(IASR Vol. 37 p. 134-136: 2016年7月号)
E型肝炎は, E型肝炎ウイルス(HEV)の感染によって引き起こされる急性肝炎である。潜伏期は平均6週間といわれている。臨床症状はA型肝炎との共通点が多く, 発熱, 全身倦怠感, 悪心, 嘔吐, 食欲不振, 腹痛等の消化器症状を伴い, 黄疸が認められるが, 不顕性感染もある。まれに急性肝炎が悪化して劇症肝炎となり死に至るケースもある1)。
続きを読む: 最近のE型肝炎の増加について(2016年4月27日現在)
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