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腸チフスはチフス菌(Salmonella Typhi)の感染によって起こる全身性感染症であり、通常は8~14日間の潜伏期の後、徐々に発症する。発熱が主症状で、悪寒を伴いながら階段状に体温が上昇し、稽留熱となる。また、比較的徐脈(高熱のわりに脈拍数が増えない)、バラ疹(高熱時に出現して数時間で消える)、肝脾腫が認められる。成人では下痢よりも便秘の頻度が高い。合併症として腸出血が十数%に認められる。重症度は軽症から重症まで様々である。感染可能な期間は、菌の排出が続く発症から回復期の間である。抗菌薬の内服を行わなかった患者の約10%では、発症後3カ月間菌の排泄が認められる。胆のうへの感染が持続しキャリアとなる症例は約2~5%である。また、抗菌薬の使用状況にもよるが、15~20%の患者で再燃することがある1)。
医療機関において、持続した発熱やその他特有な症状を呈して受診した患者を診察した医師は、鑑別診断のために腸チフスも念頭に置き、渡航歴に関する問診や検査の依頼を行う必要がある。また、保健所等において、国内感染例として届け出られた症例については、感染源に関する注意深い疫学調査が必要である。分離菌の解析は重要な情報を示唆する場合がある。渡航歴に加え、場合によっては同一株による広域発生の可能性も疑い、食品喫食歴の情報収集には工夫することが望ましい3)。 チフス菌の感染はパラチフス菌(Salmonella Paratyphi A)と同様にヒトに限って起こり、患者および無症状病原体保有者の糞便と尿、それらに汚染された食品、水、手指が感染源となり、経口的に感染する。海外の腸チフスの高リスク地域に渡航する者に対しては予防策としてワクチンが用いられることがあるが、基本的な感染の予防は、徹底した手洗い(食物を扱う前やトイレの後など)である。
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ブタの日本脳炎抗体保有状況 -2013年速報第13報-(2013年10月11日現在) |
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日本脳炎は,日本脳炎ウイルスに感染したヒトのうち数百人に一人が発症すると考えられている重篤な脳炎である1)。ヒトへの感染は,日本脳炎ウイルスを媒介する蚊(日本では主にコガタアカイエカ)が日本脳炎ウイルスに感染したブタを吸血し,その後ヒトを刺すことにより起こる。 1960年代までは毎年夏から秋にかけて多数の日本脳炎患者が発生しており2),3),ブタの感染状況から日本脳炎ウイルスが蔓延している地域に多くの患者発生がみられた。当時,Konnoらは調査したブタの半数以上が日本脳炎ウイルスに感染していると,約2週間後からその地域に日本脳炎患者が発生してくると報告している4)。現在では,日本脳炎ワクチン接種の普及や生活環境の変化等により,ブタの感染状況と患者発生は必ずしも一致しておらず,近年における日本脳炎患者報告数は毎年数名程度である。しかし,ブタの抗体保有状況から日本脳炎ウイルスが蔓延あるいは活動していると推測される地域では,ヒトへの感染の危険性が高くなっていることが考えられる。 感染症流行予測調査事業では,全国各地のブタ血清中の日本脳炎ウイルスに対する抗体を赤血球凝集抑制法(HI法)により測定することで,日本脳炎ウイルスの蔓延状況および活動状況を調査している。前年の秋以降に生まれたブタが日本脳炎ウイルスに対する抗体を保有し,さらに2-メルカプトエタノール(2-ME)感受性抗体(IgM抗体)を保有している場合,そのブタは最近日本脳炎ウイルスに感染したと考えられる。下表は本年度の調査期間中におけるブタの抗体保有状況について都道府県別に示しており,日本脳炎ウイルスの最近の感染が認められた地域を青色,それに加えて調査したブタの50%以上に抗体保有が認められた地域を黄色,調査したブタの80%以上に抗体保有が認められた地域を赤色で示している。 本速報は日本脳炎ウイルスの感染に対する注意を喚起するものである。また,それぞれの居住地域における日本脳炎に関する情報にも注意し,日本脳炎ウイルスが蔓延あるいは活動していると推測される地域においては,予防接種を受けていない者,乳幼児,高齢者は蚊に刺されないようにするなど注意が必要である。 本年度の日本脳炎定期予防接種は,第1期(3回)については標準的な接種年齢である3~4歳および第1期接種が完了していない小学1~4年生(年度内に7~10歳:2003~2006年度生まれ),第2期(1回)については高校3年生相当年齢(年度内に18歳:1995年度生まれ)に積極的勧奨が行われているが,それ以外でも日本脳炎ウイルスの活動が活発な地域に居住し,接種回数が不十分な者は日本脳炎ワクチンの接種が望まれる。なお,日本脳炎の予防接種に関する情報については以下のサイトから閲覧可能である。 【 国立感染症研究所HP / 厚生労働省HP 】 |
抗体保有状況 (地図情報) 抗体保有状況 (月別推移) |
HI抗体 | 2-ME 感受性 抗体 |
都道府県 | 採血 月日 |
HI抗体 陽性率 ※1 |
2-ME感受性 抗体陽性率 ※2 |
コメント |
◎ 5/27 |
◎ 6/24 |
沖縄県 | 9/17 | 10% (2/20) |
50% (1/2) |
HI抗体陽性例はすべて抗体価1:40以上であり、そのうち1頭から2-ME感受性抗体が検出された。 |
◎ 8/5 |
◎ 8/5 |
鹿児島県 | 9/9 | 55% (11/20) |
40% (4/10) |
HI抗体陽性例のうち10頭は抗体価1:40以上であり、そのうち4頭から2-ME感受性抗体が検出された。 |
◎ 7/8 |
◎ 7/8 |
宮崎県 | 9/9 | 27% (3/11) |
0% (0/3) |
HI抗体陽性例はすべて抗体価1:40以上であったが、2-ME感受性抗体は検出されなかった。 |
◎ 8/12 |
◎ 8/23 |
大分県 | 9/13 | 100% (10/10) |
0% (0/10) |
HI抗体陽性例はすべて抗体価1:40以上であったが、2-ME感受性抗体は検出されなかった。 |
◎ 8/6 |
◎ 8/6 |
熊本県 | 9/10 | 100% (20/20) |
10% (2/20) |
HI抗体陽性例はすべて抗体価1:40以上であり、そのうち2頭から2-ME感受性抗体が検出された。 |
◎ 7/2 |
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長崎県 | 7/23 | 100% (10/10) |
0% (0/1) |
HI抗体陽性例のうち1頭は抗体価1:40以上であったが、2-ME感受性抗体は検出されなかった。 |
◎ 8/7 |
◎ 8/7 |
佐賀県 | 9/18 | 100% (10/10) |
0% (0/10) |
HI抗体陽性例はすべて抗体価1:40以上であったが、2-ME感受性抗体は検出されなかった。 |
◎ 7/23 |
◎ 7/23 |
福岡県 | 9/3 | 100% (10/10) |
0% (0/10) |
HI抗体陽性例はすべて抗体価1:40以上であったが、2-ME感受性抗体は検出されなかった。 |
◎ 6/25 |
◎ 6/25 |
高知県 | 9/17 | 80% (8/10) |
0% (0/8) |
HI抗体陽性例はすべて抗体価1:40以上であったが、2-ME感受性抗体は検出されなかった。 |
◎ 7/9 |
◎ 7/23 |
愛媛県 | 9/17 | 100% (10/10) |
20% (2/10) |
HI抗体陽性例はすべて抗体価1:40以上であり、そのうち2頭から2-ME感受性抗体が検出された。 |
◎ 7/4 |
◎ 7/4 |
徳島県 | 9/20 | 100% (10/10) |
22% (2/9) |
HI抗体陽性例のうち9頭は抗体価1:40以上であり、そのうち2頭から2-ME感受性抗体が検出された。 |
◎ 8/28 |
◎ 8/28 |
広島県 | 9/11 | 70% (7/10) |
71% (5/7) |
HI抗体陽性例はすべて抗体価1:40以上であり、そのうち5頭から2-ME感受性抗体が検出された。 |
◎ 8/2 |
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島根県 | 9/13 | 0% (0/10) |
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◎ 7/3 |
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鳥取県 | 8/13 | 100% (10/10) |
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HI抗体陽性例はすべて抗体価1:40未満であった。 |
◎ 8/20 |
◎ 8/20 |
兵庫県 | 9/17 | 30% (3/10) |
67% (2/3) |
HI抗体陽性例はすべて抗体価1:40以上であり、そのうち2頭から2-ME感受性抗体が検出された。 |
◎ 8/5 |
◎ 8/5 |
三重県 | 9/10 | 60% (6/10) |
33% (2/6) |
HI抗体陽性例はすべて抗体価1:40以上であり、そのうち2頭から2-ME感受性抗体が検出された。 |
◎ 8/20 |
◎ 9/2 |
愛知県 | 9/17 | 50% (5/10) |
60% (3/5) |
HI抗体陽性例はすべて抗体価1:40以上であり、そのうち3頭から2-ME感受性抗体が検出された。 |
◎ 8/19 |
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静岡県 | 9/25 | 20% (2/10) |
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HI抗体陽性例のうち1頭は抗体価1:40以上であった。 |
◎ 9/18 |
◎ 9/25 |
石川県 | 9/25 | 20% (2/10) |
100% (2/2) |
HI抗体陽性例はすべて抗体価1:40以上であり、2-ME感受性抗体も検出された。 |
◎ 7/16 |
◎ 9/17 |
富山県 | 9/24 | 15% (3/20) |
67% (2/3) |
HI抗体陽性例はすべて抗体価1:40以上であり、そのうち2頭から2-ME感受性抗体が検出された。 |
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新潟県 | 9/9 | 0% (0/10) |
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◎ 7/30 |
◎ 9/10 |
神奈川県 | 9/24 | 35% (7/20) |
29% (2/7) |
HI抗体陽性例はすべて抗体価1:40以上であり、そのうち2頭から2-ME感受性抗体が検出された。 |
◎ 9/5 |
◎ 9/5 |
千葉県 | 9/26 | 30% (3/10) |
0% (0/3) |
HI抗体陽性例はすべて抗体価1:40以上であったが、2-ME感受性抗体は検出されなかった。 |
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埼玉県 | 9/4 | 0% (0/10) |
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◎ 7/30 |
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群馬県 | 9/6 | 0% (0/10) |
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栃木県 | 9/24 | 0% (0/14) |
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茨城県 | 9/24 | 0% (0/10) |
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◎ 8/27 |
◎ 8/27 |
福島県 | 9/24 | 30% (3/10) |
100% (3/3) |
HI抗体陽性例は抗体価1:10(1頭)、1:20(2頭)であり、いずれも2-ME処理により抗体価1:10未満となった。 |
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秋田県 | 9/26 | 0% (0/10) |
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◎ 8/20 |
◎ 8/20 |
宮城県 | 9/24 | 0% (0/20) |
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調査期間中に調査したブタのHI抗体陽性率が80%を超えた地域 | ||||||
調査期間中に調査したブタのHI抗体陽性率が50%を超え,かつ2-ME感受性抗体が検出された地域 | ||||||
調査期間中に調査したブタから2-ME感受性抗体が検出された地域 | ||||||
◎ | 調査期間中に調査したブタからHI抗体あるいは2-ME感受性抗体が検出されたことを示し、日付は今シーズンで初めて検出された採血月日を示す | |||||
※1 HI抗体は抗体価1:10以上を陽性と判定した。 ※2 2-ME感受性抗体は抗体価1:40以上(北海道・東北地方は1:10以上)の検体について検査を行い,2-ME処理を行った血清の抗体価が未処理の血清と比較して,3管(8倍)以上低かった場合を陽性,2管(4倍)低かった場合を疑陽性,不変または1管(2倍)低かった場合を陰性と判定した。なお,2-ME未処理の抗体価が1:40(北海道・東北地方は1:10あるいは1:20も含む)で,2-ME処理後に1:10未満となった場合も陽性と判定した。 |
1. | Southam, C. M., Serological studies of encephalitis in Japan. II. Inapparent infection by Japanese B encephalitis virus. Journal of Infectious diseases. 1956. 99: 163-169. |
2. | 松永泰子,矢部貞雄,谷口清州,中山幹男,倉根一郎. 日本における近年の日本脳炎患者発生状況-厚生省伝染病流行予測調査および日本脳炎確認患者個人票(1982~1996)に基づく解析-. 感染症学雑誌. 1999. 73: 97-103. |
3. | 新井 智,多屋馨子,岡部信彦,高崎智彦,倉根一郎. わが国における日本脳炎の疫学と今後の対策について. 臨床とウイルス. 2004. 32(1): 13-22. |
4. | Konno, J., Endo, K., Agatsuma, H. and Ishida, Nakao. Cyclic outbreaks of Japanese encephalitis among pigs and humans. American Journal of epidemiology. 1966. 84: 292-300. |
国立感染症研究所 感染症疫学センター/ウイルス第一部 |
(掲載日 2013/10/11)
2012~2013年にかけ、関東・関西を中心に全国各地で発生した風疹流行は、2008年以来最大の規模であっただけでなく、20~40代の男性が約6割、20代女性が約1割を占め、妊娠子育て世代の成人が多いという特徴があり、先天性風疹症候群(CRS)のリスクが懸念される深刻な流行となっている1,2)。島根県では、過去6年間、風疹の発生届出は少なく、大きな流行は認めていなかった。島根県雲南保健所管内では、2012年9月に成人男性1例の報告があるのみであった。
今回我々は、島根県雲南保健所管内X保育園において発生した風疹アウトブレイクに対応したので、ここに報告する。2013年4月2日に発病した麻しん風しん混合ワクチン(以下、MRワクチン)接種歴の無い1歳男児患者を発端に、X保育園で感染が拡大し、24人の風疹ウイルス感染発病者(園児16人、保育園職員1人、家族7人)と6人の不顕性感染者(全員園児)の合計30人の風疹ウイルス感染者が発生した。全例合併症なく回復した。
22人の園児感染者のうち、発熱、発疹、リンパ節腫脹等何らかの症状を呈した者(有症者)が16人、他の6人は無症状(不顕性感染)であった。診断の確定は、咽頭ぬぐい液検体等によるRT-PCR法、または血清風疹抗体価によった。有症者のうち4人が全身性発疹と発熱を有する典型的な風疹症状を呈したが、12人は発疹のみか、発熱と体の一部のみの発疹で非典型的な症状であった。
保健所の指導のもとX保育園では、毎日積極的に全身を観察し、発疹を認めた場合は速やかに隔離し、医療機関への受診を保護者に依頼した。また、MRワクチン定期予防接種の1期および2期接種の時期にあり、未接種の者にはワクチン接種勧奨を行った。本アウトブレイクは、6月6日発病の2症例を最後に、最大潜伏期の2倍にあたる6週間以上新たな発生がなく、終息が確認された。
園児感染者の多くがMRワクチン既接種者であったため、ワクチン効果の調査として血清学的評価と疫学的評価を行った。ワクチン接種者の血清抗体陽性率は、クラスに関係なく従来報告されているワクチン効果に劣らない効果が示された。感染防御に関しては、2歳以上のクラスでは良好な効果が認められたが、1歳児クラスに限っては、十分な抗体応答があったにもかかわらず、感染防御効果は十分ではなく、MRワクチン1回接種では感染防御効果に限界があった可能性が示唆された。その原因は確定されなかったが、低年齢園児における舐める、咥える等の濃厚接触に伴うウイルス曝露量と関連している可能性が考えられた。
本事例は終息したものの、今後、他の保育園においても、同様の風疹アウトブレイクが発生する可能性がある。保育園における風疹発生はコントロールが容易でなく、職員や家族には多くの妊婦がいることから、CRSの危険性も少なくない。CRSの発生を予防するには、保育園において、日頃から園児および職員のMRワクチン接種の推奨・確認等を実施するのはもちろんのこと、周囲のすべての者が風しんの抗体を保有し、風疹ウイルスを保育園に持ち込まないようにすることが必要である。また、今後風しんの予防接種の接種方法等について検討を行い、総合的な風しん対策を強化していく必要がある。
参考文献
1) Tanaka-Taya K, et al., Nationwide Rubella Epidemic-Japan, 2013, MMWR 62(23): 457-462, 2013
2) 国立感染症研究所, 風疹流行および先天性風疹症候群の発生に関するリスクアセスメント第二版(2013年9月30日)
http://www.niid.go.jp/niid/ja/diseases/ha/rubella.html
島根県健康福祉部
三輪紗映 柳 俊徳 桐原祥修 中川昭生
島根県雲南保健所
常松基子 熱田純子 冨金原央嗣 廣江純一郎 福澤陽一郎
島根県保健環境科学研究所
飯塚節子 和田美江子 木内郁代 大城 等
国立感染症研究所
実地疫学専門家養成コース(FETP) 伊東宏明 金山敦宏
感染症疫学センター 中島一敏 松井珠乃 多屋馨子 大石和徳
ウイルス第三部 大槻紀之 岡本貴世子 坂田真史 森 嘉生
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