国立感染症研究所


ライム病検査について

 

国立感染症研究所・細菌第一部・第4室では、ライム病などのボレリア感染症の病原体診断を行うことが出来ます。

検査の対象 (平成12年5月8日 健医感発第43号)

 

  • 地方衛生研究所において実施不可能な検査で特に病原体の分離同定を必要とする検査
  • 感染症発生に際し、特に結核感染症課長が実施を指示した検査

 

平成12年5月8日 健医感発第43号

病原体診断項目

(1) ライム病ボレリア抗体検査

検査内容:イムノブロット法による抗ボレリアIgM, IgG抗体の検索
検査材料:血清、髄液
検査に必要な血清、髄液量:0.1ml
検査必要日数:2日間。検体到着翌週の月曜日に検査を開始、火曜日に結果判定。
検体の送付方法:検体送付用のボックス(UN規格準拠)を使用し、冷蔵、もしくは冷凍にて送付。
感染早期が疑われる場合、ペア血清(発症時血清および3-4週間後の回復期血清)による抗体検査を可能な限りお願い致します。これは感染早期では十分な抗体上昇が見られないため偽陰性を生じるためです。慢性期と考えられる場合には、1点での抗体検査でも可能です。
<参考情報>
北海道のライム病の実情
感染症に基づく医師及び獣医師の届出について

(2) 病原体分離培養、PCR法によるボレリアDNA検出

刺咬マダニ、患部皮膚組織、体液(髄液、関節腔液)からの病原体検出が可能です。
無菌的に採取した皮膚組織などは、滅菌生理食塩水を含ませた滅菌ガーゼにくるみ、4℃(冷蔵)にて当所まで送付ください。病原体培養、DNA検出が可能です。通常皮膚組織は5mm3程度あれば、試験が実施可能です。
刺咬マダニは密封容器にいれ、ろ紙などにわずかな水分を含ませ乾燥を防ぐようにして4℃(冷蔵)で送付願います。
採取した体液(髄液、関節腔液など)は、
1)-80℃以下にて凍結しドライアイス梱包にて送付、もしくは
2)4℃(冷蔵)にて送付頂ければ、病原体培養、DNA検出が可能です。
採取後一時的にでも、-20℃にて保存した体液は病原体が死滅している可能性が高いため病原体培養には適していません。

検査の依頼方法

行政検査による検査依頼が必要です。行政検査は各地方衛生研究所の所長等の依頼により実施されます(平成19年11月26日健感発第1126002号)。
詳しくは、所轄の地方衛生研究所もしくは保健所へお問い合わせください。
全国の地方衛生研究所
全国の保健所
平成19年11月26日健感発第1126002号

検査の送付に関して

検体の送付に関して、ご不明点などございましたら、感染症研究所(03-5285-1111内線2224)までご相談ください。また土曜日、休日は当所で荷物の受け取りができませんことから、荷物発送時には平日着をご指定ください。

お問い合わせ先
国立感染症研究所 細菌第一部 (担当 川端 寛樹)
162-8640 東京都新宿区戸山1-23-1
電話03-5285-1111内線2224
ファックス03-5285-1163

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