2024年第4週(第4号)

  pdficons  ダウンロード(33p/1.1MB)

(1月22日~1月28日) 発生動向総覧/感染症関連情報〔病原体情報/海外感染症情報/その他〕〔2024年2月9日発行〕
※2015年からのIDWRの変更についてはこちらから。

 

更新  2024.2.6 第4週(1/22~1/28)データを掲載しました。

※次回の第5週の更新は2月13日(火)です。

※2015年からはCSVデータのみの更新となります。

2015年からのIDWRの変更についてはこちら から。


*データは報告数集計の速報値として公開するものであり、後日感染症発生動向調査 週報 、さらには確定データとしての年報において修正される場合があります。また発生動向に関するコメント、その他詳細についても週報をご参照ください。

 

■全数把握疾患、報告数、累積報告数、都道府県別

一~五類感染症の全数把握疾患についての各週の報告数、および当年第1週からの累積報告数です。
※累積報告数は再集計されています。

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第4週

■定点把握疾患(週報告)、報告数、定点当たり報告数、都道府県別
五類感染症のうち週単位で報告される定点把握疾患の報告数、および定点当たり報告数です。
DL-csv

第4週

■定点把握疾患(週報告)、累積報告数、定点当たり累積報告数、都道府県別
五類感染症のうち週単位で報告される定点把握疾患の、当年第1週からの累積報告数、および定点当たり報告数です。
※累積報告数は再集計されています。
DL-csv

第4週

■疾病毎定点当たり報告数 ~過去10年間との比較~
五類感染症のうち週単位で報告される定点把握疾患の過去10年間の定点当たり報告数です。
DL-csv

第4週

■定点把握疾患(週報告)、(1週から当該週まで)報告数・定点当り報告数
五類感染症のうち週単位で報告される定点把握疾患の、当年1週から当該週までの各週の報告数、および定点当たり報告数です。
※報告数・累積報告数は再集計されています。
DL-csv

第4週

■動物疾患、報告数、累積報告数、都道府県別
獣医師が届出を行う感染症と対象動物についての各週の報告数、および当年第1週からの累積報告数です。
※累積報告数は再集計されています。
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第4週

2024年第3週(第3号)

  pdficons  ダウンロード(32p/1.1MB)

(1月15日~1月21日) 発生動向総覧/感染症関連情報〔病原体情報(速報記事)/海外感染症情報/その他〕〔2024年2月2日発行〕
※2015年からのIDWRの変更についてはこちらから。

 

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神奈川県衛生研究所における肺炎マイコプラズマの検査法および薬剤感受性試験について

(IASR Vol. 45 p3-4: 2024年1月号)
 

肺炎マイコプラズマ(Mycoplasma pneumoniae: M. pneumoniae)の培養は時間を要し, 操作も煩雑なことから検査を実施している施設は少ない。神奈川県衛生研究所(以下, 当所)では, これまで分離培養および菌株収集を行ってきた。今回, 一例として当所で実施している検査法を紹介する。各検査法の詳細は国立感染症研究所のウェブページに掲載の「肺炎マイコプラズマ(Mycoplasma pneumoniae)検査マニュアル1)」(以下, 感染研マニュアル)およびその他の参考文献を参照されたい。なお, 当所で使用している培地の組成については, 岡崎らの方法に準拠しており, 下に示した2)

 

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肺炎マイコプラズマの病原性因子

(IASR Vol. 45 p4-5: 2024年1月号)
 

Mycoplasmoides pneumoniaeMycoplasma pneumoniae: M. pneumoniae)は肺炎マイコプラズマと呼ばれ, マイコプラズマ肺炎の起因菌である。M. pneumoniaeは飛沫感染により体内に侵入すると, 呼吸器の上皮細胞表面で増殖し, 上皮細胞の破壊・炎症を誘導する。マイコプラズマは他の病原性細菌と異なり, 外毒素やプロテアーゼなどの酵素の産生に乏しく, 病原性因子については不明な点も多かったが, 近年解析が進んできている。以下, M. pneumoniaeの病原性因子について解説する(図1)。

 

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マイコプラズマ肺炎の知られざる歴史~Pinehurst trialsからの知見~

(IASR Vol. 45 p5-6: 2024年1月号)
 

第2次世界大戦の頃, 軍隊を中心に市中で高熱と持続する咳嗽を主症状とする謎の肺炎が流行した。当時はMycoplasma pneumoniaeM. pneumoniae)の培養方法が確立されておらず, 謎のウイルス肺炎とされていた。M. pneumoniaeは細菌の濾過フィルターであるSeitz filterをすり抜けてしまうほど小さかったことは知る由もないためである。

Copyright 1998 National Institute of Infectious Diseases, Japan