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エボラ出血熱とは

(2019年03月27日改訂) エボラ出血熱はエボラウイルスによる感染症であり、ラッサ熱、マールブルグ病、クリミア・コンゴ出血熱等とともに、ウイルス性出血熱(viral hemorrhagic fever:VHF)に分類される一疾患である。エボラ出血熱患者が必ずしも出血症状を呈するわけではないことから、国際的にエボラ出血熱に代わってエボラウイルス病(Ebola virus disease: EVD)と呼称されている。以後、EVDと略する。

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idwr-logochumoku 1 注目すべき感染症  ※PDF版よりピックアップして掲載しています。

◆ 海外の注目すべき感染症 (2014年5月23日)

 現在、海外ではいくつか注目すべき感染症が流行している。2012年以降、初めて探知・報告され、不明な点が多い中東の中東呼吸器症候群(MERS)や中国の鳥インフルエンザA(H7N9)などの新興感染症とともに、再流行あるいは拡大する恐れのある重篤なポリオやエボラ出血熱が、国際的に注目を浴びている。これらのウイルス性感染症に関して多くは特別な治療法は無く、ワクチンが確立しているのはポリオのみである。日本においても、これらの輸入例が発生する可能性に対して、継続的な監視、迅速な探知体制、院内感染対策の徹底、適時な情報共有などが重要である。本稿においては、直近の概要を提供することを目的とした。なお、FORTH(厚生労働省検疫所)サイトの「国・地域別情報」に国・地域別の感染症の流行状況、予防方法、体調が悪くなった場合の対応などの情報が掲載されている(http://www.forth.go.jp/destinations/index.html)。

 

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