国立感染症研究所 感染症疫学センター
2018年8月現在
(掲載日:2018年10月30日)

Chlamydia trachomatisは男性の尿道炎や女性の子宮頚管炎をおこす主な病原体の一つである。感染症発生動向調査では、地方自治体が定めた性感染症定点医療機関が「症状や所見から性器クラミジア感染症が疑われ、定められた検査方法により診断した」場合に、同医療機関から性器クラミジア感染症として毎月報告される。定められた検査方法には、尿道や性器から採取した検体でのChlamydia trachomatisの検出又はChlamydia trachomatisの抗原か遺伝子の検出、又は血清での抗体検出が含まれる。なお、過去10年間で国内の性感染症定点数は1000弱でほぼ横ばいである(2007年968、2017年988)。

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