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海外における無菌性髄膜炎等を対象とした病原体サーベイランスの動向

(IASR Vol. 39 p101-102: 2018年6月号)

ポリオ根絶計画の進捗に伴い, エンテロウイルス(EV)サーベイランス(患者, 環境水由来)が重視されるようになっている。例えば, フランスでは患者サーベイランスと環境水サーベイランス(パリ市で実施)をネットワーク化し, ポリオウイルス(PV)の把握とともにウイルス性脳炎・髄膜炎等のEVサーベイランスを強化している。2016年の活動ではネットワークは36検査室で構成, 延べ約6.5万検体を検査し, 約2.6千検体がEV陽性であることを報告している1)

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