第2次世界大戦の頃, 軍隊を中心に市中で高熱と持続する咳嗽を主症状とする謎の肺炎が流行した。当時はMycoplasma pneumoniae(M. pneumoniae)の培養方法が確立されておらず, 謎のウイルス肺炎とされていた。M. pneumoniaeは細菌の濾過フィルターであるSeitz filterをすり抜けてしまうほど小さかったことは知る由もないためである。
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