薬剤耐性研究センター 第四室
第四室では薬剤耐性菌による感染症の流行・集団発生時の疫学調査および感染症流行の制御に関する研究を担当している。メンバー
- 室長 山岸拓也
- 主任研究官 黒須一見
- 研究員 中下愛実(併任)
活動内容
【New】
医療施設における薬剤耐性病原体アウトブレイクの対応(2024年4月8日更新)
カンジダ・アウリスの臨床・院内感染対策マニュアル(2023年11月17日更新)
バンコマイシン耐性腸球菌(VRE)発生時のラウンドチェックリスト(2023年11月30日更新)
ガイドライン等資料公開
薬剤耐性研究センター第四室が作成に関わった資料です。
・医療施設における薬剤耐性病原体のアウトブレイクへの対応(日本語版)【PDF】
・介護現場における感染対策の手引き_第3版【PDF】
厚生労働省老健局) 掲載日2023年9月25日
過去の手引きを含めた資料はこちらから
介護事業所等向けの新型コロナウイルス感染症対策等まとめページ
・新型コロナウイルス感染症に対する感染管理
国立感染症研究所、国立国際医療研究センター国際感染症センター
推奨終了2023年3月29日
・エムポックス患者とエムポックス疑い例への感染予防策
国立感染症研究所、国立国際医療研究センター国際感染症センター
掲載日2022年6月15日 一部改正2023年5月26日
・障害福祉サービス施設・事業所職員のための感染対策マニュアルについて




・障害福祉サービス事業所等における業務継続ガイドライン等について
厚生労働省社会・援護局傷害保健福祉部 掲載日2022年12月
障害福祉サービス事業所等における業務継続ガイドライン 【PDF】
・新型コロナウイルス感染症により亡くなられた方及びその疑いがある方の処置、搬送、葬儀、火葬等に関するガイドライン
厚生労働省、経済産業省 掲載日2023年6月14日(第4.1版)
新型コロナウイルス感染症により亡くなられた方及びその疑いがある方の処置、搬送、葬儀、火葬等に関するガイドライン 【PDF】
新型コロナウイルス感染症により亡くなられた方及びその疑いがある方の処置、搬送、葬儀、火葬等に関するガイドライン 新旧 【PDF】
6月14日修正内容 【PDF】
情報共有シート 【Word】
・令和5年度院内感染対策講習会
院内感染対策等の業務を実施する行政機関(特に保健所)向け講習会
(厚生労働省委託事業、日本環境感染学会)
講習会3 2.医療機関におけるアウトブレイクの発生時に必要な支援
(動画) (講義スライド[3.8MB]) (テキスト[516KB])
動画を選択すると厚生労働省動画チャンネル(YouTube)に移動します。
・バンコマイシン耐性腸球菌(VRE)発生時のラウンドチェックリストについて
VRE患者が発生した、アウトブレイクが起きた際に施設内で、あるいは自治体の方が施設訪問時に使用できるチェックリストです。
Structure編とPractice編があります。
「はじめにおよみください」をご覧いただき、ご活用ください。
↓下記よりダウンロード ※本チェックリストの無断転載・転用を禁じます。
VRE調査ラウンドチェックリスト2023ver.1【Excel】
・カンジダ・アウリスの臨床・院内感染対策マニュアル
【Link】(感染対策支援サービスのページに移動します)
AMRRC第4室問い合わせ窓口
AMRRC第4室問い合わせ窓口を開設いたしました。
主に自治体、保健所の方で薬剤耐性菌アウトブレイク等に関する相談をお受けします。
下記アドレスより、所属名、連絡先(メールアドレス)、相談内容を記載しご連絡ください。
amr-rc4あっとnih.go.jp (あっとを@に変更してご使用ください)
研修
1.国内
1)第11回医療疫学講習会 (2023年7月1日→終了しました)[Link]
「アウトブレイク調査の基本~演習を通じて」を担当し、バンコマイシン耐性腸球菌のアウトブレイク事例をベースとしたケーススタディを行いました。
2)令和5年度 感染症集団発生対策研修 国立保健医療科学院(2023年9月→担当講義終了しました)[Link]
FETPと第四室スタッフが、「アウトブレイクにおける実地疫学調査(ケーススタディ)」 を担当し、薬剤耐性緑膿菌アウトブレイクを題材としたケーススタディを行いました。
2.海外
1)WPRO(WHO Western Pacific Region) 主催研修への参画 AMR outbreak response ToT workshop, 2023年2月13-14日 in Siem Reap Cambodia
2023年2月13日‐14日にSiem Reap(Cambodia)で開催されたWPRO(WHO Western Pacific Region:WHO西太平洋地域事務局)主催のworkshopに薬剤耐性研究センター第四室スタッフ3名が講師として参加しました。
workshopの目的は、①アウトブレイク調査の必須事項を学び、記述疫学を活用して医療施設におけるAMRアウトブレイク対応の能力を強化すること、②カンボジアにおける実地疫学研修プログラムなどの能力開発プログラムに、今回の研修をどのように組み込むかについて議論することが挙げられます。
参加者はカンボジア国内8病院の医師、感染管理担当者、検査技師など40名と保健省の公衆衛生専門家5名の計45名で、1日半の研修ではアウトブレイク対応の10ステップに関する講義とグループワーク(症例定義、line-listやepi curveの作成、記述疫学の発表)を実施しました。
2)WPRO(WHO Western Pacific Region)主催研修への参画
AMR Outbreak Response in Hospital Settings Train-The-Trainer Workshop, Malaysia 2023年9月4-6日 in Putrajaya [WHO Newsroom]
2023年9月4日‐6日にPutrajaya(Malaysia)で開催されたWPRO(WHO Western Pacific Region:WHO西太平洋地域事務局)主催のworkshopに薬剤耐性研究センター第四室スタッフがアドバイザーとして参加しました。
workshopの参加者は、マレーシア全土の病院の感染症医、感染管理看護師など約60名で、①アウトブレイク調査の必須事項を学び、記述疫学を活用して医療施設におけるAMRアウトブレイク対応の能力を強化すること、②マレーシアにおける実地疫学研修プログラムなどの能力開発プログラムに、今回の研修をどのように組み込むかについて議論すること、の2つを主な目的とし、講義やケーススタディを実施しました。
国際会議
2022年
Workshop on public health response to AMR-related outbreaks in healthcare settings
医療現場におけるAMR関連アウトブレイクへの公衆衛生対応に関するワークショップ 2022年11月29-30日 戸山サンライズ
大韓民国、シンガポール、マレーシア、ベトナム、台湾、モンゴル、オーストラリア、ブルネイ王国、日本の9カ国から40名(オブサーバーを含む)の参加がありました。本会議では、1)医療現場におけるAMRアウトブレイクへの公衆衛生対応の経験を保健所、地方自治体、国家研究対応チーム、国際期間など様々なレベルで共有する、2)医療現場におけるAMR関連アウトブレイクへの公衆衛生対応に関するガイダンス文書を作成することを目的とし、①医療現場でのAMR事象の調査とアウトブレイク対応に外部からの支援が必要な状況、②公衆衛生当局が公衆衛生対応を発動する時期と方法、③医療現場におけるAMR事象に対する公衆衛生当局の可能な対応の3つの課題に関し、ワーキンググループでの討議を行い、医療現場におけるAMR事象のリスク評価と対応のためのガイダンス文書の作成を行いました。