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東京都で初めて重症熱性血小板減少症候群と診断された症例

(IASR Vol. 40 p114-115:2019年7月号)

重症熱性血小板減少症候群(severe fever with thrombocytopenia syndrome: SFTS)は, SFTSウイルス(SFTSV)によるマダニ媒介感染症である。2013年1月に初めて日本におけるSFTS患者が報告されて以降1,2), 23府県で404例が報告されている(2019年4月24日現在)。その多くは西日本(北陸を含む)からの報告例であり, 東日本での報告例はなかった3)。今回, 私たちは東京都で初めてSFTSと診断された患者を経験したので報告する。

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