国立感染症研究所

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診断
 
 C型肝炎のもうひとつの問題点は、HCVに感染していても肝機能検査では正常を示すことが多いことです。そこで、HCV感染の有無を判定する方法として は、HCV血清抗体の検出と核酸・抗原の検出の2種類が用いられています。一般的には、初めにHCV抗体検査が行われます。この抗体検査で陽性となった場 合、(1)HCVに感染しているキャリア状態、(2)過去に感染し、現在ウイルスは排除された状態、の2つの可能性が考えられます。そこで、このような HCVキャリア と感染既往者とを適切に区別するため、HCV-RNAの検出を行います。また、急性C型肝炎においてもHCV 抗体の陽性化には感染後通常1〜3カ月を要するため、この時期の確定診断には HCV-RNA定性検査が必要となります。 

Copyright 1998 National Institute of Infectious Diseases, Japan

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