ほとんどの先進国では、麻疹対策の方針として麻疹を含むワクチン(主にMMRワクチン)の2回接種法がとられています。
わが国も2006年度から2回接種法を取り入れましたが、その理由は、1回の接種で免疫ができなかったものにも確実に免疫をつけるためと、1回目で免疫のついたものにはその免疫を増強するため、加えて、1回目に接種の機会を逃したものに対して、再度、接種機会を与えるためです。
現在、麻疹の排除に成功している米国、カナダなどの1回接種から2回接種に至る歴史をみると、いずれの国も1回接種の予防接種率を上昇させたあと、ワクチン接種者を中心とした若年成人における麻疹の小流行が頻発し、2回接種を導入することにより完全に麻疹による感染伝播を抑制できています。
[source] http://www.niid.go.jp/niid/ja/diseases/ma/655-measles/idsc/588-measlestop.html#mashin03
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