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マイコプラズマ肺炎の知られざる歴史~Pinehurst trialsからの知見~

(IASR Vol. 45 p5-6: 2024年1月号)
 

第2次世界大戦の頃, 軍隊を中心に市中で高熱と持続する咳嗽を主症状とする謎の肺炎が流行した。当時はMycoplasma pneumoniaeM. pneumoniae)の培養方法が確立されておらず, 謎のウイルス肺炎とされていた。M. pneumoniaeは細菌の濾過フィルターであるSeitz filterをすり抜けてしまうほど小さかったことは知る由もないためである。

Copyright 1998 National Institute of Infectious Diseases, Japan