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企業の風しん対策・感染症予防を支援する新プロジェクト~東京都の取り組み~

(IASR Vol. 37 p. 77-78: 2016年4月号)

1. はじめに

2012~2013(平成24~25)年の風しん流行では, 患者の大多数が20代~40代だった。平成24年度の感染症流行予測調査1)に基づく推計では, 風しんの免疫を持たない成人は約475万人いるとされ2), 今後も風しんの大流行が起こる可能性がある。東京都内の就業者数は約960万人であり, 企業における感染症予防および集団免疫獲得の取り組みは, 当該事業所におけるまん延防止, 地域への拡大防止につながる。

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