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〈第37週コメント〉 9月18日集計分 ◆全数報告の感染症 注意:これは当該週に診断された報告症例の集計です。しかし、迅速に情報還元するために期日を決めて集計を行いますので、当該週に診断された症例の報告が集計の期日以降に届くこともあります。それらについては一部を除いて発生動向総覧では扱いませんが、翌週あるいはそれ以降に、巻末の表の累積数に加えられることになります。 *感染経路、感染原因、感染地域については、確定あるいは推定として記載されていたものを示します。
全国の指定された医療機関(定点)から報告され、疾患により小児科定点(約3,000 カ所)、インフルエンザ(小児科・内科)定点(約5,000 カ所)、眼科定点(約600 カ所)、基幹定点(約500 カ所)に分かれています。また、定点当たり報告数は、報告数/定点医療機関数です。 インフルエンザ:定点当たり報告数は増加した。都道府県別の上位3位は沖縄県(0.95)、島根県(0.32)、京都府(0.08)である。 小児科定点報告疾患:RSウイルス感染症の報告数は3,469例と3週連続で増加した。年齢別では1歳以下の報告数が全体の約74%を占めている。咽頭結膜熱の定点当たり報告数は横ばいであったが、過去5年間の同時期(前週、当該週、後週)と比較してかなり多い。都道府県別の上位3位は大分県(3.19)、熊本県(2.14)、宮崎県(1.86)である。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり報告数は第34週以降増加が続いており、過去5年間の同時期と比較してやや多い。都道府県別の上位3位は鳥取県(2.89)、群馬県(1.66)、山口県(1.60)である。感染性胃腸炎の定点当たり報告数は横ばいであった。都道府県別の上位3位は大分県(7.50)、熊本県(6.68)、島根県(6.36)である。水痘の定点当たり報告数は減少した。都道府県別の上位3位は新潟県(1.00)、福岡県(0.83)、宮崎県(0.83)、福井県(0.73)である。手足口病の定点当たり報告数は増加し、過去5年間の同時期と比較してかなり多い。都道府県別の上位3位は北海道(12.73)、新潟県(10.51)、長野県(8.02)である。伝染性紅斑の定点当たり報告数は増加した。都道府県別の上位3位は富山県(0.83)、宮城県(0.14)、岩手県(0.13)である。百日咳の定点当たり報告数は増加した。都道府県別の上位3位は佐賀県(0.09)、新潟県(0.07)、沖縄県(0.06)である。ヘルパンギーナの定点当たり報告数は第31週以降減少が続いている。都道府県別の上位3位は新潟県(3.92)、北海道(3.50)、岩手県(2.83)である。流行性耳下腺炎の定点当たり報告数は増加した。都道府県別の上位3位は福井県(1.41)、福岡県(0.85)、高知県(0.80)である。 基幹定点報告疾患:マイコプラズマ肺炎の定点当たり報告数は2週連続で増加した。都道府県別の上位2位は山形県(1.10)、群馬県(1.00)、岡山県(1.00)、高知県(1.00)である。 〈8月コメント〉 ◆性感染症について(9月13日集計分、23~26ページ「グラフ総覧」参照) 4つの性感染症(性器クラミジア感染症、性器ヘルペスウイルス感染症、尖圭コンジローマ、淋菌感染症)は性感染症定点医療機関(全国約1,000カ所)から毎月報告される。2013年8月分の報告を行った性感染症定点医療機関数は976(産婦人科・産科・婦人科:472、泌尿器科:410、皮膚科:82、性病科:12)であった。 ●発生動向の概要
性器ヘルペスウイルス感染症:定点当たり報告数0.82(男性0.33、女性0.49)
感染症法が施行された1999年4月以降について、若年層(15~29歳)における各疾患の定点当たり報告数を男女別・月別に(図4:PDF参照)に示した。性器クラミジア感染症は男女ともに2003年以降減少傾向がみられた後、男性では2009年以降、女性では2010年以降は減少が鈍化していた。性器ヘルペスウイルス感染症は男性では2007年から減少傾向だが、2010年以降はほぼ横ばいであり、女性では2006年以降減少傾向がみられた後、2009年以降は増減を繰り返し、ほぼ横ばいであった。尖圭コンジローマは男女ともに2006年以降減少傾向がみられた後、2010年以降はほぼ横ばいであった。淋菌感染症は男性では2003年以降、女性では2004年以降減少傾向がみられた後、男女ともに2007年以降はほぼ横ばいであった。
●発生動向の概要 |
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〈第33週コメント〉 8月21日集計分 ◆全数報告の感染症 注意:これは当該週に診断された報告症例の集計です。しかし、迅速に情報還元するために期日を決めて集計を行いますので、当該週に診断された症例の報告が集計の期日以降に届くこともあります。それらについては一部を除いて発生動向総覧では扱いませんが、翌週あるいはそれ以降に、巻末の表の累積数に加えられることになります。 *感染経路、感染原因、感染地域については、確定あるいは推定として記載されていたものを示します。
全国の指定された医療機関(定点)から報告され、疾患により小児科定点(約3,000 カ所)、インフルエンザ(小児科・内科)定点(約5,000 カ所)、眼科定点(約600 カ所)、基幹定点(約500 カ所)に分かれています。また、定点当たり報告数は、報告数/定点医療機関数です。 インフルエンザ:定点当たり報告数は第18週以降減少が続いている。都道府県別の上位3位は沖縄県(0.81)、岐阜県(0.06)、長野県(0.04)である。 小児科定点報告疾患:RSウイルス感染症の報告数は1,281例と減少した。年齢別では1歳以下の報告数が全体の約78%を占めている。咽頭結膜熱の定点当たり報告数は2週連続で減少した。都道府県別の上位3位は大分県(2.31)、宮崎県(2.17)、佐賀県(1.65)である。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり報告数は3週連続で減少した。都道府県別の上位3位は福井県(1.32)、茨城県(1.11)、鳥取県(1.00)である。感染性胃腸炎の定点当たり報告数は3週連続で減少した。都道府県別の上位3位は大分県(7.44)、島根県(5.96)、徳島県(5.35)である。水痘の定点当たり報告数は3週連続で減少した。都道府県別の上位3位は岩手県(1.08)、福島県(1.04)、秋田県(0.91)である。手足口病の定点当たり報告数は3週連続で減少したが、過去5年間の同時期(前週、当該週、後週)と比較してかなり多い。都道府県別の上位3位は新潟県(14.28)、福島県(10.04)、長野県(9.06)である。伝染性紅斑の定点当たり報告数は減少した。都道府県別の上位3位は富山県(0.72)、宮城県(0.17)、新潟県(0.15)である。百日咳の定点当たり報告数は減少した。都道府県別の上位2位は佐賀県(0.04)、大阪府(0.03)、福岡県(0.03)、沖縄県(0.03)である。ヘルパンギーナの定点当たり報告数は3週連続で減少した。都道府県別の上位3位は新潟県(5.61)、高知県(5.13)、山形県(4.68)である。流行性耳下腺炎の定点当たり報告数は2週連続で減少した。都道府県別の上位3位は福井県(1.86)、福島県(0.64)、高知県(0.63)である。 基幹定点報告疾患:マイコプラズマ肺炎の定点当たり報告数は増加した。都道府県別の上位3位は福島県(2.71)、富山県(1.80)、宮城県(1.75)である。 〈7月コメント〉 ◆性感染症について(8月12日集計分、28~31ページ「グラフ総覧」参照) 4つの性感染症(性器クラミジア感染症、性器ヘルペスウイルス感染症、尖圭コンジローマ、淋菌感染症)は性感染症定点医療機関(全国約1,000カ所)から毎月報告される。2013年7月分の報告を行った性感染症定点医療機関数は974(産婦人科・産科・婦人科:469、泌尿器科:410、皮膚科:83、性病科:12)であった。 ●発生動向の概要
性器ヘルペスウイルス感染症:定点当たり報告数0.79(男性0.32、女性0.47) 尖圭コンジローマ:定点当たり報告数0.55(男性0.33、女性0.22) 淋菌感染症:定点当たり報告数0.90(男性0.71、女性0.19)
感染症法が施行された1999年4月以降について、若年層(15~29歳)における各疾患の定点当たり報告数を男女別・月別に(図4:PDF参照)に示した。性器クラミジア感染症は男女ともに2003年以降減少傾向がみられた後、男性では2009年以降、女性では2010年以降は減少が鈍化していた。性器ヘルペスウイルス感染症は男性では2007年から減少傾向だが、2010年以降はほぼ横ばいであり、女性では2006年以降減少傾向がみられた後、2009年以降は増減を繰り返し、ほぼ横ばいであった。尖圭コンジローマは男女ともに2006年以降減少傾向がみられた後、2010年以降はほぼ横ばいであった。淋菌感染症は男性では2003年以降、女性では2004年以降減少傾向がみられた後、男女ともに2007年以降はほぼ横ばいであった。
●発生動向の概要 |
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