ丼、小鉢、みそ汁 550円
麺 醤油ラーメン 420
カツカレー

520円

カレーライス

420円

小鉢 80円
 
  • 食券事前購入、セルフサービスのカフェテリア方式です。
  • 混雑時は譲り合ってご使用ください。
  • 食堂は、営業時間外は休憩場としてお使いいただけます。

2017 curry

 

時間:11:30-12:00(開始15分前より整列開始・整列順に入場)
会場:B会場
対象:小学生以上

 

Kan chan sm肝炎の多くがウイルスによって起こります。肝炎についての正しい知識をつけましょう。

感染研ウイルス第二部と特別ゲストが、皆様に肝炎のことをより理解していただくクイズを行います。親子そろって肝炎やウイルスのことを正しく知ろう!

 

 (写真)「知って、肝炎」イメージキャラクターの「肝ちゃん」

 

  このイベントは先着順です。会場が満席になり次第参加を締切らせていただきます。ご了承ください。

 

厚生労働省肝炎総合対策推進国民運動事業

「知って、肝炎」プロジェクト

スペシャルサポーター Shitte Hep
長野オリンピック スピードスケート
金メダリスト 清水宏保 さん

来場決定!

特別ゲストとして、喘息と立ち向かいながら長野オリンピックスピードスケート金メダリストと活躍され、引退後も喘息の啓蒙活動、講演会・イベントへの出演、執筆活動等、文化人として幅広く活躍中の清水宏保さんに来ていただけることになりました!

2017 hshimizu

 

清水宏保
 
1974年2月27日生まれ
北海道帯広市出身

今年度の感染研一般公開の肝炎クイズは厚生労働省の「知って肝炎」プロジェ
クトと共催で、スケート界のパイオニアである清水宏保さんが参加してくれるこ
とになりました。清水宏保さんはワールドカップ500m 通算35勝、 世界スプ
リント選手権 7回出場、 世界距離別選手権大会 500m (世界新記録樹立)、 
冬期オリンピック競技会出場 500m金メダル  、などの輝かしい記録を打ち上げ、
引退後も、喘息の啓蒙活動、講演会・イベントへの出演、執筆活動等、文化人と
して幅広く活躍中です。今回はみなさんに肝炎の病気や検査の重要性をわかりや
すく、教えてくれます。是非とも参加してください。

 

 

時間:11:00, 13:00, 13:30, 14:30,15:30の計5回
対象:中学生以上
 

専門家との井戸端会議はいかが?
テーマに沿って専門家が教えてくれるよ。
この際いろいろ聞いちゃおう!

このイベントは先着順です。定員になり次第参加を締切らせていただきます。ご了承ください。


■予定されているサイエンスカフェの時間割りと「タイトル(演者)」を紹介します。

セッションA(11:00-11:30) 〜知っているようで知らない日本脳炎〜 

前木 孝洋(ウイルス第一部)Maeki

日本脳炎という言葉は知っていても、詳しくは知らないという方が多いのではないでしょうか。このサイエンスカフェを通して、日本脳炎についての知識を深めましょう。

 

 

 


セッションB(13:00-13:30) 〜寄生虫アニサキス・生魚で食中毒?〜

杉山 広(寄生動物部)Sugiyama

芸能人の方々がアニサキス食中毒を発症し、マスコミでは連日、 話題が提供されました。
魚介類を寿司や刺身で食べて、アニサキスに感染したことが原因です。
本症の発生実態と予防法について説明 します。

 

 

 


セッションC(13:30-14:00) 〜不愉快な虫と殺虫剤の話〜

糸川 健太郎(昆虫医科学部)Itokawa

気持ち悪い虫、迷惑な虫、危ない虫と、それらから我々の生活を守るための武器である殺虫剤のお話をします。 

 

 

 

  


 

 

セッションD(14:30-15:00) 〜致死率100%狂犬病ウソ?ホント?〜

伊藤 (高山) 睦代(ウイルス第一部)Ito Takayama

狂犬病という致死率がほぼ100%の感染症を知っていますか?
このウイルス感染症から身を守るための情報をお伝えします。

 

 

 

 

 


 

セッションE(15:30-16:00) 〜ある若手研究者の一日~デング熱との闘い~

加藤 文博(ウイルス第一部)HKato

デング熱の原因となるデングウイルスに効果がある薬を研究開発しています。
そんなある若手研究者の一日に密着。
研究者がどのような研究生活を送っているかをお話しします。

 

 

 

時間:14:00-14:30(開始15分前より整列開始・整列順に入場)
対象:小学生以上
 
Ditective

ご好評いただいている「アウトブレイク探偵」が今年も登場!!

街の秋祭りで、事件発生!!あなたは、この難題を解決して感染症の拡大の危機を避けることができるか?

名探偵となって感染症アウトブレイク発生の原因を突き止めよう!

(話題提供:感染症疫学センター)
 
 
 このイベントは先着順です。会場が満席になり次第参加を締切らせていただきます。ご了承ください。

パネル展示「ゲノミクスと感染症」

時間:終日
開催場所:A会場
対象:中学生以上

メイン会場で開かれているパネル展示は、毎年いくつかのテーマに沿って各研究部が趣向を凝らしたパネルを作って説明するものです。

 2017 panel genomics

生命の設計図である「ゲノム」を調べて、どのように感染症対策が行われているかを紹介します。
写真の生き物は何者で、どうやって見つかったかわかりますか? 

 

 

 この写真は Creative Commons Attribution 2.0 license
でライセンスされてい る写真を加工したものです。
"Effect of oral administration of Kudoa septempunctata genotype ST3 in adult BALB/c mice"

9/30(土)に開催される一般公開のタイムテーブルです。

楽しくて役に立つイベントが盛りだくさん。お楽しみに!

2017 timetable

タイムテーブルのPDF版は、こちらでダウンロードできます

パネル展示「動物由来感染症」

時間:終日
場所:A会場
対象:小学生以上

ちかごろテレビや新聞でいろいろ話題になる動物由来感染症って?

野生動物からうつる? うちのペットからもうつる?
動物好きだけどどうすればいい? 治療法は? 予防法って? 

などなど。
日頃から気になってた疑問点にパネルを使ってお答えします。
これを機会に動物との接し方を一度見直してみては?

 

 2017 zoonosis 

2017年9月30日(土)開催の戸山庁舎一般公開の内容を一部紹介いたします。

実験体験コーナー&触ってみよう研究者の9つ道具

 

種類:体験コーナー
時間:終日
対象:小学生以上

2017 gsclab1これであなたも研究者・・・・・!!?
私たちが普段つかっている実験道具を実際に見て、触って、試していただけるコーナーです。

さらに以下の体験講座では、これらの道具を使って、どのように実験を行うのか学ぶことができます。

ぜひ、研究者になったつもりで楽しんでください!

 

 

  1. 96穴プレートと8連ピペットを使ってグラデーションをつくろう!

    色付きの水を使い,段階希釈を習得しましょう。
    うまく希釈できれば綺麗なグラデーションが見られます。

    2017 gsclab2
    時間:① 10 : 45 - 11 : 15 ② 14:00 - 14:30

    定員:各回8名

    対象:小学生以上







  2. 色の違う液体を重ねてみよう!〜病原体分離の第一歩〜

    あなたは、色が混ざらないように液体を重ねられるかな?
    実験の必需品ピペットマンを使ってチャレンジしてみましょう。

    2017 gsclab3


    時間:① 11 : 45 - 12 : 15 ② 15 : 00 - 15 : 30
    定員:各回8名
    対象:小学生以上








  3. ブロッコリーから生命の設計図・DNAを取り出してみよう! 【新企画!!】

    いまやあらゆる生物実験の基本となっているDNA抽出。
    身近な食材を使って体験してみましょう。
    今回初めてとなる企画ですので、今まで来たことのある方も是非いらしてください!

    2017 gsclab4

    時間:① 13 : 00 - 13 : 30 ② 16 : 00 - 16 : 30

    定員:各回8名

    対象:小学生以上

 

このイベントは、体験型です。先着順に受け付けします。混雑時は、待ち時間が生じることを御了解ください。

 

2017年9月30日(土)開催の戸山庁舎一般公開の内容を一部紹介いたします。

時間:15:00-15:40(開始15分前より整列開始・整列順に入場)
会場:B
対象:小学生以上
 

 

皆さんは現在も世界で猛威を振るっている、世界三大感染症をご存知ですか?

遠く海外の病気で日本人の私たちにはあまり関係のない話…と思ってはいませんか?

実は、他人事ではないんです!

そんな意外と身近なこの世界三大感染症について、専門家の先生方と臨場感あふれる参加型のクイズで一緒に正しく学びましょう!

2017 3mia

  このイベントは先着順です。会場が満席になり次第参加を締切らせていただきます。ご了承ください。
 
時間:終日
会場:D会場
対象:小学生以上
 
感染症を引き起こすのは肉眼では見えない微生物だけではありません。寄生虫や媒介者である昆虫など、たくさんの「大きな生き物」も感染症に関わっています。「標本展示」のコーナーでは、これらの標本や生体を間近に観察することができます。

2017 modelticks

 

写真:タカサゴキララマダニ。重症熱性血小板減少症候群(SFTS)ウイルス媒介ダニの一つと考えられる。


  • 場所:国立感染症研究所 戸山庁舎
         東京都新宿区戸山1ー23ー1

    ※駐車場はございません。公共交通機関をお使いください。
  • 日時:2017年9月30日(土)10:00-17:00(入場は16:30まで)
  • 入場無料

    ご家族やご友人をお誘い合わせの上、たくさんの皆さまのご来場をお待ちしております

詳細は、こちらのブログで、随時更新していきます

2017年9月30日(土)開催の戸山庁舎一般公開の内容を一部紹介いたします。

ゲーム・工作

 

種類:ゲーム・工作
対象:小学生以上

  1. 2017 mosqandgame sスポイトとモールで病原体の運び屋「蚊」の模型を作ってみよう!スポイトだから「血!?」も吸えちゃうぞ~!?
  2. いろいろなジグソーパズルで遊んで、病原体と感染症を学んじゃおう!
  3. 赤ちゃんから小学校卒業まで、いろいろな感染症イベントが待ち受ける!?「パンデミックすごろく」が毎年大好評!!無事にゴールしたら、罹った感染症のカルテももらえます!

 

 

このイベントは、自由参加型です。混雑時は、譲り合って遊んでください。

 

時間:13:00-13:30
会場:B
対象:一般向け
 
2017 lecture1

 講師:鈴木 里和

国立感染症研究所

薬剤耐性研究センター 第一室長

 

経歴

1997年浜松医科大学卒業。臨床研修を経て国立感染症研究所実地疫学専門家養成プログラム終了。2003年より同細菌第2部において薬剤耐性菌、院内感染の研究に従事。
 

 

 

「薬がきかない!ー薬剤耐性菌」

 

講演要旨

現代医療の発展にとって抗菌薬の発見は必要不可欠な一歩でした。ところが、近年この抗菌薬が効かなくなる「薬剤耐性菌」が増えており、世界的な問題となっています。抗菌薬がどこで使われているのか、どうして薬剤耐性菌が増えてしまうのか、薬剤耐性菌が増えると誰が困るのか、そして対策としてどのような取り組みがなされているのかを紹介する中で、私たちにできることを一緒に考えてみたいと思います。
 

 

パネル展示「病原体の種類」

時間:終日
対象:小学生以上

知っているようで知らない!! 病原体の種類(ウイルス・細菌・カビ・寄生虫等)を、パネルや模型を用いて説明します。また、私たちの体が病原体と戦うしくみ「免疫システム」について、実際に病原体を食べる細胞の動画なども交えて説明します。病原体の名前を当てるゲームもあります!

 2017 panel pathogen 

 

以下の情報は、2017年度の村山庁舎一般公開で提供されたイベントに関する資料です。これらのイベントはすでに終了しております。感染研一般公開の最新情報については、こちらのブログサイトをご覧ください。

2017年度村山庁舎一般公開

  • 開催日:2017年7月29日(土)13:00-17:00(入場は16:30まで)
  • 入場無料

ポスター

イベント紹介

特集記事

 

 

 

 

     日本の梅毒症例の動向について
Notification Trends Among Syphilis Cases in Japan

 国立感染症研究所 感染症疫学センター・細菌第一部

2017年7月5日現在
(更新日:2017年7月28日)

■本サイトの目的

感染症発生動向調査により収集されている日本の梅毒症例のデータを適時に還元することがこのサイトの目的です。 

■ 感染症発生動向調査で届出られた梅毒の概要 (2017年7月5日現在)

感染症発生動向調査において、2017年第26週までに届出られた梅毒の都道府県別、性別・年齢群別、病期別の情報を還元する。2017年第2四半期*(第14週~26週)に診断され、梅毒として届出された症例数は1426例で、2017年第1四半期に診断され届出された症例数(1187例)、昨年同時期に届出された症例数(1161例)を共に上回った。東京都においては、昨年の第3四半期以降、届出数は減少していたが、2017年第2四半期には、届出数が再び増加し、昨年同時期の届出数を上回った。また、2017年第2四半期には、他の多くの都道府県においても届出数が増加し、昨年同時期の届出数を上回った。年齢分布として、男性は依然として20代から40代の幅広い年齢層から届出されており、女性は20代前半に多かった。病型は、感染早期の患者動向を反映し、感染性の高い早期顕症梅毒が、継続して男女共に多く届出されていた。男性異性間においては、早期顕症I期が半分以上の報告数を占めていた。一方、女性異性間、男性同性間においては、共に無症候の報告が多く、それぞれの早期顕症I期の届出数を上回った。2016年末から女性、男性異性間、男性同性間、それぞれ届出数の微減が見られたが、2017年第2四半期には、いずれの集団においても届出数の増加を認めた。今後の梅毒の発生動向に引き続き注意しながら、早期発見、早期検査、早期治療が重要である。

*第1四半期から第4四半期は、以下の週に該当する:
 第1四半期:第1週~13週
 第2四半期:第14週~26週
 第3四半期:第27週~39週
 第4四半期:第40週~52週

 

2017年7月29日(土)開催の村山庁舎一般公開の内容を一部紹介いたします。

研究者のラボ体験

 

種類:ラボ体験
対象:小学生以上

研究者ラボ体験では、研究者がどんな道具を使って、細菌やウイルスの研究をしているかを見たり、体験していただけます。
それぞれのブースを体験して、スタンプを集めてみよう。
三つのスタンプを集めると、感染研オリジナルグッズがもらえます。

各ブースの説明に飛ぶ【実験道具ブース細菌ブースウイルスブース

 


 


実験道具ブース

研究者は、色々な実験道具を使って感染症の研究をしています。
このブースでは、たくさんの実験道具、機器を展示します。
もしかすると、学校の授業では見たのことのない道具があるかもしれません。
実際に、研究者が使っている道具を見たり使ったりしてみましょう。

2017m lab1 実験道具ブース

各ブースの説明に飛ぶ【実験道具ブース細菌ブースウイルスブース

 


 

細菌ブース

細菌はとても小さいため、専用の機器がないと見ることはできません。
「顕微鏡で細菌を見る」を体験してみましょう。
普通は見えない細菌ですが、数が増えると見えるようになります。
数が増えるとどのようになるのか見てみましょう。
また、動画の展示もありますので、動いている細菌もご覧いただけます。

2017m baclab1 2017m baclab2

 各ブースの説明に飛ぶ【実験道具ブース細菌ブースウイルスブース

 


 

ウイルスブース

目では見えないウイルスを色々な方法で「見る」ことができる体験ブースです。
インフルエンザが増える卵のひみつを観察したり、ウイルスの遺伝子を解読したり、といったことを実際体験していただけます。また、増えたウイルスを確認する方法をいくつかご紹介します。

2017m virlab 

 

このイベントは、自由参加型です。混雑時は、譲り合って遊んでください。

 

2017年7月29日(土)開催の村山庁舎一般公開の内容を一部紹介いたします。

ゲーム・工作

 

種類:ゲーム・工作
対象:小学生以上

昔も今も、いろいろな感染症を運ぶのが蚊ですね。
この暑い時期、よく刺されたりして、私たちを悩ませます。
でも、蚊をよくみるとよくできた生き物です。
みんなで作ってみましょう。
ゲームもあります!

 

 

2017m makemosq 蚊の模型作り

 

このイベントは、自由参加型です。混雑時は、譲り合って遊んでください。

 

被災地・避難所でボランティアを計画されている皆様の感染症予防について

2018年7月

被災地においては、水系・粉塵曝露を原因とした感染症や避難所での密集した集団生活による感染症が流行するリスクがあります。ボランティアで被災地・避難所へ向かわれる方には、主に感染症予防(特に持ち込みおよび自身の罹患の予防)という観点から、是非以下の点についてご留意ください。

ご自身の体調が悪い場合は、ボランティアの延期を検討し、体調が完全に回復してから現地に向かうようにしてください。
ワクチンで予防できる疾患に関しては(以下を参照)、母子健康手帳などでご自身のワクチン接種歴を確認し、望ましいと考えられるワクチンについては、可能な限り出発前に接種してから現地に向かうことを推奨します。

(優先順位:高◎、中○、低△)

‐◎ 麻疹・風疹混合ワクチン(これまでに罹ったことがなく、2回の接種が終了していない場合)

‐○ 破傷風トキソイドワクチン

※創傷を負う可能性がある作業に従事する場合には接種を強く推奨

※特に45歳以上(2013年度調査時年齢:2018年現在は50歳以上と推定される)では免疫を持っている人が少ないので接種を推奨(参考資料「感染症流行予測調査」:http://www.niid.go.jp/niid/ja/y-graphs/4513-tetanus-yosoku-serum2013.html

※45歳未満(2013年度調査時年齢:2018年現在は50歳未満と推定される)で、小児期にDPT,DTワクチンの接種を受けている方は、過去10年以内に接種を受けていなければ、1回の追加接種を推奨

‐○ A型肝炎ワクチン(特に60歳未満では免疫保有者が少なく、接種を推奨)

‐△ 水痘・おたふくかぜワクチン(これまでに罹ったことがなくワクチンを受けていない場合には、接種を検討) 

現地での健康管理には、ご自身で十分注意してください。日中活動の際には熱中症にも十分留意して適宜水分補給等を行ってください。
被災地で体調の悪い時は、ボランティアセンターあるいはそのチームのリーダー、健康管理者などに告げて、第一線を離れて下さい。ご本人のためのみでなく、被災された方々に感染を拡大させないために重要です。
野外活動を行う際には、ダニ媒介感染症についても注意が必要です。森林や草地等に入られる場合、ダニ媒介性疾患(日本紅斑熱、ツツガムシ病、SFTS等)の感染の可能性があるため、森林や草地等に入られる場合は長袖、長ズボン及び足を完全に覆う服装をして肌の露出を少なくすることが重要です。(「マダニ対策、今できること」参照:https://www.niid.go.jp/niid/ja/sfts/2287-ent/3964-madanitaisaku.html)。
咳エチケット(マスクの着用※、咳き込むときに口を覆うことなど)、飲食前、トイレ後の手指衛生など(擦式アルコール手指消毒薬、アルコール綿の小パッケージなどの持参を推奨)、可能な限りの感染症予防策を心掛けてください。

※被災地・避難所ではマスクが不足している場合があります。ご自身で使用されるマスクは、十分な枚数ご持参ください。

感染症を被災地に持ち込まない、およびご自身が罹患しないために、最大限の努力をよろしくお願いします。

(文責)国立感染症研究所感染症疫学センター

国立感染症研究所 感染症疫学センター
平成29年7月7日

本情報は、平成29(2017)年7月に九州北部に上陸した台風第3号の影響により、九州北部を中心に記録的な大雨となり発生した土砂災害や避難に伴い起こり得る感染症について、まとめたものです。災害そのものに起因する感染症及び避難所等の集団生活で発生しうる主な感染症を以下に挙げます。地域や避難所での感染症の発生リスクは時期的にも変わっていくことが考えられるため、今後の状況に応じてより詳細な情報を掲載したいと考えています。

災害そのものに起因する感染症
レジオネラ症
レプトスピラ症
破傷風
避難所等の集団生活で発生しうる感染症
急性胃腸炎/急性下痢
急性呼吸器感染症 (地域の発生動向ではA群溶連菌感染症や手足口病 ↑ )
(麻疹)

以下は被災地、避難所において感染症予防・消毒等を行う上で参考になると考えられる主な情報のリンク集です。当センターとして、一般に被災地において有用と考えられた東日本大震災関連の情報(https://idsc.niid.go.jp/earthquake2011/index.html)、及び外部のリンクについて、参考情報を掲載しております。

  1. 大規模自然災害の被災地における感染制御マネージメントの手引き/日本環境感染学会
    http://www.kankyokansen.org/other/hisaiti_kansenseigyo.pdf
  2. 〈暫定版ガイダンス〉 一般家屋における洪水・浸水など水害時の衛生対策と消毒方法/日本環境感染学会
    http://www.kankyokansen.org/uploads/uploads/files/jsipc/suigaiji-guidance_zanteiban.pdf
  3. 被災地・避難所で活用可能な手指衛生及び、咳エチケットのポスター
    https://www.niid.go.jp/niid/ja/disaster/earthquake201604/2377-idsc/6433-kumamoto-qa-poster.html
  4. 東日本大震災 がれき撤去作業等の際の感染予防について/国立感染症研究所
    https://idsc.niid.go.jp/earthquake2011/IDSC/20110331gareki.html
  5. 避難所におけるトイレ清掃のポイント/東北危機管理感染症ネットワーク
    http://www.tohoku-icnet.ac/shinsai/images/pdf/hotline07.pdf
  6. 消毒薬使用ガイドライン2015/東北危機管理感染症ネットワーク
    http://www.tohoku-icnet.ac/news/files/post_151002.pdf
  7. 高齢者介\護施設における感染対策マニュアル/厚生労働省
    http://www.mhlw.go.jp/topics/kaigo/osirase/tp0628-1/
  8. 被災地・避難所でボランティアを計画されている皆様の感染症予防について/国立感染症研究所
    https://www.niid.go.jp/niid/ja/disaster/earthquake201604/2377-idsc/6410-for-volunteer.html

 

 

 

2017年7月29日(土)開催の村山庁舎一般公開の内容を一部紹介いたします。

バイオセーフティーラボ体験

 

種類:体験コーナー
対象:小学生以上

病原体を使って実験する時には、自分が感染してしまっては困ります。また、周りの人に感染させてもいけません。
 バイオセーフティラボ体験では、怖い病原体から身を守りながら安全に作業するにはどうすればいいのか、外にもらさないためにはどんなことが必要なのか、マスクや手袋、防護服などを実際に身に着け、実験器具を使って模擬実験をしながらその答えを体験することができます。

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このイベントは、体験型です。先着順に受け付け/入場するようになっております。混雑時は、待ち時間が発生することをご了解ください。

 

4名の感染研の研究者が、それぞれ専門としている研究内容や業務についてわかりやすく説明いたします。
気軽に質問をしたり、お話しできますので、この機会をお見逃しなく!

このイベントは先着順です。定員になり次第参加を締切らせていただきます。ご了承ください。


「マダニとマダニが媒介する感染症」      13:30-14:00

新倉 綾      動物管理室

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自然豊かな日本では野生動物とマダニは密接な関係にあります。その間には病原体のやりとり(=感染環)があり、マダニ媒介性感染症はヒトがこの感染環に関わることで発生します。マダニを観察し生息域や病原体の特徴を知ることで、マダニ媒介性感染症について考えるきっかけになればと思います。
(対象:中学生以上)

 

 

 

「風邪かな?その咳、百日咳かも!?」       14:20-14:50

大塚 菜緒      細菌第二部

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聞いたことあるけどよく知らない病気、百日咳。赤ちゃんだけがかかる病気と思っていませんか?クイズをまじえて百日咳に関するあれこれを紹介します。
(対象:中学生以上)

 

 

 

 

 

「ノロウイルス四方山話」   15:10-15:40    

村上 耕介        ウイルス第二部

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冬になるとニュースを騒がせるノロウイルス。名前をよく聞く奴らは一体何者??彼らについて豆知識を増やしてみましょう!!
(対象:中学生以上)

 

 

 

 

 

「麻しん風しんQアンドA」 16:00-16:30

竹田 誠        ウイルス第三部 部長

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絶対に大事!!皆さん集まって、麻しん・風しんについてクイズに答えながら勉強しておきましょう。
(対象:中学生以上)

 

 

 

  

国立感染症研究所・村山庁舎で7月29日に開催される一般公開のポスターの、完全版ができあがりました。裏面に、当日開催されるイベント情報があります。サムネイルをクリックすると、PDF版をダウンロードすることができます。

2017 Murayama thumb2

  • 場所:国立感染症研究所 村山庁舎
         東京都武蔵村山市学園4ー7ー1
     庁舎への
    地図
    ※駐車場には限りがありますので、混雑時にはお待ちいただく場合がございます。

  • 日時:2017月29日(土)13:00-17:00(入場は16:30まで)
  • 入場無料


 

 

 

ご家族やご友人をお誘い合わせの上、たくさんの皆さまのご来場をお待ちしております。

 

 

詳細は、こちらのブログで、随時更新していきます

     日本の梅毒症例の動向について
Notification Trends Among Syphilis Cases in Japan

 更新日:2017年5月23日

■本サイトの目的

感染症発生動向調査により収集されている日本の梅毒症例のデータを適時に還元することがこのサイトの目的です。 

■ 感染症発生動向調査で届出られた梅毒の概要 (2017年4月5日現在)

 (国立感染症研究所 感染症疫学センター・細菌第一部)

感染症発生動向調査において、2017年第13週までに届出られた梅毒の都道府県別、性別・年齢群別、病期別の情報を還元する。2017年第1週から13週に診断され、梅毒として報告された症例数は1105例であった(昨年同時期933例)。東京都においては、昨年同時期より届出数は減少していたが、多くの地域では増加していた。年齢分布として、男性は幅広い年齢層から報告されていたが、女性は20代に多かった。病型は、感染早期の患者動向を反映し、感染性の高い早期顕症梅毒が男女共に多かったが、女性異性間、男性同性間においては、無症候も多かった。2016年末から女性、男性異性間、男性同性間、それぞれ届出数の微減が見られたが、報告数は依然として多い状態が継続している。今後の梅毒の発生動向に引き続き注意しながら、早期発見、早期検査、早期治療が重要である。

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第2室は主として節足動物媒介性ウイルス(アルボウイルス)を扱います。
このホームページは第二室のホームページです。

Vector-Borne Viruses

 

 

お問い合わせ

医療機関の皆様へ

患者様の渡航歴・病歴等を下記用紙でお知らせください。
検査依頼書検査依頼用紙 (医療機関専用)デング熱疑いの患者さんの検査依頼は、下記までご連絡ください。
TEL:03-5285-1188(代表), Fax:03-5285-1188】

当室はデング熱以外にもチクングニア熱、ジカウイルス感染症、ウエストナイル熱・脳炎、ダニ媒介性脳炎、日本脳炎などに関しても検査の相談に応じています。なお、当研究所は附属病院は併設しておりません。患者さまが直接来所されても検査はできませんので御理解ください

pdf

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予防 対策ビデオ

※一部のブラウザでは再生できない場合があります。その場合は他のブラウザ(Firefoxなど)をお試しください。
 
 

忌避剤Q&A

 

国立感染症研究所
ウイルス第一部 第三室 (神経系ウイルス室)  


お知らせ


厚生労働省科学研究費補助金 難治性疾患等政策研究事業(難治性疾患政策研究事業)プリオン病及び遅発性ウイルス感染症に関する調査研究班において、進行性多巣性白質脳症(PML)の診断や治療に有用なJCウイルス検査を実施しています。検査内容については下記をご参照下さい。


研究内容


狂犬病ウイルスの病原性に関する研究
新規狂犬病ワクチンの開発及び現行ワクチンの品質管理に関する研究
進行性多巣性白質脳症の実験室診断に関する研究
神経親和性ブニヤウイルス感染症の実験室診断に関する研究


ワクチン国家検定


業務として乾燥組織培養不活化狂犬病ワクチンの国家検定を行っています。


JCウイルス検査


進行性多巣性白質脳症(Progressive multifocal leukoencephalopathy, PML)に関する調査研究として、脳脊髄液を用いたJCポリオーマウイルス(JCウイルス, JCV)のPCR検査を実施しています。

1.方法
脳脊髄液から核酸を抽出した後、 加水分解プローブを用いたリアルタイムPCRによってJCウイルスのDNA(T遺伝子)を検出し、陽性の場合にはコピー数を測定します。

2.感度
検出下限値 50 コピー/mL (検出下限値 10 コピー/mLの超高感度検査、JCウイルスゲノムの変異解析、ならびに脳脊髄液以外の検査等については別途ご相談下さい)。

3.料金
検査自体は無料です。検体輸送容器ならびに検体の送料をご負担下さい。

4.検体量
脳脊髄液 1.2 mL以上 (採取後は遠心分離を行わず、そのままの状態で冷凍保存して下さい)。超高感度検査の場合には 4 mL程度をご用意ください。

5.依頼方法
検体をお送り頂く前に、必ず下記の担当官に電子メールにてお問い合わせ下さい。検査の受付が可能な場合には、検体輸送キット、検査依頼書、同意書、ならびに検体輸送マニュアル等を発送します。

6.お問合せ先
〒162-8640
東京都新宿区戸山1-23-1 
国立感染症研究所 ウイルス第一部
主任研究官
中道一生
Tel:03-5285-1111(内線2530)
Fax:03-5285-2115
E-mail: このメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。

7. 検査実績
2007年から2019年現在までに47都道府県の医療機関から2344件の依頼があり、脳脊髄液中JCウイルス検査を実施しました。296例においてJCウイルスの遺伝子配列を検出し、陽性と判定しました。


8. 本検査が用いられた症例報告論文 (抜粋)
(1) Mikita et al. Clin Neurol Neurosurg (2013) 115(9):1853-1854.
(2) Matsudaira et al. Neurol Clin Neurosci (2014) 2(5): 158-160.
(3) Ohara et al. J Neurol Sci (2014) 341(1-2): 144-146.
(4) Shirai et al. J Neurol (2014) 261(12): 2314-2318.
(5) Sano et al. Intern Med (2015) 54(8): 965-970.
(6) Yoshida et al. J Neurol Sci (2015) 359(1-2): 1-3.
(7) Yokokawa et al. J Neurol Sci (2016) 368: 304-306.
(8) Ishibashi et al. Intern Med (2017) 56(10): 1219-1223.
(9) Nishiyama et al. Neurol Neuroimmunol Neuroinflamm (2018) 5(1): e415.
(10) Ishii et al. Intern Med (2018) 57(18): 2727-2734.
(11) Ueno et al. BMC Neurol (2018) 18(1): 37.
(12) Nishigori et al. Intern Med (2019) 58(22): 3323-3329.
(13) Nakamichi et al. BMC Neurol (2019) 19(1):252.
(14) Ishii et al. BMC Neurol (2019) 19(1): 263.

9.留意事項
(1) 検体輸送マニュアルに記載されていない方法によって検体が送付され、安全性に問題が認められた際には、検査を中断する場合があります。
(2) 検査依頼書に患者様の個人情報を添付しないようご注意下さい。
(3) PMLの診断においては、本検査の結果だけでなく臨床経過やMRI画像等から総合的にご判断下さい。
(4) 検査結果を学会や論文等で発表される際には事前にご相談下さい。
(5) 本検査は厚生労働省の調査研究活動の一環として行っております。匿名化した情報をまとめた形で学術誌や学会等で公表する場合があります。
(6) 検査が不要となった場合には、検体輸送キットを必ずご返却下さい。

(2020年3月1日更新)

 

平成29年度初期導入研修のうち、4月20日~21日の講義および演習は地方衛生研究所サーベイランス業務従事者研修を兼ねるものとして実地致します。

講義内容につきましては下記をご参照下さい。

※講義内容および講師は変更されることがあります。 

会場:国立感染症研究所 戸山庁舎 共用第一会議室  

4/20

午前

10:00〜11:50

講義:国際保健規則

講義:イベントベースト(集団発生)サーベイランスとリスクアセスメント

谷口(国立病院機構三重病院)

中島(大東文化大学)

午後

13:30〜17:00

講義・演習:サーベイランスからアウトブレイクの探知

八幡(IDSC)

夜(18:30〜)

情報交換会

4/21

午前

10:00〜11:50

講義:感染症サーベイランスとは(総論)

講義:感染症発生動向調査事業

講義:病原体サーベイランスの概要

講義:感染症サーベイランスのためのアセスメントツール

 

有馬(IDSC)

高橋(IDSC)

木下(IDSC)

加納(IDSC)

 

午後

13:30〜17:00

講義:サーベイランスデータの記述解析

演習:サーベイランスデータの解析

八幡(IDSC)

 

 

参加をご希望の方は申込フォームにご記入の上、4月7日(金)までにメールまたはFAXにてお申し込みください。

e-mail: このメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。

Fax: 03-5285-1233

 

お問い合わせ先:03-5285-1111 国立感染症研究所 感染症疫学センター FETP室(青柳)

MAP 

 

2017 FETP Introductory Course

平成29年度FETP初期導入研修を下記日程にて開催いたします。

日時:平成29年4月3日(月)~平成29年4月28日(金)

        各日10:00−17:00の予定です。

※4月20日、21日の2日間は地方衛生研究所サーベイランス業務従事者研修を兼ねる

場所:東京都新宿区戸山1-23-1 国立感染症研究所 戸山庁舎 感染研第一会議室

研修内容:

・実地疫学の基礎

・感染症サーベイランス

・アウトブレイク調査手法

・ケーススタディ

・感染症各論

・関連法規

参加をご希望の方は申し込みフォームにご記入の上、3月17日(金)までにメールまたはFAXにてお申込みください。

e-mail: このメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。

Fax: 03-5285-1233

日程表はこちらです。

お問い合わせ先:03-5285-1111(内線2578) 

国立感染症研究所 感染症疫学センター FETP室(青柳)

MAP

 

 

hijoukinkenkyuin

 
職種 情報公開日 募集部署 応募締切日 採用予定日 採用予定人数 備       考   
 研9 10月8日

戸山庁舎

感染病理部

11月27日  1月1日 1名  詳細情報

 

 

 

 

 

 

以下の情報は、2016年度の一般公開で提供されたイベントに関する資料です。これらのイベントはすでに終了しております。感染研一般公開の最新情報については、こちらのブログサイトをご覧ください。

2016年度 戸山庁舎一般公開

  • 開催日:2016年10月1日(土)10:00-17:00(入場は16:30まで)
  • 入場無料

ポスター

タイムテーブル

イベント紹介

特集記事

 

 

 

 

感染研一般公開はじまりました。
雨の中、たくさんの方が来場されています(12時時点での来場者数200名)。
夕方4時30分まで入場できます。
お見逃しなく!

館内の様子

感染症ゲーム

IMG 8182親子連れで楽しんでます!

「感染症クイズ ”肝炎"」

IMG 8112スペシャルゲストの小橋建太さんと、イメージキャラクターの”肝ちゃん”のコラボ

IMG 8123やった!!正解だ。

IMG 8172小橋さんを囲んで、クイズ参加の記念写真


 一般公開公式ブログへ戻る…

時間:15:30-16:00(開始15分前より整列開始・整列順に入場)
対象:中学生以上
 
Ditective

ご好評いただいている「アウトブレイク探偵」が今年も登場!!

あなたも名探偵となって感染症アウトブレイク発生の原因を突き止めよう!

(話題提供:感染症疫学センター)
 
 
 このイベントは先着順です。会場が満席になり次第参加を締切らせていただきます。ご了承ください。

国立感染症研究所・戸山庁舎で101に開催される一般公開のポスターを、「知って肝炎、プロジェクト」協賛イベントの決定を受けて変更しました。サムネイルをクリックすると、ポスターPDF版をダウンロードすることができます。

2016 A4 hep thumbポスターPDF版(表面。裏面イベント詳細)

 

 

  • 場所:国立感染症研究所 戸山庁舎
         東京都新宿区戸山1-23-1
     庁舎への
    地図
    ※駐車場には限りがありますので、混雑時にはお待ちいただく場合がございます。

  • 日時:201610月1 日(土)10:00-17:00(入場は16:30まで)
  • 入場無料

ポスター表

 

 

 

 

 

 

 

ご家族やご友人をお誘い合わせの上、たくさんの皆さまのご来場をお待ちしております。

詳細は、こちらのブログで、随時更新していきます

時間:11:00-11:30(開始15分前より整列開始・整列順に入場)

会場:B会場

対象:小学生以上

 

Kan chan sm肝炎の多くがウイルスによって起こります。肝炎についての正しい知識をつけましょう。

特別ゲストも来場!

 

 (写真)「知って、肝炎」イメージキャラクターの「肝ちゃん」

 

 

  このイベントは先着順です。会場が満席になり次第参加を締切らせていただきます。ご了承ください。

 

厚生労働省肝炎総合対策推進国民運動事業

「知って、肝炎」プロジェクト

スペシャルサポーター Shitte Hep
元プロレスラー 小橋建太 さん 
来場決定!

 

 感染研ウイルス第二部と小橋さんが、皆様に肝炎のことをより理解していただくクイズを行います。親子そろって肝炎やウイルスのことを正しく知ろう!

 

2016 Kobashi

 

小橋建太(本名:小橋健太)
 
1967年3月27日生まれ
京都府福知山市出身
身長186cm/体重115kg株式会社FortuneKK代表取締役
尚美学園大学講師、NWHスポーツ救命協会講師

1990年代後半からプロレスラーとして一世を風靡。癌や数々のケガに悩まされ、リング内外で壮絶な戦いを繰り広げてきた。
2001年1月に膝の手術のため欠場。2002年2月にアスリートでは前例のない復帰を果たす。また、2006年6月には腎臓癌が発覚。546日の闘病生活を経て、2007年10月に戦線復帰。
しかし、レスラーとしての実績は高く、数々のタイトルを取得し、特にGHCヘビー級王座にあった2年間は、13度の防衛に成功し、いつしか「絶対王者」と呼ばれるようになった。
戦線復帰を果たした後も活躍を続けたが、2013年5月に現役を引退。

現在は癌や様々な怪我を乗り越えた経験を背景に、夢やチャレンジ、諦めない大切さについて語る。
“夢の実現”、“命の大切さ”などをテーマに小橋らしい熱い想いとまっすぐなメッセージを届ける。
また、プロレスを少しでも広めていきたいという想いから、2014年よりプロレスエクササイズチャレンジを開始。プロレスの練習を一般向けにアレンジしたオリジナルトレーニングであり、自分の体重やタオルなどを利用し、体力に合わせてできるので、老若男女問わず体験できます。
2015年5月には尚美学園大学の講師にも就任し、プロレスのみならずスポーツ全般の普及に努める。

 

 

時間:14:30-15:00(開始15分前より整列開始・整列順に入場)
会場:B
対象:小学生以上
 

2016 presenmosq蚊(か)は世界で3,500種以上が知られており、マラリア、デング熱、日本(にほん)脳炎(のうえん)、ジカ熱など、ヒトに重い病気をうつす重要な種類が含まれています。蚊がうつす病気にかからないために、蚊の生態(せいたい)を知ることは大切です。いろいろな質問をしますので考えてみましょう。

 
 (写真)世界には、吸血中におしりから血液(けつえき)をたれ流す蚊(カ)、胸に大きな 白い斑点(はんてん)がある蚊、体がメタリックに光る蚊などいろいろな 種類がいます。
 
 
 
 
 
  このイベントは先着順です。会場が満席になり次第参加を締切らせていただきます。ご了承ください。

 

 

時間:終日
会場:D会場
対象:小学生以上
 
2016 modelmosq
昆虫類がうつす病気には、ウイルス、細菌(さいきん)、原虫(げんちゅう)、線虫(せんちゅう)などが原因として知られる多くの感染症(かんせんしょう)があります。これらの病気を人へうつす媒介(ばいかい)昆虫類がどのような生物(せいぶつ)か良く観察しましょう。

写真:吸血中(きゅうけつちゅう)のヒトスジシマカの雌(めす)、胸部(きょうぶ)の白い線が特徴的(とくちょうてき)です

2016年10月1日(土)開催の戸山庁舎一般公開の内容を一部紹介いたします。

お口の中へ GO!    自分の口腔細菌を探せ!

 

種類:体験コーナー
時間:終日
対象:小学生以上

2016 dental来場者の口から歯垢を取り出して、どのような細菌がいるか位相差型顕微鏡を用いて観察します。自分の口には、”こんなに細菌がいるんだ”とびっくりすると思います。もしかしたら、めずらしい細菌が泳いでいるかもしれません。口腔細菌と病気の関係についても解説します。ぜひ、ご来場してお口のモンスターを探しましょう。

※ このイベントは、体験型です。先着順に受け付けします。混雑時は、待ち時間が生じることを御了解ください。

 

10/1(土)に開催される一般公開のタイムテーブルです。

楽しくて役に立つイベントが盛りだくさん。お楽しみに!

Timetable 2016

タイムテーブルのPDF版は、こちらでダウンロードできます

時間: 11:15-13:45
対象:来場者全員
 

感染研一般公開 食堂メニュー発表!!

 
感染研一般公開をゆっくり楽しんでいただくために、感染研食堂の営業を行います(11:15-13:45)。メニューは下記のとおりです。利用できるのは一般公開のときだけです。
それぞれ数に限りがありますので、お見逃しなく。
 
 
A定食 名古屋風味噌カツ、小鉢、ご飯、みそ汁 550円
B定食 白身魚のトマトソースかけ、小鉢、ご飯、みそ汁 550円
麺 ラーメン 420
カツカレー

520円

カレーライス

420円

小鉢 80円
 
  • 食券事前購入、セルフサービスのカフェテリア方式です。
  • 混雑時は譲り合ってご使用ください。
  • 食堂は、営業時間外は休憩場としてお使いいただけます。
  • 食堂では、B会場で行われる講演・クイズのテレビ中継も行っています。

 

時間:11:00, 11:30, 13:00,14:10,15:30の計5回
対象:中学生以上
 

感染症の専門家が、それぞれ専門としている研究内容等についてわかりやすく説明いたします。
気軽に質問をしたり、お話しできますので、この機会をお見逃しなく!


このイベントは先着順です。定員になり次第参加を締切らせていただきます。ご了承ください。


■予定されている井戸端会議の時間割りと「タイトル(演者)」を紹介します。

セッションA(11:00-11:30) 〜意外と知らないインフルエンザ〜

司会 佐藤佳代子(インフルエンザウイルス研究センター)

Kuwahara
桑原 朋子(インフルエンザウイルス研究センター)

インフルエンザについて、思わず「へえ〜」と言ってしまうような豆知識をご紹介します。
 
 
 
 
 


 

セッションB(11:30-12:00) 〜食中毒のウラ話〜

司会 伊豫田淳(細菌第一部)

Lee
李 謙一(細菌第一部)『食中毒のウラ話』

身近な食中毒について、最新の研究からニュースが面白くなるウラ話までご紹介します。

 

 

 

 


セッションC(13:00-14:00) 〜疫学センター災害と感染症対応〜

司会 島田智恵(感染症疫学センター)

Shimada
島田智恵(感染症疫学センター)『熊本地震後に行ったこと~現地での支援活動~』

 

 

 

 

 

Fukuzumi
福住宗久 (感染症疫学センター)『熊本地震後に行ったこと~遠隔でできる支援~』

地域や避難所における、被災者の感染症による被害を減らすために必要な介入に役立てるためのリスクアセスメントについて解説します。 
 
 
 
 
 

セッションD(14:10-15:20) 〜みんなの知らないワンヘルスの世界<未知の感染症はどこからどこへ>〜

司会 井上智(獣医科学部)

Hotta
堀田明豊(獣医科学部)『ワンヘルスって、なんですのん?』

人、動物、環境の健康は1つ同じものとする「ワンヘルス」という概念と、感染症について考えましょう。

 

 

Kako
加来義浩(獣医科学部)『コウモリ=悪者? コウモリに由来する感染症のはなし』

地球上の哺乳類は5,000種以上。実は1,000種以上がコウモリなんです。彼らは感染症とどんな関係があるの!?

 

 

 

Fujita
藤田修(獣医科学部)『蚊やダニからうつる感染症について』

春から夏にかけて私達の周りに出没するやっかい者の蚊やダニ達、彼らからどんな病気がどうやって感染するの?

 

 

 


セッションE(15:30-16:00) 〜結核感染症課・課長の四方山話〜

司会 島田智恵・井上智

ChiefAsanuma
浅沼一成 (厚生労働省結核感染症課 課長)『感染症五十三次』

今日、感染症への対応については、病原体の発見、診断法の確立、ワクチンや抗生物質の開発などにより、予防法や治療が大いに向上いたしました。
しかし、人類が根絶できた感染症は、痘そう(天然痘)しかありません。その痘そうに対して、江戸の民衆がどのように対峙していたのか、雑学的なお話をいたします。

 

 

パネル展示「妊娠と感染症」

時間:終日
対象:中学生以上
 2016 labtour1

日夜、感染研で行われている感染症研究の一部を見学、体験してもらうツアーです。実施場所の都合上、参加可能人数に制限があります。このツアーに参加するためには事前受付が必要となります。事前受付は午前10時と午後1時の2回に分けて行われ、それぞれ以下の時間に出発するツアーの参加登録を行います。

 

[写真] 顕微鏡を操作するコース
 
 

受付開始時間:
(1)11:0011:3013:30開始のツアー 10:00
(2)14:0014:3015:0015:30開始のツアー 13:00
 
*このイベントは大変人気があり、受付は混雑致します。受付開始までツアーごとの窓口に整列してお待ちください。また、なるべく多くの方にツアーに参加してもらうために、午前・午後の各受付で申し込みができるツアーはお一人様1つのみとさせていただきます。また、一人で複数人数分の申し込みはできませんので、参加を希望される方は揃って列にお並びください。
 

各ツアーの紹介

 

コース1 顕微鏡で病原体と細胞の戦いを観察する

病原体がどのように細胞に侵入して増殖しているか、また、ヒトの免疫細胞がどのように病原体を排除しているかを、レーザー共焦点顕微鏡を使って観察します。

時間:11:30~、14:00~、15:00~ (所用時間:約30分)
定員:各回8名
対象:中学生以上

 

コース2 病原体の遺伝子を分析する

病原体の遺伝子分析の方法を実際に使用している試薬や機器をお見せしながら、実験の流れにそってわかりやすく解説します。

時間:11:00~、13:30~、14:30~、15:30~ (所用時間:約30分)
定員:各回8名
対象:中学生以上

 

コース3  タンパク質の立体構造を解析する

コンピュータを使って立体構造からタンパク質の性質を解析する方法を紹介します。

時間:11:30~、14:00~、15:00~ (所用時間:約30分)
定員:各回6名
対象:中学生以上

 

コース4  病原体の微細構造を観察する

光学顕微鏡では見ることができないミクロの世界をポータブル走査型電子顕微鏡(SEM)を使って観察します。

時間:11:00~、12:00~、13:30~、14:30~、15:30~ (所用時間:約30分)
定員:各回6名
対象:中学生以上

 

パネル展示「妊娠と感染症」

時間:終日
対象:中学生以上

メイン会場で開かれているパネル展示は、毎年いくつかのテーマに沿って各研究部が趣向を凝らしたパネルを作って説明するものです。今年のテーマの一つは「妊娠と感染症」です。

 2016 panel1

南米で流行したジカウイルス感染症。そこで注目されたのが、「妊婦さんに感染した場合、小頭症のお子さんが生まれてくることがある」ということでした。話題になるとその感染症だけに目が行きがちですが、実は多くの感染症で妊娠時の赤ちゃんあるいはお母さんへの影響が問題となっています。知っていればリスクを減らせる感染症ですので本日知って帰っていただけるとありがたいです。

 

 

バックヤードツアー「ラボ見学」

時間:複数回実施・所要時間約30分
受付:見学ツアー受付(1Fロビー)
対象:ツアーごとに難易度が異なります
 2016 labtour1

日夜、感染研で行われている感染症研究の一部を見学、体験してもらうツアーです。実施場所の都合上、参加可能人数に制限があります。このツアーに参加するためには事前受付が必要となります。事前受付は午前10時と午後1時の2回に分けて行われ、それぞれ以下の時間に出発するツアーの参加登録を行います。

 

[写真] 顕微鏡を操作するコース
 
 

受付開始時間:
(1)11:0011:3013:30開始のツアー 10:00
(2)14:0014:3015:0015:30開始のツアー 13:00
 
*このイベントは大変人気があり、受付は混雑致します。受付開始までツアーごとの窓口に整列してお待ちください。また、なるべく多くの方にツアーに参加してもらうために、午前・午後の各受付で申し込みができるツアーはお一人様1つのみとさせていただきます。また、一人で複数人数分の申し込みはできませんので、参加を希望される方は揃って列にお並びください。
 

各ツアーの紹介

 

コース1 顕微鏡で病原体と細胞の戦いを観察する

病原体がどのように細胞に侵入して増殖しているか、また、ヒトの免疫細胞がどのように病原体を排除しているかを、レーザー共焦点顕微鏡を使って観察します。

時間:11:30~、14:00~、15:00~ (所用時間:約30分)
定員:各回8名
対象:中学生以上

 

コース2 病原体の遺伝子を分析する

病原体の遺伝子分析の方法を実際に使用している試薬や機器をお見せしながら、実験の流れにそってわかりやすく解説します。

時間:11:00~、13:30~、14:30~、15:30~ (所用時間:約30分)
定員:各回8名
対象:中学生以上

 

コース3  タンパク質の立体構造を解析する

コンピュータを使って立体構造からタンパク質の性質を解析する方法を紹介します。

時間:11:30~、14:00~、15:00~ (所用時間:約30分)
定員:各回6名
対象:中学生以上

 

コース4  病原体の微細構造を観察する

通常の光学顕微鏡では見ることができない微生物の形などのミクロの世界を、ポータブル走査型電子顕微鏡(SEM)を使って観察します。観察の記念に、電顕写真等をプレゼントいたします。

時間:11:00~、12:00~、13:30~、14:30~、15:30~ (所用時間:約30分)
定員:各回5名
対象:中学生以上(但し、保護者同伴の条件で小学生高学年も可能)

 

2016年10月1日(土)開催の戸山庁舎一般公開の内容を一部紹介いたします。

実験体験コーナー&触ってみよう研究者の9つ道具

 

種類:体験コーナー
時間:終日
対象:小学生以上

これであなたも研究者・・・・・!!?
私たちが普段つかっている実験道具を実際に見て、触って、試していただけるコーナーです。

さらに以下の体験講座では、これらの道具を使って、どのように実験を行うのか学ぶことができます。

ぜひ、研究者になったつもりで楽しんでください!

  1. 色の違う液体を重ねてみよう!〜病原体分離の第一歩〜

    あなたは、色が混ざらないように液体を重ねられるかな? 実験の必需品ピペットマンを使ってチャレンジしてみましょう。

    時間:① 10 : 45 - 11 : 15 ② 11 : 45 - 12 : 15 ③ 13 : 00 – 13 : 30
    定員:各回8名
    対象:小学生以上

    2016 gsclab1

    2016 gsclab2

  2. 96穴プレートと8連ピペットを使ってグラデーションをつくろう!

    色付きの水を使い,段階希釈を習得しましょう。うまく希釈できれば綺麗なグラデーションが見られます。

    時間:① 14 : 00 - 14 : 30 ② 15 : 00 - 15 : 30 ③ 16 : 00 – 16 : 30
    定員:各回8名
    対象:小学生以上

    2016 gsclab3

 

このイベントは、体験型です。先着順に受け付けします。混雑時は、待ち時間が生じることを御了解ください。

 

2016年10月1日(土)開催の戸山庁舎一般公開の内容を一部紹介いたします。

手洗い実習

 

種類:体験コーナー
対象:小学生以上

あなたの手洗い大丈夫?手洗いチェックをしてみよう。

2016 handwash

このイベントは、体験型です。先着順に受け付けします。混雑時は、待ち時間が生じることを御了解ください。

 

2016年10月1日(土)開催の戸山庁舎一般公開の内容を一部紹介いたします。

バイオセーフティーラボ体験

 

種類:体験コーナー
対象:小学生以上

菌やウイルスなどの病原体を安全に取り扱うには、どうすればいいか。実際に体験してみましょう。

2016 biosafelab

このイベントは、体験型です。先着順に受け付け/入場するようになっております。混雑時は、待ち時間が発生することをご了解ください。

 

2016年10月1日(土)開催の戸山庁舎一般公開の内容を一部紹介いたします。

ゲーム・工作

 

種類:ゲーム・工作
対象:小学生以上

バルーンアートや身近な素材で病原体や蚊をつくってみよう。感染症対策が学べるすごろくもあるよ。

バルーンアート

2016 balloon

 

蚊の模型作り

2016 makemosq

 

すごろくで感染症の対策を学ぼう

2016 game1

ジグソーパズル

2016 game2

編み物でマウスを作成

2016 makemouse

 

このイベントは、自由参加型です。混雑時は、譲り合って遊んでください。

 

時間:13:00-13:40
会場:B
対象:一般向け
 
Souna 2016

 講師:忽那 賢志

国立国際医療研究センター

国際診療医療センター 医師

 

 

経歴

2004年3月 山口大学医学部卒業
2008年10月〜 奈良県立医科大学附属病院 感染症センター医員
2010年4月〜 市立奈良病院 感染症科 医長
2012年4月〜 国際感染症センター
主な診療分野:一般感染症、輸入感染症、新興再興感染症

 

 

「ジカウイルス感染症の症状 どんなときに疑う?」

 

講演要旨

ジカウイルス感染症は、発熱や発疹、結膜充血などの症状を特徴とします。しかし熱は微熱程度のこともあり、全く出ないことすらあります。また、デング熱やチクングニア熱などジカウイルス感染症によく似た症状を呈する感染症も、同じような地域で流行しています。どのようなときにジカウイルス感染症を疑えば良いのかについて詳述します。
 

 

Tajima 2016

 講師:田島 茂

国立感染症研究所

ウイルス第一部 主任研究官





経歴

003年より国立感染症研究所ウイルス第一部。現在、主任研究官。
主に節足動物媒介性ウイルス(フラビウイルスとアルファウイルス)の研究・検査を行っている。

 

 

「まだよくわからないジカウイルス」

 

講演要旨

今年2月1日にWHOは、ジカウイルス感染による先天性中枢神経障害の集団発生に対して「公衆衛生上の緊急事態」を宣言しました。これまで感染症研究の世界でもほとんど注目されなかったジカウイルスとはどんなウイルスなのか?どうやって検査するのか?どのような研究がされているのか?ワクチン開発はどうなっているのか?などについてお話しします。

 


 

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以下の情報は、2016年度の村山庁舎一般公開で提供されたイベントに関する資料です。これらのイベントはすでに終了しております。感染研一般公開の最新情報については、こちらのブログサイトをご覧ください。

2016年度村山庁舎一般公開

  • 開催日:2016年7月30日(土)13:00-17:00(入場は16:30まで)
  • 入場無料

ポスター

イベント紹介

特集記事

 

 

 

 


平成28年度 感染症危機管理研修会実施要領

主  催 : 国立感染症研究所
協  力 : 厚生労働省大臣官房厚生科学課
厚生労働省健康局結核感染症課

1. 目   的

各地区の感染症担当者に対し、地域での感染症の予防制圧対策の推進、新興・再興感染症発生時において適切に対処するための知識の普及を図るとともに、感染症の動向に関する最新情報の提供及び各地区における感染症にかかる情報の交換を行うことを目的とする。

 

2. 受講対象者

本研修は以下のとおり受講対象者が限定されております。申し込みの際は必ず自治体の衛生主管部局へお問い合わせの上、当該部署を経由して申請されるようお願いいたします。

上記目的を達成するため、現在、各機関において感染症対策の中心的役割を担い、本研修の内容を理解できる程度の医学的知識を有する、次のいずれかに該当する者

(1)  都道府県・政令市・特別区の衛生主管部局、管内保健所又は地方感染症情報センターの医師及び獣医師等であって、衛生主管部局の長が推薦した者 各自治体から1名
(2)  検疫所の医師及び獣医師等であって、検疫所の長が推薦した者 各検疫所から1名
(3)  上記以外の所属で、国立感染症研究所感染症疫学センター長が受講を認めた者

3. 実 施 日

平成28年10月12日(水)、13日(木)

5名の感染研の研究者が、それぞれ専門としている研究内容や業務についてわかりやすく説明いたします。

気軽に質問をしたり、お話しできますので、この機会をお見逃しなく!


このイベントは先着順です。定員になり次第参加を締切らせていただきます。ご了承ください。


「エイズ:発症を決める時間は10-100-10」      13:30-14:00

山本 浩之      エイズ研究センター 第二研究グループ長

2016yamamoto

ご存知の通り、エイズは自然にはまず治らない病気です。 治らないということは、それが決まってしまう道筋があるはずです。体内で何が起こっているかをお伝えします。(対象:中学生以上)

 

 

 

 

 

「おたふくかぜって怖いのかな?」       14:00-14:30

久保田 耐      ウイルス第三部 主任研究官

2016kubota

身近なようであまり知らない「おたふくかぜ」について、今一度考えて見る機会になればと思います。(対象:中学生以上)

 

 

 

 

 

「インフルエンザの理解を深めよう!」   14:30-15:00    

影山 努        インフルエンザウイルス研究センター 第二室 室長

2016kageyama

風邪とインフルエンザの違いを知っている?どうしてインフルエンザは毎年流行するの?インフルエンザの診断、予防、治療法は?など、インフルエンザに関する様々な疑問にお答えできればと思います。(対象:中学生以上)

 

 

 

 

 

「もう一度、麻しん風しんについて勉強しよう」 15:00-15:30

竹田 誠        ウイルス第三部 部長

2016takeda

麻しん風しんは、とっても恐ろしい病気です。ついつい忘れてしまいがちな、身近な怖い病気について、もう一度勉強しておきましょう。(対象:中学生以上)

 

 

 

 

 

「エイズ:悪い奴の考え方」  15:30-16:00

山本 浩之      エイズ研究センター 第二研究グループ長

2016yamamoto

たちの悪い病原体はいろいろありますが、エイズも独特です。この時間は、エイズの「悪さ」を、身近なスポーツやボードゲーム、犯罪に例えて説明します。 (対象:小学生以上)

 

 

 

 

 

「アフリカにおけるエボラ出血熱と検査」 16:00-16:30

西條 政幸      ウイルス第一部 部長

2016saijo

アフリカの西部でエボラ出血熱の大きな流行がありました。現地での経験や日本での検査体制を紹介できたらと思います。 (対象:中学生以上)

2016年7月30日(土)開催の村山庁舎一般公開の内容を一部紹介いたします。

ゲーム・工作

 

種類:ゲーム・工作
対象:小学生以上

バルーンアートや身近な素材で病原体や蚊をつくってみよう。感染症対策が学べるすごろくもあるよ。

すごろくで感染症対策を学ぶ

2016m game2

 

バルーンアート

2016m balloon

 

蚊の模型作り

2016m makemosq

このイベントは、自由参加型です。混雑時は、譲り合って遊んでください。

 

2016年7月30日(土)開催の村山庁舎一般公開の内容を一部紹介いたします。

手洗い実習

 

種類:体験コーナー
対象:小学生以上

あなたの手洗い大丈夫?手洗いチェックをしてみよう。

2016m handwashing

このイベントは、体験型です。先着順に受け付けします。混雑時は、待ち時間が生じることを御了解ください。

 

2016年7月30日(土)開催の村山庁舎一般公開の内容を一部紹介いたします。

薬剤体制・抗菌薬釣りゲーム

 

種類:パネル・展示
対象:小学生

抗菌薬と薬剤耐性菌をゲームで学んでみよう。

2016m game1

 

 

2016年7月30日(土)開催の村山庁舎一般公開の内容を一部紹介いたします。

インフルエンザ・発育鶏卵

 

種類:パネル・展示
対象:中学生以上

インフルエンザが増える卵のひみつを、観察してみましょう。

2016m eggob

 2016m eggob2

 

2016年7月30日(土)開催の村山庁舎一般公開の内容を一部紹介いたします。

バイオセーフティーラボ体験

 

種類:体験コーナー
対象:小学生以上

菌やウイルスなどの病原体を安全に取り扱うには、どうすればいいか。実際に体験してみましょう。

2016m biosafe

このイベントは、体験型です。先着順に受け付け/入場するようになっております。混雑時は、待ち時間が発生することをご了解ください。

 

国立感染症研究所・村山庁舎で7月30日に開催される一般公開のポスターの、完全版ができあがりました。裏面に、当日開催されるイベント情報があります。サムネイルをクリックすると、PDF版をダウンロードすることができます。2016 Murayam thumb

 

  • 場所:国立感染症研究所 村山庁舎
         東京都武蔵村山市学園4ー7ー1
     庁舎への
    地図
    ※駐車場には限りがありますので、混雑時にはお待ちいただく場合がございます。

  • 日時:2016月30 日(土)13:00-17:00(入場は16:30まで)2016 MurayamaThumb2
  • 入場無料


 

 

 

ご家族やご友人をお誘い合わせの上、たくさんの皆さまのご来場をお待ちしております。

 

 

詳細は、こちらのブログで、随時更新していきます

abroad b ico2016年6月16日更新
国立感染症研究所albopictus06

概要

  • albopictus062007年のミクロネシア連邦ヤップ島での流行以降、2016年6月9日時点で、ジカウイルス病は、中南米やカリブ海領域で流行が持続し、アジアや南太平洋地域への地理的拡大も見せている。日本でも10例のジカウイルス病の症例が確認されており、いずれも流行地への渡航歴がある輸入症例である。
  • 流行地における研究のレビューにより、妊婦のジカウイルス感染が母子感染による小頭症等の先天異常の原因になると結論付けられた。また、疫学研究によりジカウイルス感染とギラン・バレー症候群との関連も明らかにされた。
  • 日本では、ジカウイルス感染症は、感染症法上の4類感染症と検疫感染症に追加されている。また、「蚊媒介感染症の診療ガイドライン」(第2版)が公表され、診療体制の整備が進められている。
  • 妊婦及び妊娠の可能性がある人の流行地への渡航は控えるとともに、流行地への渡航者に対しては、ジカウイルス感染症の情報提供及び防蚊対策の徹底を、より一層周知することが重要である。
  • 性行為感染及び母子感染のリスクを考慮し、
    1. 流行地に滞在中の男女は、症状の有無に関わらず、性行為の際にコンドームを使用するか、性行為を控えること
    2. 流行地から入国(帰国を含む)した男女は、ジカウイルス病の発症の有無に関わらず、最低8週間(パートナーが妊婦の場合は妊娠期間中)は性行為の際にコンドームを使用するか、性行為を控えること

      が推奨される。

国立感染症研究所・村山庁舎で7月30日に開催される一般公開のポスターができあがりました。サムネイルをクリックすると、ポスターJPG版をダウンロードすることができます。

2016 Murayam thumb

  • 場所:国立感染症研究所 村山庁舎
         東京都武蔵村山市学園4ー7ー1
     庁舎への
    地図
    ※駐車場には限りがありますので、混雑時にはお待ちいただく場合がございます。

  • 日時:2016月30 日(土)13:00-17:00(入場は16:30まで)
  • 入場無料

ポスターPDF版をお求めの方はこちらのリンク

ご家族やご友人をお誘い合わせの上、たくさんの皆さまのご来場をお待ちしております。

詳細は、こちらのブログで、随時更新していきます

2016年5月13日更新
国立感染症研究所albopictus06

概要

  • albopictus062007 年のミクロネシア連邦ヤップ島での流行以降、2016年5月12日時点で、ジカウイルス病は、中南米やカリブ海領域で流行が持続し、アジアや南太平洋地域 への地理的拡大も見せている。日本でも8例のジカウイルス病の症例が確認されており、いずれも流行地への渡航歴がある輸入症例である。
  • 流行地における研究のレビューにより、妊婦のジカウイルス感染が母子感染による小頭症等の先天異常の原因になると結論付けられた。また、疫学研究によりジカウイルス感染とギラン・バレー症候群との関連も明らかにされた。
  • 日本では、ジカウイルス感染症は、感染症法上の4類感染症と検疫感染症に追加されている。また、「蚊媒介感染症の診療ガイドライン」(第2版)が公表され、診療体制の整備が進められている。
  • 妊婦及び妊娠の可能性がある人の流行地への渡航は控えるとともに、流行地への渡航者に対しては、ジカウイルス感染症の情報提供及び防蚊対策の徹底を、より一層周知することが重要である。
  • 性行為感染及び母子感染のリスクを考慮し、
    1. 流行地に滞在中は、症状の有無に関わらず、性行為の際にコンドームを使用するか性行為を自粛すること
    2. 流行地から帰国した男性は、ジカウイルス病の発症の有無に関わらず、最低4週間(パートナーが妊婦の場合は妊娠期間中)は性行為を行う場合にはコンドームを使用するか性行為を自粛すること
    3. 流行地から帰国した女性は、最低4週間は妊娠を控えること、が推奨される。

 

2016422

被災地・避難所でボランティアを計画されている皆様の感染症予防について

PDF版はこちら

 

現在、被災地においては、食料、水の不足、寒さに加え、衛生環境の悪化、避難所での密集した生活、疲労による免疫力の低下など様々な要因で感染症が流行しやすい状況となっています。ボランティアで被災地・避難所へ向かわれる方には、主に感染症予防(特に持ち込みおよび自身の罹患の予防)という観点から、是非以下の点についてご留意ください。

2016年4月5日更新
国立感染症研究所albopictus06

 

概要

  • albopictus062007年のミクロネシア連邦ヤップ島での流行以降、2016年4月5日時点で、ジカウイルス病は、中南米やカリブ海領域で流行が持続し、アジアや南太平洋地域への地理的拡大も見せている。日本でも7例のジカウイルス病の症例が確認されており、いずれも流行地への渡航歴がある輸入症例である。
  • 流行地における疫学研究により、ジカウイルス感染とギラン・バレー症候群との関連が明らかにされ、また胎内感染と小頭症との関連が強く示唆されている。
  • 日本では、ジカウイルス感染症は、感染症法上の4類感染症と検疫感染症に指定されている。また、「蚊媒介感染症の診療ガイドライン」(第2版)が公表され、診療体制の整備が進められている。
  • 妊婦及び妊娠の可能性がある人の流行地への渡航は控えるとともに、流行地への渡航者に対しては、ジカウイルス感染症の情報提供及び防蚊対策の徹底を、より一層周知することが重要である。
  • 国内の蚊の活動期においては、流行地からの帰国者は症状の有無に関わらず、帰国日から2週間程度の防蚊対策が必要である。
  • 性行為感染のリスクを考慮し、流行地から帰国した男性は、ジカウイルス病の発症の有無に関わらず、最低4週間(パートナーが妊婦の場合は妊娠期間中)は安全な性行動(コンドームの使用等)をとること、もしくは性行為の自粛が推奨される。

 

2016年2月16日更新
国立感染症研究所albopictus06

背景

ジカウイルス感染症は、フラビウイルス科フラビウイルス属のジカウイルスによる蚊媒介感染症である。ジカウイルスは、1947年にウガンダのZika forest(ジカ森林)のアカゲザルから初めて分離された。ジカウイルス感染症は、2月5日に感染症法上の4類感染症に指定され、ジカウイルス病と先天性ジカウイルス感染症に病型分類されている(本更新より疾患名を感染症法上の届出疾患名に統一した)

ジカウイルス病は、2007年にはミクロネシア連邦のヤップ島での流行、2013年には領ポリネシアで約1万人の感染が報告され、2014年にはチリのイースター島、2015年にはブラジルおよびコロンビアを含む南アメリカ大陸での流行が発生し、地理的な拡大を見せている。一方、本邦においては、現在までのところ、2013年12月に領ポリネシア、ボラボラ島の滞在歴のある男性(27歳)、女性(33歳)の2症例[1]、および2014年7月に、タイのサムイ島に滞在歴のある男性(41歳)の1症例[2]の、計3例が確認されている。

2016年8、9月にはブラジルのリオデジャネイロでオリンピックとパラリンピックが開催され、多くの邦人が渡航することが予測される。また、妊娠中のジカウイルス感染と胎児の小頭症の関連が考えられていることもあり、流行地への渡航等に関するリスクを評価した。

 

以下の情報は、2015年度の一般公開で提供されたイベントに関する資料です。これらのイベントはすでに終了しております。感染研一般公開の最新情報については、こちらのブログサイトをご覧ください。

2015年度一般公開「いっしょに考えよう、感染症のあれこれ」

  • 開催日:2015年10月3日(土)10:00-17:00(入場は16:30まで)
  • 入場無料

ポスター

タイムテーブル

イベント紹介

特集記事

 

 

 

 

時間: 10:00過ぎごろから
場所:A会場特設ステージ

緊急イベント

厚生労働省肝炎総合対策推進国民運動事業

「知って、肝炎」プロジェクト

 

2015ProjectHスペシャルサポーター 
元サッカー日本代表 岩本輝雄 さん 
2015年度感染研一般公開に来場決定!!
 
 
 
 
 
 
岩本さんと感染研ウイルス第二部が、合同で皆様に肝炎のことをより理解していただくクイズやイベントを行います。
親子そろって肝炎やウイルスのことを正しく知ろう!。
 
 
時間: 終日
対象:小学生以上
 
2015kindaIA知っているようで知らない!! 病原体の種類(ウイルス・細菌・カビ・寄生虫等)を、パネルや展示物を用いて説明します。病原体の種類を正しく理解してもらうゲームもあります。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

 

 

 

時間:終日
対象:小学校以上
 

 1.96穴プレートと8連ピペットを使ってグラデーションをつくろう!

色付きの水を使い,段階希釈を習得しましょう。うまく希釈できれば綺麗なグラデーションが見れます。
 
時間:① 10 : 45 - 11 : 15 ② 11 : 45 - 12 : 15
定員:各回8名
対象:小学生以上

 

2.赤血球に寄生するマラリア原虫の観察

目で直接見えないほど小さな病原体のマラリア原虫を観察して、どのくらい感染しているかを調べてみよう。
 
時間:① 13 : 00 - 13 : 30 ② 14 : 00 - 14 : 30
定員:各回8名
対象:小学生以上

 

3.色の違う砂糖水を重ねてみよう!〜病原体分離の第一歩〜

実験の必需品ピペットマンを使って色が混ざらないように重ねてみよう。

 
時間:① 15 : 00 - 15 : 30 ② 16 : 00 - 16 : 30
定員:各回8名
対象:小学生以上

 

2015GSC

2014 一般公開GSC実験の様子


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時間:15:30-16:00(開始15分前より整列開始・整列順に入場)
対象:中学生以上
 
Ditective

ご好評いただいている「アウトブレイク探偵」が今年も登場!!

知らない間に赤ちゃんを危険にさらしているのは誰?!あなたも名探偵となって感染症アウトブレイク発生の原因を突き止めよう!

(話題提供:感染症疫学センター)
 
 
 このイベントは先着順です。会場が満席になり次第参加を締切らせていただきます。ご了承ください。

時間:終日
対象:中学生以上

病原体を取扱う際には自分自身が感染しないように、そして周囲の人々に感染させないようにする必要があります。ここでは実験室で実際に使用している安全対策機器の見学や安全な実験操作の体験を行っています。
また、体験コース (定員5人、30分ごと) ではガウンや手袋、マスク、帽子を着用しながら各コーナーを回ることができます。
私達が実験室で病原体をどのように取扱っているのかをぜひ体験してみてください!

2015BSLab1

実験操作を体験中。

 

2015BSLab2

「ラボ体験」コースでは、こちらを試着できます



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

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時間:終日
対象:小学生以上
 

かぜや食中毒の予防の基本となる手洗い。 けれど、みなさんの手洗いは本当に手をきれいにできていますか?
手洗い実習では光る汚れでみなさんの手洗いをチェックします。 インフルエンザやノロウイルスの季節が始まる前に正しい手洗いをマスターしましょう!

 

2015HandWashing

(写真) 汚れが落ちているか確認中

時間:11:30, 13:30, 14:30の計3回。(所要時間90分以内、各3人ずつ)
対象:中学生以上
 

8人の感染研の研究者が、それぞれ専門としている研究内容や業務についてわかりやすく説明いたします。

気軽に質問をしたり、お話しできますので、この機会をお見逃しなく!


このイベントは先着順です。定員になり次第参加を締切らせていただきます。ご了承ください。


セッションA(11:00-12:00) ~実践の扉へようこそ~

神谷 元(感染症疫学センター)

2015Kamiya

『疫学を通して見える世界』   
感染症疫学センターで感染症の疫学の研究を行っています。私たちの周りにはたくさんの情報があふれていますが、「疫学」のコンセプトを通してこれらの情報をながめると普段気づかないことが見えてきたりします。具体例を使って疫学的な情報の捉え方についてご紹介したいと思っています。

 

 

髙木 弘隆(バイオセーフティ管理室)

2015Takagi

『今年もノロ流行シーズン間近!ご家庭でできる感染対策、そのポイントと備えについて』
秋の足音が近づくこの時期、ノロウイルス流行時期に突入間近です。巷には対策グッズやマニュアルなどがいろいろ、さてどれをどう使えばよいのやら…、と思った経験ありませんか?ご家族で罹ってしまったら…。そんな時のポイントや備えについてご紹介します。

 

 

 

セッションB(13:00-14:30) ~人間の命を最も奪っている生き物は~

前川 芳秀(昆虫医科学部)

2015Maekawa

『蚊学特捜隊隊員回顧録,アフリ蚊採集記』
ヤツは、誰にも気づかれずに忍び寄り去っていく。気配に気づいた時にはもう遅い。激しいかゆみに襲われる。しかし、よく考えて欲しい。かゆい~と騒いでいられるのは幸せだと言う事を。世界には様々な蚊媒介性感染症があり、多くの命を奪っている。-ここは、アフリカ。ついに運び屋を追う時がやってきた...

 

 

案浦 健(寄生動物部)

2015Annoura

『忍び寄るマラリア』
蚊は、世界最小・最強の殺人兵器に例えられます。蚊が媒介する病気のうち、死に至るケースの80%以上はマラリアであり、約1分に1人がこの病気で亡くなっている計算になります。そのマラリアについてお話します。

 

 

 

糸川 健太郎(昆虫医科学部)

2015Itokawa

『殺虫剤と抵抗性の話』
恐ろしい感染症を媒介し、また我々の食料を食い荒らしたりもする害虫との戦いにおいて殺虫剤は人類に多大な貢献をもたらした化合物です。殺虫剤はどのようにして虫を殺すのか?また虫たちが殺虫剤に抵抗性を獲得する問題などについてお話します。

 

 

セッションC(14:30-16:00) ~ニュースで見かける感染症~

白戸 憲也(ウイルス第三部)

2015Shirato

『中東呼吸器症候群(MERS、マーズ)ってなんだったの?』
2012年以降、サウジアラビアと中心として発生している重症呼吸器感染症であります。2015年の5月から7月にかけて、お隣の韓国でまとまった発生が見られたのは記憶に新しいかと思います。このMERSについてお話しいたします。

 

 

 

常 彬(細菌第一部)

2015ZhangXi

『肺炎球菌ワクチンの効果と限界』
肺炎球菌は約130年前に初めて分離され、重症肺炎の原因菌として知られています。肺炎球菌感染症を予防するワクチンも開発され、複数種のワクチンが使用可能になっています。しかし、肺炎球菌による肺炎、菌血症、髄膜炎などはいまだに多発しています。これらの病気を予防するために、どの肺炎球菌ワクチンを選び、どのような効果を期待できるか、ご説明します。

 

 

鈴木 仁人(細菌第二部)

2015Suzuki

『薬はなぜ効かなくなるか - 2015』
抗菌薬が効かない薬剤耐性菌が世界中で大きな問題となっています。その危機的な状況を、抗菌薬が細菌を殺す仕組みや薬剤耐性菌が生まれる仕組みと合わせてお話したいと思います。

 

 

 

時間:13:30-14:00(開始15分前より整列開始・整列順に入場)
会場:B
対象:中学生以上
 

Pwestermani from boar meat最近食材として注目を集めているジビエ。高たんぱくで低脂肪の良質な食肉です
が、人間が管理して生産する牛や豚と違い、思いもよらぬ病気にかかっているこ
とも……。クイズをとおして、ジビエを美味しく安全に楽しむための知識を学びま
しょう!

(話題提供:寄生動物部)
 
  このイベントは先着順です。会場が満席になり次第参加を締切らせていただきます。ご了承ください。

 

(写真)イノシシ肉から検出されたウェステルマン肺吸虫の幼若虫


 

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時間:終日
対象:小学生以上
 
Dstemmacephalum ad human
感染症の原因は肉眼では見えない微生物だけではありません。寄生虫や媒介者で
ある昆虫など、たくさんの「大きな生き物」が感染症を引き起こします。
「標本展示」のコーナーでは、これらの標本や生体を間近に観察することができ
ます。新企画「ボウフラつかみ」も登場です

!!

写真:イルカ裂頭条虫の人体寄生例 (体長約2.4m)

 

時間:終日
対象:小学校以上
 

 

小さなお子さんも楽しめるゲームや模型づくりなど、たくさんの楽しい企画を準備中です。

 1.ゲーム

感染症を学びながら遊べるすごろくなどができます。研究者がルールを丁寧に説明します。

dicegame2015

2.蚊の模型づくり

病原体を媒介する蚊の模型。モールとスポイトなどをつかって簡単に作ることができます。

 mosquito2015

3.病原体のジグソーパズル

病原体の形を学習しながら、完成最短記録の更新に挑戦してください。

jigsawpuzzle

 

4.バルーンアート

風船で病原体を作ろう。

balloonart2015

時間:複数回実施・所要時間約30分
受付:見学ツアー受付(1Fロビー)
対象:ツアーごとに難易度が異なります
 2012-laboratory

日夜、感染研で行われている感染症研究の一部を見学、体験してもらうツアーです。実施場所の都合上、参加可能人数に制限があります。このツアーに参加するためには事前受付が必要となります。事前受付は午前10時と午後1時の2回に分けて行われ、それぞれ以下の時間に出発するツアーの参加登録を行います。

[写真] コース2で顕微鏡を操作している様子

受付開始時間:
(1)11:0011:3013:30開始のツアー 10:00
(2)14:0014:3015:0015:30開始のツアー 13:00
 
*このイベントは大変人気があり、受付は混雑致します。受付開始までツアーごとの窓口に整列してお待ちください。また、なるべく多くの方にツアーに参加してもらうために、午前・午後の各受付で申し込みができるツアーはお一人様1つのみとさせていただきます。また、一人で複数人数分の申し込みはできませんので、参加を希望される方は揃って列にお並びください。
 

各ツアーの紹介

 

コース1 電子顕微鏡で病原体の形を観察する

通常の顕微鏡では見ることができないウイルスなどの病原体の形を、電子顕微鏡を使って観察します。

時間:11:30~、14:00~、15:00~ (所用時間:約30分)
定員:各回8名
対象:中学生以上

 

コース2 顕微鏡で病原体と細胞の戦いを観察する

病原体がどのように細胞に侵入して増殖しているか、ヒトの細胞がどのように病原体を排除しているかを、レーザー共焦点顕微鏡を使って観察します。

時間:11:00~、13:30~、14:30~、15:30~ (所用時間:約30分)
定員:各回4名
対象:中学生以上

 

コース3  病原体の遺伝子を分析する

病原体の遺伝子分析の方法を実際に使用している試薬や機器を展示して、わかりやすく解説します。

時間:11:00~、13:30~、14:30~、15:30~ (所用時間:約30分)
定員:各回8名
対象:中学生以上

 

コース4  病原体タンパク質の立体構造を解析する

コンピュータを使って立体構造から病原体タンパク質の性質を解析する方法を紹介します。

時間:11:30~、14:00~、15:00~ (所用時間:約30分)
定員:各回6名
対象:中学生以上


コース5  病原体と戦う抗体を検出する

ワクチン接種や感染によって体内に誘導される感染症から体を守る抗体を測定するELISA実験を体験してもらいます。二人一組で実験を体験してもらいますので、ご家族・ご友人とお誘いあわせの上、ご参加下さい。

時間:11:30~、14:00~、15:00~ (所用時間:約30分)
定員:6名(3ペア)
対象:高校生以上

 

 

 

時間:12:30-13:00
会場:B
対象:一般向け
 
takasaki dengue2015

 講師:高崎 智彦

国立感染症研究所

ウイルス第一部

経歴

1982 年 大阪医科大学卒業
1987 年~米国 UCLA にて HIV 研究に従事
1989 年 大阪医科大学助手(耳鼻咽喉科学)、ユニチカ中央病院耳鼻咽喉科医長 を経て
1991 年 近畿大学医学部細菌学教室講師
1998年~ 国立感染症研究所 ウイルス第一部 室長 現在に至る

 


「デング熱~今後の備えは!~」

 

講演要旨

デング熱は蚊が媒介するウイルス感染症で、デングウイルスは日本脳炎ウイルスと近縁なウイルスである。媒介蚊はネッタイシマカとヒトスジシマカであるが、ヒトスジシマカは広く日本に生息している。デング熱は突然の高熱で発症し、その多くは関節痛、筋肉痛、頭痛を伴う。発疹は約半数で発症からやや遅れて出現する。解熱傾向とともに、出血傾向を呈し重症化することがある。今後のデング熱国内発生に備えて、その対策について詳述する。
 
時間:11:00-11:30
会場:B
対象:一般向け
 
watanabe flu2015

 講師:渡邉 真治

国立感染症研究所

インフルエンザウイルス研究センター

1968年大阪府生まれ。1998年北海道大学大学院獣医学研究科博士課程修了。博士(獣医学)。専門はウイルス学。ウイルスが宿主の細胞の中でどの様に増え、どの様に病原性を発現するかを理解し、ウイルスを制御することを目指して研究をおこなっている。2014年より現職。
 
 

 


「インフルエンザウイルス、人、動物のあやしい関係?!」

 

講演要旨

 毎年冬に人の間で流行するインフルエンザ、その病原体はインフルエンザウイルスですが、このウイルスは元々鳥のウイルスだと考えられています。本講演では、なぜ、本来鳥のウイルスが人を含めた動物に感染するようになったか(なるのか)、できるだけ簡単に説明したいと思います。
 

RSウイルス感染症は、2017年は7月上旬から報告数が急増しており、過去数シーズンと比較すると早い時期からの増加となっています。 感染症発生動向調査週報「IDWR」2017年34号では、「注目すべき感染症」としてRSウイルス感染症を取り上げています。下記のリンクからIDWR 2017年34号のPDFファイルをダウンロードし、「注目すべき感染症」(P.8-10)をご覧ください。


  IDWR 2017年34号ダウンロード(33p)

 

idwrhead-top2015-02

手足口病は、2017年第13週以降増加が続いており、昨年を大きく上回るペースで増加しています。感染症発生動向調査週報「IDWR」2017年28号では、「注目すべき感染症」として手足口病を取り上げています。下記のリンクからIDWR 2017年28号のPDFファイルをダウンロードし、「注目すべき感染症」(P.12-13)をご覧ください。


  IDWR 2017年28号ダウンロード(44p)

 

idwrhead-top2015-02

手足口病は、口腔粘膜および手や足などに現れる水疱性の発疹を主症状とした急性ウイルス性感染症です。2017年の報告数は増加が続いており、これから流行期を迎える時期と予想されるため、その発生動向には注視する必要があります。感染症発生動向調査週報「IDWR」2017年23号では、「注目すべき感染症」として手足口病を取り上げています。下記のリンクからIDWR 2017年23号のPDFファイルをダウンロードし、「注目すべき感染症」(P.8-9)をご覧ください。


  IDWR 2017年23号ダウンロード(32p)

 

idwrhead-top2015-02

平成27年度初期導入研修のうち、4月23日~24日の講義および演習は地方衛生研究所サーベイランス業務従事者研修を兼ねるものとして実地致します。

講義内容につきましては下記をご参照下さい。

※講義内容および講師は変更されることがあります。 

会場:国立感染症研究所 戸山庁舎 共用第一会議室  

4/23

午前

10:00〜

講義:イベントベースト(集団発生)サーベイランスとリスクアセスメント

講義:病原体サーベイランス

講義:感染症サーベイランスのためのアセスメントツール

中島

(東北大学)

木下(IDSC)

加納(IDSC)

 

午後

13:30〜

演習:サーベイランスからアウトブレイクの探知  *

八幡(IDSC

4/24

午前

10:00〜

講義:感染症サーベイランスの評価の基礎

講義:国際保健規則

島田(IDSC

谷口(三重病院

午後

13:30〜

講義:感染症発生動向調査ガイドライン

講義:サーベイランスデータの記述解析
演習:サーベイランスデータの解析*

砂川他(IDSC)

八幡(IDSC
八幡(IDSC

 

 

参加をご希望の方は申込フォームにご記入の上、4月10日(金)までにFAXにてお申し込みください。

 ※申込が定数に達した場合、締切前に受付を終了することがあります。

お問い合わせ先:03-5285-1111 国立感染症研究所 感染症疫学センター FETP室

MAP 

 

 

以下の情報は、2012年度の一般公開で提供されたイベントに関する資料です。これらのイベントはすでに終了しております。本年度の一般公開の内容については、ブログサイトをご覧ください。

2014年度一般公開「秋の週末 行ってみようか感染研」

  • 開催日:2014年104日(土)10:00-17:00(入場は16:30まで)
  • 入場無料

ポスター

タイムテーブル

イベント紹介

特集記事

 

 

 

 

10/4(土)に開催される一般公開のタイムテーブルです。

楽しくて役に立つイベントが盛りだくさん。お楽しみに!

Timetable2014

タイムテーブルのPDFは、こちらでダウンロードできます

平成27年度 感染症危機管理研修会
日程表及び講師名簿(敬称略) 平成27年7月13日現在
実施要領・日程表及び講師名簿のPDF版

 

1日目 10月14日(水)

09:30-10:00 受付
10:00-10:05 オリエンテーション
【国立感染症研究所感染症疫学センター第一室長 松井 珠乃】
10:05-10:10 開会挨拶
【国立感染症研究所長 倉根 一郎】
 
厚生労働省の対応 (司会:大石 和徳)
10:10-10:30 厚生労働省の健康危機管理対策
10:30-10:35 質疑応答
  【厚生労働省大臣官房厚生科学課長 椎葉 茂樹】
     
10:35-10:55 日本の新興・再興感染症対策
10:55-11:00 質疑応答
  【厚生労働省健康局結核感染症課長 井上 肇】
     
11:00-11:20 感染症法改正について
11:20-11:25 質疑応答
  【厚生労働省健康局結核感染症課感染症情報管理室長 宮川 昭二】 

11:25-12:45 昼 食

インフルエンザに関する最近の話題 (司会:砂川 富正)
12:45-13:10 インフルエンザの最近の疫学状況と国際的な監視体制
13:10-13:15 質疑応答
  【国立感染症研究所感染症疫学センター主任研究官 有馬 雄三】
     
13:15-13:40 インフルエンザウイルスのウイルス学的性状
13:40-13:45 質疑応答
  【国立感染症研究所インフルエンザウイルス研究センター長 小田切 孝人】
     
13:45-14:10 医療機関におけるインフルエンザの流行
14:10-14:15 質疑応答  
  【広島県健康福祉局健康対策課感染症対策担当監 田渕 文子】
     

14:15-14:45 休 憩

予防接種で予防可能な疾患に関する最近の話題 (司会:多屋 馨子)
14:25-14:50 麻しんの排除認定
14:50-14:55  質疑応答
  【川崎市健康安全研究所長 岡部 信彦】
     
14:55-15:20  職場における風しん患者の発生とその対応について
15:20-15:25  質疑応答   
  【静岡県西部保健所長 安間 剛】
     
15:25-15:50 髄膜炎菌をめぐる最近の話題
15:50-15:55 質疑応答
  【国立感染症研究所感染症疫学センター主任研究官 神谷 元】
     
15:55-16:20 B型肝炎ワクチンの定期接種導入をめぐる話題
16:20-16:25 質疑応答     
  【筑波大学医学医療系教授 須磨崎 亮】
食品媒介感染症 (司会:多屋 馨子)
16:25-16:50  食品媒介感染症の最近の話題
16:50-16:55  質疑応答  
  【国立感染症研究所感染症疫学センター第二室長 砂川 富正】

17:05-18:15  ポスターセッション

2日目 10月15日(木)

輸入感染症等 (司会:松井珠乃)
09:10-09:35 西アフリカにおけるエボラ出血熱の流行と海外派遣
09:35-09:40 質疑応答
       【国立感染症研究所感染症疫学センター主任研究官 島田 智恵】
 
09:40-10:05 検疫所で探知された輸入感染症の現状
10:05-10:10 質疑応答  
    【成田空港検疫所検疫課検疫医療専門職 磯田 貴義】
 
10:10-10:35 クリプトスポリジウム集団発生事例
10:35-10:40 質疑応答
       【崎山小児科院長 崎山 弘】
 

10:40-10:50 休 憩

輸入感染症等 (司会:藤本嗣人)
10:50-11:15 東京都における蚊媒介サーベイランス
11:15-11:20 質疑応答
      【東京都健康安全研究センター健康危機管理情報課長 灘岡 陽子】
   
11:20-11:45 今シーズンの蚊媒介性感染症の国内発生状況
11:45-11:50 質疑応答
      【国立感染症研究所ウイルス第一部第二室長 高崎 智彦】
   
11:50-12:15 ポリオの環境水サーベイランス
12:15-12:20 質疑応答
      【国立感染症研究所ウイルス第二部主任研究官 吉田 弘】

12:20-13:30 昼 食

13:30-13:45 感染症集団発生時の疫学調査  
    【国立感染症研究所感染症疫学センター主任研究官 神谷 元】
   
13:45-15:55  ケーススタディ演習
        国立感染症研究所感染症疫学センター:松井珠乃、神谷 元、島田智恵
        FETP16期:石金 正裕、加藤 博史、福住 宗久、河端 邦夫
        FETP17期:藤谷 好弘、金井 瑞恵、渡邊 愛可、安藤 美恵、小林 彩香
 
15:55-16:00 閉会挨拶 
  【国立感染症研究所感染症疫学センター長 大石 和徳】
 
※講師及び演題は都合により一部変更となる可能性があります

 

 

平成27年度 講師名簿(講演順)

厚生労働省大臣官房厚生科学課長   椎葉  茂樹
厚生労働省健康局結核感染症課長     井上  肇 
厚生労働省健康局結核感染症課感染症情報管理室長   宮川  昭二 
国立感染症研究所感染症疫学センター主任研究官     有馬  雄三
国立感染症研究所インフルエンザウイルス研究センター長  小田切  孝人
広島県健康福祉局健康対策課感染症対策担当監 田渕  文子
川崎市健康安全研究所長           岡部  信彦
静岡県西部保健所長 安間  剛
国立感染症研究所感染症疫学センター主任研究官   神谷  元
筑波大学医学医療系教授            須磨崎  亮
国立感染症研究所感染症疫学センター第二室長   砂川  富正
国立感染症研究所感染症疫学センター主任研究官   島田  智恵
成田空港検疫所検疫課検疫医療専門職    磯田  貴義 
崎山小児科院長               崎山  弘
東京都健康安全研究センター健康危機管理情報課長  灘岡  陽子
国立感染症研究所ウイルス第一部第二室長     高崎  智彦
国立感染症研究所ウイルス第二部主任研究官    吉田  弘 
 
<疫学調査ケーススタディ講師・チームリーダー>
国立感染症研究所感染症疫学センター:  松井 珠乃、神谷 元、島田 智恵 
FETP16期:  石金 正裕、加藤 博史、福住 宗久、河端 邦夫
FETP17期:  藤谷 好弘、金井 瑞恵、渡邊 愛可、安藤 美恵、小林 彩香
   
(司会)
国立感染症研究所感染症疫学センター長       大石 和徳
国立感染症研究所感染症疫学センター第二室長 砂川 富正
国立感染症研究所感染症疫学センター第三室長      多屋 馨子 
国立感染症研究所感染症疫学センター第一室長      松井 珠乃 
国立感染症研究所感染症疫学センター第四室長      藤本 嗣人
エボラ出血熱、デング熱が、話題の感染症として注目されていることから、感染所一般公開では、緊急講演を追加することになりました。
皆様のご参加をお待ちしております。

11:50-12:10 「アフリカにおけるエボラ出血熱(エボラウイルス病)とその流行の背景」

講師 西條政幸 ウイルス第一部長

12:15-12:35 「デング熱」

講師 倉根一郎 副所長
 
  • 会場前で11:35から入場待ちの整列を開始します。
  • 11:40より整列順に入場していただき、席が埋まった場合は入場を制限いたします。
  • 講演の様子は食堂内特設会場で中継いたしますので、そちらもご利用ください。

講演要旨

アフリカにおけるエボラ出血熱(エボラウイルス病)とその流行の背景

時間:11:50-12:10

対象:一般向け

Saijo2014 講師:西條 政幸

国立感染症研究所 ウイルス第一部 部長
1987年3月旭川医科大学医学部卒業(医師)
1987年4月旭川医科大学小児科および関連病院小児科医師
1991年同大学院修了(医学博士)
小児科学会専門医,感染症学会専門医
1997年4月から国立感染症研究所ウイルス第一部研究員
2010年10月から現職

 

2013年12月から西アフリカ(ギニア,シエラレオネ,リベリア等)でとても致死率の高いエボラ出血熱の流行が続いています.エボラ出血熱はこれまでコンゴ民主共和国などの中央アフリカ地域で繰り返して発生していましたが,西アフリカで流行するのは初めてのことです.さらに,その流行の規模は過去最大で,流行期間も最長です.WHOの予測では終息するまでに2万人以上の患者が発生する恐れがあるとされています.そのウイルスはどこからやってきたのか,なぜ,流行を食い止めることが難しいのか,いったいエボラ出血熱ってどんな病気なのだろうか?本講演では,上記の疑問点について解説しながら,みなさんとエボラ出血熱のような致死率の高いウイルス感染症の対策についてディスカッションしたいと思っています.

 


 

デング熱

時間:12:15-12:35

対象:一般向け

albopictus05 blog講師:倉根 一郎

国立感染症研究所 副所長
東北大学医学部卒業、米国マサチューセッツ大学医学部准教授、
近畿大学医学部細菌学講座教授、国立感染症研究所ウイルス第一部長を経て2010年から現職。

 

 デング熱は、蚊が媒介するデングウイルスによって起こる急性熱性疾患で、アジア、中南米、アフリカ等、世界の広範な地域で流行している感染症です。近年、我が国では、海外で感染し、帰国後に発症する輸入症例は、毎年200例前後報告されており、これらの人々に対する診断・治療がなされてきました。一方、本年夏以降、日本国内でデングウイルスに感染したことが確認された患者が報告されています。
 デングウイルスは蚊を介して感染するもので人・人感染はしません。デング熱では1週間程度で回復しますが、まれに、重症化することがあります。
 蚊に刺されてから3~7日程度で高熱のほか、頭痛、目の痛み、発疹等の症状が見られれば、デング熱の可能性もあるため、早めに医療機関の受診が必要です。
 デング熱に対する予防法としては、蚊(ヒトスジシマカ,主に日中に吸血する)との接触を避け、刺されないようにすることが大事です。 

時間:11:30, 13:30, 14:30の計3回。(所要時間90分以内、各3人ずつ)
対象:中学生以上
 

9人の感染研の研究者が、それぞれ専門としている研究内容や業務についてわかりやすく説明いたします。

気軽に質問をしたり、お話しできますので、この機会をお見逃しなく!


このイベントは先着順です。定員になり次第参加を締切らせていただきます。ご了承ください。


セッションA(10:30-12:00)

モイメンリン(ウイルス第1部)10:30〜

sherry

 『出血熱のあれこれ』   
2014年、日本では70年ぶりにデング熱の国内感染が発生した。一方、エボラ出血熱の流行は、過去に例を見ない規模となっている。そこで、 出血熱についての基礎知識とこれまでの研究の裏話なども含めてお話しします。


坂田真史(ウイルス第3部)11:00〜

Sakata

『風疹ワクチンってどんなもの?』
「ワクチン」、良く聞くフレーズなのに知っているようで意外に知らない。風しんワクチンの開発経緯、製造方法や管理について、少しでも理解が深まる様な話ができたらと考えています。


朴ウンシル(獣医科学部)11:30〜

Park

『ネコモルビリウイルス』
ウイルス由来の動物由来感染症の研究を行っています。
新しく発見されたネコモルビリウイルスと動物由来感染症の可能性についてお話できればと思います。


 

セッションB(13:00-14:30)

竹田 誠(ウイルス第3部)13:00〜

Takeda

『呼吸器ウイルスに挑んだ二人の英雄の話』
麻疹、風疹、おたふく風邪、呼吸器ウイルス感染症の研究をしています。研究の大切さや面白さが伝わるようなお話ができれば嬉しいです。


有馬雄三 (疫学センター)13:30〜

Arima

『ニュースと疫学』
感染症疫学センターで感染症の疫学(Epidemiology)の研究や、対応に関する業務を行っています。そもそも「疫学」とは?と思っている方も多いと思いますが、日頃からメディア等で実際によく触れているコンセプトです。様々な場面で役に立つ疫学的な考え方について、皆さんとお話ししたいと思います。


小川道永 (細菌第1部)14:00〜

Ogawa

『肺炎球菌のあれこれ』
肺炎球菌の病原性に関する研究をしています。日本に導入されている肺炎球菌ワクチンの話題や、肺炎球菌が人に感染する仕組みについてお話ができればと思います。


 

セッションC(15:00-16:30)

山本浩之 (エイズセンター)15:00〜

Yamamoto

『エイズ発症を決める最初の14日間』
エイズウイルス(HIV)感染症と、抗体によるその制御の方法を解明する研究を行っています。約10年かかるエイズ発症が、HIV感染後最初の14日で運命づけられる仕組みをご説明します。


鈴木道雄 (獣医科学部)15:30〜

Suzuki

『イヌ・ネコからうつる病気 ~カプノサイトファーガ感染症~』
イヌやネコに咬まれたり引っ掻かれたりすることで感染する病気のことについてお話ししたいと思います。


上野 圭吾 (真菌部)16:00〜

Ueno

『真菌症 —人間に感染するカビのお話—』
カビが引き起こす感染症を真菌症といいます。
ある種のカビを例に、真菌症が起こる仕組みやその治療・予防方法について、最新の知見も取り入れながら、わかりやすくお話します。



時間:終日
対象:中学生以上
 
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感染症を引き起こす生き物は小さな細菌やウイルスだけではありません。カビや寄生虫、あるいは媒介者である昆虫など、たくさんの「大きな生き物」が感染症に関わっています。
「標本展示」のコーナーでは、これらの標本や生体を間近に観察することができます。デング熱やマラリアを媒介する蚊が吸血する様子も放映します。
予防の第一歩は知ることから! ぜひお立ち寄りください!!

 

写真:吸血しているヒトスジシマカ  

 

2014年8月8日
国立感染症研究所

〇事例の概要

エボラ出血熱は、エボラウイルスによる全身性感染症で病名が示す通り出血症状を呈することが多い。しかし、必ずしも出血症状を伴うわけではないことなどから、近年ではエボラウイルス病(Ebola virus disease: EVD)と呼称されることが多い。現在、西アフリカ諸国で起こっているEVDの流行は2014年3月にギニアで集団発生から始まり、住民の国境を越える移動により隣国のリベリア、シエラレオネへと流行地が拡大している。EVD患者の発生が継続しており、これまで知られている流行のうち最も大きな流行となっている。 これらの国を含む西アフリカ地域においては、EVDが確認されたのは1994年コートジボアールでEVD患者1名が確認されて以来のことで,EVDの流行が拡大したのは初めてのことである。なお、WHOは2014年8月8日に本事例をPublic Health Emergency of International Concern(国際的に懸念される公衆の保健上の緊急事態)とし、流行国等に更なる対応の強化を求めている。

時間:複数回実施・所要時間約30分
受付:見学ツアー受付(1Fロビー)
対象:ツアーごとに難易度が異なります
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日夜、感染研で行われている感染症研究の一部を見学、体験してもらうツアーです。実施場所の都合上、参加可能人数に制限があります。このツアーに参加するためには事前受付が必要となります。事前受付は午前10時と午後1時の2回に分けて行われ、それぞれ以下の時間に出発するツアーの参加登録を行います。

 

 

[写真] コース2で顕微鏡を操作している様子

受付開始時間:
(1)11:0011:3013:30開始のツアー 10:00
(2)14:0014:3015:0015:30開始のツアー 13:00
 
*このイベントは大変人気があり、受付は混雑致します。受付開始までツアーごとの窓口に整列してお待ちください。また、なるべく多くの方にツアーに参加してもらうために、午前・午後の各受付で申し込みができるツアーはお一人様1つのみとさせていただきますのでご了解ください。
 

各ツアーの紹介

 

コース1 電子顕微鏡で病原体の形を観察する

通常の顕微鏡では見ることができないウイルスなどの病原体の形を、電子顕微鏡を使って観察します。

時間:11:30~、14:00~、15:00~ (所用時間:約30分)
定員:各回8名
対象:中学生以上

 

コース2 顕微鏡で病原体と細胞の戦いを観察する

病原体がどのように細胞に侵入して増殖しているか、ヒトの細胞がどのように病原体を排除しているかを、レーザー共焦点顕微鏡を使って観察します。

時間:11:00~、13:30~、14:30~、15:30~ (所用時間:約30分)
定員:各回8名
対象:中学生以上

 

コース3  病原体の遺伝子を分析する

病原体の遺伝子分析の方法を実際に使用している試薬や機器を展示して、わかりやすく解説します。

時間:11:00~、13:30~、14:30~、15:30~ (所用時間:約30分)
定員:各回8名
対象:中学生以上

 

コース4  衛生昆虫の調査法を体験する

網を持ってフィールドに出よう!媒介昆虫採集を疑似体験できます。

時間:11:00~、14:30~ (所用時間:約30分)
定員:各回5名
対象:小・中学生限定


コース5  病原体と戦う抗体を検出する

ワクチン接種や感染によって体内に誘導される感染症から体を守る抗体を測定するELISA実験を体験してもらいます。二人一組で実験を体験してもらいますので、ご家族・ご友人とお誘いあわせの上、ご参加下さい。

時間:11:30~、14:00~、15:00~ (所用時間:約30分)
定員:6名(3ペア)
対象:高校生以上

 

コース6  病原体タンパク質の立体構造を解析する

コンピュータを使って立体構造から病原体タンパク質の性質を解析する方法を紹介します。

時間:11:30~、14:00~、15:00~ (所用時間:約30分)
定員:各回6名
対象:中学生以上

 

 

時間:15:45-16:15(開始15分前より整列開始・整列順に入場)
対象:中学生以上
 
Ditective

ご好評いただいている「アウトブレイク探偵」がパワーアップして再登場!!
あなたも名探偵となって感染症アウトブレイク発生の原因を突き止めよう!

(話題提供:感染症疫学センター)
 
 
 このイベントは先着順です。会場が満席になり次第参加を締切らせていただきます。ご了承ください。
時間:14:00-14:30(開始15分前より整列開始・整列順に入場)
対象:中学生以上
 

集団感染の多いノロウイルス感染症について、Q&A形式で学ぼう!

(話題提供:ウイルス第二部)
 
  このイベントは先着順です。会場が満席になり次第参加を締切らせていただきます。ご了承ください。
時間:15:00-15:30(開始15分前より整列開始・整列順に入場)
対象:一般向け
 
 

taya2014 講師:多屋 馨子

国立感染症研究所 感染症疫学センター 第三室室長

 


経歴

1986年高知医科大学(現 高知大学医学部)卒業。小児科医。大阪大学医学部小児科講座に入局し、大阪大学医学部附属病院・関連病院小児科、大阪大学医学部微生物学講座で小児科の臨床、ヘルペスウイルスを中心とした基礎研究、小児感染症学の教育に従事。2001年から国立感染症研究所感染症情報センター主任研究官。2002年から国立感染症研究所感染症情報センター第三室(予防接種室)室長。2013年から現職。予防接種と予防接種で予防可能な病気について研究しています。


講演要旨

 2007~2008年のはしかの全国流行のことを覚えている方は多いと思います。多くの大学がはしかで休校になり、社会的な問題にもなりました。当時日本は、海外の国から、はしか輸出国と非難されていました。
その後対策は進んで国内の患者数は激減していますが、今年は海外の多くの国ではしかが流行しています。そのため、海外で感染して帰国してから発病した人がたくさんいます。
はしかは肺炎や脳炎を併発して、命に関わる重症の感染症です。発病すると効果的な治療法がありません。そのため、罹る前に予防することが最も大切です。
はしかを守るには、麻しん風しん混合ワクチン(MRワクチン)を1歳以上で2回接種します。2回接種しておけば、99%以上の方が免疫を獲得します。どのくらいの人がワクチンを受けているのでしょう?是非自分の予防接種歴を確認してみましょう。

 
時間:13:00-13:30(開始15分前より整列開始・整列順に入場)
対象:一般向け
 
2013-lecture-Matsuyama

 講師:松山 州徳

国立感染症研究所 ウイルス第三部第四室 室長

 


経歴

1996年に日本大学を修了後、医学雑誌編集者として出版会社に勤務。1997年より国立精神神経センターにてコロナウイルスの研究に携わり、2001年に博士号を取得。米国バージニア大学留学を経て2003年に国立感染症研究所に着任し、2010年より現職。重症急性呼吸器症候群(SARS)と中東呼吸器症候群(MERS)の細胞侵入メカニズムを研究し、これらの感染症対策への貢献をめざしている。


講演要旨

 昨年2012年4月から現在まで、サウジアラビアを中心にアラビア半島全域で、中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルスによる重症肺炎の患者が見つかっています。今年の3月29日までの時点では207人の感染者と86人の死亡が確認されていましたが、その後の1か月間をピークに感染者は急増し、2014年7月10日までに721人の感染者と295人の死亡が確認されています(致命率41%)。感染者全体の25%程は医療関係者であり、病院内ではヒトからヒトへの感染が頻繁に確認されています。ウイルスの感染源としてヒトコブラクダが最も疑わしい候補としてあげられていますが、ラクダに接触して感染した人は少数であり、多くの感染者の感染経路は不明であることから、不顕性感染でヒトからヒトへ感染している可能性も指摘されています。2012年4月に最初の感染者が見つかり、2013年4月には患者発生の小さいピークが見られ、2014年4月には400人以上の大きなピークが見られたことから、もしラクダのライフサイクルとMERSの発生が関連しているのであれば、2015年の4月にも同様な傾向が繰り返されることが予想されます。
 
時間:11:00-11:30 (10:30開場・先着順に着席)
対象:一般向け
 
Itamura2014

 講師:板村 繁之

国立感染症研究所 インフルエンザウイルス研究センター第3室室長

 


経歴

1981年神戸大学理学部生物学科卒業。1983年同大学院理学研究科生物学専攻修士課程修了。ラムダファージ(細菌に感染するウイルス)の転写制御の研究で理学修士を取得。1987年京都大学大学院医学研究科病理学専攻博士課程単位取得退学。ウイルスで血液細胞の一種であるT細胞リンパ球を癌化させるヒトT細胞白血病ウイルス(HTLV)の研究で医学博士を取得。1987年よりヒューマンサイエンス振興財団 流動研究員として国立予防衛生研究所(現国立感染症研究所)でインフルエンザウイルスの研究を始める。1988年から同研究所にて研究員、主任研究官。この間、1992年から2年間米国マウントシナイ医科大学で訪問博士研究員。2008年同ウイルス第3部第6室室長。2009年から現職。インフルエンザウイルスの病原性獲得のしくみとワクチン開発に興味を持って研究をしています。


講演要旨

 なぜインフルエンザは毎年流行するのでしょうか?日本では冬に流行することが多いみたいですが、熱帯地方でもインフルエンザは流行するのでしょうか?2009年には新型インフルエンザが流行しましたが、新型インフルエンザと普通のインフルエンザの違いは?インフルエンザのワクチンはどのようにして製造されているのでしょうか?ワクチンは効くのでしょうか?新しいワクチンが開発されているみたいですが、どんなワクチンが開発されているのでしょうか?
 これらの疑問にできるだけ平易に答えられるようにお話ししたいと思いますが、インフルエンザにはまだまだ多くの疑問が残されていて、必ずしもきちんとした答えがないものもあります。インフルエンザは単に感染症というだけでなく、進化や生物と環境などを考える上でも、大変興味深い対象です。短い時間ですが、いっしょにインフルエンザについて考えてみましょう。

今年度の国立感染症研究所・一般公開のポスターが出来上がりました。


今年の感染研の一般公開では、毎年恒例の写真展や標本展示、小さいお子さんも楽しめる病原体模型の組み立てやゲームコーナーに加えて、2つの講演と2つの参加型イベントを企画しています。また、ご好評をいただいておりますパネル展示は、海外から輸入されてくる感染症と主に小児に注意が必要な感染症を取り上げる予定です。小児感染症のコーナーでは、ワクチンについての情報提供も行います。

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2題の緊急講演の情報を追加した新しいパンフレットです。こちらからダウンロードしてください。

 
 
   
 
 

 

 

 
   
 
 

 

 

 
   
 
 

 

 

 
   
 
 

 

 

 
   
 
 

 

 

 
   
 
 

 

 

 

以下の情報は、2012年度の一般公開で提供されたイベントに関する資料です。これらのイベントはすでに終了しております。本年度の一般公開の内容については、ブログサイトをご覧ください。

2013年度一般公開「知ってナットク!感染症!」

  • 開催日:2013年105日(土)10:00-17:00(入場は16:30まで)
  • 入場無料

ポスター

タイムテーブル

イベント紹介

特集記事

 

 

 

 

 
いよいよ明日10月5日(土)10:00-17:00開催します! ただ今準備進行中!!
直前の準備の場にお邪魔させていただいて、写真を取りました。
いままで秘密のベールにかくされていたパネル展示の内容、ブログを見てくれた人だけにちょっとだけお見せしましょう。
 

体験コーナー「さわってみよう バイオ研究者の七つ道具」

実験道具の操作を体験してみませんか?

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ラボ見学ツアー「病原体タンパク質の立体構造を解析する」

タンパク質分子が飛び出て見えるよっ

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パネル展示「病原体の種類」

大きさも形も様々な病原体を巨大模型などを使って紹介します。

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10/5(土)に開催される一般公開のタイムテーブルが完成しました!

楽しくて役に立つイベントが盛りだくさん。お楽しみに!

2013 timetable

タイムテーブルのPDFは、こちらでダウンロードできます

時間:終日
対象:中学生以上

感染症をおこす病原体をどのように取り扱っているか、ご存知ですか?

ここでは、病原体を安全に取り扱うための実験操作の体験や、実際に使用している機器などの見学ができます。

2013-lab2

小さなお子様も自由に見学できます。

 

2013-lab1

「ラボ体験」コースでは、ガウンや手袋、マスク、帽子の試着や簡単な操作を体験できます(ガイド付き30分: 定員5名/回)。

 

 

 

 


 

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時間:複数回実施・所要時間約30分
受付:見学ツアー受付(1Fロビー)
対象:ツアーごとに難易度が異なります
 2012-laboratory

日夜、感染研で行われている感染症研究の一部を見学、体験してもらうツアーです。実施場所の都合上、参加可能人数に制限があります。また、ツアーに参加す るためには事前受付が必要となります。事前受付は午前と午後の2回に分かれており、午前の部では各ツアーの1、2回目、午後の部では各ツアーの3、4回目 の参加登録を行います。今年はツアーの種類が例年の3種類から5種類に増えました!

[写真] コース2で顕微鏡を操作している様子

受付開始時間:
(1)午前の部 10時~(1、2回目の受付) 
(2)午後の部 13時~(3、4回目の受付)
 
*なるべく多くの方にツアーに参加してもらうために、午前、午後の各受付で申し込みができるツアーはお一人様1つのみとさせていただきます。
 

各ツアーの紹介

 

コース1 電子顕微鏡で病原体の形を観察する

通常の顕微鏡では見ることができないウイルスなどの病原体の形を、電子顕微鏡を使って観察します。

時間:11:30~、14:00~、15:00~ (各30分、8名/回)
対象:中学生以上

 

コース2 顕微鏡で病原体と細胞の戦いを観察する

病原体がどのように細胞に侵入して増殖しているか、ヒトの細胞がどのように病原体を排除しているかを、レーザー共焦点顕微鏡を使って観察します。

時間:11:00~、13:30~、14:30~、15:30~ (各30分、8名/回)
対象:中学生以上

 

コース3  病原体の遺伝子を分析する

病原体の遺伝子分析の方法を実際に使用している試薬や機器を展示して、わかりやすく解説します。

時間:11:00~、13:30~、14:30~、15:30~ (各30分、8名/回)
対象:中学生以上

 

コース4  病原体タンパク質の立体構造を解析する

コンピュータを使って立体構造から病原体タンパク質の性質を解析する方法を紹介します。

時間:11:30~、14:00~、15:00~ (各30分、6名/回)
対象:中学生以上

 

コース5  病原体と戦う抗体を検出する

ワクチン接種や感染によって体内に誘導される感染症から体を守る抗体を測定するELISA実験を体験してもらいます。二人一組で実験を体験してもらいますので、ご家族・ご友人とお誘いあわせの上、ご参加下さい。

時間:11:30~、14:00~、15:00~ (各30分、6名(3ペア)/回)
対象:高校生以上

  

時間:14:00-14:30
対象:中学生以上
 

クイズで楽しんでいる内に、気付いたらあなたも風しん博士! 今流行の風しんがな~るほど!とわかります。

(話題提供:感染症疫学センター)
 
  このイベントは先着順です。定員になり次第参加を締切らせていただきます。ご了承ください。
時間:11:30, 13:30, 14:30の計3回。(所要時間30分以内)
対象:中学生以上
 

3人の感染研の若手研究者が、それぞれ専門としている研究内容や業務についてわかりやすく説明いたします。
気軽に質問をしたり、お話しできますので、この機会をお見逃しなく!
このイベントは先着順です。定員になり次第参加を締切らせていただきます。ご了承ください。

 


奥谷 晶子(獣医科学部)11:30〜

2013-cafe-Okutani

 細菌由来の動物由来感染症(Bacterial Zoonoses)の研究を行っています。
人にも動物にも目を向けられる獣医学の可能性についてお話できればと思います。


鈴木 仁人(細菌2部)13:30〜

2013-cafe-Suzuki

 細菌の研究をしています。抗生物質が細菌を殺す仕組みや、抗生物質が効かない細菌が生まれる仕組みについてお話できたらと思います。


高山 郁代(インフルエンザウイルス研究センター)14:30〜

2013-cafe-Takayama

 私たちの身近にあるインフルエンザウイルスに関する研究や業務を行っています。日頃行っている研究や業務のお話だけでなく、様々なご質問にもお答えできたらと思っています。


 

時間:15:00-15:30
対象:一般向け
 
2013-lecture-Saijo

 講師:西條 政幸

国立感染症研究所 ウイルス第一部 部長

 




講演要旨

 今年に入ってからマダニが感染源となる新規のウイルス感染症「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」が流行していることが明らかにされました。これは,病原体であるSFTSウイルスに、そのウイルスを有するマダニに咬まれることにより感染します。発熱や全身倦怠感なの感染症状で発症し、病状が悪化するにつれて血液が固まりづらくなったり、肝臓や腎臓の機能が低下したりします。時には死亡することもあります。
 2011年4月に中国の研究者らにより発表された新規ウイルス感染症SFTSが日本においても流行していることが明らかにされました。本講演では,感染研においてどのようにSFTSが日本においても流行していることを証明したのか、その方法を紹介します。また,今年に入ってからもSFTS患者が発生しています。みなさんと感染症対策についてディスカッションしたいと思います。
 
時間:13:00-13:30
対象:一般向け
 
2013-lecture-Matsuyama

 講師:松山 州徳

国立感染症研究所 ウイルス第三部第四室 室長

 


経歴

1996年に日本大学を修了後、医学雑誌編集者として出版会社に勤務。1997年より国立精神神経センターにてコロナウイルスの研究に携わり、2001年に博士号を取得。米国留学を経て2003年に国立感染症研究所に着任し、2010年より現職。重症急性呼吸器症候群(SARS)と中東呼吸器症候群(MERS)の細胞侵入メカニズムを研究し、これらの感染症対策への貢献をめざしている。


講演要旨

 昨年2012年9月に発見された中東呼吸器症候群コロナウイルス(MERS-CoV)は、肺炎を引き起こす病原体です。現在2013年8月27日までに、サウジアラビアを中心に周辺諸国で101人から病原体が検出され、そのうち48人が死亡しました。中東地域以外ではヨーロッパ(英国、フランス、ドイツ、イタリア)およびチュニジアで認められましたが、いずれの感染者も中東地域へ渡航歴のある人、もしくはその接触者だけです。そもそもコロナウイルスは、5歳頃までに殆んど全ての子供に感染し、鼻風邪を引き起こすだけの恐れるに足らないウイルスでした。しかし、2002年に中国広東省で発生した重症急性呼吸器症候群(SARS)コロナウイルスは世界中に拡大し、8,098人に感染し、774人が死亡したことから、我々はコロナウイルスに対する認識を改めることとなりました。10年前のSARSの記憶とコロナウイルスが本来持っている伝播性から、今回のMERSコロナウイルスも非常に強い病原性のまま感染拡大することが懸念され、9月末の時点では中東でわずか2人の患者が見つかっただけにもかかわらず、大きく報道されることになりました。今のところ感染源としてはヒトコブラクダとコウモリが疑われています。またヒトからヒトへの感染も見られますが、家族や病院での濃厚接触による感染のみです。院内感染の例では、1人から7人に感染したことが解っていますが、市中においては肺炎患者から肺炎患者を連続的に生じさせるような、持続的なヒト-ヒト感染は起こっていないため、今のところ地域流行に留まっていると言えます。これらのことから、日本でこの病気が流行する可能性は極めて低いと考えられます。一方、サウジアラビアに旅行する人は細心の注意を払う必要があります。①動物に近づかないこと、②咳をしている人に近づかないこと、③人混みを避けること、④生水、生ものを口にしないこと等、一般的な予防策をとることが大切でです。情報に耳を傾け、不必要に不安を煽られないように、適切なリスクの判断に心がけてください
 
時間:終日
対象:すべての来場者の皆様
 
 
2013-photoex電子顕微鏡は肉眼では見えない真菌や細菌、ウイルスの”かたち”を鮮明に描き出す事ができます。
「写真展」のコーナーでは感染研で研究している感染症の原因となる病原体の電子顕微鏡写真を展示します。
今年はSFTSウイルスなど新しい病原体の写真も展示する予定です。
禍々しく、時に美しくもある病原体の真の姿を見に来てください。

 

 

 

 

 

時間:終日

 

 

対象:小学校以上
 

 

小さなお子さんも楽しめるゲームや模型づくりなど、たくさんの楽しい企画を準備中です。

 

 1.ゲーム

感染症を学びながら遊べるすごろくなどができます。研究者がルールを丁寧に説明します。


2.蚊の模型づくり

病原体を媒介する蚊の模型。モールとスポイトなどをつかって簡単に作ることができます。

 2013-mosquitomodel

3.病原体のジグソーパズル

病原体の形を学習しながら、完成最短記録の更新に挑戦してください。

FETP Introductory Course 2013

Agenda

Note: This agenda is provisional version (as of 22 April, 2013).

This may be changed without notice.

Some lectures will be given in English.

Abbreviations
NIID: National Institute of Infectious Diseases
FETP: Field Epidemiology Training Program
U. Washington: University of Wasington
NIPH: National Institute of Public Health
KCIPH: Kawasaki City Institute of Public Health
JATA: Japan Anti-Tuberculosis Association
MHLW: Ministry of Health, Labour and Welfare
DG: Director General
NCGM: National Center for Global Health and Medicine
NIHS: National Institute of Health Science
MEXT: Ministry of Education, Culture, Sports, Science and Technology-Japan
NDMC: NATIONAL DEFENSE MEDICAL COLLEGE
KMC: Kameda Medical Center
TMCICKH: Tokyo Metropolitan Cancer and Infectious diseases Center Komagome Hospital
YQC: Yokohama Quarantine Station

研究課題名

成人の侵襲性細菌感染症サーベイランス構築に関する研究

研究員の構成

研究責任者  大石和徳 (国立感染症研究所感染症疫学センター長)

分担研究者

 氏 名 

   所 属   

 職 名 

青柳 哲史

東北大学大学院医学系研究科

助教

石岡 大成

国立感染症研究所感染症疫学センター第五室

室長

大日 康史

国立感染症研究所感染症疫学センター第一室

主任研究官

木村 博一

国立感染症研究所感染症疫学センター第六室

室長

金城 雄樹

国立感染症研究所真菌部

室長

柴山 恵吾

国立感染症研究所細菌第二部

部長

高橋 弘毅

札幌医科大学医学部内科学第三講座

教授

武田 博明

済生会山形済生病院呼吸器内科学

部長

田邊 嘉也

新潟大学医歯学総合病院感染管理部

准教授

常 彬

国立感染症研究所細菌第一部

主任研究官

西 順一郎

鹿児島大学大学院医歯学総合研究科微生物学分野

教授

藤田 次郎

琉球大学大学院 感染症・呼吸器・消化器内科学(第一内科)

教授

丸山 貴也

独立行政法人国立病院機構三重病院

研究員

笠原 敬

奈良県立医科大学大学院感染症センター

講師

山崎 一美

長崎医療センター臨床研究センター

室長

横山 彰仁

高知大学医学部・内科学呼吸器内科

教授

渡邊 浩

久留米大学医学部臨床感染医学部門

教授

研究の目的と概要

  • 肺炎球菌は成人の市中肺炎の主要な原因菌であり、しばしば重症化する。肺炎球菌性肺炎の大半は菌血症を伴わない肺炎であり、侵襲性肺炎球菌感染症(invasive pneumococcal disease: IPD)の頻度は肺炎球菌性肺炎の10%以下と推定される。23価肺炎球菌ワクチン(以下PPV23)はワクチン含有血清型によるIPD発症を予防するとされ、さらにわが国では高齢者におけるPPV23の肺炎球菌性肺炎に対する予防効果も報告されている。平成24年5月に予防接種部会がPPV23を予防接種法対象ワクチンへの追加を示唆したことから、成人におけるIPDサーベイランス体制の構築と人口ベースでのPPV23の有効性評価が求められている。また、平成25年4月よりIPDは感染症法上の5類全数把握疾患となった。
  • インフルエンザ菌も成人の市中肺炎の原因菌の一つであり、稀に成人にも侵襲性インフルエンザ菌感染症を引きおこす。しかしながら、わが国における成人の侵襲性インフルエンザ菌感染症の罹患率は不明である。平成25年4月より侵襲性インフルエンザ菌感染症が感染症法上の5類全数把握疾患となった。
  • 研究の目的は、1)わが国の人口ベースの成人におけるIPDの罹患率を算出する体制を構築する。2)一部の地域では、わが国の人口あたりの成人の肺炎球菌性肺炎の年間発生数を把握し、肺炎球菌性肺炎の罹患率を算出する。3)分離菌株の血清型決定を行い、IPDや肺炎球菌性肺炎の原因菌の血清型分布を明らかにする。4)わが国の人口ベースの成人における侵襲性インフルエンザ菌感染症の罹患率を算出する体制についても構築する。5)侵襲性インフルエンザ菌感染症患者からの分離菌株の莢膜血清型決定を行い、血清型分布を明らかにする。
  • 本研究は、PPV23の有効性評価、感染症法上のサーベイランス体制構築のために必要であり、成人の人口ベースでのIPDや肺炎球菌性肺炎の罹患率を評価する点に特色があり、かつ独創的である。
  • H25年度には医療機関からの分離株の、地方衛生研究所(以下、地研)を経由し、国立感染症研究所(以下感染研)へ収集する流れを構築し、多施設共同観察研究として、H25〜H27年度における1道、9県のIPDの罹患率、2県および上五島町(長崎県)の肺炎球菌性肺炎の罹患率を算出し、わが国のIPDおよび肺炎球菌性肺炎の推定患者数を提示する。また、IPDおよび肺炎球菌性肺炎の原因菌の血清型分布等を明らかにする。
  • 本研究によって、PPV23の定期接種化による成人への直接的なIPDおよび肺炎球菌性肺炎の予防効果、PCV7定期接種化による成人への間接的なIPDおよび肺炎球菌性肺炎の予防効果が評価されることが期待される。

研究の対象及び実施場所

(1)研究対象:多施設共同観察研究を1道、9県で実施。

A.登録症例:

  • 感染症発生動向調査(5類全数把握)でNESIDに登録された成人のIPD症例数、患者情報(匿名)を感染研感染症疫学センターで集計する。
  • 登録された症例につき年齢、性別、併存症、ワクチン接種歴(インフルエンザワクチン、PPV23)、症状と重症度、転機、後遺症等を記録し、集計する。
  • 感染症発生動向調査(5類全数把握)でNESIDに登録された成人の侵襲性インフルエンザ菌感染症についても症例数、患者情報(匿名)を感染研感染症疫学センターで集計する。

対象となる症例定義は以下の通り:

a. IPD : 血液、髄液などの無菌的検体から肺炎球菌が分離され、臨床的に肺炎(画像診断を含む)、敗血症、髄膜炎と診断された症例。

b.肺炎球菌性肺炎 : 臨床的に肺炎(画像診断を含む)とされ、喀痰グラム染色と喀痰培養(107 cfu/ml以上)、尿、喀痰検体検体で肺炎球菌抗原が陽性となった症例(血液培養陰性)。

c. 侵襲性インフルエンザ菌感染症:血液、髄液などの無菌的検体からインフルエンザ菌が分離され、臨床的に肺炎(画像診断を含む)、敗血症、髄膜炎と診断された症例。

対象年齢は15歳以上とする。

B.分離菌株の収集と検査:

  • 感染研感染症疫学センター、各県の保健所の協力のもと、IPD症例の発生した医療機関からIPD患者分離株を収集する。宮城、山形、上五島ではIPDに加え、肺炎球菌性肺炎を対象とする。感染研感染症疫学センター、各県の保健所の協力のもと、侵襲性インフルエンザ菌感染症症例の発生した医療機関から患者分離株を収集する。

分担研究者は各県の病院ネットワークの各病院に対して、あらかじめIPD(あるいは肺炎球菌性肺炎)、侵襲性インフルエンザ菌感染症の原因菌の保存を可能な限り依頼しておく。患者分離株は地研経由、あるいは医療機関から直接、感染研にゆうパックで送付し、血清型およびMLST検査を実施する。

(2)実施場所

感染研感染症疫学センター細菌第一部、細菌第二部、地域保健所、地研、各医療機関(呼吸器内科および総合内科)が研究フィールドとなる。臨床情報および原因菌の解析は、感染研(感染症疫学センターおよび細菌第一部、細菌二部)、地研が研究施設となる。

医療機関で分離された血液、髄液などの無菌的検体あるいは喀痰由来菌株を保健所経由、あるいは医療機関から直接、感染研にゆうパックで送付し、感染研細菌一部で血清型およびMLST検査を実施する。また、地研では肺炎球菌のserotyping multiplex PCR検出を実施する。

研究の方法及び研究期間

(1)研究方法および期間

H25〜H27年度の各県のIPDおよび肺炎球菌性肺炎、侵襲性インフルエンザ菌感染症の罹患率を算出し、その平均値と全国の15歳以上の成人の総数から、わが国のIPDおよび肺炎球菌性肺炎の推定患者数を提示する。また、IPDおよび肺炎球菌性肺炎、侵襲性インフルエンザ菌の原因菌の血清型分布を明らかにする。

H25年度には医療機関からの分離株の、地研を経由し、感染研へ収集する流れを構築し、地研での肺炎球菌 multiplex serotyping PCR検査の講習会を開催、社会に対する研究成果の発信を目的として、研究班のホームページを立ち上げる。各県もしくは地域あたりのIPDおよび肺炎球菌性肺炎、侵襲性インフルエンザ菌の症例数からそれぞれの罹患率を決定し、その妥当性を評価する。また、原因菌の収集と細菌学的解析を開始する。H26〜27年度には症例データ、分離菌収集に問題が懸念された県、地域の支援対策を講じる。

【研究期間と研究計画】

H25年度には1道、9県における病院ネットワークの構築を急ぎ、人口ベースのサーベイランス体制構築を急ぐ。地衛研での菌遺伝子検出検査の講習会を開催する。各県もしくは地域あたりのIPDおよび肺炎球菌性肺炎の罹患率を推定し、その妥当性を評価する。また、原因菌の収集と細菌学的解析を開始する。

H25年度:

各県では医療機関から血液・髄液由来株を地研に送付し、Serotyping multiplex PCR検査が実施できる体制を構築する。肺炎球菌性肺炎を対象とする宮城県、山形県、上五島では、地域の病院ネットワークで患者数を検知し、菌株を分離できる体制を構築する。

1年目のIPDおよび肺炎球菌性肺炎、侵襲性インフルエンザ菌感染症の罹患率、菌の血清型、PspA clade分布の概要を得る。これらの成果に関する研究班ホームページを作成する。

H26年度以降:

全年度の各分担研究の問題点を評価し、改善を進める。感染研における菌株の血清型決定・確認、分子疫学的検討、薬剤耐性の検討、PspA clade分布の検討結果を解析する。IPD症例と肺炎球菌性肺炎、侵襲性インフルエンザ菌感染症の臨床像と原因菌の細菌学的性状の関連性について解析する。

【解析計画】

本研究は人口ベースの多施設間共同観察研究である。各県の年間IPD症例は10-50例、分離菌数も10-50株、肺炎球菌性肺炎症例は年間100-200例、分離菌株50-100株、血液・喀痰検体100-200検体と推定される。侵襲性インフルエンザ菌感染症は年間10例、分離菌株は数株と推定される。本研究では以下の評価を行う:

A. 当該地域の15歳以上の人口あたりの年間発生数から罹患率(人/10万人/年)を推定する。

B. 菌血清型検査等から、ワクチン含有血清型の分布を解析し、PPV23により予防可能な肺炎球菌感染症の程度を評価するとともに、定期接種による血清型分布の変化を検証する。

C. 患者の病型、重症度や転機と血清型・遺伝子型との関係、ワクチン接種歴との関係を解析し、ハイリスクグループを同定する。

(2)共同研究者の役割分担

1.研究代表者 大石和徳:研究統括、ホームページの立ち上げ、管理

2.研究分担者 大日康史:全国データ解析、感染症疫学的検討

3.研究分担者 高橋弘毅:北海道における登録症例情報収集

4.研究分担者 青柳哲史:宮城県における登録症例情報収集

5.研究分担者 武田博明:山形県における登録症例情報収集

6.研究分担者 田邊嘉也: 新潟県における登録症例情報収集

7.研究分担者 丸山貴也:三重県における登録症例情報収集

8.研究分担者 笠原 敬:奈良県における登録症例情報収集

9.研究分担者 横山彰仁:高知県における登録症例情報収集

10.研究分担者 渡邊 浩:福岡県における登録症例情報収集

11.研究分担者 山崎一美:長崎県、上五島町住民コホートにおける登録症例情報収集

12.研究分担者 西 順一郎:鹿児島における登録症例情報収集

13.研究分担者 藤田次郎:沖縄県における登録症例情報収集

14.研究分担者 石岡大成:Serotyping multiplex PCR、地研の連携強化

15.研究分担者 木村博一:二次性肺炎球菌性肺炎に関する検討

16.研究分担者 常 淋:肺炎球菌株の血清型決定・確認、分子疫学的検討

17.研究分担者 金城雄樹:肺炎球菌分離株のPspA cladeの分布

18.研究協力者 牧野友彦:全国データ収集、疫学研究デザイン

倫理的配慮

(1)  研究の意義を明確にし、研究によって生ずる危険性と医学上の成果の総合的判断

 本研究は、感染症発生動向調査(NESID)に基づいて得られたIPDおよび侵襲性インフルエンザ菌感染症の匿名化された患者情報から、患者情報を医療機関に保管されている患者の過去の診療録から調査し、また患者からの分離菌株を収集する。過去の入院患者に追加情報を求める場合でも、新たに患者に侵襲を加えるものではない。通常の診療の範囲を通じて得られた患者情報および患者からの分離株をもとに行う観察研究であり、介入は行わない。本研究により、わが国における成人のIPDおよび侵襲性インフルエンザ菌感染症の罹患率が明らかになる。従って、本研究においては、医学上の成果が総合的に勝ると判断される。医療機関研究担当者はHelsinki宣言に法り、患者の尊厳を守り、症例記録票では患者氏名は連結可能匿名化するため、プライバシーは保護される。

(2)  研究対象者(試料等提供者を含む)個人の情報保護とその家族の人権擁護

 本研究は既存情報を基にした後ろ向き研究であるため、患者に対して研究参加の同意を求めるものではない。また、患者情報については診療録から匿名化して情報を抽出し、解析および発表において個々の患者が同定されることはないため、患者に対する不利益は無い。

(3)  研究対象者(試料等提供者を含む)への説明の内容と同意の確認方法

 本研究は既存の診療情報を用いる研究であるため、インフォームドコンセントの必要性は該当しない。診療録情報の不足について患者へ主治医から問い会わせを行う場合があるが、過去の診療情報を補完するものであり、疫学研究の倫理指針に照らして研究参加の同意は必ずしも必要ない。研究計画については内容を感染研感染症疫学センターのホームページ(http://www.niid.go.jp/niid/ja/from-idsc.html)に公表し、患者から拒否の申し出があった場合にはこれに対応する。

(4)  その他参考となるべき事項

 各地域の共同研究機関においては倫理審査を行わず、国立感染症研究所において一括して行う。

研究の資金源

平成25年度からの厚生労働科学研究費補助金(新型インフルエンザ等新興・再興感染症研究事業)において指定研究として採択された。

2013年6月12日

国立感染症研究所

  • 背景

 以下のリスクアセスメントは、現時点で得られている情報に基づいており、新たな情報により内容を更新していかなければならない。事態の展開にあわせてリスクアセスメントを更新していく予定である。なお、症例情報は、基本的にはWHOからの公式情報を使用してまとめた。

  • 事例の概要

 2012年9月22日に英国より中東へ渡航歴のある重症肺炎患者から後にMiddle East Respiratory Syndrome Coronavirus(MERSコロナウイルス)と命名される新種のコロナウイルス(以下、MERS)が分離されたとの報告があって以来、中東地域に居住ないし渡航歴のある者において、このウイルスによる重症呼吸器疾患の症例が継続的に報告されている。医療機関での集団発生や濃厚接触者における発症が見られ、限定的なヒト-ヒト感染が確認されている。

  • 疫学的所見
    • 2013年6月7日までに、ヒト感染の確定症例55名が世界保健機関(WHO)に報告された。報告した国とそれぞれの症例数は、中東では、サウジアラビ40名、ヨルダン2名、カタール1名であった。中東以外では、英国4名、イタリア3名、フランス2名、チュニジア2名、ドイツ1名であり、すべて中東地域への渡航歴のあるもの、もしくはその接触者であった
    • 症例の多くは男性で(72%;性別の報告された54名中39名)、年齢は2歳から94歳(中央値56歳)であった。
    • 情報が得られた範囲では、症例の多くが併存症を持っていた。
    • 呼吸器症状は、軽症から重症なものまで多様であるが、多くの症例が入院の必要な重症肺炎を呈していた。55症例中31例が死亡した(致命率56%)。臨床症状には下痢を含むことが多く、腎不全やDICなどの合併例もあった。なお、免疫抑制状態の患者においては、初期には下痢だけを呈する可能性も指摘されている。現時点で、このウイルス感染症に特異的な治療法はない。
    • 集団事例としては、2012年4月にヨルダンの医療機関で発生していたことも明らかになっている(確定症例2名と疑い症例11名、10名は医療従事者)。また、2013年4月6日以降に、サウジアラビア東部のAl-Ahsa地域から23例(死亡14例)の報告があり、ほとんどの症例が単一医療機関と関連することが認められた(医療従事者2名を含む)。ただし、医療従事者への感染様式については、現時点では情報がない。
    • 感染源についての調査が続けられているが、感染源は判明していない。発症前に動物との接触が明らかな症例はごくわずかである。
    • イギリスにおいて2013年2月に発生した二次感染者2名の家族集積例における潜伏期間は1-9日と推定されている (Euro Surveill 2013; 18)。
    • サウジアラビアで2012年10-11月に発生した家族集積例の報告(N Engl J Med 2013 May 29 [Epub ahead of print])では、同居家族内で男性のみに感染伝播が起こり(確定例2名、可能性例1名)、一方濃厚接触があったこれらの症例の配偶者でも感染していないことが指摘されているがその要因は不明である。
    • フランスではドバイから帰国して発症した1例とこの患者から院内感染した1例の計2例が報告された。本事例では、ウイルス検出のためには下気道からの検体が必要であることが指摘され、また潜伏期間は9-12日と推定されている。(Lancet 2013 May 29, [Epub ahead of print])。
  • ウイルス学的所見

 英国(n=2)、サウジアラビア(n=1)、ヨルダン(n=1)、ドイツ(n=1)の患者検体から計5株のウイルスが分離され、それらの遺伝子の塩基配列が公開されている。これらの株間では99%以上の遺伝子塩基配列の相同性がみられた。これまでの解析では、ある種のコウモリ由来コロナウイルスとの比較的高い遺伝子塩基配列の相同性を示したが、系統樹の解析からはこれら既知のコウモリコロナウイルスがMERSの直接の祖先とは考えられなかった。また、MERS自体はいずれの動物の個体からもみつかっていない。

  • 国内対応
    • 感染研ウイルス第三部より検査試薬(PCR用プライマー・プローブ、陽性対照等)が各地方衛生研究所および政令指定都市の保健所計72箇所に配布された。
    • 2012年9月26日付で、MERS感染症が疑われる事例について厚生労働省への情報提供をするようにとの通知が出されている。2013年5月24日には、MERSコロナウイルスによる感染症疑い患者が発生した場合の標準的対応フローが厚生労働省から自治体等に向けて発出された。
    • 感染研はWHO等からの情報の翻訳をし、ウェブサイトを通じて情報提供している。
  • リスクアセスメントと今後の対応
    • 現時点で、医療機関内や家族間などにおいて、限定的なウイルス伝播が確認されている。医療従事者における感染事例が確認されているが、感染様式については明らかになっていない。
    • いずれの事例においても感染が市中へ急速に拡大しているという疫学的所見はなく、ヒト-ヒト感染は限定的と考えられている。
    • 一部のクラスターを除くと、中東の比較的広い地域において散発的に患者が発生しているが、その感染源および感染経路は依然として不明である。コロナウイルスの特性から、自然宿主とは別にヒトに感染を起こしている中間宿主が存在する可能性が指摘されている。
    • 報告された症例のうち多くが死亡の転帰をとっているが、不顕性感染者や発症者の全体像がつかめておらず、当該疾病の真の病態像や重症度については、十分な検討が行えていない。
    • 昨年9月に本疾患が初めて報告されて以来、世界各国においてサーベイランスが強化されてきたところであるが、現時点では、中東外ではヨーロッパとチュニジアにおいて帰国者(輸入例)とその接触者感染が少数確認されているのみである。日本においても、今後、中東からの輸入例が探知される可能性はありうる。
    • 以上を踏まえ、関係機関は海外での発生状況などの情報に注意し、国内において輸入例が発見された際には院内感染対策等に細心の注意を払う必要がある。

 

 

以下の情報は、2012年度の一般公開で提供されたイベントに関する資料です。これらのイベントはすでに終了しております。本年度の一般公開の内容については、ブログサイトをご覧ください。

中国における鳥インフルエンザA(H7N9)ウイルスによる感染事例に関するリスクアセスメントと対応

平成25年4月19日現在
国立感染症研究所

 

背景

 以下のリスクアセスメントは、現時点で得られている情報に基づいており、新たな情報により内容を更新していかなければならない。事態が流動的であり当面は1〜2週間おきに定期的にリスクアセスメントを更新していく予定である。

WHOによる中国における人での鳥のインフルエンザウイルスA(H7N9)感染症に関するQ&A 

2013年4月5日更新

 

この文書は、以前のバージョン(4月3日更新)よりも優先されますので注意してください。新しい情報が入り次第、更新情報が掲載されます。

原文:http://www.who.int/influenza/human_animal_interface/faq_H7N9/en/index.html

(邦訳:IDSC) 

1. インフルエンザA(H7N9)ウイルスとは何ですか?

インフルエンザH7亜型ウイルスは、通常、鳥の間で循環しているインフルエンザウイルスのグループです。インフルエンザA(H7N9)ウイルスはH7亜型ウイルスのサブグループの一つです。複数のH7亜型ウイルス(H7N2、H7N3およびH7N7)の人への感染が時折発見されてきましたが、H7N9ウイルスの人への感染は中国からの最近のレポートがあるまで報告されていませんでした。

2. インフルエンザA(H7N9)ウイルスによるヒト感染の主な症状は何ですか?

これまでのところ、この感染症を有する患者は、重症肺炎を患っていました。症状には、発熱、咳、息切れが含まれます。ただし、情報はまだインフルエンザA(H7N9)ウイルスの感染が起こしうる病気として考えられる範囲に限ったものです。

3.何人のインフルエンザA(H7N9)ウイルスによる人症例がこれまでに中国で報告されていますか?

新しい症例は毎日報告され、更新されています。症例に関する最新情報の詳細は、Diseases Outbreak Newsを参照することができます。

4.なぜこのウイルスは現在、人間に感染しているのですか?

これまでの感染患者における曝露源が分かっていないので、我々はこの質問に対して、まだ答えを知りません。しかし、分離されたウイルスの遺伝子解析の結果からは、ウイルスは鳥由来であるものの、哺乳動物に適応の兆しを見せていることを示唆しています。これらの適応には、ウイルスが哺乳動物の細胞に結合する能力と、(鳥のそれよりも低くなっている)哺乳類の通常の体温に近い温度で増殖しうる能力が含まれます。

5.インフルエンザH7亜型ウイルスによる以前の人への感染について世界的に知られていることは何ですか?

1996年から2012年まで、インフルエンザH7亜型ウイルス(H7N2、H7N3、およびH7N7)の人への感染は、オランダ、イタリア、カナダ、米国、メキシコ、英国で報告されてきました。これらの感染のほとんどは、家禽におけるアウトブレイクに関連して発生しました。オランダで発生した1例の死亡を除いて、感染は主に結膜炎や軽度の上気道症状でした。現在までに、インフルエンザH7亜型ウイルスによる人への感染は中国で報告されていません。

6.インフルエンザA(H7N9)ウイルスは、インフルエンザA(H1N1)ウイルス、およびインフルエンザA(H5N1)ウイルスとは違うのですか?

はい。すべての3つのウイルスはインフルエンザウイルスですが、互いに異なっています。H7N9とH5N1は、時には人々に感染する動物のインフルエンザウイルスであると考えられています。H1N1ウイルスは、人に通常感染するものと、動物に通常は感染するものに大別できます。

7.人々はどのようにインフルエンザA(H7N9)ウイルスに感染したのでしょうか?

確定例の中には、動物や動物のいる環境との接触があった者がいます。ウイルスが上海の市場のハトから見つかっています。人がどのように感染したかは分かっていません。動物から人への感染の可能性、同様に人から人への感染の可能性に対して調査が進められています。

8.インフルエンザA(H7N9)ウイルスの感染をどのように防ぐことができますか?

感染源と感染経路の両方が不確定ではありますが、感染全般を防ぐために基本的な衛生慣行に従うことが賢明です。その中には手指衛生や咳エチケット(原文では「呼吸器の衛生」)と食品安全対策が含まれます。

手指衛生:

・以下のような時には手を洗いましょう:

  • 食事を用意する前、用意している間、その後。
  • 食べる前。
  • トイレを使用した後。
  • 動物の世話をしたり、動物の排泄物を処理した後。
  • 手が汚れている時。
  • 家人が病気になりお世話をする時。

手指衛生は、また、(汚染面への接触から)自分自身への感染伝播を予防します。これらは、医療機関においては、患者に対して、あるいは医療従事者や他の人への感染伝播を防ぐことにつながります。

・肉眼的に汚れている場合には、石けんと流水で手を洗いましょう。そうでない場合は、石鹸と水で手を洗ったり、アルコール製剤による手指のクリーナーを使用しましょう。

咳エチケット:

・咳やくしゃみをするときには、医療用マスク、ティッシュペーパー、(服の)袖、または曲げた肘で口と鼻を覆いましょう。その直後に、蓋を閉じることの出来る容器に使用されたティッシュペーパーを捨てましょう。気道分泌物との接触後には、手指衛生を行いましょう。

9.肉(例:鶏肉や豚肉製品)を食べることは安全ですか?

インフルエンザウイルスはよく調理された食品からは伝染しません。なぜならば、インフルエンザウイルスは通常の過熱調理温度では(食品の全ての部分で70℃に達する、ぐつぐつ煮る、ピンクの部位がない)で不活化するので、家禽や狩猟鳥を含み、適切に準備され、調理された肉を食することは安全です。

病気の動物や病死した動物を食べてはいけません。

アウトブレイクが発生している地域では、適切に調理が行われ、食事の準備が適切に行われていれば、肉製品は安全に消費することができます。生の肉や、未調理の血液を用いた料理の摂食は、高いリスクとなりますのでお勧め出来ません。

10.人に感染が報告されている地域の生きた動物のいる市場や農場を訪問することは安全ですか?

生きた動物のいる市場を訪問するときは、それらの生きた動物や、動物の接触表面との直接的な接触を避けてください。もし農場に住んでいて、豚や鶏を食用に飼育している場合は、病気や死んだ動物に子どもを近づけないようにしてください。種類の違う動物は出来るだけ引き離してください。病気や死んだ動物がいたら、至急、地域当局に報告してください。病気や死んだ動物は屠殺して食用にしてはいけません。

11.インフルエンザA(H7N9)ウイルス用のワクチンはありますか?

インフルエンザA(H7N9)感染予防のためのワクチンは現在ありません。しかし、ウイルスはすでに最初の患者から分離され、特徴が分かってきています。ワクチン開発の最初のステップは、ワクチンに用いることができる候補となるウイルス株の選択です。WHOは、パートナーと協力して、最良の候補ウイルスを識別するために利用可能なインフルエンザA(H7N9)ウイルスの特徴を明らかにしていきます。そうして、ワクチンが必要となった場合に、これらの候補ワクチンウイルスは、ワクチンの製造に用いることができます。

12.インフルエンザA(H7N9)感染症の治療法はありますか?

中国で行われた臨床検査の結果からは、インフルエンザA(H7N9)ウイルスは、ノイラミニダーゼ阻害剤(オセルタミビルおよびザナミビル)として知られている抗インフルエンザ薬に感受性があることが示されています。これらの薬は病気の過程で早期に投与される場合、季節性インフルエンザウイルスとインフルエンザA(H5N1)ウイルス感染に対して有効であることが判明しています。ただし、現時点では、H7N9感染症の治療のために、これらの薬剤を使用した経験はありません。

13.一般住民は、インフルエンザA(H7N9)ウイルスの危険にさらされていますか?

これらの感染が、社会における感染伝播に対して重大なリスクがあるかどうかを判断するためには、情報は十分ではありません。その可能性については、今行われている疫学調査の対象となっています。

14.医療従事者は、インフルエンザA(H7N9)インフルエンザウイルスの危険にさらされていますか?

医療従事者が感染症患者に接触することはよくあることです。そのためWHOは、適切な感染防護策・感染管理が一貫して医療現場において用いられ、医療従事者の健康状態を注意深く監視することを勧めます。インフルエンザA(H7N9)感染における疑い例や確定例の診療・看護を行う医療従事者は、標準予防策の実施と同時に、追加の予防措置を用いるべきです(http://www.who.int/csr/resources/publications/swineflu/WHO_CDS_EPR_2007_6/en/index.html)。

15.どんな調査が始まっていますか?

地域および国の保健当局は、次のような対策を行っています:

  • 新たな症例の早期発見と検査確定を確実にするために、原因不明の肺炎症例のための強化サーベイランス。
  • 疑い症例と既知症例との接触者の評価を含めた疫学調査。
  • 感染源を決定するために、家畜衛生当局との緊密な連携。

16.このインフルエンザウイルスはパンデミックの脅威となりますか?

人に感染する能力を有するいかなる動物のインフルエンザウイルスは、パンデミックを引き起こす理論上のリスクを有しています。しかし、インフルエンザA(H7N9)ウイルスが、実際にパンデミックを引き起こしうるかどうかについては不明です。人への感染がしばしば検出されている動物の他のインフルエンザウイルスが、パンデミックを常に引き起こしているわけではありません。

17.中国に旅行することは安全ですか?

中国で特定された症例数は非常に少ないです。WHOは、中国への訪問者にも、中国を離れる人々に対しても、旅行措置の適用を助言するものではありません。

18.中国製品は安全ですか?

いかなる中国製品と現在の症例を結び付ける証拠はありません。WHOは、この時点で貿易に関するいかなる制限が行われることに対しても反対します。

この文書は、以前のバージョン(4月2日更新)よりも優先されますので注意してください。新しい情報が入り次第、更新情報が掲載されます。

原文:http://www.who.int/influenza/human_animal_interface/faq_H7N9/en/index.html

(邦訳:IDSC) 

1. インフルエンザA(H7N9)ウイルスとは何ですか?

インフルエンザH7亜型ウイルスは、通常、鳥の間で循環しているインフルエンザウイルスのグループです。インフルエンザA(H7N9)ウイルスはH7亜型ウイルスのサブグループの一つです。複数のH7亜型ウイルス(H7N2、H7N3およびH7N7)の人への感染が時折発見されてきましたが、H7N9ウイルスの人への感染は中国からの最近のレポートがあるまで報告されていませんでした。

2. インフルエンザA(H7N9)ウイルスによるヒト感染の主な症状は何ですか?

これまでのところ、この感染症を有する患者は、重症肺炎を患っていました。症状には、発熱、咳、息切れが含まれます。ただし、情報はまだインフルエンザA(H7N9)ウイルスの感染が起こしうる病気として考えられる範囲に限ったものです。

3.何人のインフルエンザA(H7N9)ウイルスによる人症例がこれまでに中国で報告されていますか?

2013年4月3日までに、7人が検査による確定例として中国で検出されています。症例に関する最新情報の詳細は、Diseases Outbreak Newsを参照することができます。

4.なぜこのウイルスは現在、人間に感染しているのですか?

これまでの感染患者における曝露源が分かっていないので、我々はこの質問に対して、まだ答えを知りません。しかし、分離されたウイルスの遺伝子解析の結果からは、ウイルスは鳥由来であるものの、哺乳動物に適応の兆しを見せていることを示唆しています。これらの適応には、ウイルスが哺乳動物の細胞に結合する能力と、(鳥のそれよりも低くなっている)哺乳類の通常の体温に近い温度で増殖しうる能力が含まれます。

5.インフルエンザH7亜型ウイルスによる以前の人への感染について世界的に知られていることは何ですか?

1996年から2012年まで、インフルエンザH7亜型ウイルス(H7N2、H7N3、およびH7N7)の人への感染は、オランダ、イタリア、カナダ、米国、メキシコ、英国で報告されてきました。これらの感染のほとんどは、家禽におけるアウトブレイクに関連して発生しました。オランダで発生した1例の死亡を除いて、感染は主に結膜炎や軽度の上気道症状でした。現在までに、インフルエンザH7亜型ウイルスによる人への感染は中国で報告されていません。

6.インフルエンザA(H7N9)ウイルスは、インフルエンザA(H1N1)ウイルス、およびインフルエンザA(H5N1)ウイルスとは違うのですか?

はい。すべての3つのウイルスはインフルエンザウイルスですが、互いに異なっています。H7N9とH5N1は、時には人々に感染する動物のインフルエンザウイルスであると考えられています。H1N1ウイルスは、人に通常感染するものと、動物に通常は感染するものに大別できます。

7.人々はどのようにインフルエンザA(H7N9)ウイルスに感染したのでしょうか?

確定例の中には、動物や動物のいる環境との接触があった者がいますが、ウイルスはこれまで動物からは発見されていません。よって、これらの人がどのように感染したかは分かっていません。動物から人への感染の可能性、同様に人から人への感染の可能性に対して調査が進められています。

8.インフルエンザA(H7N9)ウイルスの感染をどのように防ぐことができますか?

感染源と感染経路の両方が不確定ではありますが、感染全般を防ぐために基本的な衛生慣行に従うことが賢明です。その中には手指衛生や咳エチケット(原文では「呼吸器の衛生」)と食品安全対策が含まれます。

手指衛生:

・以下のような時には手を洗いましょう:

  • 食事を用意する前、用意している間、その後。
  • 食べる前。
  • トイレを使用した後。
  • 動物の世話をしたり、動物の排泄物を処理した後。
  • 手が汚れている時。
  • 家人が病気になりお世話をする時。
  • 手指衛生は、また、(汚染面への接触から)自分自身への感染伝播を予防します。これらは、医療機関においては、患者に対して、あるいは医療従事者や他の人への感染伝播を防ぐことにつながります。

・肉眼的に汚れている場合には、石けんと流水で手を洗いましょう。そうでない場合は、石鹸と水で手を洗ったり、アルコール製剤による手指のクリーナーを使用しましょう。

咳エチケット:

・咳やくしゃみをするときには、医療用マスク、ティッシュペーパー、(服の)袖、または曲げた肘で口と鼻を覆いましょう。その直後に、蓋を閉じることの出来る容器に使用されたティッシュペーパーを捨てましょう。気道分泌物との接触後には、手指衛生を行いましょう。

9.肉(例:鶏肉や豚肉製品)を食べることは安全ですか?

我々はまだ感染経路を把握していませんが、以下のように、衛生的な食品調理の基本原則に従うことが賢明です。

  • 病気の動物を食べてはいけません。
  • それ以外の場合は、適切に準備され、調理された肉を食べても安全です。
  • インフルエンザウイルスは加熱により不活化され、調理に用いられる通常の温度は(たとえば、その食品はすべての部分が70℃に達する)、ウイルスを殺すには十分です。
  • アウトブレイクが発生している地域では、適切に調理が行われ、食事の準備が適切に行われていれば、肉製品は安全に消費することができます。
  • 生の肉や、未調理の血液を用いた料理の摂食は、高いリスクとなりますのでお勧め出来ません。
  • 汚染を避けるために、調理済み食品や、すぐに食べられる食品(ready-to-eat foods)と、生の肉とは常に離しておいてください。
  • 生の肉や他の食品を調理するために、同じまな板や同じ包丁・ナイフを使用しないでください。
  • 手を洗わずに生の食品と、調理済みの食品の両方とを処理しないでください。
  • 調理した肉を調理前にあった同じ場所や表面に戻さないでください。
  • その後に熱処理あるいは、調理されることのない食品の準備において、生卵や半熟卵を使用しないでください。
  • 生の肉を扱った後は、石鹸と水で十分に手を洗ってください。
  • 生の肉と接触していたすべての表面や調理器具を洗浄し、消毒してください。

10. インフルエンザA(H7N9)ウイルス用のワクチンはありますか?

インフルエンザA(H7N9)感染予防のためのワクチンは現在ありません。しかし、ウイルスはすでに最初の患者から分離され、特徴が分かってきています。ワクチン開発の最初のステップは、ワクチンに用いることができる候補となるウイルス株の選択です。WHOは、パートナーと協力して、最良の候補ウイルスを識別するために利用可能なインフルエンザA(H7N9)ウイルスの特徴を明らかにしていきます。そうして、ワクチンが必要となった場合に、これらの候補ワクチンウイルスは、ワクチンの製造に用いることができます。

11.インフルエンザA(H7N9)感染症の治療法はありますか?

中国で行われた臨床検査の結果からは、インフルエンザA(H7N9)ウイルスは、ノイラミニダーゼ阻害剤(オセルタミビルおよびザナミビル)として知られている抗インフルエンザ薬に感受性があることが示されています。これらの薬は病気の過程で早期に投与される場合、季節性インフルエンザウイルスとインフルエンザA(H5N1)ウイルス感染に対して有効であることが判明しています。ただし、現時点では、H7N9感染症の治療のために、これらの薬物を使用した経験はありません。

12.一般住民は、インフルエンザA(H7N9)ウイルスの危険にさらされていますか?

これらの感染が、社会における感染伝播に対して重大なリスクがあるかどうかを判断するためには、情報は十分ではありません。その可能性については、今行われている疫学調査の対象となっています。

13.医療従事者は、インフルエンザA(H7N9)インフルエンザウイルスの危険にさらされていますか?

医療従事者が感染症患者に接触することはよくあることです。そのためWHOは、適切な感染防護策・感染管理が一貫して医療現場において用いられ、医療従事者の健康状態を注意深く監視することを勧めます。インフルエンザA(H7N9)感染における疑い例や確定例の診療・看護を行う医療従事者は、標準予防策の実施と同時に、追加の予防措置を用いるべきです(http://www.who.int/csr/resources/publications/swineflu/WHO_CDS_EPR_2007_6/en/index.html)。

14. どんな調査が始まっていますか?

地域および国の保健当局は、次のような対策を行っています:

  • 新たな症例の早期発見と検査確定を確実にするために、原因不明の肺炎症例のための強化サーベイランス。
  • 疑い症例と既知症例との接触者の評価を含めた疫学調査。
  • 感染源を決定するために、家畜衛生当局との緊密な連携。

15.このインフルエンザウイルスがパンデミックの脅威となりますか?

人に感染する能力を有するいかなる動物のインフルエンザウイルスは、パンデミックを引き起こす理論上のリスクを有しています。しかし、インフルエンザA(H7N9)ウイルスが、実際にパンデミックを引き起こしうるかどうかについては不明です。人への感染がしばしば検出されている動物の他のインフルエンザウイルスが、パンデミックを常に引き起こしているわけではありません。

16.中国に旅行することは安全ですか?

中国で特定された症例数は非常に少ないです。WHOは、中国への訪問者にも、中国を離れる人々に対しても、旅行措置の適用を助言するものではありません。

17.中国製品は安全ですか?

いかなる中国製品と現在の症例を結び付ける証拠はありません。WHOは、この時点で貿易に関するいかなる制限が行われることに対しても反対します。

原文:http://www.who.int/influenza/human_animal_interface/faq_H7N9/en/index.html

(邦訳:IDSC)

1. インフルエンザA(H7N9)に関して何が心配なのでしょうか。

多くのインフルエンザウイルスは動物(豚、鳥、その他の種)のウイルスであり、通常は種の壁を超えません。今回の症例は、鳥のインフルエンザウイルスA(H7N9)が人に感染した最初の報告であり、今後の動向が心配されます。最新の情報は、Disease Outbreak Newsを参照ください。

 

2. 鳥のインフルエンザウイルスA(H7N9)は人から人へ感染しますか。

現時点では、確定症例やその接触者の間での人-人感染の証拠は確認されておりません。人-人感染の可能性も含めて、考えうるすべての感染源について現在調査中です。アウトブレイクの広がり、感染源、伝播様式、最善の治療法や必要な予防策・制御策について調査を進め、さらに、新たな症例の発生を把握できるように注意を怠らないことが重要です。

 

3.最近上海の川で発見された16000匹以上の豚の死骸は、この感染症と関連がありますか。

 

豚の死骸の調査は行われており、この感染症と明らかな関連は認められませんでした。

 

4. 一般市民が鳥のインフルエンザウイルスA(H7N9)感染症に罹るリスクはありますか。

 

現時点では、確定症例やその接触者の間での人-人感染の証拠は確認されておりません。中国国内外における鳥のインフルエンザウイルスA(H7N9)に一般市民が感染するリスクについては調査中です。新たな情報が得られ次第公表します。

 

5. どのような対策が取られていますか? WHOはどのようなサポートを提供していますか。

 

中国政府は、本事例に対応して以下のような対策を実施しています。

  • サーベイランスの強化
  • 患者管理と治療の強化
  • 疫学調査と濃厚接触者調査
  • 検査体制の強化
  • 医療従事者の訓練とガイドラインの発行
  • コミュニケーションの強化

本事例は、人におけるインフルエンザA(H7N9)の最初の報告です。他に例を見ないことから、WHOは深刻に受け止めています。現状をよりよく理解するため、WHOは政府当局と緊密に連携し、重要な新情報が得られた時には、情報共有を行っていきます。

 

6. どのようにすれば個人レベルで鳥のインフルエンザウイルスA(H7N9)の感染を防ぐことができますか。

 

インフルエンザA(H7N9)を含め、多くの感染症を防ぐためには、基本的な衛生行動と食品衛生管理を行うことがその前提条件となります。

  • 頻回の手指衛生、特に、食品を取り扱う間やその前後、食事前、トイレの後、動物やその排泄物を取り扱った後、手が汚れた時、また、家族の誰かが病気にかかっている場合には更に頻回に手洗いを行うこと。
  • 手指衛生は、医療機関においても、他の患者や医療従事者への感染を防ぐために必要です。病原体は手洗いにより物理的に取り除かれます。アルコールは消毒に用います(病原体を死滅させます)。
  • 咳やくしゃみの際には、ティッシューで口や鼻を覆うこと
  • 高病原性鳥インフルエンザウイルスが存在する可能性があるいかなる環境においては、ウイルスに汚染された手指により、鼻、口、結膜にウイルスが運ばれる可能性を防ぐため、手洗いや速乾式刷り込みアルコール製剤の使用を含む手指衛生が重要です。

平成25年度初期導入研修のうち、4月15日~16日の講義および演習は地方衛生研究所サーベイランス業務従事者研修を兼ねるものといたします。

講義内容及び日程

4/15
(月)
午前

講義:感染症サーベイランスの基礎
講義:イベントベースト(集団発生)サーベイランスとリスク

 アセスメント

山岸(感染症疫学センター)
中島(感染症疫学センター)

 

午後 講義:日本のサーベイランスシステム(感染症発生動向調査)
講義:サーベイランスからアウトブレイクの探知  参考資料
砂川(感染症疫学センター)
八幡(感染症疫学センター)
4/16
(火)
午前 講義:感染症サーベイランスの評価
講義:感染症予防対策に関する法令
山岸(感染症疫学センター)
難波江(厚生労働省)
午後 講義:国際的な感染症予防対策のネットワーク1 2 
講義:実地疫学のための統計
演習:サーベイランスデータの解析   Excel資料
谷口(三重病院)
八幡(感染症疫学センター)
八幡(感染症疫学センター)

 会場:国立感染症研究所内 栄養研会議室

 

お問い合わせ先:03-5285-1111 国立感染症研究所 感染症疫学センター 

中島・河野

Local-Surveillance-Officer 

今年度の研修は終了しました。

各講義資料につきましては上記日程表に順次公開いたします。

 

 

平成25年度初期導入研修のうち、4月15日~16日の講義および演習は地方衛生研究所サーベイランス業務従事者研修を兼ねるものといたします。

講義内容及び日程

agenda localphofficer

 

参加をご希望の方は申し込みフォームにご記入の上FAXにてお申込みください。

お問い合わせ先:03-5285-1111 国立感染症研究所 感染症情報センター 中島

 


FETP Introductory Course 2013
Agenda

Note: This agenda is provisional version (as of 22 April, 2013).

This may be changed without notice.

Some lectures will be given in English.

Abbreviations
NIID: National Institute of Infectious Diseases
FETP: Field Epidemiology Training Program
U. Washington: University of Wasington
NIPH: National Institute of Public Health
KCIPH: Kawasaki City Institute of Public Health
JATA: Japan Anti-Tuberculosis Association
MHLW: Ministry of Health, Labour and Welfare
DG: Director General
NCGM: National Center for Global Health and Medicine
NIHS: National Institute of Health Science
MEXT: Ministry of Education, Culture, Sports, Science and Technology-Japan
NDMC: NATIONAL DEFENSE MEDICAL COLLEGE
KMC: Kameda Medical Center
TMCICKH: Tokyo Metropolitan Cancer and Infectious diseases Center Komagome Hospital
YQC: Yokohama Quarantine Station

 

 
   
 
 

 

 

 

 
   
 
 

 

 

 

 
   
 
 

 

 

 

 
   
 
 

 

 

 

 
   
 
 

 

 

 

 
   
 
 

 

 

 

Course Schedule: Molecular Epidemiology of Infectious Diseases:

FETP-Japan, February 4-8 and 16, 2013

Dr. Lee W. Riley

University of California Berkeley

 

Venue:
National Institute of Infectious Diseases, Toyama
Kansenken-Daiichi meeting room (4-8 Feb)
Kansenken-Daini meeting room (16 Feb)

 

 PDF ver.

Date

Time

Content

Feb 4

INTRODUCTION AND OVERVIEW         

10:00-10:15

Review of course objectives and syllabus

10:15-11:15

Basic Principles Part I:

Lecture 1 (1 hr):             

1) Definition of molecular epidemiology

2) Differentiating molecular epidemiology, taxonomy, and phylogeny

3) Overview of the types of epidemiologic investigations conducted using molecular biology techniques

11:25-12:25

Basic Principles Part II:

Lecture 2 (1 hr): Laboratory methods, Part I

a. Conventional laboratory methods

b. Molecular biology laboratory methods

13:30-14:30

Lecture 3 (1 hr): Laboratory methods, Part II

a. PCR-based genotyping methods

b. Sequence-based and other new genotyping methods

14:40-15:40

Basic Principles Part III:

Lecture 4 (1 hr)

1) Validation of new laboratory techniques

2) Analysis of similarity and relatedness

Feb 5

Practices of Molecular Epidemiology Part I:

Outbreaks and sporadic (endemic) infections:

10:00-11:30

Lecture 5 (1.5 hrs):

1) Drug-resistant salmonellosis in the United States: assessing prevalence of drug-resistant infectious disease

2) Drug-susceptible salmonellosis in New Jersey and Pennsylvania: quantifying attributable risk fraction in sporadic cases of salmonellosis.

12:40-13:40

Modular exercise 1 (1 hr):

Salmonellosis in Rio de Janeiro

Feb 5

Practices of Molecular Epidemiology Part II:

Stratification of data using genotyping methods

13:50-14:50

Lecture 6 (1.5 hr):                          

1) Drug-resistant salmonellosis in Brazil: Stratification of data to refine epidemiologic investigation

2) Drug-urinary tract infection: unmasking new modes of tramsmission

Feb 6

Practices of Molecular Epidemiology Part III: Pathovar vs non-Pathovar

10:00-11:00

Lecture 7 (1 hr):

Intestinal and extra-intestinal E. coli pathogens

11:10-12:10

Modular exercise 2 (1 hr):

Bloody diarrhea in Sao Paulo, Brazil

13:20-14:20

Lecture 8 (1 hr):

Molecular epidemiology of Methicillin-resistant

Staphylococcus aureus infections

Feb 7

Practices of Molecular Epi Part IV: Surveillance

10:00-11:00

Lecture 9 (1 hr):

Application of molecular epidemiologic methods for disease surveillance

11:10-12:10

Lecture 10 (1 hr):

Application of molecular epidemiologic methods for health-care associated infections

13:20-14:20

Modular exercise 3 (1 hr):

Acinetobacter baumanii infection in an OB-Gyn hospital ward

14:30-15:30

Lecture 11 (1 hr):

Molecular epidemiologic methods applied to conduct parasitic disease surveillance

Feb 8

Practices of Molecular Epi V:

Identifying genetic determinants of disease transmission

10:00-11:30

Lecture 12 (1.5 hrs):

Identifying biological determinants of tuberculosis transmission

11:40-12:40

Lecture 13 (1 hr):

Next generation molecular epidemiology

Feb 16

10:00-12:00

Special Lecture:

“Global spread of drug-resistance genes

     in Gram negative bacteria”

本セミナーに興味をお持ちの方は、参加申し込みフォームにご記入の上、FAXにてお申込み下さい。

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過去の細菌検出状況・集計表<月別>
 
検体採取日で集計しています

*xls をクリックするとファイルがダウンロードできます。ファイルが開かない場合はいったん保存してください。
 地研・保健所
<月 別>
下痢原性病原菌 & 原虫・寄生虫
2016
csv (2018年1月末更新予定) 2015
csv (更新日: 11/8/2017)
2014
csv (更新日: 11/8/2017) 2013 csv 2012 csv
2011 csv 2010 xls 2009 xls 2008 xls 2007 xls 2006 xls
2005 xls 2004 xls 2003 xls 2002 xls 2001 xls 2000 xls
E. coli, Shigella 内訳
2016
csv (2018年1月末更新予定) 2015
csv (更新日: 11/8/2017)
2014 csv (更新日: 11/8/2017) 2013 csv 2012 csv
2011 csv 2010 xls 2009 xls 2008 xls 2007 xls 2006 xls
2005 xls 2004 xls 2003 xls 2002 xls 2001 xls 2000 xls
溶血性レンサ球菌 & その他
2016
csv (2018年1月末更新予定) 2015
csv (更新日: 11/8/2017)
2014 csv (更新日: 11/8/2017) 2013 csv 2012 csv
2011 csv 2010 xls 2009 xls 2008 xls 2007 xls 2006 xls
2005 xls 2004 xls 2003 xls 2002 xls 2001 xls 2000 xls
EHEC/VTEC血清型 & VT型
2016
csv (2018年1月末更新予定) 2015
csv (更新日: 11/1/2017)
2014
csv (更新日: 11/1/2017)
2013 csv (更新日: 4/9/2015) 2012 csv (更新日: 4/9/2015)
2011 csv (更新日: 4/9/2015) 2010 csv (更新日: 4/9/2015)
2009 xls 2008 xls 2007 xls 2006 xls 2005 xls 2004 xls
2003 xls 2002 xls 2001 xls 2000 xls
サルモネラ血清型(チフス菌・パラチフスA菌を除く)
2016
csv (2018年1月末更新予定) 2015
csv (更新日: 11/1/2017)
2014
csv (更新日: 11/1/2017)
2013 csv 2012 csv
2011 csv 2010 xls 2009 xls 2008 xls 2007 xls 2006 xls
2005 xls 2004 xls 2003 xls 2002 xls 2001 xls 2000 xls  
A群溶血性レンサ球菌T血清型
2016
csv (2018年1月末更新予定) 2015
csv (更新日: 11/8/2017)
2014
csv (更新日: 11/8/2017)
2013 csv 2012 csv
2011 csv 2010 xls 2009 xls 2008 xls 2007 xls 2006 xls
2005 xls 2004 xls 2003 xls 2002 xls 2001 xls 2000 xls
<年 別>
下痢原性病原菌 & 原虫・寄生虫
  2015 csv (更新日: 11/8/2017)
  2010~2014年 csv   2005~2009年 csv   2000~2004年 xls
  1995~1999年 xls   1990~1994年 xls   1985~1989年 xls  
E.coli, Shigella 内訳
  2015 csv (更新日: 11/8/2017)
  2010~2014年 csv   2005~2009年 csv   2000~2004年 xls  
  1995~1999年 xls   1990~1994年 xls   1985~1989年 xls  
溶血性レンサ球菌 & その他
  2015 csv (更新日: 11/8/2017)
  2010~2014年 csv   2005~2009年 csv   2000~2004年 xls  
  1995~1999年 xls   1990~1994年 xls   1985~1989年 xls  
EHEC/VTEC血清型 & VT型
  2015 csv (更新日: )
  2010~2014年 csv   (更新日: 11/8/2017)
  2005~2009年 csv   2000~2004年 xls  
サルモネラ 上位15血清型(チフス菌・パラチフスA菌を含む)
  2005~2014年 xls   1995~2004年 xls   1985~1994年 xls  
A群溶血性レンサ球菌T血清型
  2015 csv (更新日: 11/8/2017)
  2010~2014年 csv   2000~2010年 xls   1982~1999年 xls  
 感染研・細菌第一部
チフス菌ファージ型      2013年 (更新日: 4/20/2014)
2012年 2011年 2010年 2009年 2008年
2007年 2006年 2005年 2004年 2003年
パラチフスA菌ファージ型 2013年 (更新日: 4/20/2014)
2012年 2011年 2010年 2009年 2008年
2007年 2006年 2005年 2004年 2003年

新型コロナウイルスに関するよくあるご質問

最新版はこちら

2012年12月3日

世界保健機関(WHO)

 

新型のコロナウイルスとは何ですか?

新しい種類のコロナウイルスで、これまでに人から検出されたことがありませんでした。コロナウイルスとは、ウイルスの種類の一つで、ヒトや動物に病気を引き起こすことが知られています。ヒトに罹った場合、普通の風邪を起こすものから、重症急性呼吸器症候群(SARS)まで様々な病気を起こすものが含まれます。

 

新型コロナウイルスはどんな症状を起こしますか?

確定診断された症例に共通している症状は、急性の重症な呼吸器症状で、発熱、せき、息切れや呼吸困難を伴います。これまでの臨床的な情報では、感染するとほとんどの場合に肺炎を起こします。一部の症例では腎不全や死亡をきたしました。現在のこの感染症の情報は、限られた数の症例に基づいており、追加情報と共に変わる可能性があることに留意しておく必要があります。

 

ヒトからヒトに感染しますか?

現時点では明確には分かっていません。同じ家族内で患者が発生していることから、限定的なヒトからヒトへの感染の可能性も考えられます。しかし、複数の患者が発生した家族では、家庭や職場で、同じ感染源に曝露した可能性もあります。

 

このウイルスには、どのようにして感染するのですか?

これまで、人間がこのウイルスにどのようにして感染するかは分かっていません。ウイルスの自然界での存在場所、感染につながる曝露の種類、感染する経路、臨床的な病像と経過について現在調査を行っています。

 

新型コロナウイルスに対するワクチンはありますか?

現在、ワクチンはありません。

 

新型コロナウイルスに対する治療法はありますか?

新型コロナウイルスによって起こる病気への個別の治療方法はありません。しかし、このウイルスの感染で起こる症状の多くは治療可能ですので、患者の症状に合わせて治療を行うことになります。支持療法も非常に有効と考えられます。

 

どうすれば予防できますか?

現在、どのようにして人間が感染するかは正確にはわかっていません。しかし、呼吸器感染を予防するための一般的な感染対策を取ることが賢明です。それは、症状(咳やくしゃみ)がある患者さんとの可能な限り濃厚接触を避け、手指衛生を保つことです。

 

新型コロナウイルスに感染した人は何人いますか?

世界保健機関(WHO)はこの感染症について状況を注意深く監視し、定期的に情報を発表しています。更に情報が知りたい方は以下のサイトをご覧ください(英語)。 http://www.who.int/csr/disease/coronavirus_infections/en/

 

新型コロナウイルスはどのくらい広がっていますか?

このウイルスがどの程度、広範囲に存在しているかは不明です。WHOは加盟各国に引き続き重症急性呼吸器感染症(SARI)の把握と、特にSARIや肺炎の発生状況に異常がないか注意深く検討するように奨励しています。引き続きWHOは、情報が入手され次第共有を行います。

 

医療従事者は新型コロナウイルスの感染リスクに曝されていますか?

医療従事者は医療従事者以外の方々に比べてより頻繁に様々な感染症の患者さんと接する機会があります。従って、WHOは医療従事者の方々は、常に適切な感染制御対策を実施する様に勧めます。 http://www.who.int/csr/disease/coronavirus_infections/prevention_control/en/index.html

 

新型コロナウイルスはSARSに似ていますか?

SARSは2003年に発見されたコロナウイルスの1つで、今回のウイルスと同じ大きなウイルスの種類に属しています。従って、SARSとこの新型コロナウイルスは遠縁にあたります。両方のウイルスとも重篤な感染症を引き起こしえます。しかし今分かっている情報では、両者には重要な違いがあります。なによりも、SARSウイルスがより感染伝播しやすかったことに比べて、この新型コロナウイルスはヒトの間で簡単に感染が広がる様子を示してはいません。

 

この新型コロナウイルスがコウモリ由来たというのは本当ですか?

コウモリ由来の可能性がありますが、このウイルスの由来はまだ確認されていません。

 

動物からヒトに感染しますか?もしそうならば、どの動物に注意をすればいいですか?

WHOはどのようにしてヒトがウイルスに曝露しているのか、注意深く状況を監視しています。現時点では、動物との直接接触でヒトが感染したという証拠はありません。

 

新型コロナウイルスの出現にWHOはどのような対応をとっていますか?

このウイルスの出現以来、WHOは国際保健規則に従って、加盟各国へ情報提供を行ってきました。WHOは関係各国や国際的な協力機関と協力して、地球規模の健康危機管理を調整しています。具体的には、現在までに分かっている新型コロナウイルスとヒトの感染者についての情報に基づいて、最新の状況の更新、保健当局や保健に関する専門機関へ暫定的なサーベイランス方法についての指導、患者の検査診断、感染管理、患者管理などを行っています。WHOは引き続き加盟各国および国際的な協力機関と情報が提供され次第共有していきます。

 

WHOが各国に推奨している活動は?

WHOはすべての加盟国に対して、重症急性呼吸器感染症(SARI)のサーベイランスの強化と、SARIや肺炎の発生状況に異常がないか注意深く検討するように勧奨しています。WHOは、新型コロナウイルスの感染が疑われる、あるいは確認された患者について、WHOに届け出るあるいは確認することを強くお願いしています。

 

この新型ウイルスに関して、現在WHOは渡航や貿易の制限を勧告していますか?

いいえ、出していません。WHOは、この感染症に関連して渡航や貿易が制限されるようには勧奨しておりません。WHOは、入手でき次第、最新の情報を提供していきます。

 

日本語訳:国立感染症研究所感染症情報センター

(原文) http://www.who.int/csr/disease/coronavirus_infections/faq_dec12/en/index.html

 

国立感染症研究所
実地疫学専門家養成コース 

第17期研修員募集要項

Field Epidemiology Training Program Japan (FETP-J)

1.目  的

「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」(平成10年法律第114号)」のもと、都道府県レベルでの感染症対策に関する責務がますます重要となっており、感染症の発生動向調査(サーベイランス)をより充実させるとともに、突発的な健康障害が集団発生した場合に、現地で迅速に積極的疫学調査を行う為の健康危機管理に対応できる人材の養成が必要である。
このため、国立感染症研究所に実地疫学専門家養成コースを設置し、感染症の流行・集団発生時に、迅速、的確にその実態把握及び原因究明に当たり、かつ平常時には質の高い感染症サーベイランス体制の維持・改善に貢献できる実地疫学専門家を養成することとしている。


2. 対  象

(1) 感染症対策業務に当たる医師、獣医師等

(2) 国、又は地方公共団体等において感染症対策等地域保健業務に従事している

  者、あるいは従事しようとしている者

(3) 大学等において感染症対策の専門家の養成に携わっている者、あるいは携わ

  ろうとしている者

3. 期  間

平成27年4月~平成29年3月(2年間を標準とする)

4. 内  容

国立感染症研究所で実施される初期導入コース、および感染症疫学センターのスタッフ並び米国CDC・WHO等の海外専門機関や国内機関から随時招聘される専門家による指導により、次の事項を習得させる。

(1) 感染症危機管理事例(アウトブレイク)の情報収集、リスク評価、実地疫学

  調査及び対応

(2) 感染症サーベイランスデータの分析・評価方法

(3) 感染症危機管理に関する情報の還元・発信

(4) 疫学的・統計学的研究手法

(5) 感染症危機管理についての教育経験

(6) 公衆衛生の現場で必要とされる疫学・統計学及び関連法規に関する基礎知識

(7) 感染症疫学研究に関する英文論文の作

5.研修場所

国立感染症研究所 (必要に応じ国内及び海外の感染症発生地等)

6.研修修了

所定の修了要件を満たした者については、国立感染症研究所が発行する実地疫学専門家認定書を授与する。
また、希望者はFETP開始時に東北大学や大阪大学と国立感染症研究所の連携大学院に入学し、FETP終了後も国立感染症研究所などで研究を継続する事で、東北大学医学系大学院もしくは大阪大学医学系大学院の学位(博士課程)を取得することが可能である。

7.募集人数

若干名

8.応募資格

次のすべての要件を満たしている者

(1) 実地疫学、感染症対策に熱意をもつ医師・獣医師等

(2) 原則として、医師・獣医師等の免許を有し、免許取得後3年以上経過してい

  る者

(3) 原則として、地方公共団体、大学、研究所、病院、検疫所等に現在勤務して

  いる者、又は 勤務しようとしている者

(4) 一部の講義・実習は英語で行われ、また、国外における活動も研修に含まれ

  るので、その対応が可能な者

(5) 原則として、2年以上の臨床研修あるいは3年以上の公衆衛生活動に従事し

  た経験を有する者

9.研修員の身分等

研修員は、国家公務員法に基づく職員としての身分は有せず、国立感染症研究所の協力研究員としての身分を有する。給与・諸手当は支給されず、また、宿舎は貸与されないものである。

10. 経費

感染症危機管理事例発生時の実地疫学調査に係る経費及び疫学的研究の経費は、国立感染症研究所が負担する。ただし、通常の研修期間中の滞在費及び交通費は支給しない。

11.採用スケジュール

平成26年

(第1回)

 

11月20日(木)

12月4日(木)

応募期間・書類選考

12月18日(木)

面接試験

12月25日(木)

第1回合格発表

平成27年

(第2回)

 

 

1月22日(木)

2月5日(木)

応募期間・書類選考

2月19日(木)

面接試験

2月26日(木)

第2回合格発表

4月上旬

開講・研修開始

12. 出願書類

入学願書(様式第1号)、履歴書(様式第2号)、志願調書(様式第3号)

医師、獣医師等免許証の写し、語学力資格の写し

※必ず添付の様式を使用すること。

注)様式1, 2, 3, はここからダウンロードできます(PDFファイル)。
★このPDFファイルを見るには Adobe Acrobat Reader日本語版が必要です。こちらのAdobeホームページで入手できます。

13. 提出先(照会先)

国立感染症研究所 感染症疫学センター 大石和徳

〒162-8640 東京都新宿区戸山1-23-1

Tel 03(5285)1111 内線 2501

※出願書類の提出に当たっては、封筒に「FETPJ出願書類在中」と朱書きすること。

14. 出願締切
第1回 平成26年12月4日(木)(必着)

第2回 平成27年  2月5日(木)(必着)

15. 備  考

本コースは国際的な実地疫学専門家(Field Epidemiologist) の養成コースに準拠した、厚生労働省の認定する研修である。

新型コロナウイルス(nCoV)の概要と文献に関する更新
201358日)

 

Novel coronavirus summary and literature update – as of 8 May 2013は
こちらから→

 

時間:複数回実施・所要時間30分
会場:研究所内実験区域
対象:中学生以上
 2012-laboratory

普段は入れない感染研の実験室。実際に機器を使用しているところを見学し、実験室で体験していただきます。

1回のツアー時間は、30分です。開始時間前までに、ラボ見学受付で予約をしてください。予約は、先着順になります。定員になり次第締め切らさせていただきます。


[写真]コース2で共焦点顕微鏡を操作している様子(イメージ)


コース1 電子顕微鏡で病原体の形を観察する 定員 8名/回

 第1回11:30 第2回14:00 第3回15:00

 

コース2 病原体と免疫細胞の戦いを見る 定員 5名/回

第1回11:10 第2回13:40 第3回14:40

 

コース3  病原体の遺伝子を分析する 定員 8名/回

第1回10:50 第2回13:20 第3回14:20

  


時間:複数回実施・所要時間25分
会場:C
対象:中学生以上
 

若手研究者とひざを交えて、日頃直接聞けないことを話し合えます。

このイベントは先着順です。定員になり次第参加を締切らせていただきます。ご了承ください。

 


渡士 幸一(ウイルス第二部)13:30-13:55

Watashi

 肝炎ウイルスの研究をしています。研究は"無"から"有"を生み出せる面白い仕事ですので、それを是非みなさんと分かち合いたいです。


津久井 久美子(寄生動物部)15:30-15:55

Tsukui

 寄生虫と言っても単細胞である「原虫」と呼ばれる生き物を相手に研究や検査業務をしています。家では2歳の娘の母親です。カフェでは、学術面でも、生活面で も、参加された皆さんの疑問にお答えできる場にしたいと思います。待ってまーす。


フセイン・ アリ(ウイルス第二部)14:30-14:55

Hussein

 私は古代文明と秘宝の地エジプトから来ました。肝炎ウイルスの増殖メカニズムを明らかにするため日々研究しています。


 

時間:終日
会場:D
対象:小学校以上
 
2012-gambiae
私たちの身の回りには人に寄生して害を与える寄生虫や感染症を媒介する昆虫のなかまがたくさん生息しています.D会場では,これら寄生虫や衛生害虫類をたくさん展示しますので,是非間近で接してください!!
今年はサバなどに寄生する「アニサキス」という寄生虫を実際に見ていただくことが出来ます.また,「夜刺す蚊」と「昼刺す蚊」を生きたままの姿で展示しますので,その違いを比べていただけたらと思います.さらに,マラリアやデング熱を媒介する蚊が人から吸血しているシーンを40インチ大画面で放映します.これは一見の価値ありです!!

 
時間:終日
対象:中学生以上
 
エキノコックス幼虫の頭を上からみたもの

私たちの回りには人に寄生して害を与える寄生虫や感染症を媒介する昆虫のなかまがたくさん生息しています。「標本展示」のコーナーではこれら寄生虫や衛生昆虫の固定標本や生体を展示しますので、ぜひ間近から観察してみてください!! また、マラリアやデング熱を媒介する蚊が人から吸血している様子を40インチ大画面で放映します。一見の価値ありです!!

写真:エキノコックス幼虫の頭を上からみたもの

 

時間:15:00-15:25
会場:B
対象:一般向け
 
2012-ato

 講師:阿戸 学

国立感染症研究所 免疫部第二室長

 


1992年北海道大学医学部卒業。自治医科大学附属病院で劇症型溶血性レンサ球菌感染症の臨床例を経験。英国留学を経て2004年に国立感染症研究所に着任し、2008年より現職。劇症型レンサ球菌感染症を始めとする重症細菌感染症において、なぜ精巧な免疫機構が菌を排除できないか研究し、これらの感染症対策への貢献をめざしている。


講演要旨

 

1980年代、突然のショック、発熱、手足の激痛で発症し、治療をする間もなく急速に進行して死亡するという病気が報告された。患者の血液や手足からは細菌が検出される一方、細菌と戦うはずの白血球はほとんど認められず、この疾患が新たな感染症であることが判明した。その後、世界各地で同様の報告が相次いだことから、1994年にイギリスの新聞がこの奇妙な感染症を「人食いバクテリア」とした記事を発表して、世界中に衝撃をもたらした。そのため、この病気は今でも「人食いバクテリア」として報道されるが、「人食いバクテリア」という名の細菌は存在しない。原因菌の大部分は、こどもに咽頭炎などをおこす溶血性レンサ球菌(溶レン菌)であり、環境中に存在し、胃腸炎の原因となるビブリオ・バルニフィカスやエアロモナス・ハイドロフィラなど複数の細菌も含まれる。では、咽頭炎などから劇症型感染症に進展するのだろうか。明確な答えは未だ得られていないが、最近の研究からいくつかの証拠が得られつつある。すなわち、劇症型感染を起こした溶レン菌は、咽頭炎をおこす溶レン菌と比べて、突然変異により遺伝子発現パターンが大きく変化しており、ヒトの防御機構を破壊する能力が増大する一方、伝播するために必要な能力が著しく弱くなっていた。これらに加えて、菌の侵入防御や免疫能を低下させるようなヒトの要因(外傷、糖尿病、肝臓疾患、循環障害など)が存在して初めて「人食いバクテリア」として発症すると考えられる。このことは、この感染症の発生がごく稀で、ヒト間でうつらないことを説明できる。「人食いバクテリア」の感染部位は、血流が低下しており抗菌薬が到達しにくいため、感染組織をできるだけ外科的に取り除くとともに、迅速で、かつ集中的な治療が必須である。

 
時間:16:00-16:30
会場:B
対象:中学生以上
 
Ditective熱と赤い発疹が特徴の患者さんが何人も発生!原因は何だろう?君が探偵となって原因をさぐり、さらなる広がりをおさえよう!
 
(話題提供:感染症情報センター)
 
 
 このイベントは先着順です。定員になり次第参加を締切らせていただきます。ご了承ください。
時間:14:00-14:30
会場:B
対象:中学生以上
 
RedRibbonエイズは自分には関係ない病気だと思っていませんか?日本では、エイズ の原因であるHIV(ヒト免疫不全ウイルス)の感染者が増え続けています。「クイズ感染症・エイズ編」に参加して、エイズについての正しい知識を身につけましょう。
(話題提供:エイズ研究センター)
 
 このイベントは先着順です。定員になり次第参加を締切らせていただきます。ご了承ください。
時間:終日
会場:E
対象:中学生以上
 2012-safetycab2

感染症をおこす病原体をどのように取り扱っているか、ご存知ですか?

ここでは、病原体を安全に取り扱うための実験操作の体験や、実際に使用している機器などの見学ができます。

「ラボ体験」は、自由に見学もできますが、ガイド付きコースに参加すれば体験したり説明を受けることができます。

1)ラボ体験 (ガイド付き30分: 定員5名/回)


 

2)高度封じ込め実験施設模型や機器の展示・DVD放映

2012-safetycab12012-safetycab42012-safetycab3
 
 

時間:終日
会場:A
対象:小学校以上
 
2012-papermodels
ウイルスを折り紙でつくったり、ウイルス模型や蚊の模型を組み立てよう!
 
 この模型は布施知子さんが2008年に考案された”にそう舟ユニット:ツインエッジ”をもとに、当研究所の津田良夫室長(昆虫医科学部)が製作しました
時間:15:45-16:15
対象:中学生以上
 
Ditective

パーティー参加者で、アウトブレイク発生!
感染源は何だ? アウトブレイクが広がる可能性は?
探偵になって原因を突き止め、新たな患者の発生を食い止めよう。

(話題提供:感染症疫学センター)
 
 
 このイベントは先着順です。定員になり次第参加を締切らせていただきます。ご了承ください。
時間:午前11:00-12:00
会場:B
対象:一般向け
 
2012-PDパネルディスカッション「食中毒」では、話題の食中毒を起こす病原体について、それぞれの専門家がわかりやすく解説します。
このイベントは先着順でご入場いただけます。定員になると、入場を締め切らさせていただくこともあります。お見逃しなく!
 
 

9/29(土)に開催される一般公開のタイムテーブルが完成しました!

楽しくて役に立つイベントが盛りだくさん。お楽しみに!

2012 timetable

タイムテーブルのPDFは、こちらでダウンロードできます

 

    • 入場は16:30迄です。
    • 施設内には来場者用の駐車場はございません。
    • 講演会・見学ツアーなどの一部のイベントには人数制限があり、希望者多数の場合は先着順となります。
    • 昼食時間に食堂を営業いたします(11:15-13:45)。
    • イベントの詳細や変更がありましたら、当ブログで随時お知らせする予定ですので、ご参照ください。

感染研一般公開「体験!発見!かんせんけん!!」のポスターが完成しました!

ポスターPDF ダウンロード

 

 

 

 

 

929日(土)に感染研の戸山庁舎で開催されます。

 

ご家族ご友人をお誘い合わせの上、是非ご来場ください。

 


 

 一般公開公式ブログへ戻る…

 

 

 

 

保育所、幼稚園、小学校、中学校、高等学校において休校、学年閉鎖、学級閉鎖があった場合に、その施設数を計上するとともに、当該措置を取る直前の学校、学年、学級における在籍者数、患者数、欠席者数を計上するもの。

 

 

平成24年度FETP初期導入コース

4月2日~4月27日

国立感染症研究所

印刷用ページ(pdf ファイル)
Topics 講師

4/2

(月)

午前

Introduction and administrative remarks 1000-1030

Lecture: Core activities and requirements 1030-1100

Lecture: Welcome message & FETP activities 1100-1200

FETP facilitator

FETP facilitator

FETP13th

午後

Lecture: Disease transmission and control 1330-1430

Exercise: Disease transmission and control 1430-1700

FETP facilitator

FETP facilitator

4/3

(火)

午前

Lecture: Field Epidemiology and FETP 1000-1100

Lecture: Descriptive epidemiology 1100-1200

Kobayashi (U. Washington)

Kobayashi (U. Washington)

午後

Lecture: Study design 1330-1430

Lecture: Rates, ratios, and proportions 1500-1660

Kobayashi (U. Washington)

FETP facilitator

4/4

(水)

午前

Inauqural Ceremony 1000-1100

Lecture: Measure of association 1100-1200

Kobayashi (U. Washington)

Kobayashi (U. Washington)

午後

Lecture: Nosocominal Infection 1330-1530

Ohmagari (NCMJ)

4/5

(木)

午前

Lecture: Measurement of Impact 1000-1100

Lecture: Sensitivilty & Specificity 1100-1200

FETP facilitator

FETP facilitator

午後

Exercise: Multi-state outbreak of E. coli 1330-1700

FETP13th

4/6

(金)

午前

Lecture: Principle of disease surveillance 1000-1100

Lecture: Assessment of surveillance system 1100-1200

Kobayashi (U. Washington)

Kobayashi (U. Washington)

午後 Exercise: Surveillance sytem design 1330-1700 FETP13th

 

Topics 講師

4/9

(月)

午前

Lecture: Principles of outbreak investigation 1000-1100

Lecture: Outbreak investigation 1100-1200

Kobayashi (U. Washington)

Kobayashi (U. Washington)

午後

Exercise: An outbreak of gastrointestinal illness follwing a church supper 1330-1700

FETP13th

4/10

(火)

午前

Lecture: Choice of comparison groups 1000-1100

Lecture: Sampling methods 1100-1200

FETP facilitator

FETP facilitator

午後

Exercise: Cigarette smoking and lung cancer 1300-1700

FETP13th

4/11

(水)

午前

Lecture: How to work with the media 1000-1100

Lecture: Food-borne Diseases1100-1200

Kobayashi (U. Washington)

Kobayashi (U. Washington)

午後 Lecture: TB control and prevention in Japan 1330-1500

Exercise: Introduction of mini-project 1500-1700

Ohta (JATA)

Kobayashi (U.Washington)

4/12

(木)

午前

Lecture: Vaccine-preventable diseases in Japan 1000-1200

Taya (NIID)

午後

Exercise: Measles in a divided city - Texarkana 1330-1700

FETP13th

4/13

(金)

午前

Lecture: Surveillance system in Japan 1000-1100

Lecture: Laws & regulations (infectious disease) 1100-1200

Tada (NIID)

Hayashi (MHLW)

午後 Exercise:Meningitis outbreak 1330-1500 Watanabe(NIID) 

 

Topics 講師

4/16

(月)

午前

Lecture: Law & Regulation (school health) 1000-1100

Lecture: Parasitic diseases 1100-1200

Aruga (MEXT)

Ohmae (NIID)

午後

Exercise: Mini-progect 1330-1500

Lecture: Zoonoses 1500-1600

Yamada (NIID)

4/17

(火)

午前

Lecture: Bias and causality 1000-1100

Lecture: Confounding 1100-1200

FETP facilitator

FETP facilitator

午後

Exercise: 'Slcohol'.......confounding? 1330-1700

FETP13th

4/18

(水)

午前

Lecture: Global network for communicable disease control and prevention 1000-1100

Lecture: Matching 1100-1200

FETP facilitator

FETP facilitator

午後

Lecture: Statistics for field epidemiology 1330-1430

Exercise: Preliminary presentation of mini-project 1500-1700

FETP facilitator

4/19

(木)

午前

Lecture: Bacterial diseases (VRE, MRSA, etc. ) 1000-1100

Suzuki (NIID)
午後

Lecture: Viral diseases (measles, influenza, etc. ) 1330-1530

Tashiro (NIID)

4/20

(金)

午前

Exercise: Mini-project 1000-1100

Lecture: Laws & Regulations (quarantine) 1100-1200

Matsumoto (MHLW)

午後 Lecture: Bacterial disease (EHEC, etc.) 1330-1500

Exercise: Mini-project 1500-1700

Watanabe (NIID)

 

Topics 講師

4/23

(月)

午前

Lecture: Viral diseases (polio etc .) 1000-1130

Shimizu (NIID)

午後

Lecture: Viral diseases (vector-borne) 1330-1500

Exercise: Mini-project 1500-1700

Kurane (NIID)

4/24

(火)

午前

Exercise: Mini-project 1000-1100

Lecture: Basic Statistics 1100-1200

Ohkusa (NIID)

午後

Exercose: Nosocominal Stapylococcus aureus outbreak

FETP13th

4/25

(水)

午前

Exercise: Mini-project 1000-1100

Lecture: overview of local health department 1100-1200

Nagira (FETP13th)

午後

Exercise: Mini-project 1330-1700

 

4/26

(木)

午前

Lecture: Law & Regulation (Nosocominal infection) 1000-1100

Lecture: Law & Regulations (food safety) 1100-1200

Kajino (MHLW)

Matsuoka (MHLW)

午後

Lecture: Risk assessment for food safety 1330-1500

Exercise: Mini-project 1500-1700

Kasuga (NIID)

4/27

(金)

午前 Exercise: Mini-project 1000-1200  
午後 Exercise: Presentation of mini-project 1330-1500

Closing ceremony

 

 

 初期導入研修に興味をお持ちの方は、参加申し込みフォームにご記入の上、FAXにてお申込み下さい。

麻しんは「はしか」とも呼ばれ、麻しんウイルス(Paramyxovirus 科Morbillivirus 属)によって引き起こされる感染症で、39℃前後の高熱と耳介後部から始まって体の下方へと広がる赤い発疹を特徴とする全身性疾患である。麻しんに対して免疫を持たない者が感染した場合、典型的な臨床経過としては10~12日間の潜伏期を経て発症し、カタル期(2~4日間)、発疹期(3~5日間)、回復期へと至る。一方、ヒトの体内に入った麻しんウイルスは、免疫を担う全身のリンパ組織を中心に増殖し、一過性に強い免疫機能抑制状態を生じるため、麻しんウイルスそのものによるものだけでなく、合併した別の細菌やウイルス等による感染症が重症化する可能性も生じうる。麻しん肺炎は比較的多い合併症(麻しん患者10人に1~2人)で麻しん脳炎(麻しん患者1,000人に1人)とともに2大死亡原因といわれている。さらに罹患後7~10年の期間を経て発症する亜急性硬化性全脳炎(SSPE、麻しん患者10万人に1人)などの重篤な合併症もある。また、先進国であっても麻しん患者1,000人に1人の割合で死亡する可能性がある。麻しんは接触感染、飛沫感染、空気感染(飛沫核感染)のいずれの感染経路でも感染し、発症した場合に麻しんに特異的な治療方法はない。手洗い、マスク等の感染対策も十分に効果的な予防手段とは言えず、唯一の有効な予防方法はワクチンの接種によって麻しんに対する免疫を予め獲得しておくことであり、2回のワクチン接種を受けていればまず罹らずにすむといえる。

 麻しんは、2008年の1月1日から5類の全数報告疾患に位置づけられた。2008~2010年の発生状況は、それぞれIDWR2009年第4号(https://idsc.niid.go.jp/disease/measles/idwr0904.html)、同2010年第4号(https://idsc.niid.go.jp/disease/measles/idwr1004.html)、同2011年第15号(https://idsc.niid.go.jp/disease/measles/idwr1115.html)で報告したので参照して頂きたい。

 2011年第1~52週(2011年1月3日~2012年1月1日診断のもの、2012年3月9日現在)の麻しん患者発生報告数は33都道府県(2010年から5県減少)から442例であった。これは2010年の447例(2012年3月9日現在)とほぼ同様の報告数であった。週別報告数の推移をみると、第4~6週に小さなピーク、第15~20週に大きなピークを形成していた。特に第17週と第20週は報告数が30例を超え、2009年以降、最も多い週当たりの報告数であった(図1)

 都道府県別に累積報告数をみると、東京都177例、神奈川県45例、愛知県32例、埼玉県29例、千葉県26例、広島県25例、兵庫県14例、栃木県および大阪府12例の順となっていた。2010年10月1日現在の各都道府県の人口をもとに、100万人当たりの報告数に換算すると、東京都13.45、広島県8.74、栃木県5.98、神奈川県4.97、愛知県4.32、千葉県4.18、埼玉県4.03の順であった。日本全体では、100万人当たりの報告数は3.45(2008年86.2、2009年5.72、2010年3.49)となった(図2)

 病型別累積報告数は、臨床診断例126例(28.5%)、検査診断例205例(46.4%)、修飾麻しん(検査診断例)111例(25.1%)となっており、修飾麻しんを含めた検査診断例の割合は71.5%であった。この割合は2010年(73.2%)からやや減少したが、麻しんウイルスの分離・同定またはPCR法の実施率は、2010年の8.3%(修飾麻しんを含めた検査診断例327例中27例)から、2011年は45.6%(同316例中144例)と大幅に増加した。さらに都道府県別で病型別割合をみると、多くの自治体で検査診断例が50%以上を占めていた(図3)

図1. 麻しんの週別報告数(2011年)および累積報告数(2010、2011年)

図2. 麻しんの都道府県別人口100万人当たり報告数(2011年)

図3. 麻しん報告数の都道府県別の病型別割合(2011年)

 年齢群別では0~4歳121例(27.4%)、30~34歳54例(12.2%)、5~9歳/20~24歳40例(9.0%)、25~29歳39例(8.8%)、10~14歳/15~19歳35例(7.9%)、35~39歳26例(5.9%)の順となり、20歳以上の成人層が47.7%を占めた。年齢別では、1歳52例、0歳25例、3歳17例、4歳16例で、1歳が患者発生の中心であった(図4、図5)

 麻しん含有ワクチンの接種歴別の報告数は、接種歴なし131例(29.6%)、1回接種140例(31.7%)、2回接種26例(5.9%)、接種歴不明145例(32.8%)となっており、接種歴不明が最も多く、次いで1回接種、接種歴なしの順であった(図5)。このうち、1回の接種歴のある症例の割合が多い5歳以下の症例についてみると、報告数は127例であり、このうち接種歴がある者は63例(63/127=49.6%)であった。これらのなかでワクチンの接種日と麻しんの発症日の記載があったものは41例で、うち8例は接種日から発症日までが28日以下であり、ワクチンそのものの反応も否定できない症例であった。接種歴のある63例のうち、検査診断例は40例(40/63=63.5%)、このうち、具体的な検査結果の記載があったものは21例であったが、麻しんの診断が確実と思われた症例は、PCR法で麻しんウイルス遺伝子の検出があったもの3例(3/63=4.8%)、IgM抗体価8.0以上2例(3.2%)、ペア血清での麻しん抗体価の有意な上昇(IgM抗体価1.78→8.21)1例(1.6%)の計6例(9.5%)のみであった。IgM抗体価0.89~2.89の値(伝染性紅斑などの他疾患との交差反応が指摘され、麻しんでない可能性が高いとされている)をもって「IgM抗体価陽性」と判断され、検査診断例と届出されたものが13例(20.6%)あった。

 遺伝子型の情報を得られた症例は96例あり、D4が最も多く51例(51/96=53.1%)、次いでD936例(37.5%)、D8 8例(8.3%)G3 1例(1.0%)だった。これらの遺伝子型の結果や、国外で感染した症例との疫学的関連の有無の情報をもとに、感染地域について、国外、国内①(国外例と疫学的に関連)、国内②(国外例との疫学的関連は認められなかったが、遺伝子型がD5以外のもの)、国内③(国内①、②以外)、国内または国外かの判別が困難だったもの、国内か国外か不明なものの6つに分類して、感染地域別に週別の報告数を図6に示す。第1~6週に報告された国外感染例とその関連症例は主に広島県からの報告であった1~2)。さらに、第11~26週では、遺伝子型が報告されたのは77例(D4 48例、D8 6例、D9 23例)で、D4 48例のうち46例は東京都からの報告であった3)

図4. 麻しん報告数の年齢群別割合(2011年)

図5. 麻しんの年齢別ワクチン接種歴別報告数(2011年)

図6. 麻しんの週別感染地域別報告数(2011年)

 麻しんの届出票に選択項目として記載されている合併症(肺炎、中耳炎、腸炎、クループ、脳炎)について、年齢群別報告数を表に示す。報告数は腸炎が最も多く15例(15/442=3.4%)、次いで肺炎9例(2.0%、うち1例は腸炎も併発)、中耳炎5例(1.1%)であり、クループと脳炎の報告はなかった。いずれの合併症も5歳未満の報告が多いが、20歳以上の成人での報告も計10例(腸炎7例、肺炎2例、腸炎と肺炎の併発1例)であり、20歳以上の症例全体の4.7%であった。死亡例については少なくとも届出時点では報告例はなかった。
 

   

表. 麻しんの合併症の年齢群別報告数(2011年)

   

 2011年の麻しんの報告数および年間の人口100万人当たりの報告数は2010年とほぼ同様の値であった。好発年齢については、2008年には約50%を占めていた10代は2009年以降15%程度となったが、相対的に20代以降の成人層の割合が増加し2011年には約50%を占めた。麻しんの診断は検査診断、特にPCR法による麻しんウイルスの遺伝子検出がより積極的に行われるようになり、その結果2006~2008年に流行の中心となっていた遺伝子型D5は2010年5月以降検出されていないこと、代わってヨーロッパや東南アジア諸国での流行株であるD4、D8、D9などが検出されていることがわかった。海外で感染した症例を発端に、学校や地域の流行に拡大する事例も認められ、麻しん含有ワクチンの接種率が全体として95%以下、つまり国内に麻しんの感受性者(ワクチン未接種および/または麻しん未罹患の者)が現状程度存在する状態では、今後もそのような事例が発生すると予想される。

 検査診断が積極的に行われるようになった一方、その検査結果の判断については必ずしも適切になされていないと思われる症例も散見される。2009年以降の日本の麻しん発生状況のように、麻しん症例が少なくなった(有病率が低くなった)環境では、もはや麻しんは臨床症状に基づき「一目で診断できてあたり前」の感染症ではなく「否定されるのは当たり前」、「疑っても検査診断で否定されることが珍しくない」感染症となった。検査実施にあたっては、発病日から検体採取日までの期間が適切であることが重要であり、適切な時期に実施された検査の結果については、ぜひ「最近の知見に基づく麻疹の検査診断の考え方(https://idsc.niid.go.jp/disease/measles/pdf01/arugorizumu.pdf)」等を参考にしていただき、的確な診断をしていただきたい。

 2012年度は、日本における麻しん排除達成の目標年度である。排除を達成するためには、日本国内における麻しんウイルスへの感受性者を極力なくすことが不可欠で、そのためには2回の麻しん含有ワクチン接種率を95%以上にすることが求められる。2008年4月1日から2013年3月31日までの5年間の期限付き措置として、1回しか定期予防接種(以下、定期接種)の機会がなかった年齢層のうち、第3期(中学校1年生相当年齢)、第4期(高校3年生相当年齢)の年齢の者に対する2回目の定期接種が導入された。2009年以降、20歳未満の症例の占める割合が相対的に減少したのは、このようなワクチン対策の効果ともいえる。しかし日本全体でみると、定期接種対象者の麻しん含有ワクチン接種率は90%に届いていない。従来麻しんの流行期は春から初夏であり、定期接種対象者(1歳児、小学校入学前1年間の者、中学1年生相当年齢の者、高校3年生相当年齢の者)は、すみやかに接種を受けていただきたい(自治体によっては定期接種対象者以外の小児などでも公費助成が受けられる場合がある)。また、昨年の報告症例の半分を占めた成人についても、麻しんの罹患歴がない、または不明な方で、麻しん予防接種が未接種あるいは1回のみの接種の方、予防接種歴が不明の方は、定期接種対象外であっても積極的に麻しん予防接種を受けていただきたい。特に麻しんに感染したり、感染させたりするリスクの高い医療従事者や学校・福祉関係の従事者、海外旅行を予定している者も罹患歴や接種歴が不明な場合には、積極的に接種を受けることが勧められる。

 以下に、麻しん関連情報として感染症情報センターのホームページに掲載されている主な項目とそのURLを挙げる。麻しん対策として活用いただければ幸いである。


■麻疹(はしか):https://www0.niid.go.jp/niid/ja/diseases/ma/measles.html
 1. 麻しん予防接種情報:https://idsc.niid.go.jp/disease/measles/01.html
 2. 教育啓発:https://idsc.niid.go.jp/disease/measles/02.html
 3. 発生動向:https://idsc.niid.go.jp/disease/measles/03.html
 4. 対策・ガイドラインなど:https://idsc.niid.go.jp/disease/measles/04.html
 5. 自治体等の取り組み:https://idsc.niid.go.jp/disease/measles/05.html
 6. Q&A:https://idsc.niid.go.jp/disease/measles/QA.html
 7. 関連情報:https://idsc.niid.go.jp/disease/measles/06.html

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 2011欧文発表

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2010欧文発表

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1.風疹(ふうしん)と先天性風疹症候群について

Q 1-1

風疹とはどんな病気ですか?

風疹ウイルスによっておこる急性の発疹性感染症で、流行は春先から初夏にかけて多くみられます。潜伏期間は2-3週間(平均16-18日)で、主な症状として発疹、発熱、リンパ節の腫れが認められます。ウイルスに感染しても明らかな症状がでることがないまま免疫ができてしまう(不顕性感染)人が15-30%程度いるようです。一度かかると、大部分の人は生涯風疹にかかることはありません。従来、集団生活にはいる1-9歳ころ(1-4歳児と小学校の低学年)に多く発生をみていましたが、近年は多くが成人男性となっています。風疹ウイルスは患者さんの飛まつ(唾液のしぶき)などによってほかの人にうつります。発疹のでる2-3日まえから発疹がでたあとの5日くらいまでの患者さんは感染力があると考えられています。感染力は、麻疹(はしか)や水痘(水ぼうそう)ほどは強くありません。

風疹の症状は子供では比較的軽いのですが、まれに脳炎、血小板減少性紫斑病などの合併症が、2,000人から5,000人に一人くらいの割合で発生することがあります。その点では軽視できない病気です。また、大人がかかると、発熱や発疹の期間が子供に比べて長く、関節痛がひどいことが多いとされています。一週間以上仕事を休まなければならない場合もあります。

参考:感染症の話(IDWR2001年29週)
https://idsc.niid.go.jp/idwr/kansen/k01_g2/k01_29/k01_29.html

Q 1-2

先天性風疹症候群とはどんな病気ですか?

妊婦とくに、妊娠初期の女性が風疹にかかると、胎児が風疹ウイルスに感染し、難聴、心疾患、白内障、そして精神や身体の発達の遅れ等の障がいをもった赤ちゃんがうまれる可能性があります。これらの障がいを先天性風疹症候群といいます。先天性風疹症候群をもった赤ちゃんがこれらすべての障がいをもつとは限らず、これらの障がいのうちの一つか二つのみを持つ場合もあり、気づかれるまでに時間がかかることもあります。

先天性風疹症候群がおこる可能性は、風疹にかかった妊娠時期により違いがあります。特に妊娠初めの12週までにその可能性が高いことが認められており、調査によって25-90%と幅があります。予防接種をうけることによって、成人女性なら妊娠中に風疹にかかることを予防し、または妊婦以外の方が妊婦などに風疹をうつすことを予防できます。(ただし妊娠中は風疹の予防接種をうけることはできません)

参考:感染症の話(IDWR2002年21週)
https://idsc.niid.go.jp/idwr/kansen/k02_g1/k02_21/k02_21.html

Q 1-3

日本の風疹の流行の現状はどうなっていますか?

かつてはほぼ5年ごとの周期で、大きな流行が発生していましたが、1994年(平成6年)以降は大流行はみられていません。しかし、局地的流行や小流行はみられており、予防接種を受けていない場合、発症の可能性は少なくありません。特に2002年(平成14年)からは局地的な流行がつづいて報告されており、2003年から2004年には流行地域の数はさらに増加し、例年0~1名であった先天性風疹症候群が10名報告されました。これを受けて、厚生労働科学研究班による「緊急提言」が出されました。その後、風疹の流行は一旦抑制されました。
ところが、2011年から、海外で感染して帰国後発症する輸入例が散見されるようになり、福岡県、大阪府、神奈川県等で地域流行が認められました。事業所での成人男性の集団発生も複数報告されました。
2012年は近畿地方を中心に、同時期としては全数報告が始まった2008年以降最大の患者報告数になっており、第20週現在、増加傾向が続いています。

 

2.定期予防接種とスケジュールについて

Q 2-1

風疹ワクチンとはどんなものですか。

弱毒化を行った  たね  ウイルス(弱毒株ウイルス)を培養・増殖させ、凍結乾燥したものです。弱毒株ウイルスを接種した場合、通常の風疹感染と違ってほとんど症状はでませんが、風疹ウイルスに対する免疫を得ることができます。
現在は、麻疹ワクチンと混合した麻疹風疹混合ワクチンが定期の予防接種に用いられています。

Q 2-2

風疹は、麻疹(はしか)などにくらべるとあまり重い病気ではないと聞きましたが、なぜ予防接種が必要なのですか?

風疹は小児の場合通常あまり重くない病気ですが、妊婦、特に妊娠初期の女性が風疹にかかると、胎児が風疹ウイルスに感染し、難聴、心疾患、白内障、精神運動発達遅滞などをもった、いわゆる先天性風疹症候群の児が出生する可能性があります。また、風疹にかかるとまれに脳炎、血小板減少性紫斑病、溶血性貧血などの軽視できない合併症をおこすことがあります。大人が感染した場合は発熱や発疹の期間が小児に比べて長く、関節痛がひどいことがあり、一週間以上仕事を休まなければならない場合もあります。

風疹の予防接種を行う主な目的の一つは、妊婦が風疹にかかることによって生まれてくる赤ちゃんが先天性風疹症候群の障がいをもつことのないように、またそのような心配をしながら妊娠を続けることのないように、あらかじめ予防することです。予防接種は風疹の自然感染による合併症の予防にもなり、大人が感染して重症になることも予防します。さらに、多くの人が予防接種をうけると、個人が風疹から守られるだけでなく、ほかの人に風疹をうつすことが少なくなり、社会全体が風疹から守られることになります。

Q 2-3

小児の場合、風疹の予防接種はいつ受ければよいか教えてください。

2005年度までは、「定期の予防接種」として生後12か月から90か月未満に1回風疹ワクチンが接種されていましたが、2006年度から麻疹とともに2回接種制度が導入され、1歳児(第1期)と小学校入学前1年間の幼児(第2期)に原則として、麻疹風疹混合(MR)ワクチンが接種されるようになりました。
しかし、2007年から始まった10~20代を中心とする麻疹の全国流行をうけて、「麻疹に関する特定感染症予防指針」が厚生労働省から告示され、風疹は麻疹とともに対策をとるべき疾患として、2008年度~2012年度までの5年間、第1期、第2期に加えて、中学1年生(第3期)および高校3年生相当年齢の者(第4期)に定期接種として2回目のMRワクチンを接種することになりました。
この間に接種をうけると、公費負担を受けることができ、通常無料または若干の自己負担のみで接種できます。
なお、風疹予防接種の記録は免疫の有無の確認に将来必要です。女性・男性ともに生涯大切に保管してください。

Q 2-4

男性でも風疹の予防接種は必要なのですか。

必要です。風疹は通常あまり重くない病気ですが、まれに脳炎、血小板減少性紫斑病などの軽視できない合併症をおこすことがあります。また、予防接種をうけず自然感染したときには、妊娠中のお母さんなどにうつしてしまうことがあり、大きくなってからであれば妊娠中の配偶者(妻)あるいはパートナーなどにうつすことで、生まれてくる赤ちゃんが先天性風疹症候群と診断される可能性が生じます。風疹の合併症から身を守り、家族への感染を予防し、将来自分達のこどもを先天性風疹症候群から守るためにも、男性も可能な限り早く風疹の予防接種をうけて下さい。
Q 2-5
風疹の予防接種は以前は女子中学生のみを対象に行なわれていましたが、1995年の変更は、生後12か月から90か月未満の年齢の男女小児および中学生男女になりました。なぜこの変更が行われたのでしょうか。

女子中学生のみへの予防接種では、世の中全体を風疹から守ることが十分にはできないと考えられるからです。男の子が予防接種をうけず自然感染したときには、妊娠中のお母さんなどに、大きくなってからであれば妊娠中の配偶者(妻)或いはパートナーなどに風疹をうつす可能性があります。

風疹(の合併症)から身を守り、生まれてくる赤ちゃんを先天性風疹症候群から守るためにも、男女とも可能な限り早く風疹の予防接種をうけて下さい。このために、上述のようにスケジュールの変更が行なわれました。なお、中学生男女への定期接種は、接種対象変更の際に平成15年9月までの一時的な経過措置として行われていたもので、現在定期接種としての風疹ワクチンは、1歳児(第1期)と小学校入学前1年間の幼児(第2期)、2008年度~2012年度までの5年間は、第1期、第2期に加えて、中学1年生(第3期)、高校3年生相当年齢の者(第4期)に定期接種として2回目の麻疹風疹混合ワクチンを接種することになりました。

Q 2-6

風疹予防接種をうける費用は大体いくらくらいでしょうか。

定期接種の年齢(1歳児(第1期)、小学校入学前1年間の幼児(第2期)、2008年度~2012年度までの5年間は、第1期、第2期に加えて、中学1年生(第3期)あるいは高校3年生相当年齢の者(第4期))の場合は、多くの自治体では補助をすることになっており、原則的に無料または若干の自己負担で接種できるといってよいでしょう。それ以外の年齢の場合は自己負担になるので、接種を行なっている医療機関などに問い合わせてください。料金の設定は、それぞれの医療機関で異なります。
Q 2-7

風疹の予防接種をうけると風疹にはかからないと考えてよいでしょうか。

すべての薬が100%の効果をもつとは限らないように、ワクチンの効果も100%とはいえません。これまでの報告を総合すると、風疹ワクチンを1回接種した人に免疫ができる割合は95~99%と考えられています。現在は、2回の接種が定期接種として実施されており、より高い効果が得られています。
Q 2-8

米国、韓国、オーストラリア、カナダ、ヨーロッパ諸国など、麻疹・風疹の予防接種を2回行う国が少なくないとききました。これはなぜでしょうか。

麻疹・風疹の予防接種は非常に有効な予防手段ですが、一度予防接種を受けた人に免疫がつかないことがあります。麻疹・風疹の予防接種を2回行なうことによって、これらの人にもほぼ確実に免疫を与えることができ、社会全体が麻疹・風疹に対して強い抵抗性を持つことができます。日本でも2006年度から2回接種制度が導入されており、2008年度~2012年度までの5年間は中学1年生あるいは高校3年生相当年齢の人は、定期接種として接種できます。 なお、MMRワクチン(麻しん・おたふくかぜ・風しん混合生ワクチン)を使用する国が増えています。

 

3.成人の予防接種

Q 3-1

成人女性が風疹ワクチンを受ける場合に注意することがあると聞きました。それは何でしょうか。

妊娠出産年齢の女性に風疹ワクチンを接種する場合には、妊娠していない時期(生理中またはその直後がより確実)にワクチン接種を行い、その後2ヶ月間の避妊が必要です。 風疹ワクチンは、大変安全なワクチンで、妊娠中に風疹ワクチンを接種されたため胎児に障害がでたという報告はこれまで世界的にもありませんが、その可能性は理論的にまったく否定されているというわけではありませんので、上記の注意が必要です。

Q 3-2

成人男性に予防接種を行なう必要はありますか?

これまで風疹予防接種を受けたことがない場合は、なるべく早く予防接種をうけることをお勧めします。平成23年度の感染症流行予測調査によると、30代から50代前半の男性の5人に1人は風疹の免疫を持っていませんでした。20代の男性は10人に1人は風疹の免疫を持っていませんでした。大人が風疹にかかると、発熱や発疹の期間が子供に比べて長く、関節痛がひどいことがよくみられます。一週間以上仕事を休まなければならない場合もあります。また、脳炎、血小板減少性紫斑病、溶血性貧血などの軽視できない合併症をまれにおこすことがあります。
また、男性が風疹にかかると、妊娠中の女性が近くにいた場合、風疹をうつし、その赤ちゃんが先天性風疹症候群となって生まれる可能性があります。
自分と家族、そして周りの人々を風疹とその合併症から守り、生まれてくる赤ちゃんを先天性風疹症候群から守るためにも、これまで風疹の予防接種を受けたことがない場合は、成人男性でも可能な限り早く接種をうけるようにして下さい。

Q 3-3

こどもの時に風疹にかかったと親にいわれていますが、この場合予防接種をうける必要はありますか。

すでに風疹にかかったとの記憶のある人達に血液検査を行ったところ、約半分は記憶違い、または風疹に似た他の病気にかかっていたという調査結果もあります。風疹にかかったことが血液検査などで確かめられていない場合(風疹にかかった記憶だけの場合や、医療機関を受診していても症状だけからの診断で、診断が血液検査によって確認されていない場合など)は必ずしも信頼できません。これまで風疹の予防接種をうけたことがないのなら、なるべく早く予防接種をうけることをお勧めします。
たとえあなたがこれまで風疹にかかっていたとしても、予防接種をうけることによって特別な副反応がおこるなど、問題がおこることはありません。過去に風疹に感染していても、今、予防接種を行うと風疹に対する免疫をさらに強化する効果が期待されることもあるのでより安心です。

Q 3-4

これまで風疹の予防接種を受けたという記録がありません。この場合予防接種をうけるべきなのでしょうか。

予防接種をうけたことが記録で確認されていない場合、男女ともなるべく早く接種することをお勧めします。血液検査で十分高い抗体価があることが確認された場合にはこの必要はありません。
たとえあなたがこれまで予防接種をうけていたとしても、または風疹にかかっていたとしても、再度予防接種をうけることによる特別な副反応がおこることはありません。過去に風疹の予防接種を受けていても、今予防接種を行うと風疹に対する免疫をさらに強化する効果が期待されることもあるのでより安心です。もし麻疹ワクチンを1歳以上で2回受けたことがない場合は、風疹予防と麻疹予防の両方の観点から、麻疹風疹混合ワクチンを選択することをお奨めします。

Q 3-5

風疹の予防接種の前には、まず風疹の抗体検査(風疹に対する免疫があるかどうかの検査)をうける必要があるとききましたが、2度も医療機関に行くのは時間的に大変です。

抗体検査を受け、十分高い抗体価があることが確認された場合には、予防接種を受ける必要がなくなります。しかし、抗体価が低い場合(一般にHI抗体価が16以下の場合)は予防接種が必要になります。

時間のない場合は、予防接種の前の抗体検査は必ずしも必要ありません。風疹の感染または過去の風疹の予防接種によってすでに免疫を持っている方が再度接種を受けても、特別な副反応がおこるなどの問題はありません。そのような方の場合、予防接種を行うことで風疹に対する免疫をさらに強化する効果が期待されることもあります。

Q 3-6

大人が予防接種をうけるにはどこに行けばよいのでしょうか。

まずお近くの小児科医に相談することをお勧めします。最寄りの保健所や、地域の医師会に問い合わせるのもよいでしょう。

 

4.妊娠と風疹

Q 4-1

現在妊娠がわかったばかりの妊婦ですが、これまで風疹の予防接種をうけたことがありません。家族に風疹の予防接種を受けてもらうべきでしょうか。

妊婦の家族内に、「ワクチン接種の記録」または「風疹の確実な罹患歴(症状のみからの診断ではなく、抗体検査などによって確認されたもの)」がない方がいる場合には、その方から妊婦に風疹をうつしてしまう可能性があります。これを防ぐために、家族の方は出来るだけ早く接種をうけることが勧められます。もし麻疹ワクチンを1歳以上で2回受けたことがない妊婦の家族は、風疹予防と麻疹予防の両方の観点から、麻疹風疹混合ワクチンを選択することをお奨めします。(なお、妊婦が風疹の予防接種をうけることはできません。)

Q 4-2

家族に妊婦がいる場合、風疹の予防接種を受けてもよいでしょうか。接種をうけた者から妊婦に風疹ワクチンのウイルスがうつる可能性はありませんか。

その心配はまずないと言ってよいでしょう。風疹ワクチン接種後3週間以内に、接種をうけた人ののど(咽頭)から一過性にワクチンウイルスの排泄が認められることがありますが、ワクチンウイルスが周囲の人に感染したとの確かな報告はこれまでにありません。むしろ、接種を受けていない家族が自然感染を受け、そこから妊婦が感染を受けるほうがリスクは高いと考えられます。もし麻疹ワクチンを1歳以上で2回受けたことがない妊婦の家族は、風疹予防と麻疹予防の両方の観点から、麻疹風疹混合ワクチンを選択することをお奨めします。(なお、妊婦自身は風疹の予防接種をうけることはできません。)

Q 4-3

現在妊娠初期にあります。これまで風疹にかかったかどうかはわかりませんが、風疹予防接種の接種記録は持っています。妊娠中に風疹にかかる可能性はないと考えてよいでしょうか。

予防接種をうけた記録があるので免疫をもっている可能性が高く(風疹ワクチンの効果は95-99%)、現在風疹にかかる可能性は極めて少ないと考えられます。しかし、予防接種を受けた人に免疫がつかないことがまれにあります。そのため風疹患者と密接な接触をすると、感染する可能性が完全には否定できません。念のために、妊娠初期に行なわれる風疹抗体価検査の結果をもとに、かかりつけの産婦人科医に相談してください。
Q 4-4
妊娠初期の検査で風疹抗体価が十分高くないという結果でした。妊娠中に風疹感染を予防するにはどのような注意をしたらよいでしょうか。
妊娠中とくに妊娠初期は、風疹にかかっている可能性のある人との接触は可能な限り避けてください。また、風疹にかかっても無症状の人がいます。家族の中にワクチン接種記録、または風疹の確実な罹患歴(抗体検査などによって確認されたもの)のない方がいる場合、その方は至急風疹ワクチンの接種をうけるようにしてください。もし麻疹ワクチンを1歳以上で2回受けたことがない妊婦の家族は、風疹予防と麻疹予防の両方の観点から、麻疹風疹混合ワクチンを選択することをお奨めします。詳しいことは、かかりつけの産婦人科医に相談してください。(なお、妊婦が風疹の予防接種をうけることはできません。)

 

5.予防接種の安全性

Q 5-1

風疹予防接種の副反応にはどのようなものがありますか。

2006年度から定期接種として麻疹風疹混合ワクチンが用いられるようになり、風疹ワクチンの接種者数は減少していますが、風疹ワクチンは、副反応の少ない非常に安全なワクチンの一つです。しかし、重大な副反応として、まれにショック、アナフィラキシー様症状、全身のじんましんの報告があります。また、まれに(100万人接種あたり1-3人程度)急性血小板減少性紫斑病が報告されています。
その他の副反応として、発疹、紅斑、掻痒、発熱、リンパ節の腫れ、または関節痛などをみることがあります。成人女性に接種した場合、子供に比して関節痛を訴える頻度が高いといわれています。

Q 5-2

麻しん風しん混合ワクチンと水痘ワクチンを同時に受けて問題ないでしょうか。

問題ありません。海外では、麻しん風しんおたふくかぜ混合ワクチンや、麻しん風しんおたふくかぜ水痘混合ワクチンが開発され、小児の予防接種に用いられていますが、国内では麻しん風しん混合ワクチンと水痘ワクチン、おたふくかぜワクチンは別々になっています。このようにあらかじめ混合されていない2種類以上のワクチンでも、接種する医師の判断と接種をうける者の了承のもとに同時に接種することができます(平成15年11月28日健発第1128002号厚生労働省健康局長通知「予防接種(一類疾病)実施要領」第一の18の(2))。
世界的には、可能な場合は複数の予防接種を同時に接種することが推奨されています。麻しん風しん混合ワクチンと水痘ワクチンを同時接種することには、1)別々に接種するための待ち時間がなくなり、早く免疫があたえられ、2)何度も接種をうけに行く必要がなくなるという大きな利点があります。

 

予防接種スケジュール
  (日本の小児における予防接種スケジュール)

 


〔2011年9月1日~〕
予防接種スケジュール(20歳未満の方)
日本語(2011年9月1日~)
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English (applicable after September 1, 2011)
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〔2011年11月21日~〕
乳幼児予防接種スケジュール(0~6歳)
日本語(2011年11月21日~)
   PDFをダウンロード(12ページ:1.1 MB)
English (applicable after November 21, 2011)
  ○ Download PDF

 


〔2011年~〕
予防接種スケジュール(20歳以上の方)-現在製作中
日本語
  ○ 画面で見る(GIF)
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English (applicable after April 1, 2011)
  ○ See image(GIF)
  ○ Download PDF

 


→ 過去のスケジュール一覧はこちらからご覧になれます。

 

(2013年02月08日改訂)

レジオネラ症(legionellosis)は、レジオネラ・ニューモフィラ(Legionella pneumophila)を代表とするレジオネラ属菌による細菌感染症で、その病型は劇症型の肺炎と一過性のポンティアック熱がある。レジオネラ肺炎は1976年、米国フィラデルフィアにおける在郷軍人集会(Legion)で集団肺炎として発見されたところから、legionnaires' diseaseと命名された。ポンティアック熱は、1968年に起こった米国ミシガン州Pontiacにおける集団感染事例にちなんで命名された。レジオネラ属菌は、もともと土壌や水環境に普通に存在する菌である。しかしながら、快適な生活や水資源の節約のため、エアロゾルを発生させる人工環境(噴水等の水景施設、ビル屋上に立つ冷却塔、ジャグジー、加湿器等)や循環水を利用した風呂が屋内外に多くなっていることなどが感染する機会を増やしているものと考えられる。感染症法の施行以後、検査技術の進歩とあいまって、年間約900例が報告されている。病原体に暴露された誰しもが発症するわけではなく、細胞内寄生細菌であるため、細胞性免疫能の低下した場合に肺炎を発症しやすい。

(2014年01月27日 改訂)

後天性免疫不全症候群(acquired immunodeficiency syndrome, AIDS, エイズ)は、ヒト免疫不全ウイルス(human immunodeficiency virus;HIV)感染によって生じ、適切な治療が施されないと重篤な全身性免疫不全により日和見感染症や悪性腫瘍を引き起こす状態をいう。近年、治療薬の開発が飛躍的に進み、早期に服薬治療を受ければ免疫力を落とすことなく、通常の生活を送ることが可能となって来た。とはいえ、2012年末現在、世界中で感染者が3500万人を超え、年間230万人の新規感染者と160万人のAIDSによる死亡者が発生している事実から考えると、いまだ人類が直面する最も深刻な感染症の一つと言っていい。また、自分やパートナーへの感染を予防し、且ついわれのない差別や偏見をなくすためにも、AIDS/HIV感染症に関する正確な情報を知ることは非常に重要なことである。

(2012年12月25日 改訂)

後天性免疫不全症候群(acquired immunodeficiency syndrome, AIDS, エイズ)は、ヒト免疫不全ウイルス(human immunodeficiency virus;HIV)感染によって生じ、適切な治療が施されないと重篤な全身性免疫不全により日和見感染症や悪性腫瘍を引き起こす状態をいう。近年、治療薬の開発が飛躍的に進み、早期に服薬治療を受ければ免疫力を落とすことなく、通常の生活を送ることが可能となって来た。とはいえ、世界中で感染者が3400万人を超え、毎年250万人の新規感染者と150万人以上のAIDSによる死亡者が発生している事実から考えると、いまだ人類が直面する最も深刻な感染症の一つと言っていい。また、自分やパートナーへの感染を予防し、且ついわれのない差別や偏見をなくすためにも、AIDS/HIV感染症に関する正確な情報を知ることは非常に重要なことである。

 1967年8月西ドイツ(当時)のマールブルグ(Marburg )とフランクフルト、およびユーゴスラビアのベオグラードでポリオワクチン製造および実験用としてウガンダから輸入されたアフリカミドリザルの解剖を行っ たり、腎や血液に接触した研究職員、および片づけを行った人など合わせて25 名に突如熱性疾患が発生し、7名が死亡した。

2023年3月7日現在
国立感染症研究所
(2023年3月8日 改訂)

マールブルグ病はマールブルグウイルスを原因とするウイルス性出血熱のひとつであり、別名ミドリザル出血熱(Vervet monkey hemorrhagic fever)とも呼ばれる。1967年、西ドイツ(現ドイツ)のマールブルグとフランクフルトおよびユーゴスラビア(現セルビア)のベオグラードで、ポリオワクチン製造用および実験用としてウガンダから輸入されたアフリカミドリザルの解剖にかかわった研究職員、清掃員および患者に接触した医療従事者や家族など合わせて32名が熱性疾患を発症し、7名が死亡した。この疾患は、最初に症例が確認された地名からマールブルグ病(Marburg disease)と称されるようになった。その後、アフリカのケニア、南ローデシア(現ジンバブエ)、コンゴ民主共和国、アンゴラ、ウガンダ、ギニアなどの国で症例が確認されている。自然界での宿主はオオコウモリと考えられており、洞窟などでオオコウモリの糞などに曝露した場合に感染すると推測される。

 

(2021年09月30日改訂)

ヒトに感染するコロナウイルス

ヒトに感染するコロナウイルスは、風邪の病原体として人類に広く蔓延している4種類と、動物から感染した重症肺炎ウイルス2種類が知られている。加えて2019年に発生した新型コロナウイルスは、新たに人類に定着しそうな勢いで感染拡大している。これらのコロナウイルスについて、それぞれの特徴を下に記載する(表1)。

 

Note: This agenda is provisional version (as of 5 March, 2013).

This may be changed without notice.

Some lectures will be given in English.

PDF

hp agenda1

 hp agenda2hp agenda3hp agenda4

 

Abbreviations

 

 

NIID: National Institute of Infectious Diseases

FETP: Field Epidemiology Training Program

U. Washington: University of Wasington

NIPH: National Institute of Public Health

KCIPH: Kawasaki City Institute of Public Health

JATA: Japan Anti-Tuberculosis Association

MHLW: Ministry of Health, Labour and Welfare

DG: Director General

NCGM: National Center for Global Health and Medicine

NIHS: National Institute of Health Science

MEXT: Ministry of Education, Culture, Sports, Science and Technology-Japan

 

 

 

 

 今般、国立感染症研究所内でのHIV-1,HIV-2のBSL取り扱いレベルについて協議した結果、令和元年10月1日より、下記の条件下でBSL2施設での取扱いとする。


 感染研内におけるHIV-1,2のBSL取扱いレベルの一部見直しについて

 なお、HIVの大量培養や濃縮などの実験条件での曝露後感染リスクについての知見は十分でないため取り扱いの変更は行わずBSL3での取り扱いとし、取り扱いについては別途定めるHIV取扱いマニュアルに基づくこととする。


 ヒト免疫不全ウイルス(HIV)の取り扱いに関するマニュアル

2019年10月1日
バイオリスク管理委員会

Copyright 1998 National Institute of Infectious Diseases, Japan