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エンテロウイルス実験室診断の現状と課題

(IASR Vol. 39 p98-99: 2018年6月号)

エンテロウイルス検査法においては, ウイルス分離培養および分離ウイルスの中和反応による血清型別が基本であった。ところが, ウイルス分離培養において種および型によって細胞による分離率に差がある。また, 同じ型であっても流行株によって細胞の感受性が異なることがある。さらに, 分離ウイルスが抗原性の変異あるいはウイルスの凝集等により中和できないことがあり難同定株として残る分離株も多かった。

Copyright 1998 National Institute of Infectious Diseases, Japan